Category: コミュニケーション

  • 質問の仕方で相手の対応が変わる理由

    質問の仕方で相手の対応が変わる理由

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    軽い気持ちで訪ねただけなのに人の激怒された経験が私には何度もあります。内容もそんなにおこるほどのことでもないのに、相手が気分を害した場合は質問の仕方が悪かったのかもしれません。

     

    なぜ(Why)を人に質問するときは注意

     

    人にものごとを訪ねるときに思わず「なんで?」と聞いてしまうことがあります。状況にもよりますがこの質問の仕方は注意が必要です。

     

    なぜ~したの(しないの)という質問には否定のニュアンスが含まれることがあります。

     

    なぜ~したのということは裏返すとなんで~しなかったんだということの裏返しだからです。安易に使えば相手は自分が責められていると感じたり、最悪否定されていると感じてしまうのです。

     

    質問はきっちり使い分ける

     

    そもそも質問には2種類あります。

     

    オープンクエスチョン:

    どんな?どういうふうに?など、YES、NOで答えられない質問です。覚えにくければとりあえず「ど」で始まる質問はオープンクエスチョンだと考えておけばいいでしょう。

     

    クローズドクエスッション:

    なぜという問いかけを代表とするYES、NOで回答できる質問。

     

    これから会話を広げたいのか収束させたいのかにもよって、質問の仕方は大きく変わってきます。話を広げたいときはオープンクエスチョンで会話の主導権を相手に渡す、収束させたいときはクローズトクエスチョンで結論に近づけていくほうがよいでしょう。

    ただ、クローズドクエスチョンを多様しすぎると、相手は誘導尋問をされているような気分になってくるので質問は会話の中でバランスを保つことが必要だと感じています。

     

    質問の内容には時間軸も意識する

     

    相手の気分を害すかもしれない質問の仕方を考える上でもう一つ気をつけることは、質問対象の時間軸はいつなのかだということです。実はこれも厳密には使い分けがあります。

     

    未来質問:

    未来に向かっての行動を促す質問。

    過去質問:

    過去の事実と問いただす質問。

     

    特に過去のことを訪ねるときは注意が必要です。人間思い出したくないことなどだれでも持っているはずです。過去の変えられないことを細かく尋ねることは相手を追い詰めることにもなりかねません。相手との話を盛り上げたいのなら、過去の事実よりも未来にむけた前向きな話を中心にしたほうが良いでしょう。

    仕事などでトラブルが発生した場合も、できるリーダーはこれからの対策を中心に議論を展開します。原因の分析は重要ですが、対策をワンセットで考えていけるかで現場の士気は大きく変わってくるはずです。これは過去質問と未来質問をバランス良く組み合わせていると言えます。

     

    今日のアクション

     

    会話はキャッチボールといいますが、それで例えるなら質問は、球種を選ぶ作業になります。自分の投げた質問はストレートなのか変化球なのかはきちんと意識しておかないと危険です。気づかないうちに暴投してしまっているかもしれないので。

  • 新しい上司が来たときに性格の傾向を探る工夫

    新しい上司が来たときに性格の傾向を探る工夫

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    photo credit: laverrue via photopin cc

     

    上司やリーダーが変わったら、その人がどういう人なのかを早く押さえておきたいところです。私が目上の人が変わったときの工夫として、

     

    手が空いているときを見計らって積極的に雑用を引き受ける

     

    ようにしています。

    別にごまをするわけでも、人間関係を良好にするためでもありません。その人がどの程度、自分のチームや仕事の内容を俯瞰的に把握しているかを探るためです。

    雑事を振るときの対応の仕方である程度、傾向が把握できると考えています。

     

    パターン1:たいして感謝されない

     

    雑務を引き受けてこなした上でそっけない態度を取る人の場合、あまりメンバーの状況や作業内容まで細かく把握しようとしない人だと考えています。

    こういう人はタスクの振り方が大味だったり、こまって相談したときに

     

    「細かいことはいいからやれ」

     

    と言ってくる可能性があります。

    雑事はお金は直接的に発生しませんが仕事の全体感からみれば立派なタスクです。なのでそれを積極的に引き受けた上で、ありがたがらないタイプの人であれば「直接的なメリット、利益にしか視点を当てない人」と言えるのです。

     

    パターン2:普通に感謝する

     

    正直なところこれが普通の対応だと感じています。ですが、立場の上下があるから頼んだことはやってもらって当たり前という感覚があると意外にこの対応は難しいのです。人間は立場が変わると当たり前のことを当たり前のことと感じなくなることがあります。

    客観性とバランス感覚を失っていないという点において、一番信頼できます。

     

    パターン3:そもそも振ることができない

     

    雑事を積極的に「やりますよ」と声かけをすれば、最初のうちは誰しも「今のところ振れるものは無い」という回答をするでしょう。ですが、何度かタイミングを見計らって声をかけても、同じ回答しか返ってこないなら私は警戒します。なぜなら、そもそもタスクを分解して優先順位をつけたり、自分しかできないことと人に振れるものの切り分けをつけることが苦手な人の可能性があるからです。

    このタイプの人は、自分で抱え込んで自爆してしかも周りを巻き込んでしまう一番危険なタイプです。そもそもマネジメントをしている立場の人で、雑用がない人など余程のことがないとあり得ません。決済などお金に直接関わること以外ならどんどんこなして欲しいが本音のはずです。

     

    正直に言ってこのタイプの人と仕事をするのはリスクが高いと感じています。

     

    急なトラブルが発生した際などに処理できるかのと心配になってしまいます。悪気はないが、わかていないが私は一番怖いです。

     

    今日のアクション

     

    自分の目上の人がどういう傾向がある人なのかを早めに知っておくことで、適切な対応ができます。性格の合う合わないは関係なく、きちんと相手を知ることが重要なのです。

  • 言動が一致していない人の気持ちを見抜く方法

    言動が一致していない人の気持ちを見抜く方法

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    photo credit: Stephenography// via photopin cc

     

    「あせらないでゆっくり対応して下さい」といいながら、実際に少し慎重に作業を進めようとすると「早くして!!」と怒り出す人をたまにみかけます。いわゆるいってることとやってることと遭遇したときは正直困惑してしまいます。

    こういう人の心理はどういうものか考察してみます。

     

    言葉のバックヤードにあるもの

     

    私は良く言えばお人良し、悪く言えば空気を読めないところがあり、相手の言葉をそのまま受け止めて、何度も損したと感じたことがあります。自壊も含めてなのですが、人間はだいたいいいたいことを半分も言葉にできていません。要するに自分でも案外何を言っているか分っていないことがよくあるのです。

     

    人が言葉を発するとき、その言葉を分解するバックヤードには3つの要素があります。

     

    1.事実:今相手に伝えたい事象

    2.感情:その言葉を発したときの気持ち(嬉しい、怒り、etc)

    3.意味:事実と感情の関連性

     

    コミュニケーションにおいて言葉は1の事実と2の感情を足し合わせた結果が3の意味になります。従って、1の事実を伝えようとしても、2の感情が一致していない場合、言っていることが正しく伝わらない、それどころか口先だけの人になってしまうのです。

     

    相手の感情を読み解く

     

    感情の多くは言葉の中には含まれていないことが多いです。なので相手の仕草や表情から見抜く必要があります。ここを読み違えるとコミュニケーションのギャップは大きくなってしまうのです。

     

    私の場合、相手の感情をくみ取るため大きく工夫している点は大きく3つです。

     

    1.相手の話すスピード(焦っていたり、おこっていれば早くなる)

    2.声のトーン(焦っていたりおこっていれば、高くなる)

    3.相手が自分以外の第三者と話している状況を観察する(相手のコミュニケーションの傾向、相手の自分への信頼度合いなどを知る)

     

    他にもいろいろとポイントはあるかもしれないですが、私は簡単には上記のチェックポイントを設けています。慌ただしい状況では、これ以上に注意を向けるのも大変なので最低限としてこれだけはざっくりと把握しておいています。

     

    話の内容よりも相手の感情そのものにフォーカスを当てる

     

    内容が複雑な話の場合難しいのですが、結論まで聞かなくても推察がつくような状況では、私は相手の話の内容ではなく、意識して相手の感情そのものに焦点を当てて、聴く(聞くではない)ようにしています。

    その人が伝え切れていないことはなんなのか?あるいは私に伝える状況に至るまでのプロセスはどんなものがあったのか、その断片を少しでも推察しながら話を聴きます。

    ゆっくり正確に作業を進めてといいながら、バックヤードで関係者に急かされている状況なのか、それともそもそもせっかちなだけなのか、あるいは全く別の要素でイライラしている(例えば朝夫婦喧嘩をしたとか)などなど、いろいろなことが考えられるので、ある程度仮説を立てながらコミュニケーションを図るようにしています。

    こうすることで、突然の無茶振りに対応が遅れたり、相手そのものを嫌いになったりすることを減らすことができるのです。

     

    今日のアクション

     

    人間も結局は動物です。感情には逆らいがたいところがあるので、ある程度言葉の内容以外に感情も合わせて聴く心構えを持てば、コミュニケーションで振り回されることも少なくなるかもしれません。

  • あなたのロジカルシンキングが役に立たない理由

    あなたのロジカルシンキングが役に立たない理由

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    photo credit: ~*Leah*~ via photopin cc

     

    最近あまりきかなくなりましたが、一時「地頭力」という言葉がはやりました。簡単にいうと頭の回転が速い人のことです。私の個人的な意見ですが、

     

    日本でロジカルシンキングが役に立つ場所はものすごく少ない

     

    いや、むしろ中途半端に理が立つと損をしかねないと感じるのです。

     

    人と話すことにはモードがある

     

    コミュニケーションにおいてプレゼンの練習をする場は最近は多くあります。私はプレゼンも大事ですが、実は人話すことも練習する必要があると考えています。人は人と話すときにモードがあるからです。

    具体的には、

    報告:相手に事実を伝える

    説明:相手に理屈を理解させる

    説得:相手を納得させる

    忠告:相手誤りを修正する

    会話:相手と感情を共有する

    の5つに分けられます。報告、説明、説得、忠告まではいわゆるロジカルシンキングの領域で対話と呼べるでしょう(もちろん会話も対話の一部といえますが、便宜的に)。

    冷静に考えると当たり前なのですが、多くの人はこのモードを意識せずに人と話しています。今人と話しているこの瞬間に自分はどういうモードでいたいのかを自覚することによって、人との話し方のスタイルが大きく変わってきます。

     

    みんなだいたい自分の話を聴いてほしい

     

    日本人のコミュニケーションでやっかいなのは、この対話と会話の区別がそうとう曖昧な点です。誰もがモード意識して話していないので、理屈を説明しているつもりで感情の共有を求めているだけというケースが相当にあるのです。

    理屈を説明している場で、相手が無意識の感情の共有を求めている場合が一番やっかいです。この場合に中途半端に理が立つ人がロジカルシンキング的に理屈を説明して、意に添わなかった場合逆鱗の触れてしまう恐れがあります。

    この場合、相手がもとめているのはYes(肯定)でもNo(否定)でもなく、Oh!Great!(感嘆、共感)という相槌のようなものです。恋人同士のコミュニケーションならそれでいいですが、日本の場合往々にしてビジネスの現場でこれがあることがあります。

    ようするにみんな、俺の話を聞け!5分だけでもいい、いや1時間くらいは付き合ってほしいのです。

     

    対話、会話も練習するものである

     

    よくプレゼンの練習をする勉強会がありますが、私自身は同じくらい対面での話を練習する勉強会があっていいのだと考えています。それくらい対面でする話は難しいです。話をするときの自分のモードを意識するだけでも相手と話すことは随分らくになります。

    これに加え、相手の話のペースでイライラしているとか、リラックスしているとか意識するだけでも随分違います。人間は発している言葉と感情が一致してないことが多くあるのです。

    私自身、若いころは、ことビジネスの現場では正しいことを誠意をもって説明しさえすればよいと考えていました。ですが、これによって痛い目をみています。結局のところ私は常に対話モードで臨んでいたのですが、相手は対話モードも会話モードもぐちゃぐちゃだったのです。ここをきっちり自覚しないとなかなかミスコミュニケーションの問題から抜けられないのです。

     

    今日のアクション

     

    国会中継をみても、対話と会話がごちゃごちゃで議論になってないことがよくあります。日本人は、単一民族なので言わずとも通うじるという文化がいまだにあります。だから単純なロジカルシンキングは通用しません。人とコミュケーションの中で意思決定を早くするのであればまず、対話と会話と分けて考えることから第一なのです。

  • 経験知のシェアがうまくいかない3つの理由

    経験知のシェアがうまくいかない3つの理由

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    photo credit: » Zitona « via photopin cc

     

    情報の共有、特に自分や人の経験に基づく知見、すなわち経験知の共有は難しいと感じています。

    私も自分が昔した失敗を人がしていることが目に着くとイライラします。それはダメだと教えたくなります。ですが伝えてもうまく伝わらないまま面倒になることも多々あります。

    人にしろチームにしろ、経験知のシェアはどうしてうまくいかないのでしょうか。

     

    前提条件のズレを把握していない

     

    人にもチームにもそれぞれに歴史があり、バックグラウンドが全く違います。ですのでシェアしたい経験知の前提となる経験が違えば情報の共有はできなくなります。

    たとえばインターネットが登場する前の時代の人に、検索エンジンの話をしたとしても理解されないでしょう。インターネットが存在するという前提条件がないからです。この部分のすりあわせで失敗すると話は最後までかみ合わないまま、情報の共有はうまくいないでしょう。

    前提条件のズレは、内容のロスだけでなく共有したい経験知の重要度の位置づけのズレも生み出します。経験知はそもそも直観的にわかりづらいものも多いので、前提条件が違えば、そもそも必要なものかどうかの判断も食い違ってしまうのです。

    インターネットのない時代にいって、検索がビジネスになりますと叫んでもだれも相手にしてくれないでしょう。ですが、1990年代中盤くらいなら反応も変わってくるでしょう。

     

    共有するということはコストがかかる

     

    情報のシェアがうまくいかない理由は、面倒くさいすなわち、コストがかかるからの場合があります。基本的には経験知をシェアするには、内容をまとめるコスト、資料を整理するコスト、話をするためのコストなど様々のコストがかかります。この工数は相手の前提条件によっても変動します。

    重要なことはこれらのコストは、経験知を再現するコストとは別に発生するということです。すなわち、

     

    (経験知の共有) =  (事象を再現するため工数)   +   (事象を伝える工数)

     

    になります。   

    ですので、経験知のシェアは基本的に面倒なのです。経験知を伝える側、受け取る側のいずれかでもこのコストかける価値がないと判断しなければ成立しないのです。

     

    不確定要素の割合はどのくらいあるか

     

    経験知をシェアする上で重要なことは、どこまで再現可能な具体的なアクション落とし込めるかと同時に、その経験の中にコントロールできない不確定要素がどのくらい含まれているかを明確にすることです。特定の人がそばにいたからうまくいったというような属人的ファクターは再現できない場合が多いです。

    ものごとは100%自分の力だけで成し遂げるということもないので、どのような出来事にも不確定要素が含まれているはずなのです。この部分を曖昧にすると、経験知のシェアは意味をなさないと考えています。

    逆の事象の中から確実に再現できるファクターを取り出してシェアできれば、経験知の共有はうまくいったと言えるのではないでしょうか。

     

    今日のアクション

     

    どんな仕事にしろ情報の共有なし進められるものはありません。情報の共有、とくに経験知の共有がうまくいかない場合、その理由を明確にする必要があります。

  • オープンな組織と何か?

    オープンな組織と何か?

    medium_1195032201photo credit: World Bank Photo Collection via photopin cc

     

    よく会社案内なんかにオープンで風通しがいい組織ですって書かれています。でもそもそも論なんですが、それってなんなんでしょうか。組織では当然のことながらトップが意思決定権を持っています。当たり前です。

     

    風通しが良いということに対する勘違い

     

    私は少し前まで、オープンは組織というのは議論が活発な組織のことがと考えていました。立場を越えて忌憚なく意見が交換できる。それがいわゆるオープンな組織だと考えていたのです。

    ですがいろいろ考えているうちにもっと重要ないことがあることに気づきました。オープンな組織とは、

     

    意思決定のプロセスが分りやすいこと

     

    ではないでしょうか。議論はできるに越したことないですが、議論が活発であることの前に意思決定のプロセスが明確であることのほうがより重要だと考えるのです。

     

    安全な場はない

     

    ファシリテーションという言葉を聞くことが増えました。ファシリテーションとは、簡単に言ってしまいえば、集団での合意形成を円滑に進める方法論です。

    多くのファシリテーションの本には円滑の会議の進め方や議論の仕方が書いてあります。ほとんどの場合、これは会議を運営する側の立ち位置で書かれています。ですので、ほとんどの場合、議論の前提として、

     

    意見を言っても良い安全な場を作る

     

    という趣旨のことが書かれています。確かに運営目線としては正しいのですが、議論の参加者の立場からすると少し疑問があります。

     

    そもそも安全な場ってないのではないか?

     

    人間が二人以上いればどこかで、意見の食い違いが生まれます。なのでどこかで妥協しなければならないし、恋人同士だって会話の中に地雷があります。忌憚のない議論など、私はできないと考えているのです。意見は言えばいいものではないと考えているのです。ましてそこに力関係があるのならなおさらです。

     

    ストレスを感じるのは

     

    私は少し前まで仕事などでストレスが溜める理由は、自分の意見が通らない場合だと考えていました。しかし、今は少し違うことに気づきました。

    仕事も含め、チーム作業においてストレスが溜める理由は唐突な作業です。ここでいう唐突とはそれが決まった意思決定の理由があやふやまま作業指示が来る状態です。極端な話、ある作業指示に対して私がどんなにやりたくないと普段考えていることであっても、私の依頼される明確な根拠があれば私は割となっとくしてしまうのです。そこに議論は割となくてもいい気がします。

    ですが、なぜ今このタイミングで、私がそれをしなければならないか、その意思決定のプロセスが見えないものはその作業の難易度の如何に関わらずストレスです。

    この部分の感じ方は人によって違ってくるのでしょう。しかし、このように考えるとオープンな組織、風通しの良い組織って相当インパクト勝負の言葉に聞こえてきます。こういう曖昧な言葉使っていること自体がオープンでない気がするのです。

     

    今日のアクション

     

    言葉の曖昧さに騙されないように常に本質を考えていきたいです。イメージ先行の言葉が使われている時はその背景にあるものをじっくり考える必要があります。

  • もっと自分と対話しようよと大声で叫びたいけど、批判されそうなのでこっそり叫ぶ

    もっと自分と対話しようよと大声で叫びたいけど、批判されそうなのでこっそり叫ぶ


    対話中 / iandeth

    ■めんどくさい私
    私の性格、かなり面倒くさいと思います。寂しがり屋ですが、一人も好きですし、人見知りですが、実は自分の話をしたかったりとかなりややこしいです。ただ、人のことを見ていると、もっと面倒くさいなぁって感じる人がいます。一言でいうと自分を面倒くさい性格だと自覚してない人です。人間誰しもが聖人君子ではありませんし、その必要ないと思います。ただ、職場やそのほかのところでもそうなのですが、自分のことをややこしいとわかっていない人と話すのが一番面倒くさいです。
    ■ありたい自分と今の自分を見つめなす
    よく職場であるのが、自分が仕事ができるつもりの人と話すときです。私はこういう人を安易にいやだなぁとは思いません。どちらかというと、自分の魅力を自分で殺しているもったいない人だと感じることが多いです。このパターンの人というのは、たいてい自分が仕事ができる人でないといけないという気持ちにとらわれて、本来の自分の魅力や強みを見失っているケースが多いと思うのです。あるべき自分の姿が今の自分だと思って話してくるので、言動が一致していないことが多く、人がついてきません。自分のできないことを受け入れて、助けてと一言言えれば、その人の魅力はグッとますのにといつも思います。
    ■与えられて価値観と距離をおこう
    私の経験ですが、この傾向がある人って、関心がテレビとか会社の命令とか、外的なことに向きすぎてて、本来の自分を見失っていると思うのです(かっての私がそうでした)。人に与えられたミッションを自分のものとして同化してやっていると、、必ずどこかで無理がでます。それが若いときにでる人もいるでしょうし、年を重ねてからでる人もいると思います。分かりやすい例が、定年後に燃えつき症候群にかかってしまうようなケースだと思うのです。これを防ぐ唯一の方法が自己対話力を磨くことだと思うのです。具体的な方法としては、日記をつけたりするなんてのが代表的な方法だと思います。今、はやりのライフログなんてものでしょう。自分が本当に楽しさや喜びを感じれることは何か、不快に感じることは何かを突き詰めて考える癖をつけ、可能であればそれを記録しておく。この習慣が自己対話力、ひいては円滑なコミュニケーションを生み出すと思うのです。
    ■今日のアクション
    今日の内容は、半分はグチ、半分は自分への教訓です。自分と向き合うというのはとても苦しい作業ですが、これをきちんとやり込まなければ、ビジネスにおいても、プライベートにおいても真の満足感は得られないと思っています。私もまだまだ道半ばですが。。。

  • 人は見た目で判断される

    人は見た目で判断される


    実家で発掘した「手あみ独習書」が相当お洒落。ちなみに昭和五十年発行…同い年か…! / yukop

    ■嬉しい話です
    ここのところ、偶然ですがお会いするいろんな方からお洒落ですねですねと言われました。少なくとも悪い気はしないですよね。実際はそこまででなくても。
    大学生の頃までは、洋服にとうか身だしなみそのものに全く関心がありませんでした。理系大学生の典型でしたし、それでも何も問題無い、言い換えると、中身がしかっりしていればそれで良いのだと考えていました。ですが、今振り返って見るとそれで人生かなり損をしているなぁ(ため息)と思うのです。
    ■見た目の割合
    メラビアンの法則というものがあって、人の話す内容は言語情報が7%、聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%をしめているうたっています。もちろん統計的な話ではありますが、自分の経験ではその通りだなぁと感じています。人間は視覚情報に依存している部分が大きいのです。私はこれまで人生のいろんな場面で、正しいことを言っているのに伝わらなくて歯がゆい重いをする経験をしていましたが、そもそも相手は私が言う内容を聴く前に良し悪いの判断をしてしまっています。自分の気持ちが主張している内容にばかり言っていると、このことになかなか気づけないのです。
    ■ソーシャルメディアの時代だからこそ
    twitter、facebookといったソーシャルメディアが発達して、それが縁で人とお会いする機会が多くなってきました。ですが、それが故に実際にあったときの印象とネット上とのギャップが激しければ、落胆されるかもしれないと思い、、ちょっと怖くなることがあります。こういう時代だからこそ、挨拶や身だしなみといった基本的なことを大事にしないといけないと常々思っています。
    ■今日のまとめ
    自分を変えたいと思っても、簡単には変えられません。ならば、形から入るのもアリだと自分は考えています。見た目から入って、あとから中身が追いつくということはあると思うので。自分もお洒落だと言われて調子にのらないで向上して行きたいです。

  • ブログにミッションを持つ理由【No Second Lifeセミナー 追記】

    ブログにミッションを持つ理由【No Second Lifeセミナー 追記】


    Passion / Say Hello to A.L.

    ■セミナーで一番印象に残ったこと
    昨日の記事でNo Second Lifeのセミナーのレポートを書きました。セミナーに参加されていた多くの方が、レポートをあげておられるので、そちらを拝見させて頂き大変刺激を受けています。こういうイベントは楽しいなぁとつくづく思います。そして、同じセミナーを受けたのにも関わらず、レポートを書いた皆さんがそれぞれ印象に残った点がそれぞれことなることを面白いなぁと(^^)。情報は受けて次第がどう受け止めるかで全く違うものに見えてくるものだと感じました。
    そんな中でも立花さんがブログにミッションを持たせる必要があるお話をされていた部分が印象に残った方が多くいらしたようです。実は自分の中でもインパクトは大きかったのですが、この話題は切り口を変えて書きたかったので、昨日の記事では触れていませんでした。改めて書きたいと思います。
    立花さんがブログを始められたきっかけは、仕事、プライベート含め自分の人生でうまくいかないことが重なり、それまでの生き方を振り返ったときに、周囲の意見を受け入れすぎて振り回されている自分に気づいたことだそうです。自分の人生を変えるにはどうしたら良いか?その答えがブログだったとのことでした。自分の人生を変えるためにブログを書く訳ですからブログのミッションはかなり大きいのです。実はこの部分で私はかなり話に入り込んでいました。自分の胸に手を当てると同じようなことが思い当たるからです。
    ■コミュニケーションのコンプレックス
    当モンハコブログのメインテーマはコミュニケーションです。これは自分が人生を振り返ったときに大抵の問題がコミュニケーションから発生しているという気づきからです。自分はコミュニケーション能力に結構なコンプレックスがあります。ただし、それは協調性がないとか、人の話を聞かないという方向性ではなく、人に合わせて流されてすぎてしますこと、自分意見を通すことができないことです。多くの場面で、その性格の振り回されて損をしています。ですので、立花さんのお話を最初に伺ったときにグッと引き込まれたのです。
    ■ブログのミッションを考える
    お話に共感しながらも自分もブログのミッションを考え始めました。自分のブログのミッションは、
    「ミスコミュニケーションに悩む人々にヒントを提供する」
    ことです。自分が苦手意識があるからこそ、提供できるものがあるはずだと思います。コミュニケーションに絶対の答えはありません。だからこそ、ヒントを提供するのです。そして、ブログで情報発信をしていきながら自分の人生変えていく。そういうブログにしていきたいと思います。ブログのミッションについては、書評などと関連させてまた深く掘り下げて行こうと考えています。
    ■今日のまとめ
    ブログの文章は、読んでいる具体的な誰かをイメージして書くと良いという話を聞きました。今日の記事は、セミナーの主催者である立花さんへの感謝のメッセージでもあります。今後ともよろしくお願い致しますm(__)m

  • 可能性を引き出す対話術

    可能性を引き出す対話術


    アールヌーボーデザインの家 / paris.kyoto

    ■ここのところ仕事で会話がなくて
    ここのところ、職場であんまり会話をしていません。まぁ作業の都合上、それで問題無い状況なのでそれでよい訳なのですが、正直あまり楽しくないなと感じています。人それぞれこのみの仕事のスタイルというのはあると思いますが、私は寡黙に淡々とやるよりも、意見を交換しながら進めていくほうが楽しいと感じるようです。
    ■アイデアは何気ない瞬間に
    人と話ているときに、フッと新しいアイデアがひらめいたり、今まで気づかなかったことに気づいたりすることってありますよね。思いもよらぬ方向から質問されて新しい発想が生まれたりするケース。心理学の言葉でジョハリの窓と呼ばれている言葉があります。これは自分の知らなかっただけでなく、相手も質問するまで知らなかった物事のことを指していいます。質問をする側も質問をされる側も気づかなかったような新しい発見を対話の中で見つけると一気に状況が好転する場合があります。
    ■ブログでもジョハリの窓を開こう
    これってブログにも言えるのではないかと思っています。少なくとも自分はブログを書くことでジョハリの窓が開けばなぁといつも思って書いています。毎日コツコツ書きためた記事をあとから見返すことで、新しい発見を見つけ、いままで気づかなかった新しい自分の一面を見つける。それが重要だと考えています。
    ■今日のまとめ
    今日は金曜日。なんとか一週間が終わります。私の傾向として、週の後半に行くとブログのネタに困ってくるような気がしています。自分でなんとかジョハリの窓をこじ開けて、ネタ切れの状況を開きたいものです。