問題の8割はコミュニケーション

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【悪用厳禁】ラポールを切る技術を知っていると適度な人間関係を作ることができますよ

多くのコミュニケーション関係の本を読むと、いかに相手と良好な信頼関係を構築するかについて主眼が置かれいる本が多いです。

ですが、いろんな人と付き合っていると全ての人とお近づきになりたい訳ではないのが本音。別に嫌われたり、衝突したいわけではないけれど、適度の距離をとっておきたい場合も多々あります。

そんな時は、多くの本で書かれている心理学用語のラポールを形成する技術を逆手にとってはいかがでしょうか。

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ラポールは切ることができる

コーチングやカウンセリングなどのお仕事では、クライアントさんに本音を語ってもらう必要があるため、セッションの中でいかに話しやすい雰囲気を作り出すかが重要になってきます。そしてそのためには、コーチまたはカウンセラーとクライアントとの間でラポールが形成することに勤めます。

ラポールとはさっくりいうと、会話の中で相手と打ち解けた心理状態のことをいいます。これが出来ているとコーチングなどのセッションをグッと深くやりやすくなるのです。

ですが、何年か前、コーチングをされている方から衝撃的なことを言われたことがあります。それは「ラポールは何度でもつないだり、切ったりすることができる」ということでした。

そうコーチののような心理系のお仕事をされている方は、セッションの際に相手の状況に応じて、相手の距離感を調整しているのです。

私達は通常、相手との心理的な距離をどう詰めるかに感心が行きがちですが、近づけることができるなら距離をとることもできるはずです。私なりにいろんなコミュニケーションの本を読んで考えたラポールを切る技術をまとめてみます。

相手と目を合わせない

まずは基本から。人と話すときに相手の目を見て話しなさいと言われた人は多いはず。それが苦手だという人も多いかもしれません。

ただ、逆を言えば相手と目を合わせないようにしていれば、相手との距離感を一定以上詰められにくいです。あまり露骨にやると、相手から怪訝な顔をされてしまう恐れがあるので、相手は懐に入ってきそうなときに目をそらすようにしましょう。

自分から話しかけない

この人と話すの面倒くさいなぁと感じたら、とりあえず自分から話しかけるのを辞めてみましょう。意外にも、面倒くさい相手に自分から話しかけていたことが多いことに気付くはずです。

自分から積極的に話しかけるのを辞めれば、相手が話しかけてくる回数も徐々に減ってくるはずです。そうすれば、相手との会話の量が減って、適度な距離感が生まれるでしょう。とりあえず、無口な人という認識を相手からされれば、こちらの勝ちです。

話を受け止めない

よくあの人は聞き上手だなんてことをいいますが、そういう人は得てして相手の話を受け止めるのがうまいです。良いタイミングで相づちを入れて、話が拡がる返し方をします。ですが、正直、さっさと話を切り上げたいタイミングもあるはず。

そういうときは、相手の話を聴いても「そう」とか「ふーん」くらいの抑揚のない感じで返して、話も積極的に広げないように返しましょう。相手も話しがいがなくなってだんだん話さなくなってくるはずです。

話すスピードをずらす

コミュニケーション上手な人ほど、相手に話をさせるのがうまいです。そして、その秘訣は相手の話すペースに自分の話し方を合わせること。早口で話す人には、早口で返し、ゆっくり話す人にはゆっくり話します。

ですが、相手と心理的な距離を縮めたくない場合は、逆を実践すれば良いです。早く相手には、ゆっくり受け答えをし、早く話す相手には、ゆっくりと対応する。そうすると相手はなんかこの人やりづらいと感じて、無意識のうちに心理的な距離ができるはずです。

腕組みをする

メラビアンの法則によると人間は、会話の内容よりも相手の視覚情報で相手を判断しているそうです。いくら言葉で良いことを言っても、身振り手振りで敬遠されることはよくある話です。それならば、それを逆手に取る方法もあります。

一番手っ取り早いのは、腕ぐみをすること。腕組みは心理学的には、相手を威圧して、心理的に自分を防御することを意味します。ですので、腕組みした状態では、それ以上相手とのラポールは深まりません。

デートのときなどに腕組みはあからさまに女性から嫌がられる可能性がありますが、ビジネスの現場では腕組みくらいなら問題にならないことが多いでしょう。自分の殻にこもりたいときは意識的に使ってみるといいかもしれません。

今日のアクション

これらのテクニックをやるこつは、露骨にやり過ぎないことです。あまりにもあからさまにやり過ぎるときっと相手が怒り出すでしょう。

ですが、着かず離れずの人間関係を維持したい場面というのは、意外と多いのでうまく活用すれば不要なストレスを感じずに過ごすことができるのは間違いありません。あくまでも自分を守る技術として活用しましょう。

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