私は結構物事を断言調で話す人というのが苦手です。「絶対に〜だ」とか「〜すべき」という人を見ると、心のどこかで「そんなに人に押しつけるなよ」とか「世の中絶対なんてないよね」とつぶやきたくなります。

自分がそうならないように、やんわり主張するにはどうしたらよいか。少し考えてみることにします。

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強い主張は相手が引いてしまう

コミュニケーションを取るときに強い断定を入れてくる人が結構世の中にはいます。感じ方は人それぞれかもしれませんが、私はあまりそういう人とはお近づきになりたくありません。

なんというか、話す相手の気持ちを考えていないし、なんだか繊細さがなくて雑な人という印象を受けてしまうからです。

一方の私は、自分の気持ちを主張するのは苦手なほうです。どんなに正しいと信じている考えがあっても、心の片隅で5%くらいは「本当は違うのではないか」と考えてしまうからです。

主張をするときはアイメッセージを使う

ただ、自分がどうしても主張したいことがあるという場合、お勧めなのはアイメッセージといわれる方法です。

主張する際には、「私は、〜だと考えている」という具合に言葉のはじめに「私は」と主語を明確にすることで、一般的にどうのこうのではなく、私はこうだと考えているというふうに伝えることによって、主張を柔らかくし、押しつけがましくなくなります。

もともとは、強く主張するタイプの人でも、こういう風に「私は〜だと考えているよ」と行ってくれると気を使ってくれているんだなと好感度があがります。

多用は禁物

と、ここまでは割とコミュニケーション関係の本などを読めば書いてあるのですが、一旦このやり方を見つけたら結構多用する人がいます。なにかにつけて自分の考えを主張するときに「私は〜だと感じている」と表現します。それはいいのですが、問題はその頻度です。

そもそもこのアイメッセージは、実はどちらかというと主張するのが苦手な人が自己主張するときのためのメソッドです。もともと主張の強い人が表現を和らげるために使うためのものではありません。

結果、あまりに主張が多かったり、しつこかったりすると「お前の考えなんて知らねーよ」という風になってしまい返って反感をかってしまいます。結局は主張をするときも相手の気持ちにきっちり配慮しているかだということです。

今日のアクション

コミュニケーションは結局のところ、普段の関係正がものをいうので、いくらテクニックを使いさえすればいいものではないということです。アイメッセージは便利な手法ですが、逆に「お前の考えなんて知らねーよ」っていう関係性になったら最悪だなと感じます。

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