問題の8割はコミュニケーション

だいたいの問題はコミュニケーション不足で起きている。コミュニケーションTips、ライフハック、Kindle、WordPress…etc

一瞬で底力を引き出す方法

 

ここ一番で勝負強くなりたい。

私にはそんなモヤモヤした気持ちがいつもあります。

こういう性格をなんとかしたいと、心理学関係を読むのですが、ちょっと深めの本を読むと内容が宗教よりであったり、スピリチュアルよりであったりと抵抗を感じてしまうものも少なくありません。

勝負強さや前向きさを身につける上で参考になる分野はないかと考えているうちにたどり着いたのがスポーツの分野でした。

サッカーのワールドカップ予選の決勝で本田選手がPKの土壇場で見せた精神力が凄まじかったようにスポーツの世界では一瞬の精神力が勝敗を分けることがよくあります。コーチが選手にかける一瞬の言葉が次の瞬間のパフォーマンスに大きく影響を与えるのです。

岩崎由純氏はNECレッドロケッツのコーチを勤めていたアスレチックトレーナーです。数多くのスポーツ選手を育てオリンピックの強化スタッフも勤められています。

現在は一瞬でスポーツの現場で培った選手を励ますたのショートスピーチ「ペップトーク」の普及を中心に活動をされています。今回講演会があるということで参加してきました。

 

 

岩崎由純 公式サイト | ご挨拶
スポーツごまかしがききません。

 

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ペップトークとは

 

ポジティブシンキングを引き出すために前向きな言葉を使いましょうということはいろいろなところで言われていますが、試合開始前のベンチでコーチや監督が選手に向けて発する言葉はもの凄く影響力があります。長く話し過ぎても間延びしてしまうため、短く、分かりやすく、肯定的な言葉を使って人をその気にさせるスピーチをする必要が入ります。このショートスピーチのことをペップトークといいます。

ただ、肯定的に話すだけでなく人のやる気とパフォーマンスを最大化するそれがペップトークなのです。

 

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潜在意識は否定語を理解できない

 

アスレチックトレーナーは、人を指導する立場の人です。人を指導する上で注意しなければならないこととして、否定語を交えて人を注意しないことが重要だそうです。

 

潜在意識は否定語を区別できません。

 

監督が選手に「~してはいけない」と注意するのは逆効果だそうで、分の悪い試合でも「負けるな」と激を入れると選手は負けたときのことをイメージしてしまい、パフォーマンスが落ちるのです。人を指導する際には、して欲しいことを伝えるのが重要なのです。

今年、パリーグ初優勝をした星野監督は選手にとにかく自分達の野球をするようにアドバイスを徹底したとのこと。一流の指導者だからこそ、言葉も選んだということでしょう。

 

最強のドリームサポーターは自分

 

人は、自分を取り巻く環境の中でセルフイメージを決定します。ピグマリオン効果とゴーレム効果という言葉があり、人は欲も悪くも人に振り回されやすい生き物であることが証明されているのです。人からの過剰な期待やその逆のことも気にしすぎるとストレスの元になります。脳はストレスがかかると弱くなる。ストレスが外れると創造的な閃きができるのです。

 

ピグマリオン効果 とは – コトバンク
期待に応える

 

ゴーレム効果 とは – コトバンク
期待値が低い場合もその通りに

 

この話を聴きながら、人の期待に応えようとするのは重要なことだけど、人に自分の決定権を全て預けるのはいいことではないということを改めて考えました。きちんと周囲からどう評価されようと自分を奮起できるようにいつもなっておかないと世の中の荒波に飲み込まれかねないなと感じるのです。

ペップトークの世界では、自分の気持ちが揺さぶられる言葉を常に持ち歩くことを推奨しています。よくスポーツ選手が座右の銘をもっているという話は聴きますし、やはり言葉の力は強力です。

 

今日のアクション

 

岩崎氏は子供ころからオリンピックに行くという夢を持ちながらも怪我で挫折し、それがきっかけでトレーナーとしてオリンピックに行くきっかけを掴んだです。

名監督が名プレイヤーとは違う資質が必要と言われる通り、岩崎氏のお話は聞いていて元気の出る内容でした。現代はスポーツのコーチングがビジネスのコーチングの世界に取り入れられることが増えているそうです。当ブログのタイトル「モンハコ~問題の8割はコミュニケーション」にまさにぴったりの内容でしね。

 

追記

 

岩崎氏はロサンゼルス五輪のときに男子マラソンの金メダリストカルロス・ロペス氏のコンディショニングを現地で担当されていたそうです。そのときの逸話がすごいので、興味のある方はどうぞ。

 

1984年 ロス五輪 男子マラソン裏話:とれとれ、トレンド:So-netブログ

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