WordCamp Kyoto 2017参加レポート。WordPressの未来を感じてきた

先日,6/24日、6/25日に開催されたWordCamp Kyoto 2017に東京から参加して参りました。昨年までWordCamp Kansaiという名前で行われていたのですが、もともと最初はWordCamp Kyotoという名前で行われており、今年は原点回帰してネーミングを戻したそうです。

WordCampは海外からの参加者もあるイベントなので、関西より京都のほうがイメージがわきやすいということもあるようです。会場は京都大学。すべてのセッションを紹介できませんが、印象に残っているものをピックアップしてみます。

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WordPressの今とこれから

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まず最初にお話を伺ったのはKITEさんによるWordPressの今後の取り組みについて。WordPressは単なるCMSからアプリケーションフレームワークに変化しようと様々な取り組みを続けています。

お話の内容としてはWordPress4.7の概要や新テーマTwenty Seventeen、さらにリリースサイクルの廃止などでした。

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ただ一番衝撃だったのは、現在開発中で将来WordPressのコアに搭載される予定の新エディタ「GURTENBERG」でした。パッとみはWordPressのダッシュボードでまるでWordを書くような感じでブログ執筆ができるようになっています。もしこれが実装されたら、サードパーティ制のエディタはほとんどいらなくなる勢いです。

現在は、まだ開発段階ですがプラグインでベータ版が配布中なので、触ってみることができます。ただし、まだ本番環境での利用はやめて下さいとのことでした。

誰でも使えるプラグインを作りたい

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こちらは海外でも多くにユーザーに利用されているプラグイン「Contact Form 7」の制作者三好さんの講演です。テーマはアクセシビリティ、ざっくりいうとユーザーから見た使いやすさといったところでしょうか。

私自身、「Sandwich Adsense」とうプラグインの開発を行っていますが、どうしても自分が開発しているときは利用者の視点に立ちきれないことが多いです。ですが、ユーザーに使って貰うために作っているのがプラグインであり、どんな良い機能を持っていても使いにくければ意味がありません。

「Contact form 7」のアクセシビリティはどのような点に気を配っているのかを伺うことができたので、今後のプラグインの開発に活かしたいと考えています。

WordPress Security

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こちらはWordPressのセキュリティに関するセッション。海外からのゲストスピーカーの講演で、同時翻訳を介してお話を聞きます。近年はサイバー攻撃がニュースのなることも多く、関心のある内容でした。

セッションの内容としては、攻撃を受けたときにサイトを乗っ取れないようにするにはどのような対策を取るべきというものだったのですが、複雑なパスワードにすることや、WordPress本体やテーマ/プラグインのバージョンを最新に保つといった基本的な対策のお話が中心でした。

やはりまずは、基本的なことをしっかりやるのが大事ということですね。

ブース席も大盛況!

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今回のWordCamp Kyoto 2017は参加費は無料なのですが、参加者にはパンとおにぎりのお昼ご飯が配られたり、ノベルティグッズがとても洗練されていたりととても豪華でした。

それもそのはずで、今回一人あたり7000円の費用が本当はかかっているのですがそれをスポンサーさんからの資金でまかなっているそうです。本当にありがとうございます。

スポンサーブースでは、選りすぐりのサービスが紹介されていました。定期的にブースツアーも開催されていて、WordPress関連ビジネスの盛り上がりを感じることができました。

今日のアクション

今回、初めて京都まで足を伸ばしてWordCamp Kyotoに参加したのですが、得るものが多くとても有意義な時間を過ごすことができました。私は今年もWordCamp Tokyo 2017のスタッフをやるので、この勢いに圧倒されないよう頑張ることにします。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

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