だから何度も説明したじゃないか!なんでわからないんだ?
複雑な概念や詳細な要件を口頭でいきなり説明されて困ったしまったという経験をしたという人は多いのではないでしょうか。とっさにメモを取ろうとしてもぐちゃぐちゃになってしまいあとで見返してもよく分からなくて、途方にくれた経験が私にはあります。
簡単な図解術を身につければ、ミスコミュニケーションを大きく減らすことができます。ですが、苦手意識をもっている方も多いようです。今回は図解する上で意識すべきことをまとめてみます。
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図解は簡単な図の組み合わせでできる
図で考えるのが苦手な人の多くは図が綺麗なものでないと行けないという脅迫観念があります。ですが、実際のビジネスの現場で求められる図解力メモの代わり、あるいは補助。その場でさっさと書き出せるシンプルなものである必要があるのです。分かり易さは必要ですが、綺麗さは二の次で良いのです。
著者の多部田さんは○△+⇒の4つの4種類しか利用されないそうです。短時間でわかり易い図をかけるようになるには、複雑な図をかけることよりも単純な図の組み合わせをどういう時に利用するかルールづけを行っておくことのほうが重要なのです。
図解ならみんなで作る
図解した内容が間違っていたらどうしようと考えて人に描いた図を見せられないと考える人がいます。ですが、図解をする大きなメリットは認識のギャップをなくし、ナレッジを共有できることです。図解した内容をグループで共有し、改善していくことで価値が生まれます。
むしろ最初の段階で間違いを指摘されるのはラッキーだと言えるでしょう。
図解なら全体を俯瞰できる
そもそもなぜ図解が重要なのか。実はこれに気付いていない人が結構います。
私は図解は全体を俯瞰するために描くべきだと考えています。言語のみでのやりとりは、曖昧さが残る上、局所的な議論しかできません。議論に熱くなっているうちにそもそも何の話をしていたのか忘れたという経験を持つ人は多いはずです。
人間は作業記憶は多くのことを覚えておくことができないため、きちんと全体像を頭の外に書きだしてから議論をすべきなのです。
今日のアクション
私は覚えたことも3歩くと忘れてしまうほうなので、分かりやすい図をかける人と仕事をする際には感謝します。
多部田さんの具体的な図解術についてはこちらで詳しく紹介しています。今日の記事を読んで興味を持たれたら参考にしてみて下さい。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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