10月31日と11月1日にベルサール神田でWordCamp Tokyo 2015が開催されました。今年のテーマは「More Publishing」。
私はスタッフとして参加し、1日目のセッション企画の担当と、2日目のコントリビューターデイで情報発信のメンターを担当。例年、WordCamp Tokyoはサプライヤー色が強いイベントなのですが、今年はブロガーを中心にWordPressユーザーも参加しやすいイベントを目指しました。
スポンサーリンクユーザー向けセッションが面白い
今回、ユーザー向けのセッションとして、和洋風KAI主宰でするぷろの開発者するぷさんや、東京ノマド営業所を主宰されている堀江さんが登壇されました。
するぷさんは、ブログを書くハードルをさげるためにモブログをというスタイルがおすすめという内容で、後半は開発されているアプリ「するぷろ」の機能について説明されていました。
WordCampには、ブログを書くことに興味はあるけどイマイチ続かないという方が多かったようで、想像以上に反応がありました。
堀江さんの講演内容は、地方の製造業をしている会社がブログでの情報発信を通じて、仕事の幅を広げているお話でした。堀江さん曰く、「地方の製造業はネタの宝庫のようなもの。本気で情報発信し らすごいことになる。インターネットはまだまだ普及していない。」という内容でした。
具体的な事例もあり、身近でとても説得力のあるセッションでした。こういうリテラシーの高いユーザーが増えれば、日本のIT業界の将来は明るいのかなと感じます。
WordCampでブログ合宿
2日目は初の取り組み、コントリビューターデイです。
コントリビュートというと難しく聞こえますが、プラグイン開発や翻訳、勉強会の開催など自分の得意な分野でWordPressに裾野を広げる活動のことを言います。そして、コントリビューターデイとは、ワークショップ形式で手を動かしながら体験してもらう日のことです。
これまでもWordBenchでは、プラグインもくもく会とか、翻訳もくもく会とか自習形式の勉強会があって、WordCampのコントリビューターデイはそれを大規模にやります。WordPressのプラグインやテーマを開発するグループ、また、WordPressの本体を解析するグループなどに分かれて作業を進めます。
私は、情報発信のメンターをお願いされていて、ブログ初心者に方を中心にWordPressでブログを書いて、その場でシェアするワークを開催することになりました。いままでWordCampやWordBenchでもブログ記事を書くことをテーマにした自習勉強会の前例がないため、若干試行錯誤。
一緒にメンターをやっている着ぐるみ追いはぎペンギンを主宰されている中島さんと急遽、役割を手分けして進めることにして、私がブログライティング担当、中島さんがサーバーの契約しかたやWordPressのインストールの仕方など技術的な内容を担当することになりました。
ブロガー界隈ではブログ合宿という同じような形のイベントが開かれているので、その段取りですすめることにしました。
WordCampは、初心者にはハードルが高い印象を与えやすいのですが、これからWordPressをさわるという方にもWordCamp Tokyoに足を運んでもらいたいので、できるだけ予備知識がなくても参加できる形にしました。
地方で勉強会を開催したい人のための相談会
途中、地方で勉強会を開催したい人の方向けに相談会も開催されました。
WordCamp Tokyoは地方から参加される方も多いのですが、自分の地元でも勉強会を開催したいと考えている方が結構います。
ただ、地域性もあるのですが、地方で勉強会を開催するのは、人が多い東京に比べハードルが高いようで、参加舎の方からいろいろな悩みが寄せられます。
確かにブロガーイベントも地方に行くと一気に少なくなるんですね。相談会ではWordBenchを中心のコミュニティ活動や勉強会の主催経験がある方が熱心に相談に乗っていました。
今日のアクション
WordCampやWordBenchなどの活動を知らないとWordPressって便利なツールだとしか認識できないのですが、こういうコミュニティの活動をしると凄いなと感じます。せっかくWordPressを扱っているなら、いろんなことに挑戦したいです。
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電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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