問題の8割はコミュニケーション

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コミュニケーションは呼吸で変えることができる〜【読書レビュー】呼吸で心を整える

自分にコミュニケーション能力がないことがコンプレックスです。あるときにコミュニケーションも勉強すべきものだと気づいて、コミュニケーション術や心理学の本を読みあさりました。ただ、実際のコミュニケーションは生もの。本で読んだ通りにはなかなか実践できません。

いろいろな本を読む中で、呼吸の方法を意識するだけでコミュニケーションが改善するということがわかってきました。呼吸の仕方なら自分でも手軽にできるかもしれない、そう考えたのです。

呼吸で心を整える (フォレスト2545新書)

小手先のコミュニケーション術に限界を感じたら、呼吸の仕方を意識してみませんか。

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呼吸は意識できる自律神経

心臓など人の内臓は生きている限り動いています。また、暑いときには勝手に汗をかきます。このような機能を司っている神経のことを自律神経と呼びます。

自律神経は通常、自分でコントロールできません。そのため、なんらかの理由で乱れた場合も元に戻すのは一苦労です。いわゆる、自律神経失調症といわれる症状はこれの代表だと言えます。

ですが、唯一呼吸だけは自律神経が司る動作でありながら、自分で意識的にコントロールすることができます。すなわち、呼吸を通じてならば自律神経はコントロールできるということなのです。

緊張しているときに、深呼吸をして気持ちを落ち着けた経験はありませんか。まさにあの感覚が呼吸で自律神経をコントロールするということなのです。

呼吸で会話の主導権は握ることができる

会話をしているときに、相手と話が合わないと感じることがあります。このような場合、会話が噛み合わない最大の理由は関心がすべて自分に向いてしまっているから。変に思われたらどうしようとか、怒られないだろうかとグルグル頭の中で考えている場合はだいたい会話が噛み合いません。

こういうときの会話の主導権を握るためには、相手が発している言葉よりも、相手の呼吸に注意を払うことをお勧めします。

人は、言葉と感情が一致していないことが往々にしてあります。話が噛み合わないと感じたら、相手の呼吸を見ることで心理状態を察することを試みて下さい。例えば、相手が早口で焦っているなと感じたら合いの手を入れたりすることで、相手に余裕を持たせてあげましょう。

逆に相手に深入りされたくないと感じたときは、息をずらすことがおすすめです。相手が早口ならは自分はゆっくりに話し、逆ならば、自分は早く話す。これだけで相手は会話しづらくなります。

怒りの感情も呼吸でコントロールできる

コミュニケーションをとる中でついカッとなってしまうことがあります。些細なことなので、冷静に一歩引いて考えれば良いモノをなかなかそれができません。

怒りとは、頭の中が誰かに支配されている状態です。「あいつのせいで…」などと考えると怒りを鎮めることはできません。

怒りに支配されているときも、相手への意識を自分の呼吸への意識にスイッチすることがでれば、怒りを鎮めることができます。

怒りの感情に支配されると人間の身体は呼吸が速くなり、血圧があがります。この段階で身体に負荷がかかっていること自覚できれば、かなり冷静になれると言っていいでしょう。

注意しなければならないのは、怒りの感情には中毒性があるということです。怒りの感情が小さいうちに鎮火することができれば問題ないですが、慢性的に起こることになれてしまうと人間はそれを心地良いと感じるそうです。

満員電車などで些細なことで不要に怒っている人を見かけたことがありますが、ひょっとしたら怒りに感情を支配されることが常態化しているのかもしれません。

今日のアクション

呼吸って実はものすごく奥が深いのですが、手軽に実践できる部分が多くあるのも魅力です。最近、マインドフルネス、いわゆる瞑想が流行っていますが、少し敷居が高いところもあります。そういう場合、まずは呼吸を意識するというのがおすすめです。

本書では、目的に併せて様々な呼吸法が紹介されているので、やりやすいところから実践してみることが可能です。

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