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  • 2015年もあとわずか!今年読んだ面白い本を紹介します

    2015年もあとわずか!今年読んだ面白い本を紹介します

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    2015年も残すところあと、一週間。今年もいろいろな本を読みました。私は読む本にジャンルは設けず、気になったら片っ端から読んでいくように心がけています。

    そんな私が2015年に読んで良かったと感じた本を紹介します。できるだけジャンルに偏りなく選んでみました。

    投資家がお金よりも大切にしていること

    投資家として活躍する著者のお金に関する考え方をまとめた本です。 日本人はなにかとお金の話は汚らわしいという意識を持っています。ですが、そういう人に限って本心ではお金が大好きで、お金以外に信じられるものがもっていないという本質をついた指摘をされています。

    本来お金は天下の回り物。良いビジネスをしているところには、きっちりお金が回る仕組みができてこそ経済には好循環が生まれるはずです。

    感想記事はこちらです。

    企画はひと言

    良い企画は、キャッチコピーが一人歩きする。テレビマンとして数々の人気番組を手がけて来られた著者の本です。

    この本の内容は、ブロガーイベントを企画する際にそのまま参考にさせて頂いています。やはりうまくいくフレーズを中心においてイベントを開催すると準備段階からスムーズにいくことが多いんですよね。

    (via そのブログ、ひと言でいえますか?〜【読書レビュー】企画は、ひと言。)

    荒木飛呂彦の漫画術

    私が大好きな漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦先生が漫画執筆のノウハウについて、惜しみなく書かれた本です。

    最初は、単純にファンだからという理由で購入したのですが、内容があまりにも濃いため驚きました。まだ無名だったころに如何に編集者さんに読んでもらうかといった工夫は、そのままブログ運営の参考になりました。長年一線で活躍されている実績から来る説得力はさすがです。

    (via ジョジョの奇妙な冒険の著者、荒木先生の執筆術がブロガーの参考になりすぎて泣ける件〜【読書レビュー】荒木飛呂彦の漫画術)

    マンガでやさしくわかるU理論入門

    U理論は、内容そのものも難しい上に翻訳版の原書は分厚くて、読み解くのはかなり大変です。初心者向けの入門書も出ているのですが、私はそれを読んでもわかったようなわからないようなという悶々とした気持ち抱えていました。

    本書はマンガの強みを活かして、U理論の概念をわかりやすく解説してくれています。個人的には何でもマンガにすればいいというものではないとは思うのですが、U理論のように概念が活字だけで表現しにくいものは今後どんどんマンガでわかるシリーズにして欲しいと感じていまう。

    (via 本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論)

    予想通りに不合理

    人間の活動は、合理的なようでものすごく非合理的。それを具体的な事例に従って解説した本です。私はこの本ではじめて行動経済学という分野をしりました。

    正しいことをしているのに認められないとか、良い物をつくれば売れるはずといった、とかくあるべきに論による固定概念を我々日本人は持ちがちですが、この本を読めばそういう考え方自体が合理的でないと意識できるでしょう。

    反応しない練習

    ブッタが2500年前に説いた教えは、現代人にこそ必要だった。日々の些末な人間関係に悩まされないための方法論が凝縮されています。

    私は以前より、仏教は思想として捉えると面白いと考えていましたが、それが見事に表現された一冊だと感じます。工業化が進み、インターネットの時代になったとは言え、人間の悩みの本質はいつまでもかわらないということなのでしょう。

    (via 人と比べてしまうという呪いから解放される方法〜【読書レビュー】反応しない練習)

    ALLIANCE アライアンス

    今年は「1億総活躍社会」という言葉が話題になりました。このネーミングセンスは、個人的に首をかしげたくなるのですが、大枠の方向性としては避けられない問題だと感じています。

    これから生産人口が減少して行く中で、女性の社会進出や定年延長の問題も含め、これまでのない働き方のスタイルが求められてくるのは間違いありません。その意味でリンクトインの創業者が語るスタイルは一つのモデルケースと言えるかもしれません。

    今日のアクション

    今年は全体として、マンガでわかるシリーズと長く読み継がれている翻訳書の二つをよく読んでいました。簡単なものを読んで、ある程度全体感がつかめてきたら、原書にあたるというやり方はわりと理にかなっている気がするのでこれからも続けてみようと考えています。

  • 【中間報告】電子書籍化プロジェクト着々と進行中[週記]

    【中間報告】電子書籍化プロジェクト着々と進行中[週記]

    9月5日に岡野純さんと一緒に開催した出版企画イベント「ベストセラー電子書籍作家が語るヒットの法則」で、9名の方の電子書籍出版が決まりました。

    イベントで電子書籍出版が決まった方はその後、着々と執筆をされいて、早い方は12月から作品が世に出てきています。中間報告ですが一部ご紹介です。

    IT業界でプロジェクトマネージャーをしながら4人の子供を育てるあべっかんさんの子育て本です。ひと言でいうと、人よりちょっと子供が多くて子育てが大変なはずのお父さんの育児ノウハウ本だと考えています。

    おそらく紙の書籍では、収益的な観点から紙の本の出版は難しいかなと。だからこそ電子書籍で世に出て欲しいと感じる一冊です。電子書籍は紙の本に比べると出版のハードルが低く、その分損益分岐点も低いはずです。だからこそ、出せる本があるというのが個人的な考え方です。

    テレビや雑誌に出てくる評論家や子育て中のタレントさんの話って、面白いのですが実践できるかというと生活環境が違いすぎて難しいのではと。本当に世の中の子育て中の方が知りたいことは、自分よりも少しだけ頑張っていたり、ノウハウを持っている普通の人の話なのではないかなと考えています。

    以前、ワーキングマザーの本として保科浩子さんの本を当ブログで紹介したことがあるのですが、こういう話ってもっと世に出回るべきなのかなって考えています。子育て中のお父さん、お母さんに読んで頂きたい一冊です。

    こちらはフリーランスのライター眞理智子さん就職活動ノウハウ本です。この本が電子書籍になった理由の一つは、本の将来性です。

    おそらく誰もが人生で一度はぶつかる壁、就職活動。電子書籍でその定番本を作れたら面白いと考えからこの本は生まれています。

    現在学生の若い人はたちは漫画などを電子書籍で読むのはもはや当たり前になっています。そしてその学生もいずれは就職活動をするときがきます。そのとき、勉強のときに最初に手に取るのは紙の本とは限らず、電子書籍かもしれません。

    電子書籍で本を出すメリットの一つにアップデートが簡単という点があります。今後、この本は就職活動の時流にあわせアップデートされていくのだと考えています。個人的にはアップデートを繰り返して行く中で定番のポジションをとってもらえると嬉しいなと感じている一冊です。

    今週の気になった記事

    Evernote、「Skitch」「Clearly」の開発終了を発表し、非難轟々

    Skichは私もかなりお世話になっているので驚きました。Evernoteに買収されていたのですね。幸いメインで使っているMac版のSkichの開発は継続されるようですが、いずれこちらの開発も中止みたいなこともありえるのでしょうか。

    読書は本当に「量」ではないのか?記憶、すぐ行動しないと読書は無意味なのか?

    私も読書は多読派の人です。世の中って山のようにたくさんの本があるので、自分にとってもあたりの本って結局読んでみないとわからない。人のすすめなんかももちろんあるのですが、最終的には手当たり次第に読んだほうが早いのかなって感じています。

    長期休暇の「まとまった時間」を最大限有効に活用するための3つのポイント

    もうすぐ年末年始休暇だったりするのですが、毎年有効に時間を使えている気がしません。あれもこれもやろうとするとだいたい失敗するので、今年は1点突破で時間を有効につかおうと考えています。

    気になっている本

    自分の周囲を見ていて感じるのは、日本人って形のないものにお金を出すという意識が希薄だなと感じています。でも今後の日本の経済の主力はおそらく製造業ではなくなるはず。もっと形のないものにお金を出す文化ができあがらないと、結果として経済も衰退する一方なのではと感じています。

    私は本書をまだ読んでいないのですが、こういうモヤモヤした気持ちに応えてくれそうな本だなとタイトルから感じています。

    今日のアクション

    来年も1月からぞくぞくとイベント参加者の本が出版される予定です。イベントをしたときは、こんなイベントして大丈夫かなと考えたものですが、結果としてイベント経由で本を出した人の嬉しい声を聞くとやった価値はあったのかなと感じています。

    モンハコでは、今後の定期的にイベント参加者の本を紹介していくことにします。

    おすすめ関連エントリ

  • 2050年の世界で生き抜くために必要なこと〜【読書レビュー】21世紀を生き抜く3+1の力

    2050年の世界で生き抜くために必要なこと〜【読書レビュー】21世紀を生き抜く3+1の力

    世界情勢や景気動向、それに最近でいろとフランスのテロのニュースなどを見ていると、時々これから世の中はどうなってしまうのかという得体の知れない不安感に襲われることがあります。今までと同じようにはいかないだろうという漠然とした気持ちだけが芽生えてきます。

    21世紀を生き抜く3+1の力

    本書は2050年の日本を具体的な数値を提示しながらシュミレートしています。その上でこれから生き抜く上で必要な力について考察されています。

    今世の中にある仕事の40%はロボットにとって変わられるとも言われる時代。そのような状況の中でこからどういう力が必要かを考えてみるべく、本書を読んでみました。

    答えがないという前提で取り組めるか

    日本人は、自分で考える力が弱いとよく言われます。私も物事を決める際に未だに正解は何かと自問自答してしまう癖があります。子供ころからずっと、答えのある問題を解くことに慣れてしまっているからでしょう。気づいて、思考を軌道修正しようとすることがよくあります。

    当たり前ですが、人生で起こる問題に正しい答えなどありません。ただし、問題に直面したときに正しいというか、あるべき物事の捉え方、分析の仕方というのは存在する気がしています。

    物事を自分で考える力あると言われる人はこの部分がしっかりしている人だと私は感じています。世の中で問題があるという状態は、あるべき姿と現状とのギャップが激しい状態のことです。

    裏を返せば、あるべき姿の定義、現状と何が違うのか、どうすれば近づけることができるかをきっちり論理的に考えることができればその人は、考える力があると言えます。

    ところが日本人の場合、このあるべき姿を定義するというのがものすごく苦手です。現状の疑問を抱く思考というのが薄いために課題も見つけられないのです。

    共創する力で新しい発想を生み出す

    私は寄らば大樹の陰のような物の考え方が嫌いです。勢力の大きな方について、威を借りて大上段から叫ぶような人を見るととても気分が悪くなります。

    日本人は自分と違う考えの人を極端に排斥してしまうところがあります。異論を認めない村社会の空気が新しいイノベーションをつぶしてしまわないか心配です。

    何か物事を成し遂げようとしたときに一人で出来ることは限られています。多くの人とコミュニケーションを取りながら進めていくということが個人にとっても、世の中にとっても重要なことは間違いありません。ただ、そのとき、感情にまかせて頭ごなしに異論を否定する風潮がいかがなものかと感じます。

    東京の渋谷区で同性のカップルを区が公式に認めたことが話題になりました。自分の身近に同性愛の人がいるという話は聞きませんし、実際にそういう人とお話をしたことは多分人生で経験がないはずです。

    私はひょっとすると、実際に身近にそういう人が現れたら気持ちの上では一瞬構えてしまうかもしれません。ただ、構えてしまう自分を受け入れた上で、実際には対話を深めていくことは可能なんだと考えています。

    すくなくとも頭ごなしに自分のシャッターを閉じるようなことはしてはいけないと考えています。自分と違うことをきちんと受け入れることが重要なのです。

    最近では、同性のカップル向けの生活用品をターゲットにした製品開発を進めている企業もあるそうです。違いを受け入れ、多様性を認める社会がくれば日本の経済はまた活性化するのでは感じています。

    進化する力の機能不全

    自分の身の回りを見渡しても、本当に今は変化の早い時代だと感じています。大手企業の業績をとってもある年にはヒット商品が生まれて業績が上向きだったにも関わらず、その後数年で業績不振、事業売却などという話はまったく珍しくありません。

    こういう変化の激しい時代には、自分の力を信じて多少失敗しても見切り発車を繰り返して行けるかが重要になると言われています。実のところ、これが私はかなり苦手です。いつも自分に自信が持てずに苦労することが多いです。

    日本人の中高生の8割以上は自分をダメな人間だと思っているそうです。自分に自信がないからチャレンジすることもできない、チャレンジがないから成功も失敗もないという状態に陥っています。

    私の学生のころを振り返ると、「おまえたちはこういうところがダメだ。だからもっと頑張れ」という指導のされ方を受けることが多かったように感じます。何も努力しない素の自分はダメで、それを改善するために努力するという、マイナスをゼロにする教育を受けてきたような気がします。

    ですが、これからの時代は何がプラスになるかなど、やって見なければわからない時代になっています。より強みを伸ばす教育のよって、進化する力を育む必要があるのです。

    今日のアクション

    読んでいて、全体的に自分が苦手だなと感じる能力が多かったです。何もしないでは、これからジリ貧になるのは目に見えているので少しずつ力をつけていく取り組みをしたいと考えています。

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  • ブログ飯はあの本を参考に執筆した。染谷昌利さんに書籍の制作秘話を聞いてきた

    ブログ飯はあの本を参考に執筆した。染谷昌利さんに書籍の制作秘話を聞いてきた

    本を読むのが好きで年間に100冊オーバーでいろんなジャンルの本を読んでいます。読書系のイベントも結構すきで時間があるときには読書会などにも参加しています。

    「ブログ飯」の著者である染谷昌利さんは、著書のイメージからネットビジネスの人というイメージが強い方ですが、実はかなりの読書家でもあります。ご自身のセミナーなどでは、よくお勧めの本を紹介されています。

    そんな染谷さんが、独諸パーティなる読書イベントを開催されるということで参加して来ました。単なる読書会を超えて、文章を書く機会のある人なら必ず参考になる内容だったので要点をまとめてみることにします。

    ブログ飯は染谷さんのストーリーを重視した

    染谷さんが執筆された本の中で一番話題性があった本が「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」です。私自身、この本をきっかけに染谷さんのお名前を知りました。

    そんな「ブログ飯」を執筆するにあたり、染谷さんが気を遣われたのがストーリー性でした。ブログ飯が執筆された当時、いわゆるブロガー本には先行者が何人もいる状態。

    特にアフィリエイトのテクニック的な内容や、ブログ運営のノウハウについてはコグレさんとするぷさんがいわゆるプロブロガー本をすでに出ている状況であり、そのジャンルのことを書いても単なる後発の類似本として埋もれてしまう恐れがありました。

    このため、染谷さんがとった戦略は、自分の人物像をはっきりさせて共感を呼ぶということでした。ブログ飯では、第一章が染谷さんの自伝的な内容に割かれています。1サラリーマンがブログを通じて独立するまでのストーリーをアピールしたのです。

    また、最後の部分で奥さんが書かれたコラムが大変話題になりましたが、こちらも本人以外の人間が書くことで共感と説得力を増す意図があったとのことでした。

    参考にしたのは「神話の法則」

    このよう緻密な文章の構成を考える上で参考にしたのが、神話の法則という本です。神話の法則は、すでに絶版になっている本で、Amazonでは5000円オーバーの高値がついています。

    実はコピーライティングやシナリオライティングをされている方の間ではかなり有名な本で、その方面のお仕事をされている知人何人かに知っているか聞いたところ、みんな一度は読んでいる本でした。

    内容は、共感を呼ぶストーリー作りの仕方やキャラ設定の仕方について、世界各国の神話を参考にしながら解説して流れになっており、ハリウッドなどで人気になっている映画のほとんどはこの本の構成にあてはまります。

    染谷さんはこの神話の法則を参考にしながら、自分自身の独立からビジネスが軌道に乗るまでの経緯について表現方法を考えていったそうです。

    難解な言葉に注意する

    染谷さんと本のお話をしていると翻訳書などの難しい本の話題が多いと感じるのですが、読書をする際には本の硬軟を意識して本を選んでいるとのことでした。たしかに難しめの本を読んだ後に日本の著者が書いた新書などを読むとすごく楽に読むことができるので、この点には納得です。

    染谷さんの書籍は、専門的な内容を初心者向けにわかりやすく解説した内容のものが多いのですが、文章を執筆する際にはできるだけ具体的に想定読書をイメージして、文体のレベルもそれに合わせるようにしているそうです。

    難解に感じる本というのは専門用語が多く、一つの単語の密度が濃いことが原因でそのように感じてしまいます。染谷さんは執筆をされるとき、単語に関しては類語辞典を引いてできるだけシンプルで平易な言葉を選ぶようにしているということでした。

    文章を書くことに中途半端になれていたり、自分が詳しい分野のことを書いているとどうしても知識をひけらかしたいという欲求が出来てくるのですが、この部分は私もぐっと押さえるように注意したいと考えました。

    説得力にある文章にするには

    さらに文章に説得力を持たせるコツについてもお話を伺いました。染谷さんの場合、主張をしたら必ずその根拠を書くようにしているそうです。主張のあとに具体的な根拠をすぐにいれることが説得力に繋がります。

    特にその根拠についても必ず3つ列挙するようにされているとのことでした。これはマジカルナンバー3といって、プレゼンテーションなどのスキルとしてよく言われるものです。3は多すぎず少なすぎずに記憶に残りやすい数なのです。

    実際、ブログ飯にはこの方法で解説がされている部分が何カ所もあります。

    今日のアクション

    軽い気持ちで参加した読書会だったのですが、想像以上に内容の濃いイベントでした。これを聞いてブログ飯を読み返すとまた違った読み方ができるようになります。

    染谷さんの独諸パーティは、これからも月一回で開催される予定なので興味がありましたらこちらから申し込んでみてください。

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  • 人と比べてしまうという呪いから解放される方法〜【読書レビュー】反応しない練習

    人と比べてしまうという呪いから解放される方法〜【読書レビュー】反応しない練習

    一時期よりだいぶよくなりましたが、私は随分と人の目を過剰に気にするほうです。こんなことを言ったら駄目ではないかとか、自分は馬鹿にされているのではないかといったことにビクビクしています。それが事実なら良いのですが、多くの場合は考えすぎでした。

    なぜ、そこまで過剰に人目を気にしてしまうのか。その原因は行き過ぎた承認欲求だったのです。

    反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

    私は仏教にとくに興味はなかったのですが、先人が考えた思想書として心理学的に読み解けば学べる点が多くあることに気づきました。

    不満の原因は承認欲求であると自覚する

    人の目が気になってビクビクしたり、些細なことで怒り出したりする原因は心の反応です。物事に対して、ダイレクトに対処しすぎてしまうのです。

    ですが、世の中には辛いことや悲しいことが自分の降りかかってきても、冷静に対処している人がいます。このような人たちとすぐにカッとなってしまう人の違いはなんなのか。

    それは承認欲求の差です。目の前の物事に振り回されていない人というのは承認欲求に振り回されていないのです。人の目ばかり気になってしまったり、人の言動にいちいちイライラする原因は、もっと自分を認めて欲しいという承認欲求の裏返しなのです。

    ブッタは悩みはまず理解することが大事だと説いています。不要な不満を抑えるには、自分の中の承認欲求の存在を理解した上で「あの人(世間)に認められたところで、それが一体なんなのだ」を考えるようにすることが第一歩となります。

    無駄に判断をしない

    人は頭の中で無駄な判断を沢山しています。あの人は、優れているとか、劣っているといった意味の無い優劣の比較や、どうせ自分なんてという自虐的な自己評価など、考えたところで気持ちが沈むだけで何のメリットもありません。無駄な判断は、自分の中に偏見を生み出し苦しくなるだけです。

    我々が無駄な判断をしてしまう最大の理由は、判断をすることで自分を正当化できるという承認欲求からです。無駄な判断をしないようにするには、自分の心の動きを観察し、判断したことを自覚することが重要です。

    無駄な判断を減らすことができれば、無駄な精神力を使うこともないため、心に余裕を持って過ごすことができるのです。

    以前、テレビ番組でSMAPの中居正広さんが「多くの人と円滑な人に仕事をするコツは、得意な人を作らないこと。得意な人を作らなければ苦手な人もできない。」ということを言われていました。これは、人の好き嫌いも多分に無駄な判断だとわかっているからだと考えています。

    人と比べてしまうのも承認欲求のため

    よくネットニュースなどで、年代別の収入の平均とか、結婚年齢の平均などといった記事を見かけます。別に平均と同じだからと言って、良いとは限りませんし、人それぞれ幸せの形は違うはずとわかっていてもついつい目がいってしまいます。

    このように比較してしまう心理もまた、承認欲求を満たして安心したいというところから来ています。自分を肯定しきれていないため、比較して安心しているのです。

    ですが、実際に自分の収入が平均より上だろうが下だろうが、目の前のことは何も変わりません。本当に年収を上げたいと考えるなら仕事のスタイルについて検討すべきであって、比較しているだけ無駄なはずです。

    ただ、人間の心は弱いため、目に入ってきてしまったらどうしても気になってしまいます。禅の教えではこのような場合、そもそも外部の情報に触れないことを教えています。いくら無視しようとしても、人の心は弱いため情報に触れてしまうと反応してしまいます。ならばそもそも情報を遮断することが効果的なのです。

    私は朝は絶対にテレビを付けないようにしています。暗い話題で朝から気持ちを揺り動かされたくないからです。

    目指すべきゴールは最高の納得

    どんなに純風満帆な人生を送っている人でも、全ての願いを叶えることはできません。一見満たされているようでも、何かしら悩みはあるものです。他者に賞賛されたいと過剰な欲求を募らせれば募らせるほど、その悩みは深くなります。

    ブッタは「人間はみな、望むようには生きられない現実に苦しんでいる。ならば、その現実に苦しまない心の持ちようを目指そう」と考えていたようです。

    人生で目指すべきは、うまく行かないときもうまく行く時も、目の前の現実受け入れることができる最高の納得がある状態です。あくまでも納得するのは自分であって、人ではありません。この部分を勘違いしてしまうと、自分にとっての判断ができなくなっていまいます。

    私が人目を気にしすぎてしまうのもこの点に原因がありました。原因をとらえ、視点を切り替えるだけでも随分と気持ちが楽になります。

    今日のアクション

    仏教は思想書としてみると大変奥が深く、面白いもののようです。2500年も前にこんなことを考えていたというのが驚きです。きっと人間の悩みごとは今も昔もそんなに変わっていないのかもしれません。

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  • 無理なく読書を楽しむために心がけていること

    無理なく読書を楽しむために心がけていること

    photo credit: Doull Books via photopin (license)

    年間100冊から150冊くらい本を読んでいます。とりあえず興味をもった本はどんどん購入するようにしているのですが、せっかく購入しても、積読のままになってしまったり、読んでも期待外れだったり、難しすぎたりで途中で読むのをやめてしまうこともちょくちょくあります。

    読者は自分に対する投資のようなものなので、できるだけ楽しみながら身のある読書をしたいと考えています。私が読書をする上で気をつけていることをまとめます。

    知らない分野の本はできるだけ優しいものを

    本を購入する際に、本の難易度を意識するようにしています。とくに初めて読むジャンルの本の場合は、翻訳書などをいきなり読んでも理解できないことが多いです。最初はエッセンスだけをわかりやすくまとめた入門書のような本から購入するのが良いと考えています。

    最初はできるだけ平易に書かれた本を読んで、大枠をつかんだあと翻訳書などの難易度が高い本を読むと理解のハードルがグッとさがります。ここのところ、ビジネス書をコミックス化にした本がたくさん出版されていますが、予備知識がない分野の本を読むにはうってつけだと考えています。

    体調によって読む本を買える

    人間なので、調子のいいときもあれば悪いときもあります。また、仕事などでとても読書にいそしむ気分ではないときもあります。ただ、そういうときでもできるだけ時間を効率的に時間を使えるよう体調に合わせて本を手元に用意しておくようにしています。

    比較的気持ちに余裕があり、体調もよいときはできるだけ難しめの本を読むようにしています。一方で肉体的、あるいは精神的に余裕がない場合は、比較的読みやすい本を選んで読むようしています。

    紙、電子書籍、オーディオブックを使いわける

    読みたい本が決まっている場合でも、現在では読書をするのにいくつかの選択肢があります。紙の書籍で本を読むのはもちろんですが、Kindleなどの電子書籍、さらにはオーディオブックという方法もあります。

    私は読みたい本がどの媒体で読むのが一番読みやすいかを考えてから購入するようにしています。紙の本で購入してしまうと積読になってしまうケースが結構あるため、一番購入する割合が多いのはKindleです。

    ただ、対話形式などのものはオーディオブックで聞いたほうが楽しめることもあるので、そちらを優先的に購入します。また、何度も再読したい場合もがっつり読むよりもながら作業をしながら聞くことが多いので、オーディオブックで購入する場合が多いです。

    今日のアクション

    最近は、もう少し本を読む速度が上がらないかと感じることが増えてきました。フォトリーディングとかも少し興味が出てきました。受講した人の感想がかなり分かれるので、合う合わないがはっきりしているようなので、悩むところです。

  • 本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論

    本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論

    ちまたにあふえるリーダーシップ論、私もいろいろ読んでいます。ある本にはプロセスよりも結果を重視せよであったり、別のある本にはあるいは結果のみを追求しすぎると人心がついてこないのでよくないと書いてあったりと、読めば読むほどにどっちやねんとツッコミを入れたくなります。

    結局のところ、どういうやり方が適しているかはそのときに状況に大きく左右されるのもので、絶対にこれという方法論はないのだと考えています。それより重要なのは人やチームと向き合うあり方によって決定づけているのではと感じるのです。

    マンガでやさしくわかるU理論

    以前、入門書を読んでわかったような、わからないような悶々とした気持ちになっていたU理論のマンガ版出ていてとてもわかりやすかったです。

    ロジカルシンキングの限界。U理論とは

    U理論とは世の中にインパクトを与えた多くの個人や組織にインタビューを行い、その方法を体系化した理論のことです。

    一時期、チームマネジメントの手法としてロジカルシンキングがもてはやされた時期がありましたがあまり長くは続きませんでした。ロジカルな思考法は、ゴールが確定している問題や、現状の方向性を維持することには力を発揮しますが、ゴールを定義する必要があるような問題には通用しません。

    いくら理屈でものごとをとらえれても、iPhoneのような革新的な製品は誕生しないでしょう。人間は感性の生き物です。理屈でいくら正論を並べてもついて人はついて来ませんし、感動を誘うような製品も生まれないのです。

    では、どうすればいいのか。卓越した結果を出した個人や組織の「やり方」ではなく「意識の変化」、すなわち「あり方」にフォーカスしたものがU理論です。

    感じ取ることが重要

    コミュニケーションの問題にぶつかった場合、多くの人は会話の仕方や交渉術など、テクニック的な要素に走りがちです。

    私は仕事上のコミュニケーションの問題でかなり悩んだ時期があり、そのジャンルの本を読みあさっていました。最初は話し方や、聴き方などを勉強してのですが、あるときそれだけを勉強していてもある一定以上物事が改善しないと感じ始めました。

    人間には、自覚している以上に優秀なセンサーがついています。小手先のテクニックだけでコミュニケーションを変えようとしても、すぐにメッキがはがれてしまうのです。

    例え雄弁でなくても、言葉少なに回りをリードしている人もたくさんいます。大事なことはやり方よりもあり方です。自分の関心が相手にでなく、自分のエゴに向かっていればどんなにテクニックで取り繕ってもすぐに見抜かれてしまいます。

    言葉でやりとりできるコミュニケーションの量には限界があり、人と深く分かり合うには非言語の部分で相手という人間を感じとる必要があるのです。U理論では、このプロセスを、ダウンローディング、シーイング、センシングという3つの段階にわけて解説しています。

    結論は直感から導く

    世の中に影響を与えるような発想は、順序だったロジックの中からは生まれてきません。では、どうすればそのような発想は得られるのか。私は直感だと考えています。理屈で説明できないから価値があるともいえるでしょう。

    では、直感はどうやって生まれるのかと言えば、試行錯誤しかありません。ただ、試行錯誤をすること事態は避けてとおることはできませんが、試行錯誤の質を高めていくことはできる気がします。そして試行錯誤は繰り返すほど質が向上するのです。

    そしてこの試行錯誤を繰り返すうちに、「あるときフッと降りてくる」いわゆる直感が働くときがくるはずなのです。U理論ではこれをプレゼンシングと呼んでいます。

    優秀な経営者、クリエイター、または一流アスリートなどには、瞑想などによって直感力のトレーニングを取り入れている人が多くいます。ここ一番の判断をする際に、論理で解決することの限界がわかっているからでしょう。

    最近の日本人は、短期的な成果ばかりを求めすぎて試行錯誤を軽視している気がします。

    今日のアクション

    直感力とイノベーションの関係、俄然興味が沸いてきました。次はマンガではなく、原書の翻訳版に挑戦してみることにします。かなり分厚い濃厚な本なので大変そうですが。

    おすすめ関連エントリ

  • 何をやっても続かない。習慣力、継続力、持続力を身につけたいあなたに送る書籍7選

    何をやっても続かない。習慣力、継続力、持続力を身につけたいあなたに送る書籍7選

    photo credit: orville, who is your very best friend? via photopin (license)

    ブログを本格的に書き始めて、もうすぐまる4年になります。その間には、いろいろなブロガーさんにもあったのですが、同時期にブログを始めて続いている人は多くありません。

    ブログに関する話題をあげるとき、PV数や収益の話になりがちですが、私は何年やっているかも結構重要ではと考えています。直接的なお金にはなりませんが、続けられる人というのも一つのブランディングであり、信用の証になるからです。

    ブログに限らず、何をするにしても継続は力なりです。習慣力、継続力、習慣力を身につける上でおすすめの書籍をまとめてみます。

    あきらめずにやりぬく人に変わる方法

    私が日頃よりお世話になっている佐々木正悟さんの本です。佐々木さんの本は習慣化をテーマとした本の中では、どちらかというと論理的で他の本と一線を画している部分があります。

    習慣化について、心理学的な根拠に基づいて展開されているため、ロジックとして持続力や継続力を理解したい方にはおすすめの本と言えます。

    たった1分で人生が変わる片付けの習慣

    私が習慣化というテーマに最初に興味をもったきっかけが部屋の片付けです。本書では部屋が片付けられない人を、片付けの前につまづく人、片付けの途中で脱線する人、片付け後にリバウンドする人の3タイプに分けて解説しています。

    これらのタイプ分けは片付け以外のことに置き換えてもだいたい当てはまるでしょう。その点において、本書は私の習慣化のバイブル的な書籍です。

    1つのことを長く続けられる技術

    書評メルマガ「知識を力に」を10年以上続けておられるこばやしただあきさんの書籍です。メルマガの黎明期から今に至るまで継続されている秘訣を学ぶことができます。

    個人的に著者のこばやしさんは、割と完璧主義者なのかと感じていたのですが、本書では過度に完璧主義に陥らないことが継続する秘訣であるということがいろいろな事例を挙げて繰り返されています。

    行動科学セルフマネジメント

    行動科学とは、人間の行動を科学的に分析して、体系化しようという学問分野のことです。自分の行動を変化させるにはどうしたら良いかについて、科学的にまとめています。

    本エントリの最初に紹介した佐々木さんの本は、心理学の観点から書かれていますが、石田さんの本は心理学だけでなく、もう少し幅広い視点で包括的に書かれている印象です。

    スタンフォードの自分を変える教室

    習慣化をテーマに扱った本では、意思力にできるだけ頼らないということがよく書かれています。ですが、そもそも意思力とはなんなのか。鍛えることはできないのかということをテーマとして扱ったのが本書の内容になります。

    科学的なエビデンスに基づく、意思力の鍛え方、ストレスや睡眠との関係性などが具体的に書かれています。

    絶対達成マインドのつくり方

    習慣化する、継続力を身につけるというのは、続けること自体に価値があると同時に、大きな自信となります。

    本書では、ものごとを継続かつ安定して取り組まるようになることによって、自信と同時に周囲との信頼関係を構築できるとしています。今やっていることを継続する価値がよくわからないと感じたら読んでみると良いかもしれません。

    習慣の力

    私のこれまで読んだ本の中で習慣についてもっとも体系的に、そして詳しく書かれた本ではないかと感じています。個人の習慣化の問題はもちろん、習慣が会社組織や社会にどう影響を与えるか、そして、依存症と習慣の関係性などについても書かれています。

    本エントリでこれまで紹介した6冊読んで、習慣について興味をもったらさらに深める意味で読むことをおすすめします。

    今日のアクション

    自分を変えたいと考えてもなかなか変えられないのが人間です。日々の習慣を少しずつ修正することで年単位で見たときに大きな成果を得られます。

    私のブログも5年近くかかってやって600エントリを超えました。これからも地味ではありますが、コツコツ続けることにします。

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  • AmazonPODはブロガーの新たな出口戦略になるかもしれない

    AmazonPODはブロガーの新たな出口戦略になるかもしれない

    先日、ブログでご報告しましたが、先月に出しました電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」が、このたび紙の書籍として発売になりました。

    紙の書籍になった仕組みとしては、Amazonが展開しているサービスのAmazonPOD(プリントオンデマンド)を利用しました。PODは注文があってから印刷する仕組みで、出す側として在庫を抱える必要がないというメリットがあります。

    こうして自分が想像もしていなかった形で、紙の書籍を出版することができました。ですが、一連の流れを振り返ってみるとAmazonPODは、ブロガーにとってブログの新たな出口戦略の一つになるのではと感じ始めました。

    電子書籍はブロガーの出口戦略

    ここのところ、日本でも本格的にAmazonKindleが普及してきていて、ブロガーの間でもブログの記事を再編集して本を出す取り組みをしている人が多いです。

    ブログに書きためたコンテンツを読みやすく再編集して、電子書籍で出すという流れは今後どんどんスタンダードになると感じています。

    当然、その中からさらに突き抜けた人が出てきて、大手の出版社から紙の書籍を出すという人が出てきます。紙の本を出すということに対する信用は大きく、電子出版とは異なる価値が生まれます。

    ただ、私の感覚ですがやはり紙の書籍でヒットするネタと、電子書籍でヒットするネタは必ずしも一致しないと感じています。端的に言えば読者層が違うのです。

    ニッチなネタを紙の書籍にできる

    ブログで人気が生まれ、電子書籍でヒットを飛ばし、紙の書籍化を目指そうとしても必ずしもうまく行くとは限らないようです。ブログ、電子書籍での人気はインターネットの世界での人気であり、世間一般の人気と比べるとニッチなものが多いからだと考えています。

    紙で出版する以上、出版社も在庫のリスクは抱えたくないというのはあるのでニッチなジャンルのものは紙の書籍にはしたくないということあるでしょう。

    一方で電子書籍がいくら普及したとはいえ、まだまだ世の中の多数派ではないはずです。電子書籍がある程度ヒットしたら、電子書籍を読まない層にもリーチしたいと考えるのは当然です。

    私はその間をうめるのには、このPODという仕組みになるのではと感じています。PODを使えば、個人でも在庫リスクを抱えずに紙の本を出版することができます。

    実はPODは個人でもできる

    今回、私は出版社様の提案でPOD版の本を出版しました。このサービスを個人でも利用できないかと調べてみたのですが、実は個人でも利用できる仕組みがあります。

    こちらのMyISBNというサービスを利用すると、登録料4980円でデータ入稿すると、PODを利用して紙の本をAmazonに並べることができるのです。

    このサービスを利用すれば、ブログから電子書籍、知名度が上がって出版社から商業出版以外にも、電子書籍をPOD用に編集して紙で販売するということが可能です。

    ブログを電子書籍のテストマーケティングととらえるのと同様に、電子書籍をPODのテストマーケティングととらえることが可能なのです。

    まずはブログから始めよ

    ここまで、個人としてプロダクトを世に出す環境が整ってくると、より個人の企画力はプロモーション能力が重要になってくるなと感じています。

    これまでも世の中には、自分でお金を出して本を出す、自費出版という仕組みが存在していました。ただ、いくらお金を出して本を出したところで書店に並ぶ訳でもない本は大して売れないというのが実情でした。

    AmazonPODは在庫リスクがないので、お金はそんなにかかりませんが、それでもある程度は売れなければ意味がありません。

    そういう意味で無名な個人が最初に挑戦できる単位としては、やっぱりブログなのかなと私は考えています。継続的に書く力をつける意味でも、まずはブログ、その後再編集して電子書籍、さらにある程度売り上げが発生したら、PODと言う流れがリスクがなくできるのではと感じています。

    逆にその部分を突破できれば、自分のコンテンツをプロダクト化する方法はいくらでもあるという訳で、やはり凄い時代になったと言えるのかもしれません。

    今日のアクション

    今日、自分の本を注文して自宅に配送して貰いました。注文を受けてから印刷ということで、安っぽい感じになっていないかということを心配したのですが、十分本として綺麗な仕上がりになっています。

    これなら、電子書籍でヒットした作品をPOD版で販売する価値は十分にあります。興味あるブロガーさんは挑戦してみてはいかがでしょうか。

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  • 拙著「本好きのためのAmazonKindle読書術」が紙でお求め頂けるようになりました。

    拙著「本好きのためのAmazonKindle読書術」が紙でお求め頂けるようになりました。

    先月9月5日に発売しました「《増補改訂版2015》本好きのためのAmazon Kindle 読書術」ですが、発売以来お陰様でご好評頂いております。

    ただ、電子書籍をこれから活用したい方向けの本を電子書籍で提供するというのは、我ながら面白い取り組みではありつつも、まだ本当に提供すべき方々に提供できていないのではという気持ちもありました。

    そんな中、本日より出版社様のご厚意により、「<<増補改訂版2015>>本好きのためのAmazonKindle読書術」が紙の書籍でもお求め頂けるようになりました。

    Amazonの新サービスPOD(プリントオンデマンド)に対応

    今回、拙著が電子書籍なのに紙で読めるようになったかというと、Amazonが2015年より開始した新サービスPOD(プリントオンデマンド)に対応したからです。

    PODとは、Amazonがオンデマンド印刷技術を活用して、ユーザーの注文に対し一冊から印刷して配送してくれすサービスのこと。専用のデータを入稿する必要はありますが、このたび金風舎様のご提案により実現ができました。

    PODは、注文が発生してから印刷をする仕組みになっているため、出版社側も在庫を抱える必要がないというメリットがあります。まさにインターネット時代の出版技術と言えます。

    紙で読むメリット

    拙著は、Kindleの操作方法をなど書いたマニュアル的な位置づけの本ではないので、基本電子書籍端末で読んで楽しめるようになっています。

    とはいえ、KindleといろいろなWebサービスとの連携方法を扱っているため、付録として設定方法などをつけています。やはり、 Webサービスなどの設定方法などは、慣れない人向けには紙のほうが扱い易いだろうなと考えていました。

    また、拙著の第一章では、Kindle端末選びの考え方についても触れています。これからKindleで本を読もうと考えておられる方の中には、普段使いのスマートフォンにアプリを入れることでkindle本が読めることをご存じない方もおられます。

    今回紙の書籍で読めるようになったことで、そのような方々のお役立てればとも考えています。

    今日のアクション

    まさか、出版した電子書籍がベストセラー1位になった上に、紙になるなんて予想もしていませんでした。これもブログを書いていたおかげかなと。

    ブログを書く動機付けは人それぞれですが、私の場合はこれがやりたいからブログを書いているというよりもブログを書き続けていると、身の回りで面白いことが起こってくるという感じです。これからも肩肘を張らずに続けたいと考えています。

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