Tag: コミュニケーション

  • 働き方が変わればよりコミュニケーション能力が重要になってくる

    働き方が変わればよりコミュニケーション能力が重要になってくる

    ここのところ、働き方に関するニュースが毎日にように話題になっています。長時間労働の是正の問題、政府の副業容認の方針変更、そしてパワハラ、セクハラの問題と枚挙にいとまがありません。

    これまで我々勤め人は、所属する組織と一心同体のような感覚でやって来た人が多かったはずです。そのような状況の働き方の中では、組織に属し、その組織の文化の中でのみ通じる慣習やルールに従って働いていました。そして気付けば、思考パターンまでその組織に染まっているということは珍しくありません。

    このコミュニケーションの取り方は、ある種とても効率的な部分があります。前提条件や価値観を共有している状態でのコミュニケーションは円滑に進み易いからです。

    ですが、昨今の働き方改革の流れを見ているとこのやり方はもう通用しなくなりそうです。特定の組織の中でのみ通じるルールではコミュニケーションが取れなくなることが増えるのでは感じています。

    職場のコミュニケーションに悩んで、セミナーなどに参加するようになったころ、最初の衝撃は異業種の参加者の人たちと話してみて驚いたのは、自分が常識だと感じていたことは一歩組織の外へでると全く通じないということでした。

    前提条件や大事にしている価値観までが全く違う世界があるということをこの時期に実感自覚できたのです。

    ですが、今後はリモートワークで働く人が増えて、組織と個人の関係性が増えてくればこの状況が誰にとっても当たりまえになると考えています。そうなった時、コミュニケーションのスキルの差は今よりも人生のクオリティに大きく影響してくるのは間違いないと考えています。

    所属する組織の価値観に縛られず、いかに多様性を認め、異なる価値観の人とコミュニケーションをとれるか。それが今後の社会では重要になってくるような気がしています。

    今週の気になっている本

    今日のアクション

    働き方が変われば、パワハラやセクハラの問題も少なくなる時代が来ると私は考えています。ただ、それは反面、自己責任が深く問われる時代と言えるかもしれません。

  • 未処理の感情に気付けば問題の8割は解決する

    未処理の感情に気付けば問題の8割は解決する

    またうまくいかなかった。

    私は過去に何度か同じような失敗を繰り返しして、まるで自分が呪いにでもかかって無限回廊を歩いているような気分にかかることがあります。失敗してはいけない大事な場面、全力を尽くしたつもりなのにうまくいかず、「またか」という気分になってしまう。

    きっと運が悪いだけだ。そうあなたが私と同じように自分に言い聞かせているなら、その前に自分の中に過去の未処理の感情が眠っていないかを考えてみて下さい。

    未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する

    過去に置き忘れて来た未処理の感情が、ゆがんだ認知を作り望まない結果を生み出しているのかもしれません。

    感情は自然に沸くものではない

    私達は現実に何かかが起これば、自然にそれに対する感情が沸くと考えています。ですが、これは誤りです。実際には、出来事と感情の間には、過去の経験に基づいた認知、いわゆるビリーフが入ってきます。

    大きな失敗をしたときには、普通人は落ち込みます。ですが、それをバネにして次頑張るか、それともそこで諦めてしまうかは人によって違います。これはその人が持っているビリーフが異なるからです。

    歪んだ認知は、歪んだ行動を起こし、結果、歪んだ現実を作り出すという悪循環に陥ってしまうのです。世の中で素晴らしい人生を送っている人というのは、少なからず正しい認知を持っているからこそ、その結果が出せていると言えるのです。

    歪んだビリーフで自分を見失う

    「落ち込んでいる暇はない」などということを冗談めかしていう人がたまにいますが、私達はうまくいかなかった時、悲しかった時などに自分で処理しきれない感情に蓋をして忘れてしまうことができます。

    ですが、この処理しきれなかった感情は、顕在意識で認識できないだけで、意識の90%を占める潜在意識の中に蓄積されています。そして、この累積した未処理の感情は、歪んだビリーフを生み出し、歪んだ行動に繋がるのです。

    「魔女の法則」という言葉を聞いたことがあります。子供の頃に虐待を受けた人は、自分が親になったときに同じような虐待を繰り返してしまい、自分も子供も傷ついてしまうケースが多くあるそうです。これも恐らく子供のころに蓄積された未処理の感情が大きく影響しているのでしょう。

    自分の心の中に満たされない空虚感や欠乏感、あるいは同じような場面で同じような失敗を繰り返すと感じているなら、それは蓄積した未処理の感情に自分が振り回されているということを疑ってみるべきなのです。

    未処理の感情と向き合う

    歪んだビリーフを解消し、自分の望んだ人生を送るためには自分の中にある未処理の感情を見つけ、自分を許すことが重要になります。

    ですが、これは難しい作業でもあります。さきほど、ゆがんだビリーフは自分を見失わさせる側面もありますが、同時にそれがあることでメリットも提供していることもあるのです。

    例えば、「欲を出してはいけない」というビリーフは、自分が本当に欲しいモノが分からなくなるというデメリットもありますが、あらかじめ欲しいモノが手に入らない苦しさに予防線を張ることもできます。

    大切なことは、ビリーフを持つことのメリットとデメリットを自覚することです。そうすれば、少しずつビリーフは緩んでくる可能性があります。

    もし必要ならばプロのカウンセリングを受けるということも選択の一つだと言えます。

    自分が何者かを知るものが時代を創れる

    プロのカウンセラーの方にお話を伺うとビリーフを取り除くことは、タマネギの皮むきと同じだと言われることがよくあります。自分の未処理の感情を一枚一枚取り除き、本当の自分になっていくという意味です。

    ただ、私は本当の自分になったとき、どういう景色が見えるのでしょうか。私は子供のころから人の期待を優先する生き方をしていたので、自分の生きたいように生きている人を見ると羨ましく感じることがあります。

    アップルの創業者スティーブジョブスは、有名なスタンフォード大学の講演でこう述べています。

    他人の意見によって、自分の内なる声を溺れさせてはならない。何よりも大切なのは、自分の気持ちや直感に従って行動する勇気を持つことです。

    私的な解釈ですが、今ここで何を自分が望んでいるか、何を感じているかを本当に理解できるようになることこそが、ビリーフを取り除くこと、タマネギの皮むきのゴールなのだろうと感じています。

    今日のアクション

    自分で偉そうなことを書いておきながらなのですが、私自身、ビリーフの塊でまだまだ道半ばだなと痛感しました。ただ、自分にビリーフがあると自覚することが第一歩でもあります。

    心の分野に書籍はスピリチュアルに寄り過ぎていて、苦手に感じるモノが多いのですが、本書はわかりやすい語り口で丁寧に解説してくれています。おすすめです。

  • 興味があれば英語なんて話せるようになる気がする…どうだろう?

    興味があれば英語なんて話せるようになる気がする…どうだろう?

    先日、知人のお誘いで「フィンランドの森から」というイベントに参加させて頂きました。まぁイベントの内容をざっくり言うと、物理的に遠い国フィンランドのライフスタイルについて、実際に現地のお話を聞くイベントです。

    イベントが終わった後は、フィンランドの方とお酒の席を同席させて頂いて、フィンランドのこと、イギリスが離脱することになったEUの話など、現地でしか分からない貴重なお話を伺うことができました。

    マスメディアを通して知っているつもりでも、実際に現地の話を聴くのは全く違うと改めて痛感。やはり一次情報は大事だと感じました。

    一つ悔しかったのは、自分が英語を話せなかったこと。同席していた方が英語を話せたので通訳してもらっていた訳ですが、自分の言葉で話したいという欲求が沸々とわいてきました。一応学生のときは英語は得意だったので、頑張ればなんとかなるかなと感じています。

    日本人が英語を話せないことがよく問題視されていて、日本の教育がみたいな話題を聴くわけですが、それは英語という教科の教育ではないと私が感じました。

    一番大事なことは、異文化を知りたいという欲求の問題なのかなと。そして、他国の文化に対しての敬意のような気がします。

    日本は島国で総じて、同質であることを美徳として、異質なものに対して排他的です。そして本質的に他国の文化に対して無関心な気がしています。

    他国の文化に無関心な理由は、自分の国の文化もよく分かっていないから、自分の国の文化を大事にできないから他国の文化も大事にできない。そういう気がしています。

    結局、ただビジネスに利用出来るからとか、表面的に国際舞台で活躍できる人材を育てるためだと騒いだところで、深い部分で他の国を理解したいという想いがなければ、英語は習得できない気がします。

    そして逆もまた真なりで、異国の人と本気でコミュニケーションしたいと考えれば、片言でもあとは気合いで通じるのではないでしょうか。

    今週の気になっている本

    本のアプリStandでタイムラインに流れてきて興味を持った本です。25歳で海外で起業する人のマインドってどんな感じなのでしょうか。ちょっと想像がつかないのが本音なので興味を持ちました。正直自分は慎重で保守的な性格なので、良い意味で刺激を受けたいと考えています。

    今日のアクション

    敢えて英語を話せない自分が、こういう記事を書いてみました。Webサイトも海外のものをスラスラ読めれば入ってくる情報は全く違うなぁと感じています。少し本気で勉強してみようかと。

  • 初対面が苦手な理由はあなたの自意識が強すぎるから

    初対面が苦手な理由はあなたの自意識が強すぎるから

    イベントやパーティなど、大勢の人が集まる場所にいくとその場の溶け込んですぐに人と話しだす人と隅っこのほうでなかなか輪に入れない人がいます。うまく輪に入れない人がよく言う言葉は「私は初対面が苦手なんです」です。

    実は、私もイベントなどにいくとすんなり人と話せる場合と、なかなかうまく溶け込めない場合の両方があります。特に初対面に苦手意識はないつもりですが、なぜか会話が続かないときがあります。

    この違いは何なのか。考えてみると自分に関心がありすぎるときははじめての人とうまく話せない気がしています。

    「どう思われるか」を気にしすぎ

    私の場合、初対面の人と話せないと感じるときだいたい「何を話せばいいだろう。変な人と見られないだろうか」という気持ちが強く働いているときです。ぶっちゃけ言うとメンタルが自意識過剰になっているときです。

    ですが、自分が初対面の人を目の前にして、相手そっちのけで自分をどう見られるかを気にしているのと同様に目の前の相手もそれほどあなたに関心はありません。初対面でどギツイ下ネタでも言わない限りあなたが相手から嫌われることはないのです。

    そして、自分がどう思われるかと考えてしまう背景にはいわゆる過剰な承認欲求があると私は考えています。私自身、普段行かないようなアウェイはイベントにいって「こんなところに自分がいて変に思われないか」という意識が強くなればなるほど、人と話せない傾向に陥ります。

    まずは、人は自分で感じているほどあなたに関心はないということを自覚しましょう。

    相手に関心を持つことが重要

    初対面の人と円滑にコミュニケーションを進めるコツは、自分への意識を押さえてとにかく相手に関心を持つことだと考えています。

    自分の意識が強くなりすぎているとどうしても、自分をアピールしなければいけないという気持ちが前に出すぎてしまいます。結果、空回りして余計に話せなくなってしまったりします。

    ですが、人は誰しも自分の話をしたいもの。まずは一歩引いて相手に主導権を握ってもらえば会話はスムーズに進むはずです。

    もしある程度相手に話の主導権を渡して、ずっと自分の話しかしない人に出会ってしまったら、、、恐らくそういう人とはどのみち、その後も深く関わる機会はないかなと考えています。

    コミュニケーションに基本はギブアンドギブの精神です。ただし、ここでいうギブは自分の話をすることではなく、相手を理解することなのです。この部分を勘違いしてしまうと、コミュニケーションがうなくいかなくなってしまいます。

    メンタルをフラットに保つ

    相手に関心も持つといっても相手を色目で見てしまっては意味がありません。人間は初対面の相手と対峙したとき、ついつい自分より上か下かという尺度で見てしまいがちです。

    相手が自分よりも格上だと感じてしまった場合には、当然うまく話せません。この場合には、相手に対する敬意や劣等感、あるいは脅迫観念に近い感情が入り交じった複雑な気持ちになっているはずです。

    一方で当然、自分が上だと認識することもあります。ではこう感じているときは余裕を持って相手に接することができるのかと言えば、私はNOだと考えています。

    ややこしいことに相手を下だと考えてしまった途端に、そんな自分を悟られてはいけないと考えてしまい、いよいよ何も話せないという状態になる人が多いのではないでしょうか。

    そもそも、相手を上か下かという色眼鏡で見てしまった時点でアウトなのです。目の前にいる相手に変な先入観を持ってしまっていると自覚できたら、とりあえず大きな深呼吸をしてみるのがおすすめです。一旦過剰な自意識をリセットして、フラットな気持ちで目の前の人せるように軌道修正する必要があります。

    今日のアクション

    かいう私の状況次第では、うまく人話せないことは多々あるわけでして。ただ、そういうときでもその原因がどこにあるかを知っておくとかなり楽になるかなと考えています。

    今年ももうすぐWrdCampとブロガーズフェスティバルという大きなイベントがあるので、できるだけいろんな人と話せるように心構えをしておきたいと考えています。

  • Points of You体験会に参加してきたよ!コーチングがゲーム感覚で楽しめる!!

    Points of You体験会に参加してきたよ!コーチングがゲーム感覚で楽しめる!!

    自分の人生の答えは自分の中にしかない。

    人生の大事な局面などで迷いが生じたときなどに、自分の答えを探すための心理学的なアプローチでお手伝いをしてくれるのがいわゆるコーチであり、コーチングと言われるメソッドです。ただ、自分専属のコーチを雇うというのはそれなりに敷居が高いのは間違いありません。

    そんなコーチングをより身近に利用できるとして、今注目を集めているのが「Points of You」というカードゲームのようなメソッドで、GoogleやIKEAでも社員教育で利用されていると話題です。

    ブロガーで友人のコウスケさんがこの「Points of You」の体験会を開催されるということで参加してきました。

    Points Of Youとは何か

    Points of Youは、イスラエルのコーチ2人によって開発されたコーチングツールです。通常コーチングを受ける場合、専門の教育を受けたコーチを雇って受ける必要があります。

    コーチングはお金を払っても受ける価値のあるパワフルなメソッドですが、全ての人がコーチングを受けるためのお金を用意できるとは限りません。もっと気軽にたくさんの人にコーチングの力を利用して欲しいという願いの元開発されたのがこの「Points of You」です。

    コーチングは受けることで視野や考え方、すなわち「Points of View」を広げることが出来ますが、この「Points of You」にはあなたの視点を広げるという意味が込められています。

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    カードから連想することを感じる

    「Points of You」ではカードゲームのように写真のついたカードを引いて、自己紹介をしたり、また自分の将来の夢をペアを組んでプレゼンテーションしたりします。

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    普段、自己紹介をするとなると何を言っていいかわからないという状況に陥りがちなのですが、カードをモチーフにすることよって不思議とするするでるようになってきます。ちなみにこちらが私が自己紹介のときに引いたカードです。かなり困っているように見えるのですが、周りの人からは良く似ていると言われました。

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    また、自分の夢を語る際には、一見つかみどころのない印象のカードを引いているにも関わらず意外な切り口で自分の夢や目標を語ってみたりと、それまで自分でも考えもしなかったようなアイデアがビジョンがカードを触媒とすることで出現するという特徴があります。

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    このような現象について、少し私の解釈が入るので、間違っている部分もあるかもしれませんが、カードを利用すること通常の左脳優位の思考から、右脳優位の思考に切り替えができるためではと感じています。

    講師のコウスケさんは、マインドマップの公認インストラクターでもありますが、右脳と左脳をバランス良く使うという点において「Points of You」の似た部分のあるメソッドだと言えるのかもしれません。

    もちろん、何のカードでも良いという訳ではなく、この「Points of You」のカードには個人が発想を広げるための様々な仕掛けが施してあります。

    独りでもグループでも気軽にできる

    体験会では、参加者同士でカードについてディスカッションしながら、とても楽しく時間を過ごすことができました。そして、会場にコーチングの専門家がいるわけでもないのに結果として、互いにコーチングをしているような状態になりました。

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    この「Points of You」の最大の特徴はカードの正しい使い方を習得すれば、コーチングに関する専門知識があまりなくてもコーチングのエッセンスを気軽に自分の生活の中に取り入れることができることです。

    物事を決めるときや、考えがまとまらないときのセルフコーチングとして利用することもできますし、家族間のコミュニケーションを円滑にするために利用できます。このゲームの開発者の願い通りと気軽でとても応用範囲が広いのです。

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    私自身、カードを等して回りの人とコミュニケーションをとることで、自分でも想いも寄らないことを口にし出して驚きました。人間は意識の9割は自分で自覚できない潜在意識だと言われています。この「Points of You」はそれらに手軽にアクセスできるツールであることは間違いないでしょう。

    今日のアクション

    今回この「Points of You体験会」を開催されたコウスケさんは、このメソッドの普及のため勢力的に活動されています。体験会以外にもオフシャルなカードの利用法を学ぶマスタークラスの開催も行われています。

    コウスケさんは愛知の方なのですが、東京でもどんどん講座を開催したいとのこと。コーチングに興味はあるけど、敷居が高い、もっと手軽にやりたいという方は、ぜひチェックしてみて下さい。

    次回開催は2016年8月20日。詳細情報はこちらから

    http://www.kokuchpro.com/event/poyf160820hrn6/

  • コミュニケーションがうまく行かないときは自分の体調を疑ってみる

    コミュニケーションがうまく行かないときは自分の体調を疑ってみる

    photo credit: Puerto Rico National Guard via photopin (license)

    人が何を言ってもイライラする。

    根本的に性格や考え方が合わないという訳ではないのに、近しい人のひと言に何かとイライラしてしまうことがあります。こういう状況が続くと些細なことでケンカになってしまったりして、信頼関係にヒビが入ってしまい取り返しの付かないことになりかねません。

    なぜかわからないけれど人にイライラする場合は、相手に問題があるのではなく、自分のコンディションが良くないだけの可能性があります。プチンと切れてしまう前に自分の体調に原因がないかチェックしてみるのはいかがでしょうか。

    寝不足が最大の敵

    些細な人の言動にいちいちイライラする場合は、ぐっすり眠れていない可能性があります。睡眠は体調を整えるためにもっとも重要です。寝ていないというだけで精神的に不安定になったり、過剰にハイになったりした経験というのは誰でもあるはずです。

    十分寝たつもりでも実は熟睡できていない可能性を疑ってみるといいでしょう。睡眠の質の計測はいろいろなライフログアプリやガジェットが出ていますが、個人的には血圧を測るのが一番確実かなと感じています。

    睡眠が不十分な場合は、血圧が上がっていることが多いです。定期的に自分の血圧を計測しておくことで自分の睡眠のコンディションを確認で来ます。

    ストレスは背中に蓄積される

    精神的なストレスが溜まっている場合、その疲労は背中に蓄積されることが多いです。ストレスが溜まっているから首筋から腰に掛けて凝っているわけですが、逆に背中が凝っているからストレスを感じるということもあり得ます。

    スポーツの緊張する場面で、コーチが選手に励ます意味を込めて両の肩を掴んで、ポンと叩くシーンがありますが、あれは単なる励ましだけでなく、肩に緊張が蓄積しているため取り除いてリラックスさせる効果があるのです。

    もしあまりにも些細なことにイライラする場合、肩こりなどが慢性的に蓄積している可能性があるので、ストレッチしれみると気分が変わります。ひどいようなら1度マッサージや鍼灸などを受けてみるのも手かもしれません。案外それでイライラが収まる可能性もあります。

    深呼吸で気持ちを落ちつける

    深呼吸は精神的に落ち着くために一番手軽な方法です。

    また、慢性的にストレスが溜まっている場合、呼吸が浅くなっていることが多いですが、呼吸が浅くなっているからイライラしているというケースもあり得ます。こういう場合は深呼吸を数分繰り返すだけで随分精神状態が変わる可能性があります。

    もし些細なことでイライラするようならとりあえず深呼吸をするということだけを頭に置いておくと良いでしょう。

    コミュニケーションは体力勝負であると自覚する

    当ブログでは、コミュニケーションの基本は人の話を聴くことであると何度も書いています。そして人の話をきちんと聴くのはとても難しいとも。

    人の話を聴くのが難しい理由はいくつかありますが、大きな要因に体力が必要だということがあります。人の話を聴くのは、集中力を要するので体力勝負なのです。

    このため、体調のコントロールがままならいと、些細なことでコミュニケーションは破綻してしまう可能性があるのです。常に万全に体調でコミュニケーションをとるようにするというのは無理ですが、少なくともコミュニケーションは体力がいるということを自覚しておくだけで、不要なイライラを避けることができるでしょう。

    今日のアクション

    まぁ、自分に直接的な大きな被害あるわけでもないのに、人の言動にイライラする場合は、自分が精神的あるいは肉体的に疲弊していることが多いです。まずは十分な休養をとって、身体をメンテナンスするほうがいいでしょう。

  • コミュニケーションを学ぶ上で大切なたった一つの注意点

    コミュニケーションを学ぶ上で大切なたった一つの注意点

    photo credit: frisby cat : san francisco (2014) via photopin (license)

    ときどき、ブログに書いているのですが、昔仕事の上のコミュニケーションでかなり苦労したことがあります。言いたいことが相手に伝わらなかったり、誤解されたりと散々でした。それを機会にコミュニケーションに関していろいろと勉強したりして、改善を図って来ました。

    それ自体は結果としてプラスに働いているのですが、一つだけ当時の自分に言っておきたいことがあります。それは、

    「相手を尊重することと、自分を殺すことは全く違う」

    ということです。

    コミュニケーションの基本は「聴くこと」

    当ブログでは何度も書いているのですが、コミュニケーションの基本は相手の話をじっくり聴くことです。

    それまでの私は、人にうまくものを伝えることについては意識したことはあっても、人の話をしっかり聴くということには全く意識がありませんでした。

    様々なコーチングやカウンセリングなど、様々な傾聴術の本やコミュニケーション術の本などを読んで、意識を変えるようにしてきました。

    人の話をきちんと聴く努力をすることで、相手は自分が尊重されていると感じるので、コミュニケーションはどんどん円滑になっていきました。

    これにて、めでたしめでたしと行きたいところですが、そうはいきませんでした。

    自分を主張するのが怖いという病

    人の話をしっかり聴くというのは大事なのですが、どんなに話をじっくり話を聴いても「やはりそれは受け入れられない」という人は当然いるわけで。

    そういう場合、きっちりと NOを言うのが大事なところなのですが、気づくとすっかり自分の主張をするのが苦手になっていました。いや、もう少しいうと、自分の主張したいことが何だったのかがわからないというほうが近いのかもしれません。

    多用な考え方を受け入れて「あれもあり」「これもあり」と考えるうちに、自分はどれがいいのかがわからないことが多くなってきました。

    私はいつの間にか人の話を聴くことと、自分を気持ちを殺すことをワンセットで考えていました。

    ですがこれは明らかに誤りです。あくまでもコミュニケーションは相手と自分の双方を尊重しあうために行うべきなのです。そして、そのために自分に譲れない部分をきっちりと認識しておくことが必須のはずなのです。

    Win or No Dealを身につけよう

    自分を変えなければと考えて、コミュニケーションの勉強を重ねた結果、自分を変えるという意味を徹底的に相手に会わせるということに設定してしまう人がたまにいます。

    ですが、そんなことをしても本質的なものの解決にはなりません。それは7つの習慣でいうとことろのWin-Lose(この場合のLoseは自分)の関係になるだけです。

    私はどうしても無理という人とは、距離をおくという選択肢も併せてもつことが重要だと考えています。7つの習慣でいえばWin or No Dealに一番近い考え方だと言えるでしょう。

    コミュニケーションに苦手意識のある人はどうしても直球勝負ばかりを考えてしまう傾向があります。ですが、無理なものは無理。きちんと適切な距離をとることでストレスなく、コミュニケーションをとることができます。

    今日のアクション

    いくらきっちり人の話を聴いても、自分の主張がなければ振り回されて終わるだけです。自分を尊重する気持ちがあるからこそ、相手を尊重する気持ちを生まれるということを肝に銘じておく必要がありますね。

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  • コミュニケーションは後出しジャンケンのほうが有利である

    コミュニケーションは後出しジャンケンのほうが有利である

    photo credit: Put it there via photopin (license)

    飲み会などの席で、一緒にいて気持ちの良い人と雰囲気を壊してしまう残念な人を見かけます。ここでいう残念な人というのは、人が話しているときにバトンを奪い取ってまで、自分の話をし出して、場の空気を壊すような人のことです。

    こういうタイプの人は、悪気があるわけではなく場を盛り上げようと必死のなっているにも関わらず、空回りしているケースが多いです。

    私はそういう人には「コミュニケーションは後出しジャンケンのほうが有利だよ」とアドバイスをしてあげたいと考えています。

    主張の前提には信頼関係がある

    日本人同士のコミュニケーションの基本には、「和と持って尊しとなす」「言わずとも察する」を美徳とする文化があり、未だ和の中で過剰に主張することを嫌う傾向があります。

    ただ、さすがにこれだけ国際化が進んだ世の中でそれではまずいだろうということで、私が子供のころには教育の現場で自分の意見を言えるようになるカリキュラムなどが入ってきていました。

    私もこうのような教育を受けた経験があるので、心の片隅に「自己主張できることはいいことだ」「自分の意見を主張することは大切だ」という意識を持って大人になりました。

    しかし、大人になって実際のコミュニケーションをとる際には、このような意識が邪魔になることが多かったです。実際の会話では「和を持って尊しとなす」なす文化が根強く存在し、いきなり自己主張をしてしても(それが正しいことであっても)、普通は浮いてしまうのです。

    それは当たり前のことで、自分の意見を主張して受け入れてもらえるようになるには、前提としての信頼関係が必要で、その部分を抜きにして主張することだけにフォーカスしても成立するはずがないからです。

    相手を理解してから主張する

    信頼関係といっても、状況に応じていろいろあるのですが、今回の場合は飲み会の席など、何気ない日常会話で相手に安心感を与えるということを想定してみます。

    このような状況のコミュニケーションでは、私はとにかく後出しジャンケンで相手の話しに一旦合わせて乗ってみるということが一番簡単だと考えています。

    自分が言いたいことは脇に置いておいて、とにかく話の主導権を相手に渡して、自分は聞き役に徹してみるのです。真剣に相手の話に耳を傾けているうちに相手は確実にあなたに良い印象をもつはずです。

    この状況が出来て、初めて少しずつ自分の話をしていっても、十分言いたいことを言う時間はあると考えています。

    あなたが話さなくてもあなたの居場所はある

    飲み会の席などで過剰に自己主張する人の心の中には、自分の話をしなければ、居場所がなくなるという捕らわれがあるのではないかと私は考えています。

    ですが、多くの場合それはただの思い込みです。心のどこかで自分で自分の存在価値を低く見積もっているから、とにかく話さないと居場所がなくなると感じてしまうのです。

    まずは、何も言わなくても自分の居場所はここにあると自覚するべきです。もしどうしても、そのような気持ちになってしまうなら、相手もそういう風に感じているかもしれない。だからちゃんと相手の話を受け止めようとエネルギーを注ぐ方向を変換することがおすすめです。

    とにかく精神的にできるだけ余裕を持つようにして、相手の話を受け止める。これが気持ち良いコミュニケーションの第一歩なのは間違いありません。

    今日のアクション

    偉そうに書いたのですが、人の話を聞くというのは本当に難しいのも事実です。その日の体調にも大きく左右される部分があるので、聞くという意識だけは常にもっておくこと、過剰な自意識に振り回されないように注意しておくことが大事かなと。

    小手先のテクニックよりも日頃の心がけが相手に伝わることも多いので。

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  • 本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論

    本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論

    ちまたにあふえるリーダーシップ論、私もいろいろ読んでいます。ある本にはプロセスよりも結果を重視せよであったり、別のある本にはあるいは結果のみを追求しすぎると人心がついてこないのでよくないと書いてあったりと、読めば読むほどにどっちやねんとツッコミを入れたくなります。

    結局のところ、どういうやり方が適しているかはそのときに状況に大きく左右されるのもので、絶対にこれという方法論はないのだと考えています。それより重要なのは人やチームと向き合うあり方によって決定づけているのではと感じるのです。

    マンガでやさしくわかるU理論

    以前、入門書を読んでわかったような、わからないような悶々とした気持ちになっていたU理論のマンガ版出ていてとてもわかりやすかったです。

    ロジカルシンキングの限界。U理論とは

    U理論とは世の中にインパクトを与えた多くの個人や組織にインタビューを行い、その方法を体系化した理論のことです。

    一時期、チームマネジメントの手法としてロジカルシンキングがもてはやされた時期がありましたがあまり長くは続きませんでした。ロジカルな思考法は、ゴールが確定している問題や、現状の方向性を維持することには力を発揮しますが、ゴールを定義する必要があるような問題には通用しません。

    いくら理屈でものごとをとらえれても、iPhoneのような革新的な製品は誕生しないでしょう。人間は感性の生き物です。理屈でいくら正論を並べてもついて人はついて来ませんし、感動を誘うような製品も生まれないのです。

    では、どうすればいいのか。卓越した結果を出した個人や組織の「やり方」ではなく「意識の変化」、すなわち「あり方」にフォーカスしたものがU理論です。

    感じ取ることが重要

    コミュニケーションの問題にぶつかった場合、多くの人は会話の仕方や交渉術など、テクニック的な要素に走りがちです。

    私は仕事上のコミュニケーションの問題でかなり悩んだ時期があり、そのジャンルの本を読みあさっていました。最初は話し方や、聴き方などを勉強してのですが、あるときそれだけを勉強していてもある一定以上物事が改善しないと感じ始めました。

    人間には、自覚している以上に優秀なセンサーがついています。小手先のテクニックだけでコミュニケーションを変えようとしても、すぐにメッキがはがれてしまうのです。

    例え雄弁でなくても、言葉少なに回りをリードしている人もたくさんいます。大事なことはやり方よりもあり方です。自分の関心が相手にでなく、自分のエゴに向かっていればどんなにテクニックで取り繕ってもすぐに見抜かれてしまいます。

    言葉でやりとりできるコミュニケーションの量には限界があり、人と深く分かり合うには非言語の部分で相手という人間を感じとる必要があるのです。U理論では、このプロセスを、ダウンローディング、シーイング、センシングという3つの段階にわけて解説しています。

    結論は直感から導く

    世の中に影響を与えるような発想は、順序だったロジックの中からは生まれてきません。では、どうすればそのような発想は得られるのか。私は直感だと考えています。理屈で説明できないから価値があるともいえるでしょう。

    では、直感はどうやって生まれるのかと言えば、試行錯誤しかありません。ただ、試行錯誤をすること事態は避けてとおることはできませんが、試行錯誤の質を高めていくことはできる気がします。そして試行錯誤は繰り返すほど質が向上するのです。

    そしてこの試行錯誤を繰り返すうちに、「あるときフッと降りてくる」いわゆる直感が働くときがくるはずなのです。U理論ではこれをプレゼンシングと呼んでいます。

    優秀な経営者、クリエイター、または一流アスリートなどには、瞑想などによって直感力のトレーニングを取り入れている人が多くいます。ここ一番の判断をする際に、論理で解決することの限界がわかっているからでしょう。

    最近の日本人は、短期的な成果ばかりを求めすぎて試行錯誤を軽視している気がします。

    今日のアクション

    直感力とイノベーションの関係、俄然興味が沸いてきました。次はマンガではなく、原書の翻訳版に挑戦してみることにします。かなり分厚い濃厚な本なので大変そうですが。

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  • 日本人にリーダーが少ないのはユーモアのセンスが足りないからだ

    日本人にリーダーが少ないのはユーモアのセンスが足りないからだ

    photo credit: Conills via photopin (license)

    複数人で仕事をしていれば、ときにはリーダーとして人をまとめる役割を担うときも出てきます。

    よくビジネス書などには、リーダーに必要な資質が書かれています。

    そ先を見通す力であったり、計画を立てる能力であったり、ある種のカリスマ性のようなものであったりと様々な要素があります。

    もちろん、それは正攻法としてとても重要な要素です。ですが、皆さん見落としていませんか。リーダーには、ユーモアのセンスも必要なのです。

    ユーモアこそ場の空気を作る力がある

    緊張感のある緊迫した場面、あなたのチームにいるメンバーは疲弊しきっています。人間にとって適度な緊張は好影響を与えますが、度をこしてしまうと、萎縮してしまい本来のパフォーマンスを発揮できないということはよくある話です。

    複数の人間で作業をする場合も、お互いがギスギスした関係ではチームとして十分な生産性を発揮できません。

    このような状況を素早く挽回し、場の空気を凍り付いたものから温めるためには、センスあるユーモアが一番です。ここ一番で氷ついた空気も一発で温めることができます。

    気むずかしい相手と難解な交渉ごとをする際も、ユーモアのあるひと言を言えれば商談の流れが一気に変わる可能性があります。

    女子テニスプレイヤーのシェフティグラフは、ウィンブルドンの試合中の緊迫した場面で観客から「結婚してくれ」と突然言われた際、とっさに「あんた、いくらお金持ってるの」と聞き返して聴衆を多いに盛り上げたそうです。普通の日本人ならこんなことは言えないでしょう。

    日本人はユーモアが苦手である

    私は、日本人は場の空気を読むのは得意な割にユーモアのセンスがある人は多くないのだなと感じています。日本人には有能なリーダーが少ないと言われる理由もそのようなことが関係あるのではと考えています。

    世の中ではセクハラやパワハラが社会問題化していますが、本当に悪質なものばかりではなく、単なるミスコミュニケーションレベルの問題も多く存在すると感じています。

    こういうレベルの問題を解決するには、きちんとコミュニケーションスキルの一環としてユーモアを身につける必要があるのだと感じています。

    共感能力が低く、ユーモアがあまりない男性や上司が、異性や部下とのコミュニケーションと取る際に無理をしたばかりに、なにげなく言ったひと言がセクハラと受け止められる悲しい状況もあるのではないかと感じています。

    チームまとめる立場に立つのなら、ユーモアは必須のスキルと言えるかもしれません。

    ユーモアを身につけるとは個の感性を磨くことである

    日本人にユーモアのある人が少ない理由は、日本人の持つ村社会的な気質があるのではないかと考えています。

    ユーモアは、既成の価値観にとらわれない柔軟な視点と幅広い知識がないと生まれません。偏った狭い視野や交友関係しかもっていない状態では、センスあるユーモアは生まれにくいです。ユーモアとは世の中全体を俯瞰するような一人視野を持っていないと生まれないと考えているからです。

    日本人は特に社会人以降になると特的の業界や組織に染まってしまい柔軟な思考できる人というが減ってくるのはと感じています。

    特定のヒエラルキーのある集団だけの中で長年活動し、個人としての感性を磨くのを忘れてしまった結果、ほとんどの人はユーモアのない人になってしまうのではないでしょうか。

    日本人は、組織の一員として役割目線で意見を述べることはできますが、組織を離れた一個人として意見をいうことができる人は多くありません。ユーモアを身につけるには、組織の一員としてどうかではなく、自分がどう感じているかを大事にしていく必要があるのではと考えています。

    今日のアクション

    今日のエントリは、仕事中にもうちょっと気の利いたこと言えないかなと考えたので書きました。場の空気を和ますことのできるユーモアのセンスって、すごく重要な要素だと感じています。私ももっとマシこと言えるように頑張ります。

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