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AmazonPODはブロガーの新たな出口戦略になるかもしれない

先日、ブログでご報告しましたが、先月に出しました電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」が、このたび紙の書籍として発売になりました。

紙の書籍になった仕組みとしては、Amazonが展開しているサービスのAmazonPOD(プリントオンデマンド)を利用しました。PODは注文があってから印刷する仕組みで、出す側として在庫を抱える必要がないというメリットがあります。

こうして自分が想像もしていなかった形で、紙の書籍を出版することができました。ですが、一連の流れを振り返ってみるとAmazonPODは、ブロガーにとってブログの新たな出口戦略の一つになるのではと感じ始めました。

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電子書籍はブロガーの出口戦略

ここのところ、日本でも本格的にAmazonKindleが普及してきていて、ブロガーの間でもブログの記事を再編集して本を出す取り組みをしている人が多いです。

ブログに書きためたコンテンツを読みやすく再編集して、電子書籍で出すという流れは今後どんどんスタンダードになると感じています。

当然、その中からさらに突き抜けた人が出てきて、大手の出版社から紙の書籍を出すという人が出てきます。紙の本を出すということに対する信用は大きく、電子出版とは異なる価値が生まれます。

ただ、私の感覚ですがやはり紙の書籍でヒットするネタと、電子書籍でヒットするネタは必ずしも一致しないと感じています。端的に言えば読者層が違うのです。

ニッチなネタを紙の書籍にできる

ブログで人気が生まれ、電子書籍でヒットを飛ばし、紙の書籍化を目指そうとしても必ずしもうまく行くとは限らないようです。ブログ、電子書籍での人気はインターネットの世界での人気であり、世間一般の人気と比べるとニッチなものが多いからだと考えています。

紙で出版する以上、出版社も在庫のリスクは抱えたくないというのはあるのでニッチなジャンルのものは紙の書籍にはしたくないということあるでしょう。

一方で電子書籍がいくら普及したとはいえ、まだまだ世の中の多数派ではないはずです。電子書籍がある程度ヒットしたら、電子書籍を読まない層にもリーチしたいと考えるのは当然です。

私はその間をうめるのには、このPODという仕組みになるのではと感じています。PODを使えば、個人でも在庫リスクを抱えずに紙の本を出版することができます。

実はPODは個人でもできる

今回、私は出版社様の提案でPOD版の本を出版しました。このサービスを個人でも利用できないかと調べてみたのですが、実は個人でも利用できる仕組みがあります。

こちらのMyISBNというサービスを利用すると、登録料4980円でデータ入稿すると、PODを利用して紙の本をAmazonに並べることができるのです。

このサービスを利用すれば、ブログから電子書籍、知名度が上がって出版社から商業出版以外にも、電子書籍をPOD用に編集して紙で販売するということが可能です。

ブログを電子書籍のテストマーケティングととらえるのと同様に、電子書籍をPODのテストマーケティングととらえることが可能なのです。

まずはブログから始めよ

ここまで、個人としてプロダクトを世に出す環境が整ってくると、より個人の企画力はプロモーション能力が重要になってくるなと感じています。

これまでも世の中には、自分でお金を出して本を出す、自費出版という仕組みが存在していました。ただ、いくらお金を出して本を出したところで書店に並ぶ訳でもない本は大して売れないというのが実情でした。

AmazonPODは在庫リスクがないので、お金はそんなにかかりませんが、それでもある程度は売れなければ意味がありません。

そういう意味で無名な個人が最初に挑戦できる単位としては、やっぱりブログなのかなと私は考えています。継続的に書く力をつける意味でも、まずはブログ、その後再編集して電子書籍、さらにある程度売り上げが発生したら、PODと言う流れがリスクがなくできるのではと感じています。

逆にその部分を突破できれば、自分のコンテンツをプロダクト化する方法はいくらでもあるという訳で、やはり凄い時代になったと言えるのかもしれません。

今日のアクション

今日、自分の本を注文して自宅に配送して貰いました。注文を受けてから印刷ということで、安っぽい感じになっていないかということを心配したのですが、十分本として綺麗な仕上がりになっています。

これなら、電子書籍でヒットした作品をPOD版で販売する価値は十分にあります。興味あるブロガーさんは挑戦してみてはいかがでしょうか。

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