Tag: 働き方

  • 新しい働き方に必要なマインドは愛着心である

    新しい働き方に必要なマインドは愛着心である

    本日は、都内であったとある勉強会に参加してきました。内容はとても刺激的なものだったので、もう少しまとまったら記事にしようと考えています。

    ただ、その中でも私の中でものすごく腑に落ちた内容が、

    良い企業に必要なものは、忠誠心よりもエンゲージメント(愛着心)であるということ。

    この言葉を聞いてああなるほどなぁと感じました。

    というのも、今盛んに論じられているパラレルワークを初めてとする新しい働き方という課題について、理屈では理解できるのですが、どうしても多くのビジネスマンのメンタリティにあっていないのではないかという疑問があったからです。

    その内容についてはこちらの記事で触れています。

    働き方の改革は忠誠心と依存心、そして自律心の三つ巴の戦いである

    ですが、本日講座の中で、いい企業には従業員の愛着心があるいう言葉にピンときました。

    今日本では、多くの組織において働いているメンバーの心の中は忠誠心かあるいは依存心で支えられているのではないかと感じています。

    私の感覚としてはどちらの感覚も個人の自律心とは相性の悪いマインドだと感じていました。だからこそ、定年後に燃え尽き症候群になってしまう人があとをたたないのだと。

    ですが、もし本日の勉強会の内容のように多くの日本人が自分の属する組織に対して愛着心もって働けるとしたら、その精神性の中では今までにない新しい働き方ができるのではないかと感じました。

    このあたりのことは少し考えがまとまったら別途記事にするつもですが、今回の勉強会はそれに気付けただけでも収穫があったと言えます。

    今週の気になっている本

    一応高校のころくらいまで数学が一番得意な科目でした。そんな高校時代に数学の先生が話題にしていたのがフェルマーの最終定理です。当時まだ定理の証明はされていませんでした。

    その後、社会人になるころにはすっかり頭の中から消えていて、なにかに機会に証明されたという話は聴いたのですが特に深く調べたりはしませんでした。

    ですが、最近ふとこちらの本見つけてその後のどうなったのかを知るとこれが面白いのです。

    数世紀にもわかる定理の証明を巡る人間ドラマだけでも十分に楽しめる内容です。きっと高校生のころにはこの面白さはわからなかったと感じています。

    今日のアクション

    というわけで今日は朝から終日セミナーを受講してぐったりです。久しぶりのこんな長丁場のセミナーをうけたのですが、よい刺激となりました。

  • 属人性の排除は正義か悪か

    属人性の排除は正義か悪か

    組織などで働いた経験がある人なら1度は耳にする言葉に属人性をなくそうというスローガンがあります。

    特に一部のITの世界では、職人的にコアなプログラミングができる人よりも、標準的なスキルの人を集めてうまく現場を回せるプロジェクトマネージャーの方が重宝される傾向にあります。

    かつて私もできるプロジェクトマネージャーになりたかった時期があり、そういう風にモノを考えていた時期があります。

    また、起業家向けの本のバイブルを何冊も書いているマイケル・E. ガーバー の書籍を読むといかに、仕組みを作っていかに自分がそこに組み込まないようにするかが大切かが書かれていたりします。

    それは多分、ビジネスモデルの作り方としては正しいですし、そうでなければ収益をあげ続けることはできないという現実的な問題があります。

    ただ私はこの考え方が人を幸せにするのかについて常々疑問を感じています。

    人は生まれてきて働く以上、自分だからできる何かをしたいと心のどこかで考えているはずです。

    属人性が排除された仕組みの中で働くことは、個人にとって幸せとは言えないのではと感じるのです。

    起業もプロジェクトマネジメントも最終的なゴールが人が幸せになることだとしたら、属人性の排除は必ずしも正しいとは言えない気がするのです。

    ここ数年、世の中ではこれからの世の中は個人の時代だとしきりに言われています。マスメディアをみても働き方を変えようというような話題が多いです。

    世の中は、より属人性を排除したシステマティックな世界に向かうのか、それともそのような仕事は人工知能のような機械にとって変わられ、より個性が重視される時代がくるのか。

    私はできれば後者の世の中が来て欲しいと考えています。

    今週の気になっている本

    以前から読もうと考えていたモチベーション3.0。興味はあったのですが、前に見たときは Kindle化されていなかったのですが、最近見たら Kindle版が出ていて即購入しました。

    この本を読んでもわかるのですが、人間はシステムの中に組み込まれると間違い無くモチベーションがさがり、生産性が落ちます。やはり、産業革命以降にできた今の働くスタイルは限界なのかもしれません。

    今日のアクション

    ただ、私は、単純労働が全て機械化されたときに、それを嫌がる人も多いだろうなということも予想はしていて、多分そんなに一筋縄ではいかないだろうなとは考えています。人間は難しいです。

  • 自分の世界観に巻き込む仕事がしたい

    自分の世界観に巻き込む仕事がしたい

    ITの仕事に関わって、私はもう結構な年数になるのですが、それなりに好きだったりします。いまやIT抜きに世の中は回らなくなっているのは間違いないし、直接仕事で関わる場面以外でもIT周りのことに明るいことで、世の中の仕組みが人より詳しく見えることもたくさんあります。

    ただ、そんな中でげんなりするのがユーザーからの無茶な要求や一方的に決められるスケジュールなどがある場合です。ITは何か実現するためのツールという部分が大きいので、どうしてもクライアントワーク主体になるのは避けられません。

    世の中にある仕事は、大きく二つにわけることができると考えていて、一つはクライアントワークのように誰かの世界観に巻き込まれる仕事、もう一つは実現したい世界観がもうすでにあって、そこに誰かを巻き込んでいく仕事です。

    どちらの仕事が良い、悪いというのはないのだけれど、長年クライアントワーク主体の仕事に身を置いているものとしては、やはり後者の仕事のスタイルにあこがれる部分があります。

    自分が持っている世界感、すなわちコンテンツを回りを巻き込みつつ世に広める仕事がしたいと最近より強く思うことが増えました。

    もちろん無理めの要求をこなしていくことで、自分のスキルレベルがアップすることも多分にあるので、一概には言えません。それでも、人に要求に振り回されたり、無理難題を押しつけられるような(いつもそういう訳ではありません)スタイルの仕事は避けたいなぁと感じるのです。

    私にとってブログはそのための実験場のような場なんだなと感じるのです。

    今週の気になっている本

    カリスマセラピスト、岡部明美さんの新刊が6月に発売になります。まだ、発売前で当然中身は全く読んでいない訳ですが、タイトルを考えていたら今回のエントリが浮かびました。

    普通に仕事をしていれば、一日の大半はそれに時間を費やすことになるのでやはり自分の納得できる仕事がしたいなぁと感じるのです。

    今日のアクション

    ブログを書き始めて早6年目。 Kindle読書術というコンテンツは産み出せましたが、それだけではまだまだだなと感じています。今後も新しいコンテンツを産み出せるように取り組んでいきます。

  • 入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました

    入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました

    もう新入社員だった時代は随分昔なのですが、今振り返っても少しこういうことに気を付ければ良かったなぁということが沢山あります。その中に一つがもっと本を読んでおけば良かったということです。

    新入社員で未熟だったことはもちろんなのですが、とにかく視野が狭かったという反省があります。もう少し広い視野を持てていたら、いろんなことで悩まなく済んだかもなぁと感じるのです。

    入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました

    著者の大杉さんは、年間300冊の本を読む多読家。そしてご自身も日本興業銀行を経て、新銀行東京に転職。その後フリーに転身したハイキャリアの方です。

    その豊富な経験の中から新入社員向けのお勧め本、そしご自身の体験の中からメッセージを纏めたものが本書です。紹介されている本のうち、気になったものを選んでみることにします。

    ノートの取り方に関する悩みの解決に

    私が入社したときに、しつこく言われたのがメモを取ることです。デジタル全盛の時代ではありますが、今でも顧客とのやりとりなどで言われたことをいかに素早くメモできるかは、仕事のロスを防ぐことに繋がります。

    メモの取り方は、自分が分かればいいので絶対これでないと行けないという方法はないのですが、早い段階で自分なりのやり方を作り出すためにもメモ術の本などを読んでみるのがおすすめです。

    人の話を聴けないという悩みの解決に

    私が仕事上のコミュニケーションで苦労した点が、人の話を聴くのが苦手だったことです。当時の私は、コミュニケーションについて、自分の意見を伝えることばかりにフォーカスしていました。

    ですが、そもそもコミュニケーションの入り口はとにかく相手の話を聴くことです。そして、世の中には人の話を聴くプロがいます。そういう人達のテクニックを学ぶことで日常のコミュニケーションを改善できます。

    職場の人間関係の悩みの解決に

    新入社員で配属された現場は、メンバー同士の中が悪く、それに振り回される形でかなり苦労した記憶があります。そうでなくても新入社員のころが余計な気苦労が耐えないもの。

    少しでも相手の気持ちが分かればなぁと感じていました。こういうことはちょっとした視点の切り替えで、不用意な失敗を防げるので、人間関係に関する書籍を当たってみるのがいいかもしれません。

    人事評価に関する悩みの解決に

    ある程度、仕事に慣れてきたら自分が正当に評価されていないという悩みを持つ人も多いのではないのでしょうか。日本の組織は、評価基準が明文化されておらず、暗黙の了解で決定されることも多いです。

    私の経験では、人事制度も評価するのも人であり、どう頑張ったところで完璧はありません。評価が良かろうがわるかろうが「相性の良いあしで適当に決めている」くらいの意識で十分なのです。それであなた自信の価値が変わることはありません。

    仕事が好きになれないという悩みの解決に

    頑張ってみているけれど、やっぱり職場になじめない。仕事が好きになれないときどうすればいいか。合わないのなら辞めればいいのだと私は考えています。

    ただ、辞めるにもして次に自分がどういう仕事をしたら楽しめるのか、没頭できるのかは模索し続ける必要があります。

    そのために大事なことは「好奇心をもつこと」です。大杉さんは書籍の中のこの一文を紹介されています。

    人生を生き生きと過ごすために、強い好奇心をもつことは絶対不可欠の必要条件だ。なぜなら、好奇心は自分がやりたいことを実現させるための大きな力となるからである。

    私自身、もう少し若い頃から世の中のいろんなことに目を向けていればなぁと振り返ることは多いです。

    今日のアクション

    本書では、上記以外にも若手のビジネスパーソンの悩みに答える本が惜しみなく紹介されいます。そして、何よりもその本のチョイス、本の紹介の間に大杉さんの人生観、仕事観を感じられる構成になっていると言えます。

    もうすぐ新入社員が入ってくる季節。仕事に関する悩みがある方には是非読んで欲しいです。

  • Yahooが運営するコワーキング「LODGE」に行ってきた。6月まで利用料無料!

    Yahooが運営するコワーキング「LODGE」に行ってきた。6月まで利用料無料!

    この間の土曜日のWordBench 東京を開催する際、会場として利用させて頂いたのがYahoo!japanが運営するコワーキングスペース「LODGE」です。さすが、日本最大手のIT企業が鳴り物入りで運営を開始したコワーキングだけあって、設備がすばらしかったです。

    場所は東京ガーデンテラス18F

    LODGEは赤坂見附駅を出てすぐのところにある東京ガーデンテラス紀尾井町というエリアの18Fにあります。

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    建物の低層階は複合商業施設になっていて、コンビニやカフェなど、日常生活で必要なものは一取り揃っています。そして、この建物の17階と18階が「LODGE」です。

    18階へはエレベーターで移動するのですが、その場所が少し分かりづらくて道に迷ってしまいました。カードマンの人も1階にはいるので、わからなければ早めに尋ねたほうが早いかもしれません。

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    18Fでエレベータを出ると受付案内の看板が見つかりました。

    広々とした超オープンスペース

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    着いたらとりあえず受付へ。受付はYahoo!JAPANの来客受付で行います。受付では名前と住所、それに身分証明書の提示をする必要があります。

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    ざっと周りを見渡してその吹き抜けの感じに驚かされます。久しぶりにこんな広いオープンスペースをみたような気がします。

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    受付の周辺のYahoo!JAPANのキャラクターやロゴが飾られています。

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    毎度お馴染みのYahooマークも。

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    コワーキングエリアは17F

    実は先ほどの18Fはコワーキングのエリアではありません。18Fで受付を済ませたら階段を降りて、17Fに移動します。階段を降りていくと17階にも広々としたスペースが拡がります。

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    窓際に寛げる空間も。作業に疲れたらどうぞ。

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    場所が17Fだけあって、窓からの眺めも気持ちいいです。

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    17Fの受付にはPapper君もいます。

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    階段を挟んで反対側にオープンスペースがあります。こちらのスペースは今回WordBench 東京で利用するために、利用させて頂きました。

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    2017年6月までは利用料無料

    さて、このLODGEは現在無料開放中です。これだけのスペースを無料で利用出来るとは嬉しい限りです。私の相場観から行けば、このクラスの施設なら一日2000円から3000円くらいの利用料がかかるのが普通だと感じました。

    おそらく無料開放期間が終了すれば、それくらいの利用料になるはずなので、興味のある方はこの機会に是非1度この空間を体験することをおすすめします。

    今日のアクション

    さすが日本最大手のIT企業Yahoo!JAPANが運営するコワーキングスペースです。設備の綺麗さに度肝を抜かれました。これだけの広さのため、もうちょっとじっくり利用したかったのですが、今回は私自身の勉強会のスタッフだったため、隅々まだ見て回ることができず。

    次回、もう一度純粋にコワーキング利用のみをしてみたいと考えています。

  • 残業したくなったら安ければそれでいいを辞めればいい。

    残業したくなったら安ければそれでいいを辞めればいい。

    ここのところ、残業時間の規制の話題が盛り上がっています。某大手広告代理店での過労死の事件をきっかけに世論が一気に盛り上がっています。

    だだ、世の中の人はなぜ残業しなければならないのかと考えたときに、結局のところ元々無理なスケジュールを組まざる得ないクライアントの要求というものがあると言えます。

    特に広告代理店はどんなに組織が大きくてもクライアントワークがビジネスの基本スタイルであることは変わりません。だからどんなに社内で過重労働を減らそうとしても、クライアントから無理な要求が来れば、それに答えるために無茶な働き方をせざる得なくなります。

    日本人はことコストに厳しく値段は安ければ安いほどいいと考えがちです。1円でも安ければ安いほど良いという価値観。ですが、私はこれが間違いの始まりだと考えています。

    もちろん、お金を無駄使いする必要はないけれど、モノやサービスに適正な対価を払うという意識があれば、回り回って自分も身体を壊すよまで働くようなことにならないのではと考えています。

    世界的に見ても、イギリスのEU離脱やアメリカのトランプ政権の誕生なども、安ければそれでいいという価値観からの揺り戻しとも取れなくもありません。

    グローバルな経済でひたすらに安いサービスを求めた結果、移民の労働力に頼ることになり、国内の人の仕事がなくなった。その揺り戻しとして、職を奪われた人達がイギリスの離脱やトランプ大統領を支持したという側面はあるはずです。

    だからこそ、モノやサービスの妥当な対価を払うという意識が、世の中を良い方向へ変えていく気がするのです。

    今週の気になっている本

    日本のマスコミでは、割とキワモノ扱いされることが多いトランプ大統領ですが、経済政策としては割とベタにケインズ理論を踏襲した政策を目指しているように感じます。まぁ、それが日本の国益に繋がるかは別問題ですが。

    今日のアクション

    モノやサービスにお金を払う際には、やはり感謝をして支払うということが重要かなと感じています。お客様は神様であるという意識は、消費者、発注者の立場から積極的に捨てることで、より暮らしやすい世の中が来る気がしています。

  • 働き方の改革は忠誠心と依存心、そして自律心の三つ巴の戦いである

    働き方の改革は忠誠心と依存心、そして自律心の三つ巴の戦いである

    最近、大手の電機メーカーが多額の損失を出して債務超過に陥り、多くの人が人員削減されるかもしれないということが話題になっています。ネットニュースなどには現場の社員も声が掲載されていて、俺たちは何も悪くないのにと途方に暮れていると言われています。

    そして、その現場の声に対して、会社に依存していたからそうなったからだとか、自分で考えてこなかったからだという批判の声がネットを中心にパッシングされていました。

    この一連のやりとりを見て、少し違和感を覚えました。この現場の人達は、別に考えていなかった訳ではなく、会社を信頼していたという側面はなかったのかということです。

    先日のアメリカの大統領選挙を見ていて分かるのは、日本人は総じて社会や所属する組織に対する信頼や忠誠心が高いということです。これが今の日本の社会に安定や豊かさをもたらしていることは間違いありません。

    ただ、それがどこかでボタンを掛け違えて、信頼や忠誠心が、いつのまにか依存心に変わってしまっているケースが多いのだろうと考えています。

    今後、訪れるであろう新しい働き方が実現した社会では、個人が組織属さず働いたり、あるいは複数の組織をまたにかけて働くというケースが増えるのかもしれません。

    そういう世の中になったとき、働く世代である我々にどういう変化が起こってくるのか。今は残業規制やプレミアムフライデーなど主に時間の使い方だけが話題になっています。

    ですが、私はさらに一歩踏み込んで今後働く人のメンタリティの問題が大きくなると考えています。現在、組織に属して働く多くの人間のよりどころは、精神的なよりどころは所属する組織になっているケースが多いです。それは、ポジティブに取れば忠誠心であり、ネガティブに取れば依存心にもなるデリケートな感覚です。

    今後、パラレルキャリアで働く人が増えたとき、多くの人は自律して働くことと、このデリケートな感情の合間でバランスを保つことに苦労するのではないかと私は感じています。

    そして、一歩舵取りを間違えば、日本人の中にある社会や組織を信頼して、一致団結できる素晴らしい特性も失ってしまいかねないと考えています。

    私は世の中の働き方が変わっていくことは歓迎ですが、その中でもっと準備していくべきことがあるとも感じています。

    今週の気になっている本

    日本人のサラリーマンはなぜこんなにもやる気がないのかを、海外の人の目線で書いた本です。かなり的を得ている部分もある反面、やはり日本人のメンタリティに触れていないと感じました。恐らくなのですが、日本人の会社とかに対する感情って、海外の人とはかなり違うのではないかと。

    だから、働き方の改革の話をするなら、この部分を考えて議論しないと駄目と効果がない気がしています。

    今日のアクション

    少なくとも今のまま、意識改革無しで働き方の議論を進めると、せっかく時間が出来てももてあましてしまって、元の長時間労働の生活に戻りたいって言い出す人が結構いるんじゃないかなと個人的には予測しています。

    日本人の古き良き忠誠心を保ちつつ、依存心を排除し、自分の人生を主体的に生きる自律心を養う。これががっちり噛み合わないと働き方の改革はできないと感じています。

  • 浜町「ブックシェルフカフェ」。iPadを借りて電子書籍が読み放題のオシャレ電源カフェ

    浜町「ブックシェルフカフェ」。iPadを借りて電子書籍が読み放題のオシャレ電源カフェ

    JR新宿線の浜町駅のすぐそばにオシャレなカフェを発見しました。なにげに入ってみたところ、ちょっと変わったスタイルのガフェだったのでご紹介します。

    浜町駅・人形町駅よりアクセス可能

    今回発見したブックシェルフカフェは、新宿線の浜町駅を降りてすぐの久松町交差点にあります。浅草線の人形町駅も近い場所です。

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    外観は普通のカフェと違いがわかりません。とてもオシャレな感じの雰囲気が出ています。

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    ただ、入り口の壁に「READ EAT」の文字を発見。この部分にこのお店の精神を感じることができます。

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    iPad貸し出し無料。Wifiと電源も使い放題

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    中に入るととてもオシャレな感じの内装ですが、棚にずらっと並ぶiPadに目が奪われます。

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    これらのiPadには電子書籍のアプリが入っていて、自由に手に取って読むことが出来ます。中の書籍は雑誌を中心にラインナップされています。

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    iPadが使えるということで店内には、専用のwifiも完備されていて、自由に利用することが出来ます。また店内のコンセントも解放されていて、パソコンの電源やスマートフォンの充電などにも利用できます。

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    実はここのカフェの運営母体は、システム開発やWeb制作をしている会社だそうです。電子書籍やwifiなどの施設が充実しているのもわかります。

    カフェメニューも充実。ランチやアルコールも

    こちらのブックシェルフカフェは、あくまでもカフェ。コワーキングスペースのようにドロップインの料金はかかりませんが、きちんと注文をしないといけません。

    ブックシェルフカフェはカフェとしての実力もなかなかで珈琲をはじめカフェメニューやランチメニューも充実しています。

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    何を頼もうかお店の店員さんと話してみたところ、珈琲のドリップの技術には自信ありのほか、ラテアートもできるとのこと。そこでさっそくカフェラテを頼んでラテアートをやって貰いました。

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    出てきたのはかわいい猫のラテアート。店員さんは男性だったのですが、あまりにメルヘンな技術に驚いてしまいました。飲み始めて猫の形が崩れてしまうのがもったいないです。

    貸し切り利用も可。コースメニューもつきます。

    お店のの雰囲気もよく、wifi、電源完備ということでイベントなどで貸し切り利用できないか確認したところ、そういうプランも用意してあるとのこと。

    利用料金は、コースメニューの内容に合わせて変わるようで、最低3000円からだそうです。イベント開催に必要なプロジェクターやiPadの利用なども出来るそうです。一昨年に開催した電子書籍著者発掘イベントのようなタイプの飲食ありのパーティ形式のイベントには、向いていそうです。

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    今日のアクション

    とてもスタイリッシュなお店でありながら、IT系のイベント等にも十分対応できる素晴らしいカフェです。浜町駅から目と鼻の先というアクセスの良さも魅力なので、近隣へお立ち寄りの際はもちろん、イベント開催をされる場合にも会場利用してみてはいかがでしょうか。

    http://www.bookshelfcafe.jp/

  • 自由に生きるにはためには社会的なミッションを考える必要がある

    自由に生きるにはためには社会的なミッションを考える必要がある

    ここのところ経済関係や貧困に関する本をたまたまですが、まとめて読んでいます。

    経済関係の本を読んでいると結構日本経済は、本当は強いという主張をしている本が結構あることに気付きます。一方で学生や女性の貧困をテーマにした本も結構あって、すでに日本の教育システムは破綻していているとか、若者の貧困はひどいという内容が具体的に書かれています。

    一体、どちらが今の日本の社会なのだろう。

    本をたくさん読めば読むほどに実態はわからないのですが、一つ感じたのは、日本の社会を豊かに感じている層と貧しいと感じている層がいたら確実にそこには社会の分断があるのだろうなということです(トランプ大統領ではないですが)。

    私も学生時代は、家が貧しかったので仕送りなどはなく、バイトと奨学金で生活をしていました。ただ、恐らくは社会全体が今よりもお金があったため、奨学金も借りやすかったし、大学の授業料も免除して貰えてたりして、なんとかやっていけていました。

    もし、今の時代に同じ状況だったら、大学は卒業できたいなかったのかもしれません。加えて今は、ITの格差もそこに加わってくるので、恵まれた環境で育ちリテラシーのある人はより有利に、反対に貧しい状況下で十分なリテラシーがない人はより不利になっていた気がします。

    家が貧しく、十分な生活インフラのない家庭で育った私にとってはぞっとする話です。

    私は社会状況と時代背景に救われた部分が大きいと考えています。だとすれば私もなにかしらの形で社会に還元しなければとも。

    私も周りには、自由に生きるとか好きなことで食っていくということを目指しているあるいは実践している人が多いです。ですが、一方でそれらの言説に今一歩説得力を感じなかったり、場合によっては苛立ちを感じるときもあります。

    それはなぜか。

    多分、社会に何を提供するか、貢献するかという視点が抜けて(あるいは敢えて抜いて)自由に生きるとか、好きを仕事にするというキャッチフレーズが踊るから違和感を感じるのかもしれまません。

    ありまのままに生きる、自由に生きる、好きを仕事にする…etc

    それは大事なことなのだけど、多分それだけでは足らなくて、同時に社会に対するミッションとのする合わせが無ければ、本当の意味で自由に生きるということは実現しないと確信しています。

    今週の気になっている本

    先日までセールだったので、気になった本をまとめ買いした中にこの2冊が含まれていました。パラパラと平行して2冊の本を読んだのですが、結果としてはかえって世の中の状況が見えづらくなってしまいました。本日のエントリは、そのモヤモヤを原動力に書いています。

    今日のアクション

    先日、トランプ政権が発足したので就任演説を夜中まで起きて見ていました。あの演説をみただけでは、まだ世の中がどうなるかはわかりません。良い方向に世界が動いてくれればと願っています。

  • 働き方が変わればよりコミュニケーション能力が重要になってくる

    働き方が変わればよりコミュニケーション能力が重要になってくる

    ここのところ、働き方に関するニュースが毎日にように話題になっています。長時間労働の是正の問題、政府の副業容認の方針変更、そしてパワハラ、セクハラの問題と枚挙にいとまがありません。

    これまで我々勤め人は、所属する組織と一心同体のような感覚でやって来た人が多かったはずです。そのような状況の働き方の中では、組織に属し、その組織の文化の中でのみ通じる慣習やルールに従って働いていました。そして気付けば、思考パターンまでその組織に染まっているということは珍しくありません。

    このコミュニケーションの取り方は、ある種とても効率的な部分があります。前提条件や価値観を共有している状態でのコミュニケーションは円滑に進み易いからです。

    ですが、昨今の働き方改革の流れを見ているとこのやり方はもう通用しなくなりそうです。特定の組織の中でのみ通じるルールではコミュニケーションが取れなくなることが増えるのでは感じています。

    職場のコミュニケーションに悩んで、セミナーなどに参加するようになったころ、最初の衝撃は異業種の参加者の人たちと話してみて驚いたのは、自分が常識だと感じていたことは一歩組織の外へでると全く通じないということでした。

    前提条件や大事にしている価値観までが全く違う世界があるということをこの時期に実感自覚できたのです。

    ですが、今後はリモートワークで働く人が増えて、組織と個人の関係性が増えてくればこの状況が誰にとっても当たりまえになると考えています。そうなった時、コミュニケーションのスキルの差は今よりも人生のクオリティに大きく影響してくるのは間違いないと考えています。

    所属する組織の価値観に縛られず、いかに多様性を認め、異なる価値観の人とコミュニケーションをとれるか。それが今後の社会では重要になってくるような気がしています。

    今週の気になっている本

    今日のアクション

    働き方が変われば、パワハラやセクハラの問題も少なくなる時代が来ると私は考えています。ただ、それは反面、自己責任が深く問われる時代と言えるかもしれません。