Blog

  • 属人性の排除は正義か悪か

    属人性の排除は正義か悪か

    組織などで働いた経験がある人なら1度は耳にする言葉に属人性をなくそうというスローガンがあります。

    特に一部のITの世界では、職人的にコアなプログラミングができる人よりも、標準的なスキルの人を集めてうまく現場を回せるプロジェクトマネージャーの方が重宝される傾向にあります。

    かつて私もできるプロジェクトマネージャーになりたかった時期があり、そういう風にモノを考えていた時期があります。

    また、起業家向けの本のバイブルを何冊も書いているマイケル・E. ガーバー の書籍を読むといかに、仕組みを作っていかに自分がそこに組み込まないようにするかが大切かが書かれていたりします。

    それは多分、ビジネスモデルの作り方としては正しいですし、そうでなければ収益をあげ続けることはできないという現実的な問題があります。

    ただ私はこの考え方が人を幸せにするのかについて常々疑問を感じています。

    人は生まれてきて働く以上、自分だからできる何かをしたいと心のどこかで考えているはずです。

    属人性が排除された仕組みの中で働くことは、個人にとって幸せとは言えないのではと感じるのです。

    起業もプロジェクトマネジメントも最終的なゴールが人が幸せになることだとしたら、属人性の排除は必ずしも正しいとは言えない気がするのです。

    ここ数年、世の中ではこれからの世の中は個人の時代だとしきりに言われています。マスメディアをみても働き方を変えようというような話題が多いです。

    世の中は、より属人性を排除したシステマティックな世界に向かうのか、それともそのような仕事は人工知能のような機械にとって変わられ、より個性が重視される時代がくるのか。

    私はできれば後者の世の中が来て欲しいと考えています。

    今週の気になっている本

    以前から読もうと考えていたモチベーション3.0。興味はあったのですが、前に見たときは Kindle化されていなかったのですが、最近見たら Kindle版が出ていて即購入しました。

    この本を読んでもわかるのですが、人間はシステムの中に組み込まれると間違い無くモチベーションがさがり、生産性が落ちます。やはり、産業革命以降にできた今の働くスタイルは限界なのかもしれません。

    今日のアクション

    ただ、私は、単純労働が全て機械化されたときに、それを嫌がる人も多いだろうなということも予想はしていて、多分そんなに一筋縄ではいかないだろうなとは考えています。人間は難しいです。

  • 人を手段化しない経済。クルミドコーヒー影山知明さんの講演会にいってきた

    人を手段化しない経済。クルミドコーヒー影山知明さんの講演会にいってきた

    西国分寺にあるカフェ「クルミドコーヒー」はコアなファンを抱えるカフェとして、食べログで全国1位を獲得したこともあります。

    このお店のオーナー影山さんの書籍「ゆっくり、いそげ」は当ブログで以前紹介しています。

    良い本だったので著者さんにお会いしたいと考えていたところ、神保町大学で講演会があるということで参加してきました。

    影山さんのお話の中で印象的なトピックをピックアップします。

    システムに組み込まれると苦しくなる

    影山さんの前職は、外資系企業のファンドマネージャー。資本主義の申し子のようなお仕事をされていて、それゆえにそのゆがみも熟知されていました。

    現在の資本主義の前提は「来年が今年よりも成長していること(経済的に)」があり、この前提のもとに全てのシステムが作られています。

    結果、このシステムの中では個性は邪魔になり、規格どおりの動きが求められ人はどんどん苦しくなるという構図が生まれています。

    この状況を打破するロールモデルといて運営しているのが「クルミドコーヒー」なのです。

    受贈的人格としての人格を呼び起こす

    影山さんは、現在の経済のシステムについて真っ向から否定されているわけではありません。ただ、熟知するが故にその弱点もよくわかっています。

    現代の資本主義の弱点は、人の行動原理が消費者的人格ばかりに基づいて構成されていることです。

    人間の中には、受贈的人格と消費者的人格が同居しています。そして、人は外部からの刺激のされ方でギバーにもテイカーにもなり得るのです。

    経済活動を単なる消費行動ではなく、自らが受け取ったよいものを次の人に返そうと考える受贈的行動とすることができれば、人がシステムに取り込まれるようなことはなくなるのです。

    ちなみに人間が経済的なインセンティブのみで行動をするとモチベーションが低下することは心理学的にすで実証済みのことです。

    人は金銭を用いて行動を強要されるより内発的な動機で行動するほうが多幸感が高いのです。この点において、影山さんの主張は、実はかなり合理性のある内容ではと個人的に感じました。

    閾値を越える重要性

    一方で理念ばかりを並べてもビジネス的な部分をうまくまわして行けなければ事業としては継続しません。

    店舗運営を開始するにあたり影山さんはクルミドコーヒーに開店前からちょっとびっくりするくらいの初期投資を行われています。

    まだ、オープンもする前からなぜと聞きたくなるのですが、クルミドコーヒーの理念を実現する上で最初から来てくれたお客さんに感動を与えたいという強い気持ちがあったそうです。

    そのためには、最初から自分の中にある閾値を越えていなければ、ずっと越えることはできないと考えていたのです。

    来てくれた人には言語的な認識以外でも投資したかどうかはすぐにわかるとおっしゃられていました。

    このあたりの嗅覚のようなものはさすがだなと感じました。影山さんの主張に力強さを感じるのは、単なる綺麗ごとではなく、ビジネス的視点、経済的な合理性も踏まえて主張されている点だとあらためて感じました。

    今日のアクション

    会場では「ゆっくり、いそげ」の販売も行われていて、私は本を再度購入しました。

    実は「ゆっくり、いそげ」を私はすごく気にいったのですが、同時にどうしても友人に読ませたくて、あげたのです。

    それでもまた読みたくなるくらい良い本なので、ぜひいろんな方に手にとって欲しいです。

  • なにかにすがっているうちは物事は解決しない

    なにかにすがっているうちは物事は解決しない

    人間はうまくいかないことがあると何かにすがりたくなるものでして。それが時には宗教であったり、心理学的なことあるいはもっと身近に部屋の片付け、いわゆる断捨離であったりと人によってもいろいろなんだと感じています。

    かく言う私自身、自分が弱気になっていたり、うまくいっていないときは、何かにすがりたいといつも考えてしまいます。

    ただ、最近感じるのは、うまくいかないとき特定の何かにすがるだけではうまくいかないということです。

    人はどうしても物事を単純かして理解したがります。私のアレがよくないからこういう結果になったみたいな思考に陥りがちです。

    ですが、本当にそうでしょうか。

    きっとその最悪の状況に至る前には、日々の小さな選択の繰り返しがの結果が複合的に積み重なっておきているはずなのです。そして、複合的な要素で起こったことを解決するのに万能の妙薬のようなものはなかなかないはずなのです。

    何でも解決できる万能杖はないと肝に銘じること、そして緩やかな軌道修正を繰り返すことでしたか、うまくいかないときの状況の改善はないと感じています。

    今週の気になっている本

    なんで今日こんな記事を書いたかというと、こちらの本が気になっているからです。近年、いろいろな研究結果から平均が結構あてにならないということが分かってきているそうです。

    この平均を重宝する思考っていうのは、まさに物事を単純化する典型例だと言えます。平均は確かにわかりやすい思考ですが、自分をそんなものに当てはめたくないみたいな気持ちも当然あるわけで。

    とりあえず、平均にしろ、占いにしろ、性格診断的なものしろ適度な距離感をもって付き合うということが一番大事な気がしています。

    今日のアクション

    こんなことかいていますが、私自身、やはり自分を平均の中に物事を当てはめて考えがちです。やっぱり人はそういう思考からは簡単には抜け出せないのかもしれません。

  • 浅草橋「山笠ノ龍」。3種類に替え玉を楽しめる濃厚豚骨ラーメン

    浅草橋「山笠ノ龍」。3種類に替え玉を楽しめる濃厚豚骨ラーメン

    福岡人がおすすめする東京で食べられる美味しい九州料理シリーズ。今回は浅草橋にある豚骨ラーメンのお店「山笠ノ龍」に行って参りました。

    総武線「浅草橋」駅より徒歩3分

    「山笠ノ龍」は総武線の浅草橋駅を東口から出て徒歩53分くらいのところにあります。大通り沿いで大きめののれんが掛かっているのですぐに見つけられるはずです。

    なお、JRだけでなく浅草線の浅草橋駅からもいくことができます。

    お店の前に美味しそうなラーメンの写真の立て看板が出ています。

    内装はこんな感じで、結構落ち着いた雰囲気のあるラーメン屋さんです。

    全部載せ特ラーメンを注文

    お店の入り口で食券を買ったらさっそく店員さんに渡します。恒例によりそのお店の全部乗せラーメンを注文します。「山笠ノ龍」では特ラーメン880円になります。お値段は東京にしては少し安く感じます。

    ネギ、チャーシュー、キクラゲ、煮卵、海苔がのっています。全体的に色は少し白目の印象です。

    スープは濃いめですが、臭みはありません。とても美味しいです。

    具材は全く手をつけずに1杯目を食べ終わりました。スープ、麺ともにバランスの取れたうまさです。

    替え玉はノーマルで注文

    第2ラウンド替え玉を注文します。替え玉は一杯100円です。「山笠ノ龍」の替え玉は3種類の中から選べるようになっていて、私の頼んだのは普通の替え玉ですが、それ以外に「辛か」と「濃ゆか」の二つの替え玉も選べます。

    実はここのお店のラーメンの種類がノーマルと「辛か」「濃ゆか」の3種類があり、替え玉で複数の味を切り替えて楽しめるようになっているようです。

    「辛か」「濃ゆか」もかなり後ろ髪を引かれたのですが、今回は最初ということでスタンダードな替え玉をしました。

    ドバッとスープに替え玉を注ぎます。さらにテーブルの上に置いてあったトッピングの刻み辛子高菜を大量に投入。

    高菜とスープが混ざり合って辛そうな色に変わっていきます。

    辛子高菜の味と具材の味が良い感じにブレンドされて食が進みます。チャーシューは適度にとろみがあって、絶妙の煮込み加減です。

    この日は身体を動かした帰りというのもあってあっという間に完食してしまいました。

    他のラーメンも食べに来たいと感じさせるお店

    先ほども書いた通り、「山笠の龍」は替え玉が3種類あります。1度には食べきれないので、また食べにこようと考えています。

    私は、普通ラーメン屋さんに行く時はスタンダードな豚骨らーめんしか興味を持たないほうですが、替え玉が3種類あることが斬新なのと、メインのラーメンの味が美味しかったので、他のメニューも食べてみたいと感じました。

    実際に食べたら、レポートをブログにあげることにします。

    今日のアクション

    「山笠ノ龍」は2016年オープンのまだ新しいお店のようです。お店のWebページ自体はないですが、レポート記事などは結構上がっているので繁盛しているようです。お近くにお立ち寄りの際には是非いってみて下さい。

    https://retty.me/area/PRE13/ARE9/SUB901/100001266392/

  • iPhoneアプリ「SleepCycle」のいびき計測機能が結構いい件

    iPhoneアプリ「SleepCycle」のいびき計測機能が結構いい件

    人間は人生の3分の1は寝て過ごしているわけでして。睡眠の質が人生の質を左右するといっても過言ではありません。私は睡眠時間の計測にiPhoneアプリ「SleepCycle」を使っています。

    「SleepCycle」は寝る前に起動して枕元においておくことで睡眠の長さ、深さを計測して寝覚めが時間を見計らって起こしてくれるアプリです。

    そんな「SleepCycle」に最近のアップデートでいびきを録音してくれる機能がつきました。これがなかなかに便利です。

    自分のいびきをかいているか気になる

    独りで生活していると自分の健康は自分で管理する必要があるわけですが、どうしても自分ではわからないのがいびきです。どんなに大きないびきをかいていても人に言われることはないですし、自分ではわかりません。

    多少うるさいだけならいいですが、もし睡眠時無呼吸症候群のような病気の兆候があったらどうしようと考えていまいます。

    「SleepCycle」のいびきの録音機能はまさにそんな悩みに答えてくれるものでした。

    実際に計測してみた結果

    いびきを計測する手順は簡単で、アプリを起動して枕元においておくだけです。これまでの使い方と変わりません。

    比較的体調の良い日の計測結果はこちらです。

    この日は比較的ぐっすり眠れた日で寝覚めもとてもよかったのを覚えています。いびきは、明け方の4時半から30分くらいかいていた模様。

    マークのところをタップすると、録音された音声の波形が表示されます。

    録音は15秒刻みでされています。再生するとたしかにいびきの音が。この日はそんなにひどいいびきではなかったですが、自分のいびきを聞くってなんか不思議な気分です。

    こちらはかなり体調のよくない時に記録です。

    この日は、アルコールを結構のんでいたこともあり、睡眠の質はかなりわるかったはずです。前のと比べるといびきをかいている時間がながいのがわかります。

    いびきの音も結構大きめで、聞いているだけで調子がわるそうなのがわかります。

    睡眠は健康のバロメータ

    実際のところ、こうやっていびきを音声で記録しても、よほどの専門家でもないので、よほどのことがないかぎり病気の兆候などをつかんだりみたいなことはできません。

    ただ、音声付きで睡眠を記録することで、いかに睡眠と健康がリンクしてるかが自覚できます。

    また、眠りの深さといびきをかいた長さ、時間帯を眺めているとよりはっきりとその日の睡眠の質が高かったか低かったが見えてきます。

    健康に対する意識を高めるだけでも、意味のある機能だといえるでしょう。

    今日のアクション

    私は寝付きが悪いのが悩みの種です。熟睡できるようにもう少し日々の運動を増やしたいと改めて感じています。

  • 9/16-17 WordCamp Tokyo 2017 チケット販売開始!スタッフしてるので遊びに来てね

    9/16-17 WordCamp Tokyo 2017 チケット販売開始!スタッフしてるので遊びに来てね

    当ブログはWordPressで運営しております。そんなWordPressのお祭りWordCamp Tokyo 2017が今年も開催されます。

    私は2014年よりスタッフとして関わらせておりまして、今年もセッション班のスタッフとして関わらせて頂いております。

    今年も一般参加者用のチケットが販売開始となりました。皆さんの参加をお待ちしております。

    今年のテーマは「join」

    WordCamp Tokyo 2017のテーマ「Join」です。スタッフとして参加している私の気持ちとしては、この機会により多くの方にこのWordPressのお祭りに参加して、WordPressコミュニティに繋がって欲しいと考えています。

    現在、WordPressでブログを書かれている方の中にも、WordPressはとりあえず使っているけれど、難しい敷居が高いと感じている方は結構いらっしゃいます。

    かく言う私自身、数年前までは同じようなことを考えていました。ですが、一歩を踏み出してWordCampに参加したり、WordPressコミュニティに関わっていくなかで、知識が増え、WordPressはグッと身近なものに変わりました。

    そのような経験があるからこそ、今WordPressに興味がある、WordPressでブログを書いているけれどいまいちよく分かっていないという方には参加して欲しいのです。

    サイト運営者/ブロガー向けセッション多数

    そんなこといっても、WordCampは技術者向けのセッションが多くて、一般の人には難しいと感じている方も多いかもしれません。

    ですが、WordCamp Tokyo ではエンジニア/デザイナー向けのセッションだけでなく、コンテンツ制作者やブロガー向けのセッションも多数用意しています。

    今ネットの世界で話題になっているテーマについて、著名なブロガーさんやWebライターさんに語ってもらう予定です。

    登壇者の発表については現在調整中ですので、期待してお待ち下さい。

    2日目はコントビューターデイ

    WordCamp Tokyo 2017は9/16日と17日の2日間に渡って開催されます。1日目はセッションデイ。WordPress界隈の著名な方を中心に今ホットな話題をお話頂きます。

    そして2日目はコントリビューターデイ。コントリビュートとは貢献活動という意味でWordPressの翻訳やプラグイン、テーマの開発など、WordPressユーザーが普段お世話になっている活動に参加することをいいます。

    コントリビューターデイでは、翻訳やテーマ制作など興味あるテーマごとにグループ作って実際に手を動かして作業をすすめていきます。

    実際に手を動かしてコントリビュートの作業をしていくことで、より深いWordPressの世界を体験することができるのです。

    もっと深くWordPressに世界と関わりたいという方はコントリビューターデイにご参加下さい。

    今日のアクション

    私はセッション班として、WordCamp Tokyo 2017のセッションの企画運営に関わっています。まだ発表まで最終調整の段階ですが、今年もかなり注目のセッションが揃っています。

    WordPressに関わられているより多くの方のご参加をお待ちしております。

    チケットのお申し込みはこちらからどうぞ。

    https://2017.tokyo.wordcamp.org/tickets/

  • 複数のコミュニティにかかわるコツは違いを楽しむこと

    複数のコミュニティにかかわるコツは違いを楽しむこと

    自分がどうにも器が小さいなと感じる瞬間が、人の意見や考え方が自分違うと感じたときに、心の中で熟考なく否定してしまっているときです。

    もちろん、それを顔に出したりしないようにしているわけですが、それでも自分は心が狭いななんて感じてしまいます。

    ブログ、WordPress,…etc わりといろんなコミュニティに参加しているので感じるのですが、複数のコミュニティに関わったり、いろんな考え方の人と付き合っていく上で重要なことは、違うことは楽しいと感じれるかどうかだなと。

    ところがなかなかにこれが難しい。私を含めどうしても人は同じような属性の人といるほうが居心地がよいため、いつも同じような人と群れてしまう傾向があります。

    自分の中にある排他的な感覚を無くすことができればより人生を楽しむことが出来ると最近強く感じます。

    複数のコミュニティに関わればそれぞれのカラーがあって、違いに戸惑うことも多いです。その時にそのコミュニティの色に染まってしまうのもいいですが、違いを維持しつつ、違いをいかに楽しむか。

    それを実践できたとき、本当の意味で精神的に自立出来ていると言えるのではないでしょうか。

  • 日本橋「もつ鍋 やましょう」。渡辺通に本店をおく本場のもつ鍋

    日本橋「もつ鍋 やましょう」。渡辺通に本店をおく本場のもつ鍋

    福岡人がおすすめする東京で食べられる本格九州料理シリーズ。これまで豚骨らーめんの記事しか書いていなかったのですが今回は初めてもつ鍋を紹介してみます。

    今回、紹介するのは日本橋にあるもつ鍋「やましょう」。本店は博多の福岡天神の渡辺通にあります。以前、福岡出身をつれていったら美味しいとえらく感動されたお店です。

    浅草線「人形町」駅より徒歩5分

    「やましょう」は都営浅草線「人形町」駅より徒歩5分くらいの場所にあります。実は人形町は知る人ぞ知るグルメスポットでして、隠れた名店が多いのが特徴です。

    お店の外観は木造の倉のような感じになっていていわれないと気付かないかも。看板は大きめに出ているのでお店にいくときは、この看板を目印に探していて下さい。

    中の感じも木造のデザインでとても落ち着いた雰囲気です。

    スタンダード「もつ鍋」を注文

    お店のメニューは基本すべて九州の食べ物ばかりです。ここはストレートにもつ鍋を注文しました。注文の際に味付けは、味噌としょうゆどちからを聞かれます。

    博多のもつ鍋はしょうゆが基本なので、もちろんしょうゆで注文しました。また、鍋がくるまでのつなぎとして、ゴマサバとゴボウのあげものを注文しました。

    しばらくしてもつ鍋もテーブルに。コンロに電気を入れて温めていきます。

    さらにまつと良い感じに具材が煮込まれていきます。

    東京で有名なもつ鍋屋さんのもつ鍋は結構な割合でオリジナルのアレンジが入っていることが多く、食べてみて美味しいけど、これもつ鍋かなぁと感じることが結構あります。

    もちろん、アレンジはいいのですが、やっぱり福岡の味を食べたいというのが人情でして。その点で「やましょう」のもつ鍋基本に忠実と言えます。

    新メニュー「辛味噌もつ鍋」を注文

    基本メニューのもつ鍋を一通り食べて満足したので、続いてはお店の新メニューに挑戦しました。お店の前に目立つように看板が設置してあって、「辛味噌もつ鍋」のアピールがしてありました。

    ここまでアピールされると食べないわけにはいかないという訳で注文。

    具材が盛られた鍋をみると赤みを帯びたスープにパプリカなんかも入って色鮮やかな印象。見た目はどちらかというとイタリアンぽいです。

    さっそく小皿に盛って食べてみます。

    具材の中にかぼちゃが入っていて、辛さの中に感じられる甘さが絶妙でした。多分女性には好まれるのではないでしょうか。

    東京ではじめて食べた博多の味

    「やましょう」は私が東京ではじめて見つけた本格的な博多の味を再現しているもつ鍋屋さんで、最初の見つけたときはかなり嬉しかったのを記憶しています。当時は、渡辺通と日本橋にしかお店もありませんでした。

    現在「やましょう」は日本橋以外にも飯田橋、さらにこの夏から市ヶ谷にも出店するようです。店舗数が増えるのはいいのですが、店舗数が増えすぎて、持ち味がなくなってしまうお店もあるので、博多の味は大事にして欲しいです。

    今日のアクション

    はじめて豚骨ラーメン以外の九州料理の記事を書いてみました。今後もシリーズ化していく予定です。お楽しみに。

    https://retty.me/area/PRE13/ARE10/SUB1001/100000000746/

  • WordBench 東京 7月 「夏のLT大会!」に参加してきたよ

    WordBench 東京 7月 「夏のLT大会!」に参加してきたよ

    WordPressオフィシャルコミュニティの勉強会 WordBench 東京。2017年7月は「ドリンク片手にLT大会」ということで、カジュアルのプレゼン大会となりました。今回司会を務めてくれたのは清野奨君です。

    WordPressについて様々な切り口からLTがなされましたが、その中でも私が個人的に気になったものをピックアップしてみることにします。

    WordPressとBitcoin

    こぶちさんからは今何かと話題のビットコインとWordPressを連携させてみようというお話です。ビットコインを活用すればWordPressを介した送金や少額決済がしやすくなるということでその仕組みを紹介頂きました。

    トピックとして興味津々だったのですが、私の知識がついていっておらず。やはりビットコインはきっちり勉強しようと改めて感じました。

    リモートワークで目指せ!アクションエンジニア!

    新潟の会社に所属しているにも関わらず、なぜか東京で独りリモートワークをされている石黒さん。なんとその理由は、フロントエンジニアの傍ら、特撮のスーツアクターになることが夢だからだそうです。

    LTでは、リモートワークでWordPress案件をする上でのおすすめテーマ「JOINTS WP」について解説頂きました。

    WordPressとバックアップの話

    JPCERTの久保さんからはWordPressのバックアップと脆弱性のお話です。ちなみにJPCERTは特定の政府機関や企業からは独立した一般社団法人で、セキュリティに関する情報収集や対策の支援などを行っている団体です。

    WordPressのバックアップをプラグインでやっているという人は多いはずですが、結構な割合でバックアップ先のディレクトリがドキュメントルートになっており、放っておくと外部から参照可能になっているとのこと。

    メジャープラグインであるBackWpupは大丈夫だったようですが、1度自分プラグインを確認してはいかがでしょうか。

    コントリビューターって何をすればいいの?

    鳥山さんからはWordPressのコントリビューターについて。

    コントリビューターとは、翻訳やプラグイン開発、WordBenchの開催などWordPressコミュニティに対する貢献活動のことを指します。WordPressユーザーがWordPressユーザーのために活動するからこそ、WordPressはこれだけ広く普及していると言えます。

    とはいいつつも、コントリビューションって難しそうとか敷居が高そうと感じている人も多いはず。そんな人にむけて、鳥山さんから最初の一歩を踏み出せるコントリビュートの仕方を解説頂きました。

    WordCamp Tokyo 2017開催のお知らせ

    最後に今年のWordCamp Tokyo 2017の実行委員長からWordCamp Tokyo 2017の開催概要、開催時期について案内がありました。

    WordCamp Tokyo 2017のテーマは「JOIN」。WordPressに関わるいろんな方にご参加頂きたいです。また、開催日は9/17、18日の2日間で1日目がセッションデイ、2日目がコントリビュータデイです。

    初心者から上級者まで幅広く楽しめる内容になっていますので、ぜひ遊びに来て下さい。

    今日のアクション

    ここにとり上げた以外にも合計15人の登壇者の方がLTを行い、どれもとても勉強になる内容でした。

    ちなみに私もLTさせて頂き、今回は新エディタ「Gurdenberg」の使用感についてLTをしました。内容はほぼこちらの記事と同じですので、ご興味のある方は参考にされて下さい。

    https://mon8co.com/gutenberg-for-wordpress/

  • 年を一つ重ねるので30代を振り返ってみる

    年を一つ重ねるので30代を振り返ってみる

    私は今書いているこのブログ記事を公開して一息ついたくらいの時間が経つと誕生日を迎えます。今度の誕生日は30代の最後の誕生日です。

    振り返ると30代は、理想と現実の板挟みにあってもがいた末に自分と向き合うことになった時期であったと感じるのです。

    理想と現実の狭間で目標を見失う

    私は20代のころの自分を振り返ると、自分の中の理想の30代の姿が存在していて、それを目指してがむしゃらにあがいていたという記憶があります。

    仕事の上ではあこがれる先輩がいて、こういう風にバリバリ仕事をこなしていきたい。あんな風になりたいと本気で考えて仕事をしていました。

    ですが、30代に入り自分の意図しないとところで部署を異動したり、役割が変わったりして自分が目指している姿には、なかなかなれそうにないという現実が突きつけられます。

    燃え尽き症候群とまではいかないかもしれないですが、仕事の上での目標は完全見失ってしまいました。

    ブログとの出会い。そして更なる壁…

    完全に目標を失って精神的にはかなりフワフワしていた自分の目の前に現れたのがブログでした。

    当ブログでは何度も書いている通り、私は震災がきっかけで「わかったブログ」を読むようになりました。そして、自分でもブログを始めることにしました。

    ブログを始めると同時にイベントに積極的に参加。様々なブロガーさんと交流するなかで、普通にサラリーマンをしているだけでは得られなかった物の見方、考え方をできるようになってきました。

    ですが、ブログを真剣に書いていけば行くほどに、もう一つの大きな壁にぶち当たります。自分はそもそも何がしたいのかという問題です。

    当時ブログで知り合った仲間たちは、夢やミッションをとても大事にしている人が多かったです。彼らと交流するにつれ

    一体自分は何がしたいのか。仕事の上での目標を失っていた自分にとっては考えるのも辛い問題でした。

    自分には、夢や目標がない。そんなことに負い目を感じつつ悶々とブログだけは更新しようと決めていました。書き続ければ何かが見えてくるかもしれないという願いでした。

    Kindleを通して読書を思い出す

    そんな私にとって大きな転機は、 Kindleとの出会いでした。厳密に言えば、 Kindleとの出会いというよりも Kindleを通して自分が本を読むという習慣を取り戻したことにあります。

    私はもともと本を読むのは好きで、高校時代は図書部に入って、学校図書館の雑務をしたり、図書館だよりを作ったり、読書会を開いたりということをしていました。私の高校時代はまさに図書館とともに合ったと言っても過言ではありませんでした。

    ですが、高校を卒業したあとは徐々に読書とも疎遠に。気付くと随分と本を読んでいませんでした。ですが、手軽に本を読める Kindleのと出会いが再び私を読書の世界に連れ戻してくれたのです。

    その後のイベントを開催したり、自分で電子書籍を書いたりしている私の活動については、ブログの読者の方は知っているところでもあるので割愛します。

    WordPressとITの原点へ

    もう一つの私に大きかったことは、WordPressコミュニティとの出会いでした。大学時代からIT関連の勉強をしているので、もう20年近くなんらかの形でこの世界に関わっているのですが、30代になってからは嫌になることが多かったです。

    先ほども書きましたが、自分が納得できる仕事ができておらず、目標もなくなった私にとって、ITの世界はもはや苦痛ばかりでした。

    ですが、WordPressコミュニティと出会い、オープンソースの世界を知ったことで私は再びITの世界って面白いと感じれるようになってきたのです。

    もともと、ITを学ぶきっかけになったのは、高校時代の先輩がPCをいじる姿をみてかっこいいと感じたというシンプルなことでした。みんなができないことをやれるのってかっこいい。ただそれだけでした。

    純粋にプログラムを動かして喜ぶ遊び心や、最新技術を知れる好奇心をいつの間にか失っていたわけですが、WordPressコミュニティを通じて、その気持ちを取り戻すことが出来ました。

    ありのままで生きる

    ブログを書き始めての大きな悩みは、自分がやりたいことがわからない、自分が何者であるかが分からないということでした。

    ですが、いろいろな活動をして気が付くことはその苦しみは今ある誰かのスタイルに自分を当てはめようと無理矢理しているからの苦しみだということが最近になってようやくわかって来ました。

    よく心理系の界隈などでいわれる「がんばらなくていい」「ありのままでいい」という言葉。私はわかったようなわからないようなと感じていました。

    ですが、ここに来てその本質は、今ある何か自分を無理矢理当てはめないということだと解釈できるようになってきました。

    ただし、それは決して手を抜くであるとか、楽をするという意味ではなく、自分が楽しめるスタイルを確立するという新たなスタートにたったに過ぎないということであると考えています。

    読書も好き、ITの世界も好き、最近では顔が広いなんていうこともよく言われます。それらを含めて自分らしいスタイルなんだと言えるのです。

    私はどこにいくのか

    こうして30代を振り返ると、だいぶ生きるのが楽になってきたという感覚があります。ですが、自分自身これからどこへ向かうのかはよく分かっていません。

    20代のころのように明確にこうなりたい40代の姿というものがあるわけではないのです。ただなんとなく今目の前にないものを目指しているのかもしれないと感じています。 Kindleだって、10年前には少なくとも日本にはありませんでした。WordPressも今ほどは知られていません。

    ただ、一つ大事にしたいのは、捕らわれず変化できること。

    自分が楽しいと感じたことにはもっと素直になれるようになりたいですし、自分はこれと何かにしがみつかずに柔軟に変化していきたいです。きっと世の中は私が考えるよりも早いスピードで変化していくはずなので。

    30代はあと一年残っていますが、今を生きることを大事にしてすすんで行きたいです。

    今後とも引き続きよろしくお願い致します。