Month: January 2016

  • 私を主語とするか、我々を主語とするか[週記]

    私を主語とするか、我々を主語とするか[週記]

    photo credit: Not all those who wander are lost. via photopin (license)

    仕事上のコミュニケーションにしても、プライベートなことに関しても、なんかこの人いっていることずれているなと感じることがあります。

    そういうときに感じる原因は、話している人の主語が私になってないときです。多くの場合、本人に自覚はないのですが、所属する組織であったり、集団であったりの見解をそのまま述べているだけで、自分がどう感じているかを一切言っていない。主語が私ではなく、我々になっているのです。

    自分が感じていることを言っていないから、地に足がついている感じがせず、説得力も沸いてこないし、共感もできない。ことこういう感じの人が日本には多い気がしています。

    そもそも我々という言葉の多用は、話す内容に対する責任の放棄だったりします。あくまでも、我々の意見であって、必ずしも私の意見ではないよと暗にいっている。

    個人の責任を放棄するからパワハラ、セクハラ的な行為をすることに対しても鈍感になっていく。私は、今世の中で怒っているこの手の問題は、個人として言動の責任に喪失に由来する部分が大きいのではと感じています。

    そして、往々にしてそういう人の話題って、愚痴っぽいことが多いです。知らず知らずのうちに自分の気持ちを封じこめているから、自覚なきストレスがそうとう貯まっているのだと予想できます。

    そして、そういう人に「自分はどうしたいの」という質問を敢えてすると、だいたいは「仕方がないから〜」のような自分から主体性を放棄するような言葉を使うことが多い。

    実は私自身の数年前までは、こういう言葉の使い方をしていました。言葉は思考を作るというのは本当で、この思考パターンに陥ってしまうといざというときに自分の判断が全くできなくなってしまう。

    立場や役割に縛られた生き方はとにかく息苦しいので、まずは自分の話の主語を「我々は」ではなく「私は」に必ずする。これが主体的に生きるということの第一歩だと感じています。

    今週の気になった記事

    イチロー:他人が言う成功を追いかけ始めたら、何が成功かわからなくなる[名言コツコツ]

    まさに我々を主語に使いすぎる弊害はこれですね。自分が何を感じているかわからなくなるのです。やはり自分の成功を探す最初の一歩は、自分の話す内容の主語を意識することではないかと感じています。

    とつぜん亡くなった友人に学んだ、人生が変わるほど大切な3つのこと – ライフハックブログKo’s Style

    人間ってホントいつ死ぬかわからないので、とりあえず今できることは全力でやっておいたほうがいいですね。あと、感謝の気持ちはできるだけストレートに伝えるようにしたほうがいいかな。よくして貰った人には素直にありがとうということはしておくべきかと。

    どうしても照れが先行して言いそびれたりするのですが、人生は有限なので後悔しても遅いですしね。

    iPhone 6以上の画面サイズユーザーは「片手キーボードPRO」を買え!文字入力がめっちゃ捗る! | OZPAの表4

    現在iPhone6s Plusを利用していますが、まさにこういうキーボードアプリがほしくなっていました。さっそく購入して使っています。もう少し使い込んだら使用感をまとめてみようと考えています。

    今週の気になった本

    今週、いろんなところで話題になっていた本。Kindleで92%オフということで私も購入しました。私もWordPressのコミュニティ活動とか少しやってまして、オープンソース系の話題は大好きです。ただ、なんとなく知っているということが多いかなと。この機会に勉強し直してみることにします。

    今日のアクション

    今、日々の生活に閉塞感を感じている人って、だいたい主語が「私」ではなく、「我々」に寄りすぎている人が多いのではと。日本の場合、「私」を主張しすぎる嫌われる傾向があるので。

    ただ、これからもゆるやかに「私」を主張できることを求められる時代に変わってくると感じているので、きちんと言葉に責任をもつ習慣はつけておく必要があると感じています。

    おすすめ関連エントリ

  • これまで読んで参考になったマンガでわかるシリーズを紹介します

    これまで読んで参考になったマンガでわかるシリーズを紹介します

    photo credit: Child Browsing Comic Books at Comic Book Store Tardy’s Collectors Corner 12-09-08 3 via photopin (license)

    去年くらいからビジネス書界隈では、マンガでわかるシリーズが人気です。過去に話題になったヒット作や古典にあたるような名書がどんどんコミック版になっています。

    私もときどき興味があれば読むのですが、正直なところ、それをわざわざコミックにしなくてもいいのに、というものをあれば、そうそうこういうのが欲しかったというような傑作もあります。

    これまで読んだなかでこれは良かったというコミックを紹介します。

    まんがでわかる 7つの習慣

    おそらくまんがでわかるシリーズの火付け役になったのは、この本でしょう。7つの習慣のエッセンスをうまく凝縮してマンガにまとめています。 ストーリー設定もよくできていて、読んでいてスッと頭に入る感じがします。

    7つの習慣は、折に触れ繰り返し読みたいのですが、いつも原書で読み返すのは負担と感じる人にもおすすめと言えます。

    (via 全てのコミュニケーションはWin-Winを意識することでよくなる~【読書レビュー】まんがでわかる7つの習慣 | モンハコ)

    ザ・ゴール コミック版

    工場における生産性をテーマにした、ストーリー仕立ての名書がザ・ゴールです。 原書のザ・ゴールを私は読んだことがありません。ですが、これを読むとかなりポイントを理解できました。もともとの作品がストーリー仕立てのため、マンガとの相性がとてもよいというのがあるのでしょう。

    概念的な部分がマンガで書くことで丁寧に図解されているのもわかりやすくなっているポイントです。

    マンガでやさしく わかるU理論

    原書がほぼ鈍器といえるほど難解なU理論。興味はあってもなかなか手をだせずにいました。実は入門的な内容の書籍もあるのですが、それを読んでもいまいち頭に入ってこない状態がつづいていました。

    そんな状況を救ってくれたのが、こちらのマンガ版。とてもわかりやすくU理論を解説してくれています。原書が難解な本をわかりやすく解説してくれているのは有り難いです。

    (via 本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論 | モンハコ)

    コミック版 あらゆる領収書は経費で落とせる

    こちらもマンガ版との相性がとても良いと感じたのでご紹介。私はどちらかというと、こういう事務手続き的な話は苦手なほうでして。事例を活字説明されると眠たくなってしまうことが多いのですが、マンガのストーリー仕立てだとかなりすんない頭にはいってきました。

    マンガにストーリーに身近さを感じることができれば、頭に入ってきやすいですね。

    今日のアクション

    最近は、マンガでわかるシリーズの本がものすごい数でているので全てを読んでいるわけではないのですが、いままで目にとまったモノの中からおすすめを上げてみました。

    なんだか、マンガ版と相性の良い作品とそうでない作品はある気がしますね。

    おすすめ関連エントリ

  • 良きユーザーがいないという問題[週記]

    良きユーザーがいないという問題[週記]

    photo credit: Blinky Tom via photopin (license)

    IT関連の業界では景気が少し上向くと決まって、技術者が不足しているということが問題になります。そして、職業訓練でエンジニアを増やすであるとか、育成できる学校を増設するなどといったことが話題にあがります。

    ところが、私が実態として感じるのはそれらのエンジニア不足の問題は一時的に足りない要因補充の要素が強く、ある種使い捨ての印象です。

    そもそも論として、私はIT技術者が足りない、だから技術者育成の教育をして、数を早く効率的に増やそうという議論は短絡的なのかなと。

    日本の場合、ITに関する仕事を発注する側にITを軽く見ている傾向が強く、安易に技術者を大量を育成すれば、安く買いたたかれて疲弊してしまうケースが多いと感じています。ITの世界は技術トレンドの変化も早く、結果としてせっかく育成した技術者も使い捨てのようになってしまうケースも多いです。

    こういう問題は発注する側にシステムに対する一定の理解があり、労働に対して適正な対価を払う意識があれば防げる部分が大きいのではと感じています。適正な働けるエンジニアが増えれば、現場で人を育成する余裕も生まれ、最終的にエンジニアの絶対数も増えるはずなのです。

    なので、エンジニアが足りないから、即エンジニア育成ではなく、もっと長期的な視点でユーザーのレベルを上げていき、最終的にエンジニアを育成する流れのほうが適正だと感じるのです。

    実のところ、この問題はIT業界だけではないのでしょうか。あらゆる業界において、マーケットを成長させるのはユーザーです。ハイレベルなユーザーがいるからこそ、ハイレベルなサプライヤー(供給者)が生まれるはずなのです。だからユーザーのレベルが低ければ、業界自体もそれ相応の成長しかしません。

    国会で重要な審議が採決されているのに、テレビで芸能人のスキャンダルばかり報道されることに嫌悪感を示す人もいますが、そこにニーズがあるから放送しているとも言えます。

    年に何度かニュースで取り上げられる高速バスの事故もそうです。あのような悲しい事件は、安ければ安いほどいいというユーザー側の意識が引き起こした部分があります。ユーザー側にも自衛のすべとして、この価格の安さをおかしい、何かあるのではと感じるセンスをこれからの世の中は身につける必要があるではと感じています。

    見過ごされがちですが、ハイレベルなユーザーとは、一つのポジショニングであり、職業としてもっと注目を浴びるべきだと考えています。よく仕事論などを語る際に評論家はいらないなどという話を耳にしますが、とんでもない。本当に見識のある評論ができる人は今の時代にこそ必要だと、私は感じています。

    今週の気になった記事

    マインドフルネスでGTDの収集のレベルを潜在意識まで掘り下げる

    情報処理の技術であるGTDと最近何かと話題のマインドフルネス。相性がよさそうだなとは感じていました。実は以前マインドマップを書くことは瞑想に似ていると感じたことがあるのですが、この感覚はまさにこの記事の内容と一致するかなと。

    私のまだ十分実践できていませんが、潜在意識レベルに踏み込んで気になることを洗い出せたら気持ち良さそうですね。

    Podcastは寂しいとき、オーディオブックは孤独になりたいときに聴く。暮らしメディアと現実逃避の関係性。 | 隠居系男子

    ここのところ、オーディオブックの活用にも力を入れています。個人的にはラジオやPodcastを聴くのも好きで使い分けに困っていたりしたのですが、この記事を読んでなるほどーと感じました。

    そうラジオやPodcastを聴きたくなるときって、人恋しいときが多いです。だから、なんとなく気持ちがふさぎ込んでいるときなどにオーディオブックを聴いても頭に入ってこないときがあるなと。この使い分けはものすごく附に落ちました。

    Amazon「プライムフォト」使えるまでにあと一歩!

    今週発表になったAmazon「プライムフォト」、Amazonの攻め具合が怖い今日この頃です。私は現在、デジカメでとった写真はOneDriveに入れています。Googleフォトに移行しようかなと考えてモタモタしている間に、気づくとAmazon「プライムフォト」が出てきました。

    今のところ、Amazonのサービスが一番良さそうですが、なんかなんでもAmazonのちょっと嫌だなと感じてしまいます。悩みどころです。

    今週の気になった本

    あまりのAmazonの構成が激しくて、これから本の世界ってどうなるのかなと言う意味で気になっています。少なくとも今よりは確実にデジタルシフトは進むだろうし、本のあり方も変わってくるだろうとは感じています。

    ただ、それは紙の本がなくなるという意味ではないかなと。このあたり、将来紙の本がどうなるかを考察する上で参考になりそうです。

    今日のアクション

    最近、子供にプログラミングを教えるのが流行っているようですが、個人的にはITリテラシーを教えるのが先なのではと考えています。リテラシーの教育を子供ころからしておけば、将来その子たちがITの仕事をしなくても、良きユーザーとなり結果産業の発達に貢献するのではと感じています。

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  • Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年1月版)

    Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年1月版)

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    Kindleでは月替わりで本のセールが行われています。セール本は最大40%くらい割引されて販売されるので、気になる本があれば今がお買い得です。

    今回は2016年1月のセール本の中から気になっている本を紹介してみます。

    マインドフル・ワーク 「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える

    昨年くらいから注目を浴びることが多くなったマインドフルネスの解説本です。私も生活の中に瞑想を取り入れたいといろいろ試しているところです。

    かって宗教的な儀式であった瞑想には、集中力の向上やストレスの軽減といった精神衛生上の効果が様々にあることわかってきました。マインドフルネスとは、瞑想の宗教的な部分を排除し、精神的に効果の期待できる部分のみを抽出したメソッドのことです。

    本書ではアメリカの有名企業での事例を中心に紹介しながら、マインドフルネスの効果や今後の展望などについて丁寧に解説されています。

    脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

    人間の学習効率はワーキングメモリの活用によって改善することができるそうです。ワーキングメモリを鍛えることで、判断力や集中力がますことがわかってきています。

    本書では、ワーキングメモリの発達が人間にもたらす影響や、トレーニングの仕方について纏められています。最近物忘れが激しいと感じたらそれはワーキングメモリが衰えているからかもしれません。マインドワークと併せて、脳を鍛えたい方におすすめです。

    思考の整理学

    思考の生理学は梅棹忠夫先生の知的生産の技術とならんで、私の中ではバイブルとも言える本です。インターネットが世の中に登場する前に書かれた本ですが、その発想は現在のほうが生きてくのではないかと感じられます。

    また、書籍の中には今の社会状況を指賛するような箇所もあり、一読の価値ありの書籍と言えます。

    パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門

    アンがーマネジメントとは、怒りの感情とうまく付き合う技術のことです。私はどちらかというと自分の感情を表に出すのが苦手なほうで、自分の感情をストレートにさらけ出してくる人は実は少し苦手だったりします。

    怒りの感情にまかせて行動していると、いつの間にか周りから敬遠されるばかりでなく、怒りを自分の中にため込んでしまうため、血圧などが上昇して病気になってしまう恐れもあります。怒りに振り回されないためにもアンがーマネジメントは重要だといえるでしょう。

    ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方

    これからの時代は確実のライフワークが重要になる時代だと感じています。所属する会社がなくなったら、何もできないというような状態をさけ、生きがいを見いだすという意味において参考になりそうな本です。

    マンガでわかる! 情報整理術〈超入門〉

    昨年、一緒にイベントを開催させて頂いた岡野純さんの本です。情報処理の基本、いわゆるGTD的な考え方についてマンガでまとめた意欲作です。デビットアレンが書いた、いわゆるGTD本に興味はあるけれど、少し難しいと考えている方にはおすすめの本です。

    さきほど紹介した、ワーキングメモリの本を組み合わせて読むと面白いかもしれません。

    モノが少ないと快適に働ける―書類の山から解放されるミニマリズム的整理術

    こちらは情報の整理と切っても切り離せないモノの整理の本です。モノの整理の基本はとにかく持たないこと。いらないモノはすぐ捨てることですね。

    モノが減れば、探す時間とストレスが減る。仕事の効率もアップすると言えます。こちらもワーキングメモリ本、情報整理術本と併せて読むと面白ろそうです。

    今日のアクション

    個人的に、思考と情報、モノの整理の本が出そろった面白い組み合わせのセールだなと感じました。セールは月が変わってしまうと対象の本が変わってしまうので、興味がある本はお早めに。

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  • スマホでオーディオブック聴くなら再生速度調整アプリ「Audipo」がおすすめ!(iOS,Android対応)

    スマホでオーディオブック聴くなら再生速度調整アプリ「Audipo」がおすすめ!(iOS,Android対応)

    読書はKindleをメインにしつつ、状況に応じて紙の本、オーディオブックを利用しています。ながら作業でも本が読めるオーディオブックは便利ではあるのですが、一つ弱点があります。それは、本を読む(聴く)スピードをナレーターの速度に合わせないといけないこと。

    オーディオブックの場合、倍速再生のファイルも用意されていたりしますが、今度はそれでは早すぎたりと自分にとっての最適で読むことが難しかったりします。

    昨年Amazonがリリースした「Audible」には最初から速度を調整する機能があったのですが、よく考えれば再生速度を調整するアプリを使えば、既存のオーディオブックでも同じようなことができるのではと考えて探したところ、「Audipo」というアプリを発見しました。

    ざっと利用した感じ、かなり良かったので紹介します。

    再生速度を細かく調整できる

    Audipoを利用する最大の利点は、再生速度を細かく調整できることです。通常再生や倍速の再生はもちろんのこと、1.3倍といったような中途半端な速度でも微調整が可能です。

    Audipo-tuning

    オーディオブックを聴くときの速度は、その日の体調によっても適切速度が結構変わったりするので、この調整のしやすさはとても嬉しいです。

    ファイルの途中での読み飛ばしがしやすい

    私はオーディオブックをよく本の再読で利用します。再読の場合、聴きたいところがはっきりしている場合もあり、最初のほうを読みとばしたいと感じることもあります。

    ただ、デフォルトのiPhoneのMusicアプリだと、最初からの再生はできても、今ファイルのどのあたりを聴いているのかもわかりにくいため途中でも読み飛ばしはやりづらいです。

    その点、「Audipo」はそのどのファイルのどのあたりを再生しているかがかなり直感的にわかりやすきなっています。

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    途中でスキップしたり、もどったりするときにワンタップで、どのあたりに移動するかも簡単に指定することができます。この機能を使えば、途中で読んでるところがわからなくなっても、だいたい感覚で探すことができるため、すぐに再生を再開することができそうです。

    オーディオブックにしおりを挟める

    「Audipo」がオーディオブックと相性が良いと感じるもう一つの理由がブックマーク機能があること。紙の書籍でも、Kindleでもこれはと感じたら付箋をはったり、ハイライトしたりというのができるのですが、さすがにオーディオブックはそれができませんでした。

    ですが、このアプリには気にいったところにワンタップでブックマークをつける機能があり、スキップボタンをつかってブックマークをつけたところに簡単に戻したり、すすめたりすることができます。

    Audipo-bookmark

    これまでオーディオブックで聴いた本は、ハイライトなどがないため引用などがしにくいなぁと感じていたのですが、この機能を利用すればかなりやりやすくなります。

    今日のアクション

    いくつか再生速度を調整できるアプリを試してみたのですが、オーディオをブックと相性の良いのはこれだと感じたので紹介しました。iOS版だけでなく、Androidアプリもあるようなので、スマホでオーディオブックを聴かれる方にはおすすめです。

    価格は無料ですが、Pro版を480円で購入すれば、広告をはずしたりプラスαの機能を利用できます。

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  • 支援しあうが関係性が新しい経済を作る〜【読書レビュー】ゆっくり、いそげ

    支援しあうが関係性が新しい経済を作る〜【読書レビュー】ゆっくり、いそげ

    経済的な豊かさだけを求めても、人は幸せになれない

    日本は労働生産性(GDP)が先進国の中で低い。たからより生産を効率化して国際競争に勝ちうる力を持たなければならない。とは以前から言われていることです。それは確かに大事なことですが、それのみを追求すれば、世の中に歪なゆがみを生み出してしまうのではと感じています。

    ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

    経済的な発展のみを追求した社会は、システムに人が組み込まれた生きづらい社会になってしまうのではと考えています。経済的な発展は前提として大事だけれど、それを越える価値観をないのか。そう感じて悶々としているときに、本書に出会いました。

    経済は目的なのか手段なのか

    現代社会の労働生産性は基本的により大規模に、よりシステマティックに仕事することで向上させることができます。

    例えば、飲食店であれば、大規模な資本を投下して、より大量に品質管理と生産を行い、駅前などの人が多く通るところに、店舗を出店すれば、頑固親父が経営するこだわりのお店よりも売り上げや利益は上がるのかもしれません。

    ただし、システムとして経済が動くとき、個人の意志は二の次になってしまう。そうすると人はシステムを活かすための存在になってしまいます。

    ニュースなどを見ていると、よく企業の合併や買収の話が出てきています。合併や買収は経済的合理性からみればいいかもしれないけれど、中で働いている従業員は右往左往しているはずです。

    本来、個人の世の中を便利にしたり、個人の自己実現するために存在するはず企業が、いつのまにか企業といシステムを活かすための手段として社員を使っている。私はにはそんな印象を私は受けます。

    経済的は成長はものすごく大事だけれども、それだけでは我々は疲弊してしまうのは間違いないでしょう。

    西国分寺のクルミドコーヒー

    本書の著者、影山さんは元ベンチャーキャピタルのファンドマネージャー。多くのスタートアップの企業に投資を行い、経営をサポートしてきた実績持たれています。その後、2008年から東京の西国分寺で「クルミドコーヒー」というカフェを経営されています。

    立地が必ずしもいいとは言えない場所にありながら「クルミドコーヒー」は食べログのカフェ部門で全国1位を獲得。

    クルミドコーヒーの運営は、ファンドマネージャー時代に経済的な合理性を優先するスタイルの限界に感じた経験から、経済的合理性だけでは得ることのできない喜びを得るための様々な取り組みがなされています。

    よく自己啓発系のビジネス書などに「GIVE AND GIVEの精神を大事にしよう」と書かれています。

    ですが、人が大きなシステムに飲み込まれたとき、システムが個人を利用する関係性が生まれ、また個人をシステムを利用しようとするようになります。会社組織は従業員を駒として扱うようになり、従業員は会社を生活の糧として利用するようになる。

    影山さんは、この経済効率優先の中で生まれる個人と組織の関係性に疑問を持ち、クルミドコーヒーの中で様々な取り組みをしていきます。目指したのは人が支援しあう関係性のある組織つくりでした。

    仕事に人をつけるか、人に仕事をつけるか

    一般的な経営論として、仕事を属人化させてはいけないということが言われます。仕事の内容はできるだけマニュアル化して、だれでもできるようにする。要するに仕事をシステム化するということです。

    かっての日本マクドナルドや最近で言えば、無印良品などはこれの成功事例と言えるでしょう。

    ですが、クルミドコーヒーではこれと真逆、すなわち人に仕事をつけるように徹底しています。仕事に人をつけた場合、どうしても人は換えの効く駒になってしまい、仕事に対するやりがいを失ってしまうことになるからです。

    人に仕事をつけ、その人だからできることを仕事にしていけば、当然任された人はやりがいを見いだします。また、人として尊重されているという感覚が強くなるので、当然周囲に人に対しても支援するという気持ちが強くなると影山さんは考えています。

    結果、利用し合う関係ではなく、支援しあうGIVE AND GIVEの関係性が生まれるのです。

    もちろん、経営的な観点で見れば、品質が安定しない、担当している人が辞めてしまえば、ノウハウが残らないなどのマイナスの要因があります。影山さんはそれでも、理想のカフェの実現にむけて、あえて人に仕事をつける経営をされているのです。

    システムこだわり過ぎるとイノベーションは生まれない

    今、日本が抱えている経済的な課題をみると、 そのほとんどは社会がシステムに比重を置きすぎていることに起因してると私は考えています。

    iPhoneのように世の中にイノベーションを起こすような製品がなかなか生まれなかったり、過労の末に自殺者が出てしまうようなブラック企業の問題、コスト重視で法令を守らず死亡事故を起こしてしまうバス会社などは、いずれも個人がシステムに利用されることが原因です。

    なんとなく世の中に感じる閉塞感。マスコミなどでは経済成長が低いことがその原因のように言われますが、私は必ずしもそうではないと感じています。どちらかと言えば、過剰にシステムよりになってしまった今の労働のあり方を変えて、個人がより主体となった働き方を考えるべきでしょう。

    おそらくは、政治の側もその問題をある程度認識しているから、一億総活躍社会のようなキーワードが生まれるのではと感じています。ただ、その実現には、まだまだ道のりが長いと言えそうです。

    ただ、クルミドコーヒーの取り組みには、今後の社会や経済のあり方を考える上で試鑽につまった部分が多くあるのは間違いないと言えます。

    今日のアクション

    実のところ、この本の感想を記事に纏めるのにはかなり苦労しました。自分にとって重要だと感じるキーワードがあちらこちらにあり、どれに焦点をあてて記事を書くかがかなり難しかったのです。

    これからの個人の働き方を考える上でももの凄く参考になる本なので、とにかくおすすめの一冊です。

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  • 自分の軸を作りたいなら本を大量に読むべき理由[週記]

    自分の軸を作りたいなら本を大量に読むべき理由[週記]

    photo credit: chess via photopin (license)

    随分、昔から自分がないことが悩みの種でした。あれもありこれもありといろんな人の意見を聞きつつも、自分は結局流されるばかりで自分の意見が存在しない。そのことにかなり苦しんでいました。

    今でもその悩みが消えたとは言いがたいのですが、以前に比べると随分モノの選択に迷いが減ったなと感じています。そうなった理由はいろいろあるのですが、大きな要因として読書量があります。

    そもそも、自分の軸が生まれない最大の原因は視野が狭いから。性格的に柔軟性を持っていて、視野が狭い人というのがいわゆる自分の軸がないと感じる人です。

    視野が狭いということは、なにか物事を決めるときに比較検討の材料となる選択肢が少ないということです。もっていてもせいぜい2つか3つくらいでしょう。もともとの性格に柔軟性があれば、その程度の比較検討材料ではあれもあり、これもありになって当然です。

    一方で、読書(とくにビジネス書など)を通じて、人の人生の疑似体験を大量にもっておけば、一つの物事を決めるときの視点は無数に拡がります。

    2〜3個の選択肢では、あれもあり、これもありと感じていたこともさすが数十や数百の選択肢があるとわかれば、自分の好きなもの、嫌いなものの傾向はわかってくる。そうすれば否応なく、自分に軸がないとは言い切れなくなってくるはずです。

    そのためには、大量に本を読み込むと同時、偏りなく本を選んでいくことも重要。私も有名な書評ブロガーさんやメルマガ、売れ筋の本は当然チェックしていますが、ただ有名な人が押したら読むでは意味がないので、できるだけバランスを考えて読むようしています。

    一つのことで突き抜けるというのも素晴らしいですが、圧倒的に広い視野を持つことを目指すことで、その広い視野が自分の軸となり、独自のメソッドに昇華するときが来るかもしれない。私はそういう風に考えています。

    今週の気になった記事

    これからの時代に売れるモノは、ツールかグッズだけ。 | 隠居系男子

    これ本当にそうだと感じています。ここのところのAmazonの攻めのサービス展開を見ていても、普通にインターネット上のネットショップで物をうる時代はもうおわるのだろうなと感じています。差別化をするには本当にブランディングが大事ですね。

    オーディオブックサービス「Audible」を1ヶ月少々試してみて見えてきた「febe」との違いなど | Hacks for Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

    この記事、とても参考になりました。私もKindleとオーディオブックの併用を結構しているのですが、Audibleをもっと活用できないかといろいろ模索中です。またいいアイデアが浮かんだらブログでアップしていこうと考えています。

    「iOS 9.3」のベータ版がリリース!過去最大級となるアップデートの新機能・変更点まとめ | gori.me(ゴリミー)

    iOSのアップデートが発表になりました。個人的には「Night Shift」がかなり気になっています。なんとブルーライトをカットするためにメガネを購入したりもしたので。

    今週の気になっている本

    個人的に星野源が気になっています。ミュージシャン、俳優で、コントなどもやっていて、それで嫌みがなくて多彩。ちょっと羨ましいなと感じるので本を読みたいです。

    今日のアクション

    まぁ要するに今日の記事は、本を読むモチベーションが少し下がっていたので書きました。こんな記事を書いておきながらなのですが、モチベーションが下がるのは読む本のジャンルが偏ってきているからかなと。今年は未開拓のジャンルの本もいろいろ読んでみたいです。

    おすすめ関連エントリ

  • JINS SCREEN NIGHT USEを使ってみた感想

    JINS SCREEN NIGHT USEを使ってみた感想

    ほぼ、一日中スマホやPCの画面を眺めています。

    夜はブログを書いていることも多く、夜なかなか寝付けないため慢性的な睡眠不足です。とりあえず、帰宅してからの目の負担を減らそうとということで、メガネのJINSでブルーライトを60%カットしてくれるJINS SCREENを購入しました。

    一日使ったので使用感をレビューしてみます。

    ブルーライトを60%カットするNIGHT USE

    今回は私が購入したのは、JINS SCREENの中でももっとも、ブルーライトカットの率が高いNIGHT USEです。JINS SCREENは、利用状況のよって3つのモデルを提供していて、私が購入したNIGHT USEは寝る前に寝室でテレビやスマホを見るときに目が覚めないように利用するモデルです。

    私の場合、日中はずっとコンタクトを付けていて、家に帰ってからメガネを着用します。帰宅してからはブログを書いたり、ネットサーフィンをして過ごすことが多いのですが、この時間の目の負担をJINS SCREENで軽減するのが狙いです。

    加えて極度の近視のため、このNIGHT USEのレンズに度付きのものを入れてもらうことに。JINS PCは度を入れない場合、フレームを選んですぐに持ち帰れますが、私は度を入れたので出来上がるまで2週間ほどかかりました。

    かけると白いものは全て黄色く見える。

    購入するときに店員さんから、NIGHT USEは視野が全体的にくらくなるので室内以外では使えない。それがぐらいブルーライトカットが強いと言われました。実際、室内以外で利用するつもりはなかったのでいいのですが、実際どの程度のものは少し心配でした。

    実際のところ、かけたた感想は意外と普通でした。白い色味のものは全て黄色がかって見えますが、不快に感じるほどではありませんでした。ただ、昼間にオフィスでかける場合に少し色味の変化が気になるかもしれません。

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    JINS SCREEN

    このメガネをかけると気づくのですが、白い発色しているものをそのままの色で見るというのは、かなり目に負担がかかるのだなとわかります。色味が変わるだけで目が随分楽になります。

    度付きで約1万円。睡眠への投資と考えるとありかも

    JIS SCREENのNight USEは税込みで10692円で購入することができました。内訳はざっくりとフレームが4000円、レンズの度を入れるのが手数料込みでだいたい6000円くらいです。普通の度付きメガネを購入すると5000円から6000円くらいはするので、やや割高になります。

    ですが、利用を開始してまだ数日程度で、目の負担を減っている実感があるので悪い買い物ではなかったと感じています。最初の目的である睡眠の質については、もう少し仕様してみないとわかりません。寝不足になる要素は、目の疲れだけではないので。

    今日のアクション

    個人的には、睡眠の質が本当にあがるならもっとお金をかけてもいいと考えています。睡眠の質で人生の質が全然変わってくるので。ただ、こういう快眠系のアイテムは効果にかなり個人差があるので、どれがいいと言えないのが難しいところです。

    今後、よさそうなアイテムが見つかったらブログにアップしていきます。

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  • 生活の中にブログがある幸せ[週記]

    生活の中にブログがある幸せ[週記]

    photo credit: So happy =) via photopin (license)

    年明けから何かと慌ただしく過ごしています。

    仕事やプライベートなことで忙しくなると、目の前のことをこなすのに精一杯になってしまい、ほかのことを考える余裕がなくなります。

    仕事の場合、自宅に帰るのが遅くなり、帰宅後に何かをする気力もない。クタクタなので、テレビのニュースを見て寝るというような生活に陥りがちです。

    そういうものを考える余裕もないときに、ふとブロガー仲間のブログ記事を読んで、気力をもらったりほっこりしています。

    こういうとき、生活の中にブログがあるのは幸せなことだなと感じるのです。

    一般には、視野を広く持つのは良いことだとされていますが、私は視野を広くもつとは、多くの視点を自分の中に持つことであり、多様性を理解できることが豊かさに繋がると考えています。いろいろな人の視点を相対的に考えることができるから自分の意見というものが生まれるのだと考えています。

    ですが、人間そう簡単に自分以外の視点を持つことなど出来ません。自分の考え以外に持てる視点と言えば、マスメディアなどに出ている有名な評論家の人に話がどうしても中心になってしまい、ついつい物事の捉え方が画一的になってしまう。

    話していて、誰かに与えられた意見を言っているだけだなと感じる人はだいたいこのパターンです。

    普通に生活をしていると、情報を仕入れる導線というのはかなり決まっていて、仕事関係の人、限られた親しい友人、それとテレビなどのマスメディアに限定されてしまいます。仕事などで忙しかったりすると、ネットで検索する気力も残っていなかったりします。

    そういう導線の中に私の場合ブログがあります。ちょっとした隙間時間にRSSを開いてブログを読む瞬間というのはすごく大事な時間だなと感じるのです。

    自分とは違う視点を持った人のブログを読むことで、目の前のことに振り回わされずに一歩引いた立ち位置で物事を見ることができる。これは私にとってはとても大事なことであり、生活のスパイスなのです。

    今週の気になった記事

    iPhone 6s、6s Plusのケースは手帳型がオススメ! オシャレでかわいいiPhoneケースFoliocaseレビュー / もっと知りたいリンゴあれこれ

    年明けからずっとiPhone 6s Plusのケースを探しているのですが、しっくり来るモノがありません。画面がでかいのでやっぱり手帳としてもっと活用したいという欲求が強くなってきているのですが、実際に手帳型のケースの使用経験のある人にはカメラがつかいにくくなると言われたり。

    どのケースも一長一短で、これだというものに出会えません。そんな中、こちらのリンあれさんのケースはかなりよさげなので購入したいと感じました。

    Twitter、140文字制限撤廃へ。

    このニュースも結構衝撃的ですね。Twitterって140文字だからよかったと感じるの私だけでしょうか。まぁ、最近は完全にFacebookやLINE、instagramなんかにもって行かれている感があるので起死回生を狙っているんだとは予想できますが。

    Kindle Fire タブレットを使ったら、Amazon独裁時代の足音が聞こえた | More Access! More Fun!

    Fireタブレット、私は買っていません。ただ、Prime会員などで4980円ならとりあえず買ってみてもいいかなと考えるレベルの金額です。ハードは徹底的に安くして、Prime会員を囲い込むビジネスモデルなのでしょう。

    現代は完全にAmazon一極集中の時代になってしまっていて、コンテンツビジネスのあり方なんかもこのあと変わってくるのだろうなとというのは、簡単に予想できます。

    今週の気になっている本

    去年くらいから、マインドフルネスがあちこちで話題になっています。いわゆる瞑想は、科学的にもストレスに強くなる効果があるので生活に取り入れたいと考えつつもどうにも続きません。

    10分、15分とはいえ生活の中でまとまった時間をとるのも大変なので、せめて呼吸の仕方を意識してみようと考えています。ちょっとイライラしときに深呼吸をするだけで、気持ちは随分変わってきます。

    今日のアクション

    2016年が本格的にスタートした感じがしてきました。情報発信をしている人に、私が救われている部分って大きいので、私も頑張ってブログ書いていきます。2016年も引き続きよろしくお願い致します。

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  • Audibleはじめてみました!ファーストインプレッションで良かったところ

    Audibleはじめてみました!ファーストインプレッションで良かったところ

    photo credit: My New TELEX 600 OHM IMPEDANCE MAGNETIC HEADSET!!! via photopin (license)

    私はKindleでの読書がメインですが、状況に応じてオーディオブックも利用しています。昨年、Amazonがオーディオブックのストリーミングサービス「Audible」を開始したのは知っていたですが、利用しようと考えつつ、年を越してしまいようやく最近利用を開始しました。

    昨年は定額のストリーミング音楽配信が本格的に開始された年ですが、音楽と違いオーディオブックは一冊を読む時間も長く、あれもこれもとそんなには読めないので別にストリーミングでなくてもいいのではと考えていました。

    しかし、実際使ってみるとストリーミング配信ならではのメリットをいろいろと感じることができ軽く感動しています。私が特にインパクトを感じている点を紹介します。

    カテゴリの中に再生時間がある

    私が感動したのが、本を探すカテゴリの中に再生時間の項目があったことです。再生時間はオーディオブックで本を読む人には結構重要だと考えています。

    紙の本をオーディオブックで再生した場合、ながいものだと6時間以上かかるものもありますが、なかなか一気に最後まで聞くことはできないので、何度も分割して聞くことになります。そうすると後半を聞いているころには最初のほうの内容は忘れてしまっています。

    紙の本ならば、パラパラとページを戻して確認ということができるのですが、オーディオブックの場合はそうはいきません。なので、移動時間に本を読むときには、行って帰ってくるくらいの時間で読み終わる本を読みたいと感じることはよくあるのです。

    Amazonはさすがにこのあたりをわかっているようで、再生時間に応じて本をカテゴリ分けしてくれています。再生時間は1時間程度の本から用意されているので、ちょうど1時間ほど電車に乗る時間があるとわかった段階で、その場で本をダウンロードして聞き始めることができます。

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    これは、飛ばし読みがしにくいオーディオブックの弱点を補完するのに最適な提供の仕方と言えます。

    再生速度をいつでも変えられる

    紙の本は、人によって読む速度にばらつきがあります。ですが、オーディオブックの場合、音声を聞くために同じ本ならばだれば読んでも同じ時間かかってしまいます。これが本読むのが早い人にとっては結構ストレスです。

    そこで通常、倍速のファイルが別に用意されていたりするのですが、今度はそれでは早すぎたり、ナレーターの抑揚がわからないために頭に入りにくかったりと悩みの種となっています。

    Audibleには再生速度を調整する機能がデフォルトでついていて、自分にあった再生速度を簡単に選ぶことができます。本をオーディオブックで聞く場合、多分にその日の体調にも左右されるので、調子の良いときは倍速で聞き、いまいちなときは通常の速度で聞くといった使い分けが可能となります。

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    一時停止した場所が保存されている

    私はiPhoneのデフォルトのミュージックアプリでオーディオブックを聞いています。ですが、このミュージックプレイヤーだと、本を読んでいる途中で一時停止して、そのあとに他のアプリを起動していろいろやったあとにに戻ってくると、一時停止した記録が消えて最初に戻っています。

    音楽ならこれでいいのですが、オーディオブックはこれではいつまでたっても読み終わりません。本の章立てごとにファイルを分割してダウンロードできたりもするのですが、やはりそれでも途中で読むのをとめてしまうと章の先頭から読まないと行けません。

    その点、Audibleはさすがのストリーミング配信。書籍ごとにどこまで読み進めたかがきっちり保存されています。簡単な話なのですが、この機能があることで長編の作品を読むのもかなり負担が減ると感じています。

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    今日のアクション

    正直なところ、Amazonがオーディオブックの配信サービスを始めると聞いたときには、どうなのかなと感じていました。オーディオブックは、便利な反面、使いにくいと感じる部分もあり、私の活用法は限定されていたからです。

    ただ、そのあたりはさすがAmazonで、顧客目線をよくわかっています。これまで、オーディオブックの弱かったところを見事に補完するように仕掛けてきています。今後、作品の点数が増えてくれば新しい読書のスタイルとして定着するかもしれません。

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