問題の8割はコミュニケーション

だいたいの問題はコミュニケーション不足で起きている。コミュニケーションTips、ライフハック、Kindle、WordPress…etc

年を一つ重ねるので30代を振り返ってみる

私は今書いているこのブログ記事を公開して一息ついたくらいの時間が経つと誕生日を迎えます。今度の誕生日は30代の最後の誕生日です。

振り返ると30代は、理想と現実の板挟みにあってもがいた末に自分と向き合うことになった時期であったと感じるのです。

理想と現実の狭間で目標を見失う

私は20代のころの自分を振り返ると、自分の中の理想の30代の姿が存在していて、それを目指してがむしゃらにあがいていたという記憶があります。

仕事の上ではあこがれる先輩がいて、こういう風にバリバリ仕事をこなしていきたい。あんな風になりたいと本気で考えて仕事をしていました。

ですが、30代に入り自分の意図しないとところで部署を異動したり、役割が変わったりして自分が目指している姿には、なかなかなれそうにないという現実が突きつけられます。

燃え尽き症候群とまではいかないかもしれないですが、仕事の上での目標は完全見失ってしまいました。

ブログとの出会い。そして更なる壁…

完全に目標を失って精神的にはかなりフワフワしていた自分の目の前に現れたのがブログでした。

当ブログでは何度も書いている通り、私は震災がきっかけで「わかったブログ」を読むようになりました。そして、自分でもブログを始めることにしました。

ブログを始めると同時にイベントに積極的に参加。様々なブロガーさんと交流するなかで、普通にサラリーマンをしているだけでは得られなかった物の見方、考え方をできるようになってきました。

ですが、ブログを真剣に書いていけば行くほどに、もう一つの大きな壁にぶち当たります。自分はそもそも何がしたいのかという問題です。

当時ブログで知り合った仲間たちは、夢やミッションをとても大事にしている人が多かったです。彼らと交流するにつれ

一体自分は何がしたいのか。仕事の上での目標を失っていた自分にとっては考えるのも辛い問題でした。

自分には、夢や目標がない。そんなことに負い目を感じつつ悶々とブログだけは更新しようと決めていました。書き続ければ何かが見えてくるかもしれないという願いでした。

Kindleを通して読書を思い出す

そんな私にとって大きな転機は、 Kindleとの出会いでした。厳密に言えば、 Kindleとの出会いというよりも Kindleを通して自分が本を読むという習慣を取り戻したことにあります。

私はもともと本を読むのは好きで、高校時代は図書部に入って、学校図書館の雑務をしたり、図書館だよりを作ったり、読書会を開いたりということをしていました。私の高校時代はまさに図書館とともに合ったと言っても過言ではありませんでした。

ですが、高校を卒業したあとは徐々に読書とも疎遠に。気付くと随分と本を読んでいませんでした。ですが、手軽に本を読める Kindleのと出会いが再び私を読書の世界に連れ戻してくれたのです。

その後のイベントを開催したり、自分で電子書籍を書いたりしている私の活動については、ブログの読者の方は知っているところでもあるので割愛します。

WordPressとITの原点へ

もう一つの私に大きかったことは、WordPressコミュニティとの出会いでした。大学時代からIT関連の勉強をしているので、もう20年近くなんらかの形でこの世界に関わっているのですが、30代になってからは嫌になることが多かったです。

先ほども書きましたが、自分が納得できる仕事ができておらず、目標もなくなった私にとって、ITの世界はもはや苦痛ばかりでした。

ですが、WordPressコミュニティと出会い、オープンソースの世界を知ったことで私は再びITの世界って面白いと感じれるようになってきたのです。

もともと、ITを学ぶきっかけになったのは、高校時代の先輩がPCをいじる姿をみてかっこいいと感じたというシンプルなことでした。みんなができないことをやれるのってかっこいい。ただそれだけでした。

純粋にプログラムを動かして喜ぶ遊び心や、最新技術を知れる好奇心をいつの間にか失っていたわけですが、WordPressコミュニティを通じて、その気持ちを取り戻すことが出来ました。

ありのままで生きる

ブログを書き始めての大きな悩みは、自分がやりたいことがわからない、自分が何者であるかが分からないということでした。

ですが、いろいろな活動をして気が付くことはその苦しみは今ある誰かのスタイルに自分を当てはめようと無理矢理しているからの苦しみだということが最近になってようやくわかって来ました。

よく心理系の界隈などでいわれる「がんばらなくていい」「ありのままでいい」という言葉。私はわかったようなわからないようなと感じていました。

ですが、ここに来てその本質は、今ある何か自分を無理矢理当てはめないということだと解釈できるようになってきました。

ただし、それは決して手を抜くであるとか、楽をするという意味ではなく、自分が楽しめるスタイルを確立するという新たなスタートにたったに過ぎないということであると考えています。

読書も好き、ITの世界も好き、最近では顔が広いなんていうこともよく言われます。それらを含めて自分らしいスタイルなんだと言えるのです。

私はどこにいくのか

こうして30代を振り返ると、だいぶ生きるのが楽になってきたという感覚があります。ですが、自分自身これからどこへ向かうのかはよく分かっていません。

20代のころのように明確にこうなりたい40代の姿というものがあるわけではないのです。ただなんとなく今目の前にないものを目指しているのかもしれないと感じています。 Kindleだって、10年前には少なくとも日本にはありませんでした。WordPressも今ほどは知られていません。

ただ、一つ大事にしたいのは、捕らわれず変化できること。

自分が楽しいと感じたことにはもっと素直になれるようになりたいですし、自分はこれと何かにしがみつかずに柔軟に変化していきたいです。きっと世の中は私が考えるよりも早いスピードで変化していくはずなので。

30代はあと一年残っていますが、今を生きることを大事にしてすすんで行きたいです。

今後とも引き続きよろしくお願い致します。

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