Tag: 働き方

  • 無難に振る舞っていることが誰かを追い詰めていないか

    無難に振る舞っていることが誰かを追い詰めていないか

    ここのところ、連日マスメディアで過労死の問題が話題になっています。この問題には、私も関心はありますが、過酷な職場環境の問題や長時間労働の問題については、すでにいろいろなところで取り上げられているのでここでは書きません。

    個人的な感覚で言えば、仕事で精神的にきつくなるのはただ単に長時間の労働だけでなく、互いにフォローしあえるような状況ににないため、仕事を抱え込まざる得なくなっている状況もあるのかなと感じています。

    もし、自分の周りで仕事を抱え込み過ぎて倒れてしまいそうな人がいたら、察してあげてフォローできるのか。ここが重要なのだと感じています。

    長時間労働にしろ、パワハラにしろ、セクハラにしろ、自分が直接の当事者にならなかった場合、無関心を装うのが今の日本の多くの組織においては、無難な選択だと予想しています。

    自分のことでもないのに、下手にフォローに回れば自分に火種が飛んでくるかもしれません。仕事であれば、そもそも自分に問題を解決する権限がないということだってあり得ます。結果、無難な選択をしがちです。

    マスメディアなどでは、最近では半ばネタのように学校でのいじめ、職場でのパワハラやセクハラの話題が取り上げられています。

    ですが、実際の世の中からいっこうに減る気配がありません。この手の問題を見ると、例えば問題のある言動をした職場の上司と嫌がらせをうけた本人だけの問題のような気になってきます。

    ですが、本当にそれだけでしょうか。

    少なくとも被害を受けた本人の周りには、多くの人がいたはずです。だれか手をさしのべることは出来なかったのが、だれか本人に変わってひと言言い返すことは出来れは状況は変わっていたのではないかと感じるのです。

    勇気のいる行為だからこそ、自分自身にどこまでそういう行動が取れるかは自問自答しなければならないと感じています。

    私も含め、日本人は個が弱く、場の空気に飲まれやすい。さらに危うきには近づかずと自分と直接被害のないことは無関心になってしまうところがある。この性質が立場の弱い人をいっそう追い詰めていると感じています。

    何事においても上意下達、周囲と協調していればそれでいいという個の弱さの問題、そして大事な判断を人任せにしてしまう性質こそが、知らず知らずのうちに誰かを追い詰めているかもしれないということを自覚しなければならないと感じるのです。

    フォトウォークしてきました

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    ガジェットライターの友人けんちゃんと浅草にフォトウォークにいってきました。写真の撮り方について一日みっちり教えて貰いました。ブログの写真はフリー素材などよりも自分の写真をもっと使いたいのです。

    今週の気になっている本

    タスク管理の名書「マニーニャの法則」が完全版になって登場するということで個人的にかなり期待大の状態です。当初、今週中に届く予定だったのですが、発売日が延期になっています。個人的にとても待ちどおしいです。

    今日のアクション

    働き方の問題については、社会の制度ともに個人個人の意識も変えていく必要があると感じています。私も含め日本人はもっと個が強くなるべきなのだと考えています。

  • 八王子コワーキングスペース8beat。3Dプリンター体験してきました。

    八王子コワーキングスペース8beat。3Dプリンター体験してきました。

    先日、友人が八王子のほうで勉強会をするというで参加してきました。

    知らなかったのですが、八王子は学生起業を推進している街として有名だそうです。そんな八王子にできたコワーキング8beatは創業して約1年半になるコワーキングスペース。学生だけでなく、社会人の八王子での起業の母艦となるべき積極的に活動されています。

    今回、友人の勉強会の会場になっていたので、利用させて頂いてきました。

    8王子駅から徒歩3分

    8BeatはJR八王子駅から徒歩3分くらいのところの雑居ビルの5階にあります。駅からは本当に目と鼻の先なので好立地にあるのは間違いないでしょう。

    九州出身の私からすると、東京の街の勢力関係というのはわかりにくいところがあります。ですが、首都圏近郊出身者と話をすると、八王子のあたりは少し田舎扱いしている場合があり、どんなところなのかなと考えていました。

    ですが、実際に八王子に到着するととても活気のある街でした。なんというか九州の人間がイメージする田舎とはなんか違うなという感じです。

    周辺にはコンビニや飲食店、ドンキホーテなど一通りのお店もあるので、とても便利だと言えます。

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    内装は広め。目玉は3Dプリンタ

    8beatの内装は清潔感があってとても綺麗です。過度に凝っているという訳ではありませんが、利用者が作業をしやすいように細部に配慮されています。

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    入り口の前には本棚があり、書籍もたくさん置いています。

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    8beatの目玉はなんと受付のとなりに3Dプリンターがあることです。 あまりにドンと置いてあるので、一体何の機械なのか最初わかりませんでした。

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    こんな感じで台にたつと、蛍光灯のようなライトのついた機械が台の周りを回り出し、スキャンが始まります。ちなみに台に経っているのは私ではありません。

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    スキャンが終わるとデータがパソコンに転送されまる。私もデータをスキャンして貰いました。

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    データをこちらのパソコンに転送して、横の箱の機械に接続すると機械が削り出しを行って印刷されてきます。

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    今回、私の人型はデータの取り込みまでで、印刷はしませんでした。ネタとしてはいいですが、私の人形を世に出すのもどうかと考えたので。。。

    データを印字するとこんな感じで削り出されます。

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    ドロップインは2時間500円〜。

    8beatの利用料金は、2時間までは500円、以降終日利用は1000円になります。

    その他、仕切りで区切られた小スペースがあって、少人数の会議や勉強会で利用できます。利用料が別途かかるようなことはありません。

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    今回私が参加した勉強会もこちらの小スペースで開催されました。10人くらいまでは普通に利用できそうです。

    今日のアクション

    8beatは八王子のエリアに住んでいたら頻繁に通うだろうなという感じのコワーキングスペースでした。8beatとして学生起業を推進しているのも素晴らしいなと感じます。

    私に友人も運営に関わっているので、近くに寄られた際は是非足を運んでみて下さい。

  • 下北沢オープンソースCafeにいってきた。ドロップインでワンドリンク付いてくるよ!

    下北沢オープンソースCafeにいってきた。ドロップインでワンドリンク付いてくるよ!

    図書館、カフェ、コワーキングスワース…、一人でもくもくと作業をするのときはこういうところに出向くことが多いです。利用するシュチエーションは似通っていますが、先に挙げた3つの施設は微妙に用途の棲み分けが出来ています。

    そんな中、下北沢になるコワーキングスペース下北沢オープンソースカフェは、閑静な住宅街の中にあるまるでカフェのようなコワーキングスペース。以前から気になっていたのですが、なかなか行く機会がありませんでした。今回、満を持して行ってきたのでレポートしてみます。

    下北沢駅から徒歩10分

    下北沢オープンソースCafeはその名の通り、下北沢にあります。下北沢駅を北口から出て、徒歩10分と駅からは少し離れた住宅街の中にあります。

    駅の周辺の繁華街を抜けると、周りはアパートや学校ばかりが目立つ道を通るので、本当にここにコワーキングスペースがあるのかと心配になるかもしれません。はじめていくときはGoogleマップなどで地図の確認をきちんとしながらいったほうがいいでしょう。

    コワーキングスペースは、雑居ビルの中に1フロア借りているような形が多いのですが、OSSカフェはビルのテナントスペースを利用していて、本当に街のカフェに入るような感覚で入ることができます。

    建物の前には、ディスプレイと黒板が建ててあるので地下まで来れば場所はすぐにわかります。

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    2つの異なる用途の部屋を行き来できる

    OSSカフェは、飲み物を飲みながらミーティングや雑談などもできるキッチン付き部屋と、集中して作業を行うための部屋の二つに部屋が分かれています。2つの部屋となりどうしのため、自由に行き来することができます。

    こちらがカフェアンドミーティングスペース。私が言ったときもとなりで打ち合わせが行われていました。

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    おくにはこんな幹事でキッチンがあり、注文するとオーナーさんが飲み物を入れてくれます。

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    そしてこちらが作業集中用のスペース。デスクと本がずらりと並んでいます。

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    本棚にはIT関連を中心に書籍がずらり。

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    作業に集中できるようにインテリアなどにはさりげなくオシャレになっています。

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    OSSカフェは名前の通り、オープンソース系の技術の勉強会が活発に行われています。当ブログで利用しているWordPressの勉強会も開催されていて、こんな展示もされています。

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    ドロップイン一日1000円でワンドリンク付き

    OSSカフェの最大の特徴はドロップイン1日1000円でメニューから好きなドリンクを一杯選んで飲むことができること。コーヒーや紅茶はもちろん、ジンジャーエールなんかもあります。

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    私は紅茶を注文しました。紅茶もダージリンとアールグレイから選ぶことができます。

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    追加注文をする場合は、1杯500円になります。ただし、作業を終わらせて頼む場合はDONE割という一杯300円に割引してくれる洒落の効いたサービスもあります。

    ドロップイン一日1000円はあちこちのコワーキングで設定されている値段ですが、オーナーさんが手作りで入れてくれるドリンクを飲める分お得感を感じることができます。

    今日のアクション

    OSSカフェはコワーキングスペースでありながら、カフェのようでもある。独特の空気感をもっているという感じがしました。下北沢という立地もあり、IT系のギーグな雰囲気とカフェのおしゃれな雰囲気が同居している感じです。

    きっとオーナーさんも独自の空間作りを目指したのではないかと。独特の雰囲気を感じるだけでも楽しめるので、近くまで立ち寄る機会があればぜひ寄ってみて下さい。

  • 好きなことだけして食べていくことに対する考察[週記]

    好きなことだけして食べていくことに対する考察[週記]

    photo credit: DSC03162 via photopin (license)

    先日、SNSで友人が「仕事でやると嫌でもスキルが身につく」というつぶやきをしていました。

    確かに普通に働いていると、締め切りや納期といった強制力が働くため、嫌々でもスキルが身についてしまう部分があります。

    ただ、このやり方はお金を貰っているからきっちりやらなければという脅迫観念で仕事をしているところがあり、私としてはなんとかそういう強制力に頼らない方法はないかといつも考えています。

    納期や締め切り、金銭的な強制力によって自分を律する生活をすると、どうしても納期を守るため、不安をつぶすために働いているような気持ちになってくる時があります。そして、それらをつぶして自分の時間ができると、ダラダラと何もしない状態になってしまいがちです。

    ネット上はは好きなことをして食っていくというスタイルを目指そうという言説で溢れ返っていますが、私にとって好きなことだけして食っていくとは、不安や強迫観念を原動力とした仕事をしないということかもしれません。

    お金を貰っているからやっているという言葉を簡単に口にする人がいますが、裏を返すとお金を貰わなければ何もしないとも言える。気をつけないと人生の主従関係が逆になってしまう。

    その意味において、私の中で好きなことだけして食べていくというのは、自立的の生きること、常に選択できる状況に身を置くということと同義のような気がしています。

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    インターネットは今後、どんどんhttpsの時代に突入して行きそうです。まだまだ、手軽に移行するのに十分な環境が整っているとは言いがたいですが、状況に変化に対応できるように情報収集は進めておいたほうが良さそうです。

    自分より若い人に教われたからこそブログを続けられたんだなーと思った話 | 明日やります

    ブログをやることに魅力の一つは普段出会うことのできないジャンルの友人ができることですね。ブログつながりでかなり若い人ともお話する機会がありますが、きちんとしてる子が多いなというのが私の印象です。

    今時の人はなんて、自分の殻に閉じこもった偏見は捨てて、きちんと話をしてみることで得られるものはたくさんあるはずですね。

    今週の気になった本

    京セラの稲森会長の本です。以前から読もうと考えていたのですが、やってすこしずつ読み始めました。あまり実績をしらなかったのですが、想像してた以上に凄い実績です。

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    自分の理想を語ってみたものの、実現するのは簡単ではないということも感じています。すこしずつ確実にやっていきたいです。

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  • 良きユーザーがいないという問題[週記]

    良きユーザーがいないという問題[週記]

    photo credit: Blinky Tom via photopin (license)

    IT関連の業界では景気が少し上向くと決まって、技術者が不足しているということが問題になります。そして、職業訓練でエンジニアを増やすであるとか、育成できる学校を増設するなどといったことが話題にあがります。

    ところが、私が実態として感じるのはそれらのエンジニア不足の問題は一時的に足りない要因補充の要素が強く、ある種使い捨ての印象です。

    そもそも論として、私はIT技術者が足りない、だから技術者育成の教育をして、数を早く効率的に増やそうという議論は短絡的なのかなと。

    日本の場合、ITに関する仕事を発注する側にITを軽く見ている傾向が強く、安易に技術者を大量を育成すれば、安く買いたたかれて疲弊してしまうケースが多いと感じています。ITの世界は技術トレンドの変化も早く、結果としてせっかく育成した技術者も使い捨てのようになってしまうケースも多いです。

    こういう問題は発注する側にシステムに対する一定の理解があり、労働に対して適正な対価を払う意識があれば防げる部分が大きいのではと感じています。適正な働けるエンジニアが増えれば、現場で人を育成する余裕も生まれ、最終的にエンジニアの絶対数も増えるはずなのです。

    なので、エンジニアが足りないから、即エンジニア育成ではなく、もっと長期的な視点でユーザーのレベルを上げていき、最終的にエンジニアを育成する流れのほうが適正だと感じるのです。

    実のところ、この問題はIT業界だけではないのでしょうか。あらゆる業界において、マーケットを成長させるのはユーザーです。ハイレベルなユーザーがいるからこそ、ハイレベルなサプライヤー(供給者)が生まれるはずなのです。だからユーザーのレベルが低ければ、業界自体もそれ相応の成長しかしません。

    国会で重要な審議が採決されているのに、テレビで芸能人のスキャンダルばかり報道されることに嫌悪感を示す人もいますが、そこにニーズがあるから放送しているとも言えます。

    年に何度かニュースで取り上げられる高速バスの事故もそうです。あのような悲しい事件は、安ければ安いほどいいというユーザー側の意識が引き起こした部分があります。ユーザー側にも自衛のすべとして、この価格の安さをおかしい、何かあるのではと感じるセンスをこれからの世の中は身につける必要があるではと感じています。

    見過ごされがちですが、ハイレベルなユーザーとは、一つのポジショニングであり、職業としてもっと注目を浴びるべきだと考えています。よく仕事論などを語る際に評論家はいらないなどという話を耳にしますが、とんでもない。本当に見識のある評論ができる人は今の時代にこそ必要だと、私は感じています。

    今週の気になった記事

    マインドフルネスでGTDの収集のレベルを潜在意識まで掘り下げる

    情報処理の技術であるGTDと最近何かと話題のマインドフルネス。相性がよさそうだなとは感じていました。実は以前マインドマップを書くことは瞑想に似ていると感じたことがあるのですが、この感覚はまさにこの記事の内容と一致するかなと。

    私のまだ十分実践できていませんが、潜在意識レベルに踏み込んで気になることを洗い出せたら気持ち良さそうですね。

    Podcastは寂しいとき、オーディオブックは孤独になりたいときに聴く。暮らしメディアと現実逃避の関係性。 | 隠居系男子

    ここのところ、オーディオブックの活用にも力を入れています。個人的にはラジオやPodcastを聴くのも好きで使い分けに困っていたりしたのですが、この記事を読んでなるほどーと感じました。

    そうラジオやPodcastを聴きたくなるときって、人恋しいときが多いです。だから、なんとなく気持ちがふさぎ込んでいるときなどにオーディオブックを聴いても頭に入ってこないときがあるなと。この使い分けはものすごく附に落ちました。

    Amazon「プライムフォト」使えるまでにあと一歩!

    今週発表になったAmazon「プライムフォト」、Amazonの攻め具合が怖い今日この頃です。私は現在、デジカメでとった写真はOneDriveに入れています。Googleフォトに移行しようかなと考えてモタモタしている間に、気づくとAmazon「プライムフォト」が出てきました。

    今のところ、Amazonのサービスが一番良さそうですが、なんかなんでもAmazonのちょっと嫌だなと感じてしまいます。悩みどころです。

    今週の気になった本

    あまりのAmazonの構成が激しくて、これから本の世界ってどうなるのかなと言う意味で気になっています。少なくとも今よりは確実にデジタルシフトは進むだろうし、本のあり方も変わってくるだろうとは感じています。

    ただ、それは紙の本がなくなるという意味ではないかなと。このあたり、将来紙の本がどうなるかを考察する上で参考になりそうです。

    今日のアクション

    最近、子供にプログラミングを教えるのが流行っているようですが、個人的にはITリテラシーを教えるのが先なのではと考えています。リテラシーの教育を子供ころからしておけば、将来その子たちがITの仕事をしなくても、良きユーザーとなり結果産業の発達に貢献するのではと感じています。

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  • 肩書きをつけるという考え方はもう古いのかもしれない[週記]

    肩書きをつけるという考え方はもう古いのかもしれない[週記]

    photo credit: Words of Luxury via photopin (license)

    何かにつけて自分をわかって貰うため、肩書きを名乗ることがあります。

    私の場合であれば、エンジニアですと名乗ることもあればブロガーですと名乗ったりすることが多いです。ですが、エンジニアという肩書きをとってもそのスキルや役割は多岐にわたり、本当はとても表現しきれません。

    そもそも、なぜ人は肩書きを持ちたがるのかと言えば、わかりやすいからにつきると考えています。肩書きをもっていれば、自己紹介などのときにもの凄くわかりやすい。コミュニケーションコストを下げることが主たる目的だと考えています。

    だだ、そのわかりやすさは諸刃の剣の可能性もあります。人は、どうしても思考を普段使っている言語の縛られてしまう部分があるので、安易な肩書きをつけることでそれに縛られてしまうという可能性があります。本当は一歩踏み込んで自分の領域外の勉強をするとで、幅がグッと拡がるはずのときに、自分は○○だからと拒絶してしまうかもしれません。

    例えばですが、Web系デザイナーやエンジニアの場合、エンジニアであってもデザイン的なことを理解して踏み込めたほうが仕事の幅は拡がりますし、ときによっては作ったものを拡散するためにマーケティングのノウハウが必要になることもあり得ます。必要なスキルは状況によりけりです。

    このような状況のなってくると、そもそもその人はエンジニアという肩書き自体が正しいのかも怪しくなると考えています。

    また、簡単に肩書きを名乗れてしまう仕事は競合する人も多いということの裏返しでもあります。安易に肩書きを持つことはレッドオーシャンに片足を突っ込んでいるとも言えます。

    ここのところ、2050年にロボットにとって変わられる仕事のようなニュースが話題になっていましたが、そもそも時代の変化に応じて、消滅する仕事と新しく発生する仕事があるので特段特別なことではないようにも感じます。

    エンジニアとかデザイナーとか、安易な肩書きではなく、自分のコアにある能力や経験はなんなのかを見極めて、状況に柔軟に対処していくほうがこれからの時代は特にうまくいくのかもしれません。

    今週の気になった記事

    「苦手意識」は体験の欠乏が創りだす。子どもの頃にはいろんな経験を! | ヨッセンス

    昨日、自宅でラジオを聞いていたら高校生が地理が苦手だという悩みを話していました。きっと地理が苦手な子って、子供のころに旅行にいった経験が少ないのではないかと私は感じていました。自分を振り返っても、苦手科目って、自分の中に原体験がないものが多いなと感じます。

    その意味で、この記事は本質をついた良記事です。

    【注意喚起】NTTの料金改定を騙ってソフトバンク光に強制加入させる詐欺が横行しています。今日うちにも来たので詳細をまとめます | jMatsuzaki


    なんか悪質ですね。この件に対して特に私が被害にあったわけではありませんが、情報はシェアしておいたほうがよいと感じたので掲載します。

    WordPressなどに対応したオープンソースのブログ投稿ソフト「Open Live Writer」を使ってみた

    WindowsPCでブログを更新していたころ、ものすごくお世話になっていたWindows Live Writerですが、オープンソース化したようですね。

    今のところ、Windowsでブログの更新を行うことはありませんが、これを機会により利便性が上がってくれるとなんか嬉しいです。今度試しに使ってみようと考えています。

    気になっている本

    この記事の内容にもつながることですが、最近デザインに興味を持っています。

    今までデザインのことはわからずにいたのですが、あまり自分の枠を決めすぎずに少なくとも基本的な考え方だけは知っておきたいと感じるようになりました。ちょっと基本を知っているだけでもブログのデザインについてインパクトを大きく変えられるかもしれないので。

    今日のアクション

    昔、元楽天監督の野村さんが人間は年齢と時代には勝てないという話をされていました。いくら個人が頑張っても時代の流れには逆らえないので、自分のテリトリーに固執しすぎに柔軟に変化していく姿勢が大事だなと。その意味では肩書きって不要なのかもしれません。

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  • 自立した個人として働くことは、組織への忠誠心とバランスがどこまでとれるのか?

    自立した個人として働くことは、組織への忠誠心とバランスがどこまでとれるのか?

    photo credit: cell105 via photopin cc

     

    最近は個人の働き方にフォーカスしたいわゆる「働き本」が沢山出版されています。

    本により内容の差は多少あるのですが、大雑把にいうと主張の方向性は同じです。

     

    • 終身雇用はなくなり、組織に縛られる働き方はこれからすたれていく
    • 会社勤めであってもマルチキャリアの構築を目指すべき

     

    これらの主張は概ね私は正しいと考えています。ただし、私の場合、生産性を発揮して仕事をする上では壁も感じています。

    このような組織に縛られない働き方を目指す上では、自立した個人として所属する組織とも適切な心理的距離を置く必要があります。自分と所属する組織の間に一歩引いた視点を持つことも必要になってきます。

    一方で組織の中での仕事を考えた場合、生産性を向上させる要素のうちの一つに忠誠心がどうしてもあがって来てしまいます。個人差もあるのでしょうが、いくらやりたい仕事をやっていても、信頼することができない集団の中での仕事はパフォーマンスが落ちますし、忠誠を捧げたくなるような組織(いい意味で)で働く方が同じことをしていても生産性は上がる気がします。特にチームでのコミュニケーションが重視される職種では影響度が大きいでしょう。

    だだ所属する組織に忠誠を誓う考え方は、一歩バランスを崩すと忠誠から依存へと変わってしまい、自立した個人とは真逆のものになってしまいます。時代の流れとしては自立した個人が求められているは間違いないと考えています。

    自分の心境は、自立か忠誠か、それとも依存か。このバランス感覚をとるはものすごく難しいと最近感じています。

     

     

  • 士業の営業術から学ぶブログ運営論

    士業の営業術から学ぶブログ運営論

    photo credit: DoDEA Communications via photopin cc

     

    税理士や会計士、いわゆる士業といわれる専門知識のアドバイスを職業とされる方とブロガーをはじめ情報発信を起点に、セミナーや執筆をされている方の立ち位置がどんどん近づいて来ていると感じます。リアルなビジネスの場での活動を起点とするのか、インターネットの情報発信を起点にするのかの差になってきているのです。

     

    一生食っていくための「士業」の営業術

     

     

    税理士を生業としているプロが情報発信についてどう向き合っているのか、ブロガーとしても参考になりそうな一冊です。

     

    情報との関わり方は4つある

     

    情報の扱い方は、情報を「生み出す」、情報を「伝える」、情報を「使う」、情報の「使い方を教える」の4つに分けて考えることができます。

     

    情報発信との関わり方は人によっていくつかのパターンがあります。自分の発信の仕方はどいういうスタイルに近いかを考える癖をつけて置くと客観的に自分のブログを見返すことができます。

    著者の考えたとブロガーの情報との関わり方を照らし合わせると、多くの場合「伝える」になります。レビュー記事にしろ、書評にしろほとんどの場合、自分の日常生活の中にアンテナを張り巡らして記事になりそうなことを伝えています。

     

    自分の体験を発信することが究極の情報発信

     

    情報をどう受け止めて、どう加工して、どう提供するか。ひとつの情報から派生的なことを考えて、それをどこまで自分のビジネスに取り入れ、利用できるか。たった一つの同じ情報でも、感度の違いで差が付きます。それがあなたの強みになるのです。

     

    結局のところ、ブロガーのコンテンツを作る最後の頼みの綱は自分の体験だと考えています。iPadのレビュー記事を読みに来る多くの読者は、大手のメディアでは書かれていないその人個人の使用感のレポートに期待を寄せているはずです。

    レビュー記事に関わらず、日常の体験をブログ記事に書くときも同じです。

    よくブログ記事の書き方で情報を書くことが重要と言われることがあります。ですが、新しい情報がないという日もあります。取り立てて新しいネタを持っていないときは、日常生活の体験をできるだけ一般化して、情報の域まで昇華するという考え方もネタ切れを起こさない方法だと考えています。この考えた方が身につけば、日常のあらゆることブログのアンテナを広げることができます。

     

    情報発信をどう差別化するか

     

    情報を伝えるだけでは、インターネットにはかないません。これに付加価値をつける方法は4つあります。キーワードは➀誰よりも早く➁誰よりもやさしく➂分類して整理し➃希少価値を加えることです。すると、インターネットに負けない商品ができあがります。

     

    自分の得意な情報発信の仕方は異なります。1日に数回更新してとくかく最新のトピックを早く回数伝えるのが得意なブロガーの方、ある程度出そろったところでまとめ記事に書くのが得意な方、初心者向けの分かりやすい記事が得意な人、マニアックな記事を一部のファンに届けるのが得意な方と人それぞれです。

    自分のブログ記事がある程度たまってくれば、ブログ記事を見返すことで自分の文章の傾向が見えて来ます。自分の情報発信はどの傾向が一番強いのか、見返して考えることで自分の得意を磨いていけるのです。

     

    今日のアクション

     

    現在は特定の分野についてまとまったエントリが書ければ、その瞬間から専門家と名乗れる時代になっています。自分の得意分野をどう発信するかを考える上でその道のプロである税理さんの情報発信に対する考えたはとても参考になりました。

     

  • 未来の働き方を考えよう

    未来の働き方を考えよう

     

    先行きが不安、これからどうしよう。。。

     

    こういうことを考え出すとキリがありません。組織に属して働く人、フリーランスとして個人で活動する人、会社を経営されている方など様々な働き方をされている方とお会いします。

    それぞれの立場でそれぞれの悩みがあることも最近わかってきました。立ち位置は違っても働くことの悩みはつきません。

     

    12/1(日) 13:30〜 東京ライフハック研究会Vol.11「これからの働き方をHackする!」を開催致します。 | 東京ライフハック研究会BLOG

     

    仕事術というテーマで様々なジャンルの働く人が集う勉強会「東ラ研」が一年ぶりに開催されたので参加してきました。

     

    2020年世の中はどうなるのか

     

    今回の勉強会は2020年の自分の働き方を考えるというテーマでした。2020年という具体的な年がポイントになります。

    2020年といえば、なんと言っても東京オリンピックが開催されます。個人的には政策としてのアベノミクスは支持しています。今後、設備投資も増え日本の景気は一時期に比べて随分よくなるだろうと考えています。

    ただし、世界的にみれば企業間の競争はより激しくなり、日本の少子高齢化の問題は現実的にいって解決できるとは考えられません。私は日本の社会には景気回復イコールバブル時代の再来という暗黙の了解が世の中にあるような気がしています。

    景気がよくなることと個人が経済的に豊かになるということが確実に一致しない世の中にどんどんなっていくと私は予想しています。

    単純に組織で働くということ関して言えば、よほど特殊なジャンルの技能や輝かしい経歴でない限り年齢を重ねるほどに不自由な状況に置かれる確率が高くなる、そういう方向に世の中が否応無しに向かっている気がしています。

     

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    WPSチームによる経験談を聞く

     

    今回の勉強会では、Work Story Project(WSP)というチームの方々が一人一人の仕事の現場での成功談と失敗談をお話頂きました(もちろん守秘義務等に反しない形です)。

    WSPチームとは下記のような方々です。

     

    製造業やIT、サービス業など異なる業界・職域のビジネスパーソンによって結成された社会人チーム。メンバーは日経BP社Webサイト「Bizまとめ編集室」上で“明日の働き方・生き方にヒントを与える記事”を執筆中。働くビジネスパーソンが抱える現実の課題を掘り下げ、自分や家族、仲間だけでなく、仕事上のライバルをも応援しようという意気込みで幅広い読者にメッセージを発信しています。

     

    ポイントは、組織に属しながら自分の活動も行っているいわゆる世の中の多数派の人だということです。ビジネス書というのは、突き詰めると個人の体験の中からテーマを絞り、できるだけ再現可能な形でまとめたモノと言い換えることができます。

    世の中に多く出回っている本に書かれている成功談や失敗談は、すでに独立した方などの場合が多いです。それはそれで大変勉強になる訳ですが、人口比率でいけば独立をしていたり会社を起こしてうまくいっている方というのは少数派です。組織に属しつつその悩みや喜びの話をビジネス書のように、再現可能性を高めた形で知る機会というのは意外と少ないので貴重なお話だったと感じています。

     

    2020年にどう働いていたいか

     

    今回の東京ライフハック研究会では、ワークが実質60分を越えるという長丁場でした。

    私がよく読んでいる本には、5カ年計画で自分の人生を設計しましょうといったものや、人生におけるミッションを考えましょう、目標には期限をもちましょうという内容をすることが多いです。

    ですが、5年後というスパンでものを考えるというのは結構難しいです。そもそも日頃からこういうことを考えていないと難しいということはあるのですが、もう一つの要素として五年後の世の中が想像できないということもある気がします。やはり人間は時流というか時代には逆らえないので。

    そのような中、2020年という東京オリンピックが開催される具体的な年にどう働いていたいかを考えるワークはイメージの沸きやすい条件を揃えたと内容でした。記入するワークシートもマーケティングの分析で利用するフレームワークをベースにしたものだったので、イメージのしやすさを追求した勉強会だったと言えます。

    一時期はこういうワークって、意味あるのかなと考えていたのですが繰り返しやっていると少しずつ具体的になっていくので最近は積極的の考えるようにしています。

     

    今日のアクション

     

    今回は、東京ライフハック研究会恒例のLightning Talkに初挑戦しました。最初は5分というお話だったのですが、今回は時間に余裕があるということで7分半話させて頂きました。最後に告知を入れたのですが、全体7分半のうち2分半が告知の内容になってしまい主宰の北さんに突っ込まれてしまいました(すいません。わざとではないです)。

    私の話にお付き合い頂いた皆さん、ありがとうございました。

     

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  • 仕事での成長とワークライフバランスとキャリアという言葉は当てにならない

    仕事での成長とワークライフバランスとキャリアという言葉は当てにならない

    photo credit: U.S. Department of Defense Current Photos via photopin cc

     

     仕事を通じて私はこれだけ成長することができました!!

    様々な媒体でよく語られている仕事の苦労話と、それを通じて自分が成長したという話しです。正直なところ私は半分賛成、半分反対くらいでこういう話は話半分で聴くようにしています。

    仕事を語るうえで、成長、ワークライフバランス、キャリアというキーワードが出てきますが、個人的にはどれもあまり好きな言葉ではありません。

     

    そもそも成長って何よ?

     

    そもそも論なのですが、大人になっての成長ってなんなのでしょう。経験が増える、懐が広くなる、知識が増えると様々なことがあるとは考えています。

    ですが、世の中には経験があるが故に一歩が踏み出せない、おおらかすぎり故に人からなめられる、知識が陳腐化して役にたたないなどの場面も多くあります。ようするにどこにでも汎用的に通用する人間などいるはずがないのです。

    私が知る限り仕事を通じて成長したといっている話の50%~70%はただの苦労話のようき感じています。

     

    仕事を含めて人生ですよね

     

    私はワークライフバランスという言葉が嫌いです。仕事か人生という二択はそもそもおかしく、人生の要素の一つとして仕事(社会に価値を提供し対価を得るための活動)が存在するのであって決して生活と対立するようなものではありません。

    そして、仕事でしか成長できないって言っている人というのは、ある意味単一的な価値観の中でしか生きていないのだなと個人的に感じてしまいます。人間の成長は、日常生活のありとあらゆる場面に存在しているものだと考えるからです。

     

    キャリアという幻想

     

    仕事での成長とならんで幻想と曖昧さと含んでいると感じる言葉にキャリアがあります。よくキャリアアップがうんぬんという話を聴きますが、そもそもなんなのか私はかなり悩んだ時期があります。

    キャリアという言葉から連想されるものは、職能とはコツコツ積み上げて蓄積していくものというイメージです。まぁ社会人になって数年くらいはそういう部分もあるでしょうが、心底好きで物事に情熱をもって取り組んでいる人がそれまで未経験のことをあったいう間に身につけてたり、大成功したりという事例は世の中いくらでもあるで、キャリアなどそれが心底好きな人の前では何にも役にたたないというのが私の率直な感想です。

    キャリアという言葉自体に、枠にはまって働くことを助長している気がするのは私だけでしょうか。

     

    今日のアクション

     

    仕事は人生の一部ですが、すべてではありません。なんでもかんでも仕事を通さないと実現できないというのは古い時代の刷り込みのような気がします。