photo credit: Auntie P via photopin cc
ナレッジのシェアができてないと悩んでいる組織は多いのではないのでしょうか。細かい原因を挙げ出すとキリがないのですが、新人教育なんかでしているホウレンソウという言葉が一翼を担っているような気がしています。
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ホウレンソウの落とし穴
「何か問題があればすぐに上司の相談しなさい」という意味で使われるホウレンソウですが、この根本的な目的はチームで仕事をする場合の情報のシェアのためであるはずです。ですが、なぜかこの言葉には情報の双方向性のイメージが全くありません。あくまでも部下が上司に対して情報を提供するイメージの言葉です。
一部の機密情報を除いてチームで仕事をするならホウレンソウは双方向性を持たなければ、仕事は回らないはずです。上司がもっているモノは最終決定権と決済権のみのはずです。
情報の一方通行は不信感を生み出す
情報の流れを双方向化できていないことは、メンバーからの不信感を生み出し、チームワークを阻害する要因にもなりえます。
意思決定のプロセスがブラックボックス化してしまうと返って、必要な情報が上がってこないという状況を作りかねません。
マイナスの情報を受け取る空気が必要
ホウレンソウという言葉の前提として、マイナスの情報をきちんとシェアできる環境というのが重要になります。トラブルなどのマイナスの情報が上がってきた途端に犯人さがしをするような状況では、正確な情報はあがってこないと予測できます。
情報を受け取る側も、事実と感情をきっちり分ける覚悟をもっていなければ情報の共有はうまくいいかないのです。
今日のアクション
チームでの情報の共有は目に見えない割に根深い問題であることが多いです。気づいたときにはもう手遅れという状況はさけたいです。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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