Category: 読書×kindle

  • Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年3月版)

    Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年3月版)

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    Kindleでは、月替わりでセールが行われています。月替わりセールは最大40%オフとかなりお得。Kindleでセールに選ばれる本は話題性があるものが中心なので、この機会に気になっていた本があればまとめ買いがおすすめです。

    発想を事業化するイノベーション・ツールキット

    昔はイノベーションという言葉を聞くとわくわくしたものですが、最近は食傷気味です。なんかもう、とりあえずイノベーションっていっておけば大丈夫みたいな空気を感じるときもあります。

    いわゆるファッション・イノベーションにハマってしまわないために、そもそもイノベーションとは何かをきちんと見つめ直す必要があるかなと。本書はイノベーションの種類を二種類に分けて分析しています。なんとなくでわかった気になる言葉の意味をもう一度考えるには最適かもしれません。

    ソーシャルメディアでいいね!をもらう スマホ写真撮影術

    私はどうにも写真を撮るのが苦手です。ブロガー仲間の中には、本当に写真をとるのがうまい人がいて羨ましい限りです。とくにここ一番でスマホをとりだして、ベストショットが取れてしまう人はすごいなと。

    私は写真を撮ろうとしてもあれかれ考えたり手間取ってしまったりして、シャッターチャンスを逃すことが多いです。もっとソーシャルメディア受けする写真を撮りたい私のような人には向いている本かもしれません。

    1日30分練習でマラソンサブ3.5を達成する方法: 忙しいサラリーマンでもできる!

    私の敬愛するわかったブログのかん吉さんのマラソン練習本をまとめた一冊です。ブロガーさんはほんとに走るのが好きな人が多いです。

    手軽にできるし、健康にもいいのはあきらかなのでランニングを私もやってみようかと挑戦した時期もあったのですが、長続きしませんでした。かん吉さんは現在各地のマラソンレースにも参加して、絶賛記録更新中です。続ける秘訣、トレーニング方法などを学ぶのにいいかもしれません。

    結果を出す人」はノートに何を書いているのか

    多数の著作を持っている美崎栄一郎さんのノート術に関する本。美崎栄一郎さんの会社員時代に実践したいたノート術を中心に纏められています。

    私はノート術の本は大好きです。人によるこだわりがはっきり出るので読んでいて楽しいです。

    やる気クエスト

    いつもお世話になっている岡野純さんの意欲作です。現在、ビジネス書界隈では、マンガでわかるシリーズが人気ですが、この本はそのさらに先を行っている気がします。

    いわゆるやる気がわいてくる仕組み、方法についてロールプレイングゲームのストーリーの中で解説しています。こういう本は、バランスを間違えると説教じみてしまったり、逆に砕けすぎて痛い感じになりえるのですが、さすがそういうことを感じさせず、すっと頭に入ってくる構成になっています。

    今日のアクション

    かん吉さんのマラソン本にしても、純さんのやる気クエストにしても、個人がKDPで出した作品がセールに選ばれるのが当たり前になってきました。

    今後、才能ある個人が作品がKindleのマーケットを騒がせる事例はどんどん増えそうです。一人の読み手として、ワクワクしています。

  • Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年2月版)

    Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年2月版)

    photo credit: Sustainable Build via photopin (license)

    Kindleでは、月替わりでセールが行われています。今までも Kindle本のセール情報はときどき書いていたのですが、今年から月替わりセールから気になった本を毎月ピックアップしてみることにします。

    人を操る禁断の文章術

    テレビなどに登場するメンタリストDaigoさんの著書です。私はDaigoさんって、Mr.マリックさんとか、一刻堂さんと同じくてっきりエンターテイメント系の人だと考えていたのですが、実際は執筆や企業研修なんかをメインでされるコンサルタント系の方のようです。

    内容も人の心理を応用したライティングのテクニックが紹介されておりかなり硬派です。意外性とともにブログ運営にも参考になる内容だと言えます。

    日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?

    シリコンバレー在住の人事コンサルタントから見た日本の人事制度の問題点を指摘した書籍です。 私も自分の周囲を見回したときに、日本人は勤勉であるという美辞麗句に疑問を持っているほうです。

    たしかに日本人は、長時間働く人が多いですし、作業も丁寧だったりしますが、全体的に目的意識が低いというか、そもそもなぜそれをやるのかを考えたり、活発な議論をしないことが多い気がします。

    大手メーカーが窮地に陥っている状況を見てもわかるように、これまでのやり方は通用しなくなっています。今日本に足りないものは何なのかを考える上で読んでみたいです。

    マネジメントの基礎理論

    日本の組織がうまくいかない最大の理由は、マネジメントをとにかく軽視しているからではないかと考えています。昔ながら職人気質を引きずっている現場も多く、人のモチベーションを引き出したりすることに無頓着なのではと。

    チームビルディングやリーダーシップについてもきちんと基礎を学ぶ必要があると感じています。

    ムカつく相手にガツンと言ってやるオトナの批判術

    先にも述べたとおり、私は日本企業の多くでは活発な議論や意見交換が苦手だと考えています。この理由は、日本人の多くは批判することを頭ごなしにタブーと考えるからだと感じています。

    もちろん、人格攻撃のようなものは論外として、ダメなものはダメときっちり批判することが重要かと。そのためには、批判をするほうに批判をされるほうも正しい心構えとテクニックを身につける必要があります。

    フェルドマン式知的生産術

    テレビ東京のワールドビジネスサテライトのコメンテーター、ロバート・アラン・フェルドマン氏の知的生産術について書かれた本です。

    正直なところ、フェルドマン氏がどんな経歴の持ち主で、経済アナリストがどういう仕事なのかもはっきりわからないまま、興味本位で購入しました。知的生産系の本は、アカデミック色が強いものが多いのですが、こういう経済アナリスト目線の本は異色かもしれません。

    そして、この本からわかることはアナリストという仕事はかなりの総合職だということ。その視点はブロガーに置き換えてもそのまま参考になる部分がありそうです。

    今日のアクション

    今月の月替わりセールは、チームマネジメントや組織をテーマにしたものが多いという印象を受けました。直接的に参考になるものが多かったので、仕事をする上で悩みを解決したい人にはおすすめと言えます。

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  • コミュニケーションは呼吸で変えることができる〜【読書レビュー】呼吸で心を整える

    コミュニケーションは呼吸で変えることができる〜【読書レビュー】呼吸で心を整える

    自分にコミュニケーション能力がないことがコンプレックスです。あるときにコミュニケーションも勉強すべきものだと気づいて、コミュニケーション術や心理学の本を読みあさりました。ただ、実際のコミュニケーションは生もの。本で読んだ通りにはなかなか実践できません。

    いろいろな本を読む中で、呼吸の方法を意識するだけでコミュニケーションが改善するということがわかってきました。呼吸の仕方なら自分でも手軽にできるかもしれない、そう考えたのです。

    呼吸で心を整える (フォレスト2545新書)

    小手先のコミュニケーション術に限界を感じたら、呼吸の仕方を意識してみませんか。

    呼吸は意識できる自律神経

    心臓など人の内臓は生きている限り動いています。また、暑いときには勝手に汗をかきます。このような機能を司っている神経のことを自律神経と呼びます。

    自律神経は通常、自分でコントロールできません。そのため、なんらかの理由で乱れた場合も元に戻すのは一苦労です。いわゆる、自律神経失調症といわれる症状はこれの代表だと言えます。

    ですが、唯一呼吸だけは自律神経が司る動作でありながら、自分で意識的にコントロールすることができます。すなわち、呼吸を通じてならば自律神経はコントロールできるということなのです。

    緊張しているときに、深呼吸をして気持ちを落ち着けた経験はありませんか。まさにあの感覚が呼吸で自律神経をコントロールするということなのです。

    呼吸で会話の主導権は握ることができる

    会話をしているときに、相手と話が合わないと感じることがあります。このような場合、会話が噛み合わない最大の理由は関心がすべて自分に向いてしまっているから。変に思われたらどうしようとか、怒られないだろうかとグルグル頭の中で考えている場合はだいたい会話が噛み合いません。

    こういうときの会話の主導権を握るためには、相手が発している言葉よりも、相手の呼吸に注意を払うことをお勧めします。

    人は、言葉と感情が一致していないことが往々にしてあります。話が噛み合わないと感じたら、相手の呼吸を見ることで心理状態を察することを試みて下さい。例えば、相手が早口で焦っているなと感じたら合いの手を入れたりすることで、相手に余裕を持たせてあげましょう。

    逆に相手に深入りされたくないと感じたときは、息をずらすことがおすすめです。相手が早口ならは自分はゆっくりに話し、逆ならば、自分は早く話す。これだけで相手は会話しづらくなります。

    怒りの感情も呼吸でコントロールできる

    コミュニケーションをとる中でついカッとなってしまうことがあります。些細なことなので、冷静に一歩引いて考えれば良いモノをなかなかそれができません。

    怒りとは、頭の中が誰かに支配されている状態です。「あいつのせいで…」などと考えると怒りを鎮めることはできません。

    怒りに支配されているときも、相手への意識を自分の呼吸への意識にスイッチすることがでれば、怒りを鎮めることができます。

    怒りの感情に支配されると人間の身体は呼吸が速くなり、血圧があがります。この段階で身体に負荷がかかっていること自覚できれば、かなり冷静になれると言っていいでしょう。

    注意しなければならないのは、怒りの感情には中毒性があるということです。怒りの感情が小さいうちに鎮火することができれば問題ないですが、慢性的に起こることになれてしまうと人間はそれを心地良いと感じるそうです。

    満員電車などで些細なことで不要に怒っている人を見かけたことがありますが、ひょっとしたら怒りに感情を支配されることが常態化しているのかもしれません。

    今日のアクション

    呼吸って実はものすごく奥が深いのですが、手軽に実践できる部分が多くあるのも魅力です。最近、マインドフルネス、いわゆる瞑想が流行っていますが、少し敷居が高いところもあります。そういう場合、まずは呼吸を意識するというのがおすすめです。

    本書では、目的に併せて様々な呼吸法が紹介されているので、やりやすいところから実践してみることが可能です。

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  • これまで読んで参考になったマンガでわかるシリーズを紹介します

    これまで読んで参考になったマンガでわかるシリーズを紹介します

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    去年くらいからビジネス書界隈では、マンガでわかるシリーズが人気です。過去に話題になったヒット作や古典にあたるような名書がどんどんコミック版になっています。

    私もときどき興味があれば読むのですが、正直なところ、それをわざわざコミックにしなくてもいいのに、というものをあれば、そうそうこういうのが欲しかったというような傑作もあります。

    これまで読んだなかでこれは良かったというコミックを紹介します。

    まんがでわかる 7つの習慣

    おそらくまんがでわかるシリーズの火付け役になったのは、この本でしょう。7つの習慣のエッセンスをうまく凝縮してマンガにまとめています。 ストーリー設定もよくできていて、読んでいてスッと頭に入る感じがします。

    7つの習慣は、折に触れ繰り返し読みたいのですが、いつも原書で読み返すのは負担と感じる人にもおすすめと言えます。

    (via 全てのコミュニケーションはWin-Winを意識することでよくなる~【読書レビュー】まんがでわかる7つの習慣 | モンハコ)

    ザ・ゴール コミック版

    工場における生産性をテーマにした、ストーリー仕立ての名書がザ・ゴールです。 原書のザ・ゴールを私は読んだことがありません。ですが、これを読むとかなりポイントを理解できました。もともとの作品がストーリー仕立てのため、マンガとの相性がとてもよいというのがあるのでしょう。

    概念的な部分がマンガで書くことで丁寧に図解されているのもわかりやすくなっているポイントです。

    マンガでやさしく わかるU理論

    原書がほぼ鈍器といえるほど難解なU理論。興味はあってもなかなか手をだせずにいました。実は入門的な内容の書籍もあるのですが、それを読んでもいまいち頭に入ってこない状態がつづいていました。

    そんな状況を救ってくれたのが、こちらのマンガ版。とてもわかりやすくU理論を解説してくれています。原書が難解な本をわかりやすく解説してくれているのは有り難いです。

    (via 本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論 | モンハコ)

    コミック版 あらゆる領収書は経費で落とせる

    こちらもマンガ版との相性がとても良いと感じたのでご紹介。私はどちらかというと、こういう事務手続き的な話は苦手なほうでして。事例を活字説明されると眠たくなってしまうことが多いのですが、マンガのストーリー仕立てだとかなりすんない頭にはいってきました。

    マンガにストーリーに身近さを感じることができれば、頭に入ってきやすいですね。

    今日のアクション

    最近は、マンガでわかるシリーズの本がものすごい数でているので全てを読んでいるわけではないのですが、いままで目にとまったモノの中からおすすめを上げてみました。

    なんだか、マンガ版と相性の良い作品とそうでない作品はある気がしますね。

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  • Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年1月版)

    Kindle月替わりセールより気になる本とお勧め本をピックアップ(2016年1月版)

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    Kindleでは月替わりで本のセールが行われています。セール本は最大40%くらい割引されて販売されるので、気になる本があれば今がお買い得です。

    今回は2016年1月のセール本の中から気になっている本を紹介してみます。

    マインドフル・ワーク 「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える

    昨年くらいから注目を浴びることが多くなったマインドフルネスの解説本です。私も生活の中に瞑想を取り入れたいといろいろ試しているところです。

    かって宗教的な儀式であった瞑想には、集中力の向上やストレスの軽減といった精神衛生上の効果が様々にあることわかってきました。マインドフルネスとは、瞑想の宗教的な部分を排除し、精神的に効果の期待できる部分のみを抽出したメソッドのことです。

    本書ではアメリカの有名企業での事例を中心に紹介しながら、マインドフルネスの効果や今後の展望などについて丁寧に解説されています。

    脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

    人間の学習効率はワーキングメモリの活用によって改善することができるそうです。ワーキングメモリを鍛えることで、判断力や集中力がますことがわかってきています。

    本書では、ワーキングメモリの発達が人間にもたらす影響や、トレーニングの仕方について纏められています。最近物忘れが激しいと感じたらそれはワーキングメモリが衰えているからかもしれません。マインドワークと併せて、脳を鍛えたい方におすすめです。

    思考の整理学

    思考の生理学は梅棹忠夫先生の知的生産の技術とならんで、私の中ではバイブルとも言える本です。インターネットが世の中に登場する前に書かれた本ですが、その発想は現在のほうが生きてくのではないかと感じられます。

    また、書籍の中には今の社会状況を指賛するような箇所もあり、一読の価値ありの書籍と言えます。

    パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門

    アンがーマネジメントとは、怒りの感情とうまく付き合う技術のことです。私はどちらかというと自分の感情を表に出すのが苦手なほうで、自分の感情をストレートにさらけ出してくる人は実は少し苦手だったりします。

    怒りの感情にまかせて行動していると、いつの間にか周りから敬遠されるばかりでなく、怒りを自分の中にため込んでしまうため、血圧などが上昇して病気になってしまう恐れもあります。怒りに振り回されないためにもアンがーマネジメントは重要だといえるでしょう。

    ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方

    これからの時代は確実のライフワークが重要になる時代だと感じています。所属する会社がなくなったら、何もできないというような状態をさけ、生きがいを見いだすという意味において参考になりそうな本です。

    マンガでわかる! 情報整理術〈超入門〉

    昨年、一緒にイベントを開催させて頂いた岡野純さんの本です。情報処理の基本、いわゆるGTD的な考え方についてマンガでまとめた意欲作です。デビットアレンが書いた、いわゆるGTD本に興味はあるけれど、少し難しいと考えている方にはおすすめの本です。

    さきほど紹介した、ワーキングメモリの本を組み合わせて読むと面白いかもしれません。

    モノが少ないと快適に働ける―書類の山から解放されるミニマリズム的整理術

    こちらは情報の整理と切っても切り離せないモノの整理の本です。モノの整理の基本はとにかく持たないこと。いらないモノはすぐ捨てることですね。

    モノが減れば、探す時間とストレスが減る。仕事の効率もアップすると言えます。こちらもワーキングメモリ本、情報整理術本と併せて読むと面白ろそうです。

    今日のアクション

    個人的に、思考と情報、モノの整理の本が出そろった面白い組み合わせのセールだなと感じました。セールは月が変わってしまうと対象の本が変わってしまうので、興味がある本はお早めに。

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  • スマホでオーディオブック聴くなら再生速度調整アプリ「Audipo」がおすすめ!(iOS,Android対応)

    スマホでオーディオブック聴くなら再生速度調整アプリ「Audipo」がおすすめ!(iOS,Android対応)

    読書はKindleをメインにしつつ、状況に応じて紙の本、オーディオブックを利用しています。ながら作業でも本が読めるオーディオブックは便利ではあるのですが、一つ弱点があります。それは、本を読む(聴く)スピードをナレーターの速度に合わせないといけないこと。

    オーディオブックの場合、倍速再生のファイルも用意されていたりしますが、今度はそれでは早すぎたりと自分にとっての最適で読むことが難しかったりします。

    昨年Amazonがリリースした「Audible」には最初から速度を調整する機能があったのですが、よく考えれば再生速度を調整するアプリを使えば、既存のオーディオブックでも同じようなことができるのではと考えて探したところ、「Audipo」というアプリを発見しました。

    ざっと利用した感じ、かなり良かったので紹介します。

    再生速度を細かく調整できる

    Audipoを利用する最大の利点は、再生速度を細かく調整できることです。通常再生や倍速の再生はもちろんのこと、1.3倍といったような中途半端な速度でも微調整が可能です。

    Audipo-tuning

    オーディオブックを聴くときの速度は、その日の体調によっても適切速度が結構変わったりするので、この調整のしやすさはとても嬉しいです。

    ファイルの途中での読み飛ばしがしやすい

    私はオーディオブックをよく本の再読で利用します。再読の場合、聴きたいところがはっきりしている場合もあり、最初のほうを読みとばしたいと感じることもあります。

    ただ、デフォルトのiPhoneのMusicアプリだと、最初からの再生はできても、今ファイルのどのあたりを聴いているのかもわかりにくいため途中でも読み飛ばしはやりづらいです。

    その点、「Audipo」はそのどのファイルのどのあたりを再生しているかがかなり直感的にわかりやすきなっています。

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    途中でスキップしたり、もどったりするときにワンタップで、どのあたりに移動するかも簡単に指定することができます。この機能を使えば、途中で読んでるところがわからなくなっても、だいたい感覚で探すことができるため、すぐに再生を再開することができそうです。

    オーディオブックにしおりを挟める

    「Audipo」がオーディオブックと相性が良いと感じるもう一つの理由がブックマーク機能があること。紙の書籍でも、Kindleでもこれはと感じたら付箋をはったり、ハイライトしたりというのができるのですが、さすがにオーディオブックはそれができませんでした。

    ですが、このアプリには気にいったところにワンタップでブックマークをつける機能があり、スキップボタンをつかってブックマークをつけたところに簡単に戻したり、すすめたりすることができます。

    Audipo-bookmark

    これまでオーディオブックで聴いた本は、ハイライトなどがないため引用などがしにくいなぁと感じていたのですが、この機能を利用すればかなりやりやすくなります。

    今日のアクション

    いくつか再生速度を調整できるアプリを試してみたのですが、オーディオをブックと相性の良いのはこれだと感じたので紹介しました。iOS版だけでなく、Androidアプリもあるようなので、スマホでオーディオブックを聴かれる方にはおすすめです。

    価格は無料ですが、Pro版を480円で購入すれば、広告をはずしたりプラスαの機能を利用できます。

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  • 支援しあうが関係性が新しい経済を作る〜【読書レビュー】ゆっくり、いそげ

    支援しあうが関係性が新しい経済を作る〜【読書レビュー】ゆっくり、いそげ

    経済的な豊かさだけを求めても、人は幸せになれない

    日本は労働生産性(GDP)が先進国の中で低い。たからより生産を効率化して国際競争に勝ちうる力を持たなければならない。とは以前から言われていることです。それは確かに大事なことですが、それのみを追求すれば、世の中に歪なゆがみを生み出してしまうのではと感じています。

    ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~

    経済的な発展のみを追求した社会は、システムに人が組み込まれた生きづらい社会になってしまうのではと考えています。経済的な発展は前提として大事だけれど、それを越える価値観をないのか。そう感じて悶々としているときに、本書に出会いました。

    経済は目的なのか手段なのか

    現代社会の労働生産性は基本的により大規模に、よりシステマティックに仕事することで向上させることができます。

    例えば、飲食店であれば、大規模な資本を投下して、より大量に品質管理と生産を行い、駅前などの人が多く通るところに、店舗を出店すれば、頑固親父が経営するこだわりのお店よりも売り上げや利益は上がるのかもしれません。

    ただし、システムとして経済が動くとき、個人の意志は二の次になってしまう。そうすると人はシステムを活かすための存在になってしまいます。

    ニュースなどを見ていると、よく企業の合併や買収の話が出てきています。合併や買収は経済的合理性からみればいいかもしれないけれど、中で働いている従業員は右往左往しているはずです。

    本来、個人の世の中を便利にしたり、個人の自己実現するために存在するはず企業が、いつのまにか企業といシステムを活かすための手段として社員を使っている。私はにはそんな印象を私は受けます。

    経済的は成長はものすごく大事だけれども、それだけでは我々は疲弊してしまうのは間違いないでしょう。

    西国分寺のクルミドコーヒー

    本書の著者、影山さんは元ベンチャーキャピタルのファンドマネージャー。多くのスタートアップの企業に投資を行い、経営をサポートしてきた実績持たれています。その後、2008年から東京の西国分寺で「クルミドコーヒー」というカフェを経営されています。

    立地が必ずしもいいとは言えない場所にありながら「クルミドコーヒー」は食べログのカフェ部門で全国1位を獲得。

    クルミドコーヒーの運営は、ファンドマネージャー時代に経済的な合理性を優先するスタイルの限界に感じた経験から、経済的合理性だけでは得ることのできない喜びを得るための様々な取り組みがなされています。

    よく自己啓発系のビジネス書などに「GIVE AND GIVEの精神を大事にしよう」と書かれています。

    ですが、人が大きなシステムに飲み込まれたとき、システムが個人を利用する関係性が生まれ、また個人をシステムを利用しようとするようになります。会社組織は従業員を駒として扱うようになり、従業員は会社を生活の糧として利用するようになる。

    影山さんは、この経済効率優先の中で生まれる個人と組織の関係性に疑問を持ち、クルミドコーヒーの中で様々な取り組みをしていきます。目指したのは人が支援しあう関係性のある組織つくりでした。

    仕事に人をつけるか、人に仕事をつけるか

    一般的な経営論として、仕事を属人化させてはいけないということが言われます。仕事の内容はできるだけマニュアル化して、だれでもできるようにする。要するに仕事をシステム化するということです。

    かっての日本マクドナルドや最近で言えば、無印良品などはこれの成功事例と言えるでしょう。

    ですが、クルミドコーヒーではこれと真逆、すなわち人に仕事をつけるように徹底しています。仕事に人をつけた場合、どうしても人は換えの効く駒になってしまい、仕事に対するやりがいを失ってしまうことになるからです。

    人に仕事をつけ、その人だからできることを仕事にしていけば、当然任された人はやりがいを見いだします。また、人として尊重されているという感覚が強くなるので、当然周囲に人に対しても支援するという気持ちが強くなると影山さんは考えています。

    結果、利用し合う関係ではなく、支援しあうGIVE AND GIVEの関係性が生まれるのです。

    もちろん、経営的な観点で見れば、品質が安定しない、担当している人が辞めてしまえば、ノウハウが残らないなどのマイナスの要因があります。影山さんはそれでも、理想のカフェの実現にむけて、あえて人に仕事をつける経営をされているのです。

    システムこだわり過ぎるとイノベーションは生まれない

    今、日本が抱えている経済的な課題をみると、 そのほとんどは社会がシステムに比重を置きすぎていることに起因してると私は考えています。

    iPhoneのように世の中にイノベーションを起こすような製品がなかなか生まれなかったり、過労の末に自殺者が出てしまうようなブラック企業の問題、コスト重視で法令を守らず死亡事故を起こしてしまうバス会社などは、いずれも個人がシステムに利用されることが原因です。

    なんとなく世の中に感じる閉塞感。マスコミなどでは経済成長が低いことがその原因のように言われますが、私は必ずしもそうではないと感じています。どちらかと言えば、過剰にシステムよりになってしまった今の労働のあり方を変えて、個人がより主体となった働き方を考えるべきでしょう。

    おそらくは、政治の側もその問題をある程度認識しているから、一億総活躍社会のようなキーワードが生まれるのではと感じています。ただ、その実現には、まだまだ道のりが長いと言えそうです。

    ただ、クルミドコーヒーの取り組みには、今後の社会や経済のあり方を考える上で試鑽につまった部分が多くあるのは間違いないと言えます。

    今日のアクション

    実のところ、この本の感想を記事に纏めるのにはかなり苦労しました。自分にとって重要だと感じるキーワードがあちらこちらにあり、どれに焦点をあてて記事を書くかがかなり難しかったのです。

    これからの個人の働き方を考える上でももの凄く参考になる本なので、とにかくおすすめの一冊です。

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  • Audibleはじめてみました!ファーストインプレッションで良かったところ

    Audibleはじめてみました!ファーストインプレッションで良かったところ

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    私はKindleでの読書がメインですが、状況に応じてオーディオブックも利用しています。昨年、Amazonがオーディオブックのストリーミングサービス「Audible」を開始したのは知っていたですが、利用しようと考えつつ、年を越してしまいようやく最近利用を開始しました。

    昨年は定額のストリーミング音楽配信が本格的に開始された年ですが、音楽と違いオーディオブックは一冊を読む時間も長く、あれもこれもとそんなには読めないので別にストリーミングでなくてもいいのではと考えていました。

    しかし、実際使ってみるとストリーミング配信ならではのメリットをいろいろと感じることができ軽く感動しています。私が特にインパクトを感じている点を紹介します。

    カテゴリの中に再生時間がある

    私が感動したのが、本を探すカテゴリの中に再生時間の項目があったことです。再生時間はオーディオブックで本を読む人には結構重要だと考えています。

    紙の本をオーディオブックで再生した場合、ながいものだと6時間以上かかるものもありますが、なかなか一気に最後まで聞くことはできないので、何度も分割して聞くことになります。そうすると後半を聞いているころには最初のほうの内容は忘れてしまっています。

    紙の本ならば、パラパラとページを戻して確認ということができるのですが、オーディオブックの場合はそうはいきません。なので、移動時間に本を読むときには、行って帰ってくるくらいの時間で読み終わる本を読みたいと感じることはよくあるのです。

    Amazonはさすがにこのあたりをわかっているようで、再生時間に応じて本をカテゴリ分けしてくれています。再生時間は1時間程度の本から用意されているので、ちょうど1時間ほど電車に乗る時間があるとわかった段階で、その場で本をダウンロードして聞き始めることができます。

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    これは、飛ばし読みがしにくいオーディオブックの弱点を補完するのに最適な提供の仕方と言えます。

    再生速度をいつでも変えられる

    紙の本は、人によって読む速度にばらつきがあります。ですが、オーディオブックの場合、音声を聞くために同じ本ならばだれば読んでも同じ時間かかってしまいます。これが本読むのが早い人にとっては結構ストレスです。

    そこで通常、倍速のファイルが別に用意されていたりするのですが、今度はそれでは早すぎたり、ナレーターの抑揚がわからないために頭に入りにくかったりと悩みの種となっています。

    Audibleには再生速度を調整する機能がデフォルトでついていて、自分にあった再生速度を簡単に選ぶことができます。本をオーディオブックで聞く場合、多分にその日の体調にも左右されるので、調子の良いときは倍速で聞き、いまいちなときは通常の速度で聞くといった使い分けが可能となります。

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    一時停止した場所が保存されている

    私はiPhoneのデフォルトのミュージックアプリでオーディオブックを聞いています。ですが、このミュージックプレイヤーだと、本を読んでいる途中で一時停止して、そのあとに他のアプリを起動していろいろやったあとにに戻ってくると、一時停止した記録が消えて最初に戻っています。

    音楽ならこれでいいのですが、オーディオブックはこれではいつまでたっても読み終わりません。本の章立てごとにファイルを分割してダウンロードできたりもするのですが、やはりそれでも途中で読むのをとめてしまうと章の先頭から読まないと行けません。

    その点、Audibleはさすがのストリーミング配信。書籍ごとにどこまで読み進めたかがきっちり保存されています。簡単な話なのですが、この機能があることで長編の作品を読むのもかなり負担が減ると感じています。

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    今日のアクション

    正直なところ、Amazonがオーディオブックの配信サービスを始めると聞いたときには、どうなのかなと感じていました。オーディオブックは、便利な反面、使いにくいと感じる部分もあり、私の活用法は限定されていたからです。

    ただ、そのあたりはさすがAmazonで、顧客目線をよくわかっています。これまで、オーディオブックの弱かったところを見事に補完するように仕掛けてきています。今後、作品の点数が増えてくれば新しい読書のスタイルとして定着するかもしれません。

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  • 2015年もあとわずか!今年読んだ面白い本を紹介します

    2015年もあとわずか!今年読んだ面白い本を紹介します

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    2015年も残すところあと、一週間。今年もいろいろな本を読みました。私は読む本にジャンルは設けず、気になったら片っ端から読んでいくように心がけています。

    そんな私が2015年に読んで良かったと感じた本を紹介します。できるだけジャンルに偏りなく選んでみました。

    投資家がお金よりも大切にしていること

    投資家として活躍する著者のお金に関する考え方をまとめた本です。 日本人はなにかとお金の話は汚らわしいという意識を持っています。ですが、そういう人に限って本心ではお金が大好きで、お金以外に信じられるものがもっていないという本質をついた指摘をされています。

    本来お金は天下の回り物。良いビジネスをしているところには、きっちりお金が回る仕組みができてこそ経済には好循環が生まれるはずです。

    感想記事はこちらです。

    企画はひと言

    良い企画は、キャッチコピーが一人歩きする。テレビマンとして数々の人気番組を手がけて来られた著者の本です。

    この本の内容は、ブロガーイベントを企画する際にそのまま参考にさせて頂いています。やはりうまくいくフレーズを中心においてイベントを開催すると準備段階からスムーズにいくことが多いんですよね。

    (via そのブログ、ひと言でいえますか?〜【読書レビュー】企画は、ひと言。)

    荒木飛呂彦の漫画術

    私が大好きな漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦先生が漫画執筆のノウハウについて、惜しみなく書かれた本です。

    最初は、単純にファンだからという理由で購入したのですが、内容があまりにも濃いため驚きました。まだ無名だったころに如何に編集者さんに読んでもらうかといった工夫は、そのままブログ運営の参考になりました。長年一線で活躍されている実績から来る説得力はさすがです。

    (via ジョジョの奇妙な冒険の著者、荒木先生の執筆術がブロガーの参考になりすぎて泣ける件〜【読書レビュー】荒木飛呂彦の漫画術)

    マンガでやさしくわかるU理論入門

    U理論は、内容そのものも難しい上に翻訳版の原書は分厚くて、読み解くのはかなり大変です。初心者向けの入門書も出ているのですが、私はそれを読んでもわかったようなわからないようなという悶々とした気持ち抱えていました。

    本書はマンガの強みを活かして、U理論の概念をわかりやすく解説してくれています。個人的には何でもマンガにすればいいというものではないとは思うのですが、U理論のように概念が活字だけで表現しにくいものは今後どんどんマンガでわかるシリーズにして欲しいと感じていまう。

    (via 本当のリーダーシップは直感の中から生まれる!〜【読書レビュー】マンガでやさしくわかるU理論)

    予想通りに不合理

    人間の活動は、合理的なようでものすごく非合理的。それを具体的な事例に従って解説した本です。私はこの本ではじめて行動経済学という分野をしりました。

    正しいことをしているのに認められないとか、良い物をつくれば売れるはずといった、とかくあるべきに論による固定概念を我々日本人は持ちがちですが、この本を読めばそういう考え方自体が合理的でないと意識できるでしょう。

    反応しない練習

    ブッタが2500年前に説いた教えは、現代人にこそ必要だった。日々の些末な人間関係に悩まされないための方法論が凝縮されています。

    私は以前より、仏教は思想として捉えると面白いと考えていましたが、それが見事に表現された一冊だと感じます。工業化が進み、インターネットの時代になったとは言え、人間の悩みの本質はいつまでもかわらないということなのでしょう。

    (via 人と比べてしまうという呪いから解放される方法〜【読書レビュー】反応しない練習)

    ALLIANCE アライアンス

    今年は「1億総活躍社会」という言葉が話題になりました。このネーミングセンスは、個人的に首をかしげたくなるのですが、大枠の方向性としては避けられない問題だと感じています。

    これから生産人口が減少して行く中で、女性の社会進出や定年延長の問題も含め、これまでのない働き方のスタイルが求められてくるのは間違いありません。その意味でリンクトインの創業者が語るスタイルは一つのモデルケースと言えるかもしれません。

    今日のアクション

    今年は全体として、マンガでわかるシリーズと長く読み継がれている翻訳書の二つをよく読んでいました。簡単なものを読んで、ある程度全体感がつかめてきたら、原書にあたるというやり方はわりと理にかなっている気がするのでこれからも続けてみようと考えています。

  • 2050年の世界で生き抜くために必要なこと〜【読書レビュー】21世紀を生き抜く3+1の力

    2050年の世界で生き抜くために必要なこと〜【読書レビュー】21世紀を生き抜く3+1の力

    世界情勢や景気動向、それに最近でいろとフランスのテロのニュースなどを見ていると、時々これから世の中はどうなってしまうのかという得体の知れない不安感に襲われることがあります。今までと同じようにはいかないだろうという漠然とした気持ちだけが芽生えてきます。

    21世紀を生き抜く3+1の力

    本書は2050年の日本を具体的な数値を提示しながらシュミレートしています。その上でこれから生き抜く上で必要な力について考察されています。

    今世の中にある仕事の40%はロボットにとって変わられるとも言われる時代。そのような状況の中でこからどういう力が必要かを考えてみるべく、本書を読んでみました。

    答えがないという前提で取り組めるか

    日本人は、自分で考える力が弱いとよく言われます。私も物事を決める際に未だに正解は何かと自問自答してしまう癖があります。子供ころからずっと、答えのある問題を解くことに慣れてしまっているからでしょう。気づいて、思考を軌道修正しようとすることがよくあります。

    当たり前ですが、人生で起こる問題に正しい答えなどありません。ただし、問題に直面したときに正しいというか、あるべき物事の捉え方、分析の仕方というのは存在する気がしています。

    物事を自分で考える力あると言われる人はこの部分がしっかりしている人だと私は感じています。世の中で問題があるという状態は、あるべき姿と現状とのギャップが激しい状態のことです。

    裏を返せば、あるべき姿の定義、現状と何が違うのか、どうすれば近づけることができるかをきっちり論理的に考えることができればその人は、考える力があると言えます。

    ところが日本人の場合、このあるべき姿を定義するというのがものすごく苦手です。現状の疑問を抱く思考というのが薄いために課題も見つけられないのです。

    共創する力で新しい発想を生み出す

    私は寄らば大樹の陰のような物の考え方が嫌いです。勢力の大きな方について、威を借りて大上段から叫ぶような人を見るととても気分が悪くなります。

    日本人は自分と違う考えの人を極端に排斥してしまうところがあります。異論を認めない村社会の空気が新しいイノベーションをつぶしてしまわないか心配です。

    何か物事を成し遂げようとしたときに一人で出来ることは限られています。多くの人とコミュニケーションを取りながら進めていくということが個人にとっても、世の中にとっても重要なことは間違いありません。ただ、そのとき、感情にまかせて頭ごなしに異論を否定する風潮がいかがなものかと感じます。

    東京の渋谷区で同性のカップルを区が公式に認めたことが話題になりました。自分の身近に同性愛の人がいるという話は聞きませんし、実際にそういう人とお話をしたことは多分人生で経験がないはずです。

    私はひょっとすると、実際に身近にそういう人が現れたら気持ちの上では一瞬構えてしまうかもしれません。ただ、構えてしまう自分を受け入れた上で、実際には対話を深めていくことは可能なんだと考えています。

    すくなくとも頭ごなしに自分のシャッターを閉じるようなことはしてはいけないと考えています。自分と違うことをきちんと受け入れることが重要なのです。

    最近では、同性のカップル向けの生活用品をターゲットにした製品開発を進めている企業もあるそうです。違いを受け入れ、多様性を認める社会がくれば日本の経済はまた活性化するのでは感じています。

    進化する力の機能不全

    自分の身の回りを見渡しても、本当に今は変化の早い時代だと感じています。大手企業の業績をとってもある年にはヒット商品が生まれて業績が上向きだったにも関わらず、その後数年で業績不振、事業売却などという話はまったく珍しくありません。

    こういう変化の激しい時代には、自分の力を信じて多少失敗しても見切り発車を繰り返して行けるかが重要になると言われています。実のところ、これが私はかなり苦手です。いつも自分に自信が持てずに苦労することが多いです。

    日本人の中高生の8割以上は自分をダメな人間だと思っているそうです。自分に自信がないからチャレンジすることもできない、チャレンジがないから成功も失敗もないという状態に陥っています。

    私の学生のころを振り返ると、「おまえたちはこういうところがダメだ。だからもっと頑張れ」という指導のされ方を受けることが多かったように感じます。何も努力しない素の自分はダメで、それを改善するために努力するという、マイナスをゼロにする教育を受けてきたような気がします。

    ですが、これからの時代は何がプラスになるかなど、やって見なければわからない時代になっています。より強みを伸ばす教育のよって、進化する力を育む必要があるのです。

    今日のアクション

    読んでいて、全体的に自分が苦手だなと感じる能力が多かったです。何もしないでは、これからジリ貧になるのは目に見えているので少しずつ力をつけていく取り組みをしたいと考えています。

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