Tag: 仕事術

  • 自立した個人として働くことは、組織への忠誠心とバランスがどこまでとれるのか?

    自立した個人として働くことは、組織への忠誠心とバランスがどこまでとれるのか?

    photo credit: cell105 via photopin cc

     

    最近は個人の働き方にフォーカスしたいわゆる「働き本」が沢山出版されています。

    本により内容の差は多少あるのですが、大雑把にいうと主張の方向性は同じです。

     

    • 終身雇用はなくなり、組織に縛られる働き方はこれからすたれていく
    • 会社勤めであってもマルチキャリアの構築を目指すべき

     

    これらの主張は概ね私は正しいと考えています。ただし、私の場合、生産性を発揮して仕事をする上では壁も感じています。

    このような組織に縛られない働き方を目指す上では、自立した個人として所属する組織とも適切な心理的距離を置く必要があります。自分と所属する組織の間に一歩引いた視点を持つことも必要になってきます。

    一方で組織の中での仕事を考えた場合、生産性を向上させる要素のうちの一つに忠誠心がどうしてもあがって来てしまいます。個人差もあるのでしょうが、いくらやりたい仕事をやっていても、信頼することができない集団の中での仕事はパフォーマンスが落ちますし、忠誠を捧げたくなるような組織(いい意味で)で働く方が同じことをしていても生産性は上がる気がします。特にチームでのコミュニケーションが重視される職種では影響度が大きいでしょう。

    だだ所属する組織に忠誠を誓う考え方は、一歩バランスを崩すと忠誠から依存へと変わってしまい、自立した個人とは真逆のものになってしまいます。時代の流れとしては自立した個人が求められているは間違いないと考えています。

    自分の心境は、自立か忠誠か、それとも依存か。このバランス感覚をとるはものすごく難しいと最近感じています。

     

     

  • 仕事での成長とワークライフバランスとキャリアという言葉は当てにならない

    仕事での成長とワークライフバランスとキャリアという言葉は当てにならない

    photo credit: U.S. Department of Defense Current Photos via photopin cc

     

     仕事を通じて私はこれだけ成長することができました!!

    様々な媒体でよく語られている仕事の苦労話と、それを通じて自分が成長したという話しです。正直なところ私は半分賛成、半分反対くらいでこういう話は話半分で聴くようにしています。

    仕事を語るうえで、成長、ワークライフバランス、キャリアというキーワードが出てきますが、個人的にはどれもあまり好きな言葉ではありません。

     

    そもそも成長って何よ?

     

    そもそも論なのですが、大人になっての成長ってなんなのでしょう。経験が増える、懐が広くなる、知識が増えると様々なことがあるとは考えています。

    ですが、世の中には経験があるが故に一歩が踏み出せない、おおらかすぎり故に人からなめられる、知識が陳腐化して役にたたないなどの場面も多くあります。ようするにどこにでも汎用的に通用する人間などいるはずがないのです。

    私が知る限り仕事を通じて成長したといっている話の50%~70%はただの苦労話のようき感じています。

     

    仕事を含めて人生ですよね

     

    私はワークライフバランスという言葉が嫌いです。仕事か人生という二択はそもそもおかしく、人生の要素の一つとして仕事(社会に価値を提供し対価を得るための活動)が存在するのであって決して生活と対立するようなものではありません。

    そして、仕事でしか成長できないって言っている人というのは、ある意味単一的な価値観の中でしか生きていないのだなと個人的に感じてしまいます。人間の成長は、日常生活のありとあらゆる場面に存在しているものだと考えるからです。

     

    キャリアという幻想

     

    仕事での成長とならんで幻想と曖昧さと含んでいると感じる言葉にキャリアがあります。よくキャリアアップがうんぬんという話を聴きますが、そもそもなんなのか私はかなり悩んだ時期があります。

    キャリアという言葉から連想されるものは、職能とはコツコツ積み上げて蓄積していくものというイメージです。まぁ社会人になって数年くらいはそういう部分もあるでしょうが、心底好きで物事に情熱をもって取り組んでいる人がそれまで未経験のことをあったいう間に身につけてたり、大成功したりという事例は世の中いくらでもあるで、キャリアなどそれが心底好きな人の前では何にも役にたたないというのが私の率直な感想です。

    キャリアという言葉自体に、枠にはまって働くことを助長している気がするのは私だけでしょうか。

     

    今日のアクション

     

    仕事は人生の一部ですが、すべてではありません。なんでもかんでも仕事を通さないと実現できないというのは古い時代の刷り込みのような気がします。

  • 悩める新入社員に送る。会社でチャンスを掴む技術

    悩める新入社員に送る。会社でチャンスを掴む技術

     

    この春から新社会人でまだ環境の変化についていけていないという方は沢山いるでしょう。

    私が新社会人のころ、入社する少し前に会社が合併し、配属された現場は混乱を極めていました。

    そのような現場に突然配属され何をしていいかもわからず、当時の私は途方にくれていました。振り返えれば行動の指針となるというものがあればもう少し上手く職場に溶け込むことができたのではと考えています。

     

    伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い

     

     

    この春の新社会人におすすめしたい本です。

     

    新人時代の強みと弱みを認識する

     

    新人というのはもの凄く特殊なポジションで、独自の強みがあります。具体的には、

    ・失敗が許容されやすい

    ・教えて貰いやすい

    ・実績で判断されない

    などです。

    実は私はこれらのことを全く逆に弱みだと捕らえていました。一緒にに配属された同期と比べて大学院を出ていた分、年齢が上だったためとにかく実績を出さなければならないという焦りから自分を過剰にアピールしようとしていました。結果空回りし、私のことを心よくないと考える先輩も現れました。

     

    新人で現場に配属されたら、新人の強みを最大限利用するべきです。

     

    最初のうちは知っていることでも知らないふりをして、かわいがられる方ぐらいが丁度いいと感じています。余程の突き抜けた才能がないかぎり、中途半端なオーバースペックは新人のポジションではパッシングの材料になりかねません。

    もし自分のできそうだと思ったら、周囲との関係性を読みながら小出しにしていくことをおすすめします。

     

    1回の200%より101%の継続

     

    新社会人のころ、とにかくコツコツやるということが苦手でした。このため、頑張るときはフルスロットルの時はがむしゃらに頑張り、気分がのらないときは一気にパフォーマンスが低下するということを繰り返していました。

     

    ですが、品質が不安定なモノから人の信頼は生まれません。

     

    一回まぐれ当たりでうまくいったとしても、それで自分の能力以上に期待値を上げてしまい身動きがとれなくなる恐れがあります。理想は相手の期待の少し上を継続的にいき続けることなのです。

    小さな好感を詰みかねて、なんとなく彼(彼女)はいいよねという雰囲気を醸し出していくのが実は一番楽で効果的です。

     

    言葉の中の「意味の含有率」を高めよ

     

    組織の合併などがマスメディアで取り上げられる時というのは、時価総額とか事業戦略の話ばかりフォーカスされがちですが、実際はそれぞれの組織の文化を背負った人たちの思いが交錯するとても泥臭いものです

    組織が異なれば、価値観も違います。恐ろしいことに同じことを伝えたつもりでも、バックボーンとなる組織の文化が違うだけでポジティブに受け取られる場合とネガティブに受け取られる場合が180度異なる場合があります。

    私は大変これで苦労しました。合併前の所属していた組織によって、同じことを訴えているのに反応が真っ二つに分かれてしまったのです。今でこそ、組織が合併するとはどういうことか多少は理解できているのでなぜこうも反応がちがったのか察することができるですが、当時は混乱するばかりでした。

    これに対処するには、空気を読む力、そして言葉の真意を伝える力をつけるしかありません。当時を思い返せば、相手の立場を考えず軽はずみな発言も多かったと記憶しています。会話の内容と質を見直し、適切なタイミングで的確に発言するということを意識する必要があるのです。

     

    今日のアクション

     

    本書では新社会に向けて読書をすることを強くすすめています。今思えばですが、私もそのとおりだと思います。

    会社で学べることはどんなに広くみても、所属する業界の常識でしかありません。幅広い視点を身に着け、行動の指針を自分の中に持ちたいなら読書が一番ローコストです。というか、自分が新人の時代にこの本に出会っていたかったです。