Tag: 読書

  • わかっているのにやる気が出ない。そんな時に読みたいお勧め書籍7選

    わかっているのにやる気が出ない。そんな時に読みたいお勧め書籍7選

    仕事や勉強、その他諸々のことやらないといけないと分かっていても人間やる気がどうしても出ないときがあります。

    そんな時は自分の手元にやる気を引き出してくれる本を置いておくことをお勧めします。いざというとき、この本を手にとればなんとかなるというものがあれば安心です。

    短時間で「完全集中」するメソッド

    やる気に入門書ともいえるのがこちらの本。やる気が出ないとき、なぜやる気が出ないのかの理由や、どうすればやる気ができるのかについてすぐに実践可能なメソッドを紹介してくれています。

    とりあえず、やる気が出なくて困ったらコレと言える一冊です。

    心に響くコミュニケーション ペップトーク

    ペップトークとは、アメリカで考案された、スポーツの現場で試合に臨む選手を一瞬にしてやる気にさせる短い言葉のことを言います。

    プロのアスリートの世界では最終的にメンタルの差が勝敗に直結します。

    ペップトークは監督が選手にかける言葉ですが、本書ではセルフペップトークという自分を鼓舞する言葉についても書かれています。やる気がでないときに活用してはいかがでしょうか。

    心にズドン!と響く運命の言葉

    やる気が出ないときは、やる気がわいてくる言葉を手元に置いておくという方法も意外と有効です。

    こちらは売れっ子のコピーライターさんがセレクトとした名言集です。自分のテンションにあったものを探してみてはいかがでしょうか。

    仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか

    もうどうしてもやる気が起きない…そういうときは諦めてデスクの片付けなどはいかがでしょうか。意外にも生産性がアップするかもしれません。

    ただし、片付けて満足しないようにして下さい。

    脳が冴える15の習慣

    あなたがやる気がでないのはひょっとしたら能が疲れているからかも。本書では医者の立場から脳を活性化する様々なメソッドが書かれています。

    まずは、頭の疲れをとることを意識してみるのもいいかもしれません。

    やる気クエスト

    もうちょっと突っ込んでやる気がでる方法を学びたいという人には、こちらのやる気クエストがおすすめです。

    ファンタジーの世界に迷い込んだ主人公がモチベーションに関する知識をフルに活用して、魔王との対決に挑んでいきます。

    物語に進むにつれてやる気のコントロールの仕方がわかるようにかかれています。

    モチベーション3.0

    やる気に関して一通りの本を読み終えたら最新の研究結果に目を通してみるのもいいかもしれません。

    本書は膨大な調査結果からやる気に秘密について解説してくれています。特に報酬とやる気に関係制に書かれた部分については目から鱗の内容となっています。

    今日のアクション

    世の中には「できる人」「できない人」がいるわけではなく「やる人」と「やらない人」がいるだけなんてどこかで聞いた気がします。

    最後はとにかく「やる」しかないのです。

  • 人を手段化しない経済。クルミドコーヒー影山知明さんの講演会にいってきた

    人を手段化しない経済。クルミドコーヒー影山知明さんの講演会にいってきた

    西国分寺にあるカフェ「クルミドコーヒー」はコアなファンを抱えるカフェとして、食べログで全国1位を獲得したこともあります。

    このお店のオーナー影山さんの書籍「ゆっくり、いそげ」は当ブログで以前紹介しています。

    良い本だったので著者さんにお会いしたいと考えていたところ、神保町大学で講演会があるということで参加してきました。

    影山さんのお話の中で印象的なトピックをピックアップします。

    システムに組み込まれると苦しくなる

    影山さんの前職は、外資系企業のファンドマネージャー。資本主義の申し子のようなお仕事をされていて、それゆえにそのゆがみも熟知されていました。

    現在の資本主義の前提は「来年が今年よりも成長していること(経済的に)」があり、この前提のもとに全てのシステムが作られています。

    結果、このシステムの中では個性は邪魔になり、規格どおりの動きが求められ人はどんどん苦しくなるという構図が生まれています。

    この状況を打破するロールモデルといて運営しているのが「クルミドコーヒー」なのです。

    受贈的人格としての人格を呼び起こす

    影山さんは、現在の経済のシステムについて真っ向から否定されているわけではありません。ただ、熟知するが故にその弱点もよくわかっています。

    現代の資本主義の弱点は、人の行動原理が消費者的人格ばかりに基づいて構成されていることです。

    人間の中には、受贈的人格と消費者的人格が同居しています。そして、人は外部からの刺激のされ方でギバーにもテイカーにもなり得るのです。

    経済活動を単なる消費行動ではなく、自らが受け取ったよいものを次の人に返そうと考える受贈的行動とすることができれば、人がシステムに取り込まれるようなことはなくなるのです。

    ちなみに人間が経済的なインセンティブのみで行動をするとモチベーションが低下することは心理学的にすで実証済みのことです。

    人は金銭を用いて行動を強要されるより内発的な動機で行動するほうが多幸感が高いのです。この点において、影山さんの主張は、実はかなり合理性のある内容ではと個人的に感じました。

    閾値を越える重要性

    一方で理念ばかりを並べてもビジネス的な部分をうまくまわして行けなければ事業としては継続しません。

    店舗運営を開始するにあたり影山さんはクルミドコーヒーに開店前からちょっとびっくりするくらいの初期投資を行われています。

    まだ、オープンもする前からなぜと聞きたくなるのですが、クルミドコーヒーの理念を実現する上で最初から来てくれたお客さんに感動を与えたいという強い気持ちがあったそうです。

    そのためには、最初から自分の中にある閾値を越えていなければ、ずっと越えることはできないと考えていたのです。

    来てくれた人には言語的な認識以外でも投資したかどうかはすぐにわかるとおっしゃられていました。

    このあたりの嗅覚のようなものはさすがだなと感じました。影山さんの主張に力強さを感じるのは、単なる綺麗ごとではなく、ビジネス的視点、経済的な合理性も踏まえて主張されている点だとあらためて感じました。

    今日のアクション

    会場では「ゆっくり、いそげ」の販売も行われていて、私は本を再度購入しました。

    実は「ゆっくり、いそげ」を私はすごく気にいったのですが、同時にどうしても友人に読ませたくて、あげたのです。

    それでもまた読みたくなるくらい良い本なので、ぜひいろんな方に手にとって欲しいです。

  • 「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術」が7月の月替わりセールに選ばれました!

    「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術」が7月の月替わりセールに選ばれました!

    お陰様でご好評頂いております。「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう!」。発売3週間で過去最速で1000ダウンロードを突破致しました。お読み頂いている皆さん本当にありがとうございます。

    そして、本日7月1日よりなんと、Amazonの月替わりセールに選ばれまして現在40%OFFの160円でご購入頂けます。まだ、拙著を読まれていない方は是非この機会にお読み頂ければと存じます。

    また、このセールのお陰で現在Kindleベストセラーランキング1位の状態を維持しております。発売以降1〜5位くらいまでを行ったり来たりしておりましたが、現在は安定の1位となっております。

    正直、1度1位を取るだけでも凄いことなのに、こうやって何度も1位になって維持できてるって凄いことだなとジワジワと感じてきているところです。

    ネット上でもいろんな方にレビューを書いて頂いており、見つけることが出来たものをご紹介することにします。

    http://ryuto-blog.com/kindlehon/

    目から鱗が落ちる良本ともったいないお言葉を頂いております。こちらの記事にも書かれているとおり、Kindle Unlimitedでも読むことが出来ますので、入られている方は気軽に手に取って頂けると嬉しいです。

    http://www.review-the-item.net/entry/kindle-dokushojutsu

    読書の時間って大切ですよね。現代人は忙しい人が多いので Kindleを活用して少しでも読書の時間を増やして頂ければと。

    http://areya-koreya.com/kindle-reading-technique

    Kindleで小説いいですね。実は私は実用書と漫画ばかりであまり小説は読めていなくて。時間を作って小説も読んでみることにします。

    意外と知らない!?Kindleを100倍使いこなす為の裏技

    そう、 Kindleを活用して読書をすると人生が捗ります(笑)。やっぱり読んでアウトプットしたものって自分の血肉になるんですよね。

    http://mansiondeta.wp.xdomain.jp/2017/06/24/post-181/

    お風呂でKindleお勧めです。仕事もある、家庭もあるという方にとって数少ない一人の時間が入浴時間だったりするので、是非 Kindleを活用して頂きたいです。

    今週の気になっている本

    Kindle Unlimitedは光文社が熱い。こちらはKindle Unlimitedを物色しているうちに見つけました。ショーペンハウアーはドイツの哲学者で、本書は哲学者が書いた読書術の本ということになります。

    読書術の本を書いている今だからこそ、自分が本書を読んでどう感じるかを確かめてみています。

    今日のアクション

    もし、私も本のレビュー書いたよっていう方がいらしたらご連絡下さい。順次ブログに掲載させて頂きます。引き続き拙著をよろしくお願い致します。

  • これはおすすめ!2017年上半期読んで良かった本を紹介するよ

    これはおすすめ!2017年上半期読んで良かった本を紹介するよ

    2017年も気付くともうちょっとで半分終了です。本当に早いです。2017年になってもいろいろな本を読みまいした。

    というわけで今回は2017年上半期で読んだ本のうち、印象に残っている本をピックアップしていくことにします。

    アマゾンと物流大戦争

    私は個人的に今後10年でビジネスモデルがテクノロジーの進化によってひっくり返されるのが物流業界だと予想しています。慢性的なドライバー不足の問題や、長時間労働など労働環境に関連する問題、自動運転の普及やドローン配送によりこれがどう変わっていくのか。

    そして、ネット通販の王者Amazonはこれからどこに向かうのか。広く世の中の流れを知る意味でも有益な本でした。

    うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

    うつ病を克服した体験者の立ち直るまでのプロセスをマンガのインタビュー形式で書かれています。

    近年は世の中でメンタルヘルスに対する関心も高くなり、うつ病などのメンタルの病に対する理解度も高まって来てはいます。ですので、病気の体験談の本は多いのですが、実は病気を克服を扱って本がおおくないなぁと感じていました。

    おそらくは事情が個別的になりすぎて、これで絶対によくなるという方法はないのかもしれませんが、本書はその難しい課題に挑戦しています。10者10様の体験談を通して、病気とどう向き合うべきかと綴っています。身近に苦しんでいる人がいたらぜひおすすめして欲しい本です。

    伝えることから始めよう

    テレビ通販の勇、ジャパネットタカタの元社長高田明さんの半生を綴った自伝的な本です。お茶の間に響強烈なインパクトはどこから生み出されるのか、ジャパネットタカタは如何にして巨大通販企業となったのかが、高田社長の人生哲学とともに紐解かれていきます。

    大企業の経営者の本は、考え方がマッチョすぎて受け入れられないことが多い私でも、読んでいて元気と勇気を貰うことができました。

    アンガーマネジメント入門

    ここのところ、イライラすることが多く怒りっぽいという自覚があったので、読んでみました。アンガーマネジメントという言葉は以前から知っていたのですが、なかなか本を読む機会がありませんでした。

    なぜ、自分はこんなイライラしてしまうのか、そしてどう対処すればいいのかについて本書ではわかりやすく解説されていました。怒りを知ることはすなわち自分を知ることであったりもするので、私のように最近怒りっぽいなと感じたら読むのをお勧めします。

    おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?

    私は理科系の人間で、どうにも一般教養というものに縁がありませんでした。一昔前は一般教養といえば、専門知識に比べどこか軽んじられている印象がありました。ですが、現在は流行の変化が早く、最新の知識や技術も一瞬にして陳腐化してしまう時代です。専門知識だけでなく、総合力が求められている時代と言えます。

    本書は、マスメディアでお馴染みの池上彰さんが、宗教、宇宙、人類の旅路、人間と病気、経済学、歴史、日本と日本人という7つの切り口から現代を生きるのに必須なリベラルアーツについて解説してくれます。世の中を見る大局観が欲しいと感じる人にはおすすめです。

    夜と霧 新版

    オーストリアの心理学者フランクル氏のアウシュビッツの強制収容所での体験を綴っている名著です。フランクル氏自身が心理学者であり、臨床の現場にたつ精神科医であったことから強制収容所という極限状態での人間の心の変化が分析されてい」」ます。

    体験と分析に基づき書かれている内容から、極限の状況にあっても人としての誇りと尊厳を失わなかった真の心の強さを感じることが出来ます。

    遺伝子は、変えられる。

    人間も含め生きとし生けるものはすべて遺伝子の影響を受けています。これまでは遺伝子が人の特性を全て決めてしまうと考えられて来ました。ですが、近年の研究によって実は遺伝子は環境によって割と簡単に変化するということがわかってきました。

    本書は自己啓発書ではありませんが、絶対的だと考えられていた遺伝子ですら変えることができるのです。その科学的な研究成果に驚くと同時に、人生は自分の手で少しずつ変えてゆくことができるという希望を感じることができます。

    今日のアクション

    こうやって振り返ると2017年の上半期も結構いろんなタイプの本を読んだなって感じますね。こういう振り返りは大事なので、今後も読んだ本は定期的にこういう形にまとめてみることにします。

  • 「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術」が Kindle総合1位を獲得しました!

    「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術」が Kindle総合1位を獲得しました!

    えーっと、最近ブログ記事が拙著の話が多くなって恐縮なのですがお付き合い下さい。

    5/31に発売した「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう!」がなんと、発売1週間半で Kindle総合1位になりました!ありがとうございます。

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    正直なところ、心の準備をしていなかったのでかなり驚きました。過去にも 2014年版、2015年版でそれぞれ1回ずつ総合1位を獲得したことはあったのですが、それは日替わりセールに選ばれたその日にセールの効果でなれたものでした。

    なので Kindle総合の1位になる本というのは、例えば「火花」とか「嫌われる勇気」のような話題性も含めてヒットした本が電子化されたものか、過去の拙著のように日替わりセールに選ばれた本だとばかり考えていました。

    ですが、今回拙著発売当初か徐々にランキングを上げていき、先週末の段階で15位にランクイン。これだけで十分嬉しかったのですが、今週に入ってからさらにじわじわランキングを上げて、昨日の段階で3位になっていました。

    そして、今日のお昼すぎ…何気にランキングを確認したら Kindle総合1位になっていたのです(同日21:46分現在は2位です)。

    過去の傾向を振り返っても発売して最初の一週間くらいは、ランキング上位に来ることもあったのですが、それからじわじわ下がり出すのが通常で、今回のように逆に上がっていくという体験は初めてでした。

    全く準備をしていなかったために、出先で手元にPCにもなく慌てて友人にスクリーンショットを取って貰ったりと大慌てでした(ものくろさんありがとうございました)。

    Kindle Unlimitedのサービスが始まってから本を出すのは初めてなので、今までと違った売れ方をすることは予想していましたが、ここまでのことが起こるとはと、嬉しい悲鳴を上げております。

    これも一重に、本を出している金風舎のスタッフの皆様、日頃からブロガーとしての活動にかかわって頂いている皆さん、そして拙著を手に取って頂いた読者の方々のおかげでございます。本当に感謝しております。

  • 「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術」予約受付開始! 5/31配信です。

    「《新版2017》本好きのためのAmazon Kindle 読書術」予約受付開始! 5/31配信です。

    本日はお知らせです。2014年6月に発売し、2015年9月に改訂版を出させて頂いた私の電子書籍「本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう!」を装いも新たに販売させて頂きます。

    古くなっていた情報を最新化

    この本を最初にだしたのは3年前で、改訂版を発売したのは1年半前です。改訂版では基本的に Kindle for PC/Macの情報を追加しただけで、基本的な内容は2014年版と同じでした。

    インターネット関連の話題は、変化がとても早く3年前の情報を今みると古くなっている部分がかなり多いです。

    そこで、改めて内容を精査し最新の電書書籍動向にあわせる形でアップデート。今の Kindleのトレンドがよりわかるようにしています。

    より読書術の本と呼べる内容に

    今回、加筆修正を実施する上で意識したのがより読書術の本と呼べる内容にすることでした。2014年版を執筆していた当初から私が意識していたのは、電子書籍によって読書ライフをより充実させるための本です。決して単なるガジェットやWebサービスの紹介本にはしたくありませんでした。

    今回の新版2017年でも、あくまでも電子書籍を使って読書の質をどのように向上させるかに重きを置いた内容とさせて頂いています。

    このため、電子書籍が苦手なことについてはそれを補完するWebサービスやアプリを紹介しています。例えば Kindleは紙の書籍に比べて、本を探すという点で弱い部分があります。本屋で偶然見かけた本をジャケ買いするいったようなことはできません。

    ですが、Webサービスを活用することでこのような部分は補うことができます。

    Kindle Unlimitedや音声読み上げについて解説

    近年、電子書籍界隈でもっとも話題になったのは Kindle Unlimitedです。サービス立ち上げ当初はいろいろとトラブルもありましたが大分落ち着いてきた感じもします。このタイミングで1ユーザーとしてKindle Unlimitedをどう利用すればを考察。活用方法を本書に書かせて頂きました。

    また私が今後 Kindleの機能として大きく注目を浴びると考えていると考えているのが音声読み上げ機能です。Amazonの本国アメリカでは、音声アシスタントスピーカーの「Amazon Echo」が注目を浴びています。

    そして、日本でもこの夏にその「Amazon Echo」のライバル製品である「Google Home」が発売されることから、今後より音声技術に注目が集まるのは間違いありません。今後、 Kindleでの読書も音声を活用してよりインタラクティブになっていくことが予想されます。

    この流れを踏まえ、今回の改訂版では Kindleの音声読み上げ機能について基本的な部分について解説をしています。

    今日のアクション

    読書術の基本を抑えつつ、最新の技術動向も取り組んだ新しいデジタル読書術本になるよに今回は執筆しました。是非お手にとって貰えれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

  • Kindleでも読める!古典名作本リスト

    Kindleでも読める!古典名作本リスト

    本をたくさん読んでいると、ある程度今よく読まれている本というものにはトレンドがあることが分かってきます。ベストセラーの本というのも、面白いのですがある種ブームの部分があります。

    その点でいうと、時代を超えて読み継がれている本というのは、流行に流されない重厚さがあって学ぶ点が大きいなと感じます。最近はそういう古典名著が Kindle化されていることも多いです。

    Kindle化されている古典名著で読んだもの、気になっているものを取り上げてみることにします。

    夜と霧 新版

    オーストリアの心理学者フランクル氏のアウシュビッツの強制収容所での体験を綴っている名著中の名著。作品のポイントは、著者のフランクル氏自身がアドラーやフロイトにも師事したことのある精神科医であり、強制収容所という極限状況での人間の心理状態の変化が体験と分析に基づいて書かれている点です。

    全体的には目を覆いたくなるようなシュチュエーションの話が多いのですが、そのような過酷な状況の中で人として尊厳を失わなかった人間の強さも書かれており、人の持つ心の強さ不思議さに感銘を受ける本と言えます。

    種の起源

    ダーウインの種の起源も実は Kindle化されています。この手の本の翻訳版は難しいことが多いのですが、本書は比較的読みやすく書かれいます。

    種の起源は、その生物学な功績以上に現代社会においては、自然淘汰や生存競争といったビジネス的な観点で思想的に利用されている気がします。もちろんそれは悪いことではないのですが、そもそも原書ではなにが言いたかったのかを知ることで新たな知見が得られるのはないかと考えています。

    雇用,利子および貨幣の一般理論

    経済音痴な私がマンガ版を読んで衝撃を受けたのがこちら「雇用,利子および貨幣の一般理論」。岩波からの翻訳書が Kindle化されています。まだ読んでいないのですが、多分難しくて一筋縄ではいかなのだろうなと感じています。

    ただ、私はマンガ版を読んだだけでも経済問題に対する見方が180度変わってしまったので、是非難解でもチャレンジしたいなと考えている本です。

    今日のアクション

    ということで今の段階で目についた本を3冊ほど上げてみました。岩波文庫にはもっと読みたい本もあるのですが、多分難解すぎて私の読解力では厳しいかなというのが本音です。機会があればまたとりあげてみたいと考えています。

  • もっと楽しく読めるはず!読書術に関するおすすめ書籍7冊を教えるよ

    もっと楽しく読めるはず!読書術に関するおすすめ書籍7冊を教えるよ

    今でも年間に100冊ペースで本を読んでいます。そうやって本を読んでいても、なかなか頭に入ってこない本や、読んでもすぐに忘れてしまう本というのは存在する訳で。ときどき自分の本の読み方はよろしくないんじゃないかと考えてしまうことがあります。

    本の読み方って実は人によって考え方が全然違っていて、比較していくととても面白いです。今回はおすすめの読書術に関する本を選んでみました。

    一冊からもっと学べるエモーショナルリーディングのすすめ

    元オトバンクの人気ラジオパーソナリティ矢島雅弘さんの著書です。エモーショナルリーディングは読書を通じて、著者と対話することであるというコンセプトを元に、自分の感情が動いたところに線をひっぱていく方法です。

    とてもストレートな読書術であり、素直な方法だと言えます。まず、なにか新しい読み方に挑戦したいと考えたら最初に取り組むべき方法だと言えます。

    斎藤孝の速読塾

    明治大学の教授でベストセラー作家の斎藤孝さんがご自身の速読法について書かれている本です。私がもっとも共感できたのは、本は最初から最後まで詠まなくてつまみ読みでも良いという部分です。

    実のところ、私も一冊の本をじっくり読みより摘まみ読みのほうが読書が捗るなと感じていました。特にビジネス書はエッセンスだけの部分で十分なことが多いですね。多読をしたい方におすすめです。

    ソーシャル時代のハイブリッド読書術

    作家でブロガー倉下忠憲さんのデジタルアナログないまぜの読書術について書かれた本です。本書のポイントはなんといってもEvernoteの活用法。倉下さんのある種マニアックは読書記録の付け方に触れることができます。

    読書ノートをつけたいけれど続かないという方にはおすすめの書籍です。

    本を読んだら自分を読め

    影響力の強い本を読んでしまうと、自分がその本の著者の主張に取り込まれそうになるという経験はないでしょうか。もちろんその本の内容も素晴らしく、著者が素晴らしい人だったとしてもやはりそこは違う人間であり、置かれている環境も違います。著者の真似をすればいいというものではありません。

    読書をする最終目的は、本を通じて自分自身を見つめ直すこと。本書はそれに気付かせてくれる本だと言えます。

    一流の人は、本のどこに線を引いているのか

    著者の土井英司さんは元Amazonのカリスマブックバイヤー。書籍にタイトルはかなりトレンドを意識した付け方になっていますが、内容のほうはかなりエッジが効いています。

    私が個人的に共感したのは「こんな読書をしてはいけない」の部分。それなりにたくさんの本を読んできた中でうすうす感じていた書籍に関する欺瞞の部分を見事についてくれています。本の選びの基準に迷っているという方には間違いなくおすすめです。

    僕らが毎日やっている最強の読み方

    マスメディアを中心にひっぱりだこの池上 彰さん、佐藤 優さんの読み方についての対談をまとめた本です。読み方と敢えてしているのは、本だけに止まらず新聞、ネット、雑誌などあらゆる活字媒体との付き合い方に言及されているからです。

    私が理系出身だからかもしれませんが、お二人の社会や歴史に対する視点が斬新でどんどん引き込まれます。分野別におすすめの書籍も掲載されているので読んでみると知識が深まります。

    ビジネスに効く最強の「読書」

    ライフネット生命の出口CEOの書評をまとめた本です。私は年間100冊の本を読んでいる読書好きですなんて自分で言ったりしてるのですが、すいません、私が間違っていました。本書を読むと自分が読書好きなんておこがましくて言えない気分になります。

    それほどまでに出口さんが、古今東西の様々な本を、広くそして深く読まれていることがわかる本です。最近読書もそんなに面白くないなぁと感じたら読んでみるべき本です。

    今日のアクション

    実は読書の仕方で一つのジャンルができてしまうほど、読書術の本は多いです読書の仕方の人それぞれ、かなり違うことがわかります。

    ちなみに本日紹介した本はいずれも Kindleで読むことが可能です。というわけでもしよろしければ拙著の「AmazonKindle読書術」もどうぞよろしくお願い致します。

  • ストレングスファインダーを4年ぶりにやってみて改めて自分の特性について考える

    ストレングスファインダーを4年ぶりにやってみて改めて自分の特性について考える

    自分にはこれと言った強みがない…

    人間何か一つくらいは得意なこと、強みと言えることなどを持っていそうなのですが、如何せんなかなか自分では分からないものです。そんなときにお勧めなのが、ストレングスファインダーと言われるテストです。

    さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

    私は2013年に1度テストを受けているのですが、最近テストが改訂されストレングスファインダー2.0になったということで改めて、テストを受けてみることにしました。

    34の資質を分析する

    ストレングスファインダーとは、ギャラップ社が開発しているテストで、簡単な選択式のテストに回答することで、自分の強みなる資質を把握することが出来るようになっています。

    テストを受けるためには、書籍を購入し、本に付属しているアクセスコードを入手する必要があります。書籍一冊でテストをオンライン一回受けることができます。

    テストを回答すると34種類の資質の中から、上位5つの特性を導きだしてくれます。この上位5つの組合わせで自分の強みがわかるとギャロップ社が提唱しています。

    テストを受ければ上位5つだけでなく、34種類の特性の優位性の順番を全てを知ることも、書籍の購入だけでは足りなくて、さらに別途料金がかかります。

    私はとりあえず、上位5つだけ分かればいいかということで、全ての資質については確認していません。ですが、上位5つだけでも分かるとなんとなく自分の特性が見えてきます。

    私が今回受けた結果がこちら

    1. 個別化 ・・・ 人の個性を見抜き、相手によって柔軟に対応を変えられる資質
    2. 原点思考 ・・・ なぜそうなったかという物事の背景や原因を重視する
    3. 適応性 ・・・ その場その場で起こった変化に対応する
    4. アレンジ ・・・ いつも最善の「構成」を探し、変化にも柔軟に対応できる
    5. 回復志向 ・・・ マイナスをゼロに戻す問題解決型の志向性が強い

    ちなみに2013年に受けたときの結果はこんな感じでした。

    1. アレンジ
    2. コミュニケーション ・・・ プレゼンなど人に何かを伝えることが得意
    3. 原点思考
    4. 調和性 ・・・ 争いごとは避ける資質
    5. 個別化

    んー どうなんでしょう。テストはあくまでも自分の自己診断でするものなので、その時に環境や精神状態にある程度は左右されるかもしれません。ただ、そんな中でも個別化、アレンジ、原点思考は共通して現れています。

    確かに、私はアイデアや発想術の書籍は大好きですし、友達同士でもこの人とこの人が話したら面白いだろうなと考えてしまうほうです。これはアレンジの資質が強いということなのかもしれません。

    個別化の資質が強い人は、様々スタイルや文化の間を何不自由なく行き来するのが得意だそうです。そういえば、ブロガーコミュニテやWordPressのコミュニティを行き来してますね、私。

    原点思考はたしかに、それはそもそも何かという発想で物事を捉えることが多い気がします。人を見るときもどのようなプロセスを経て、その人は今のような考えになったのだろうと考えるほうです。

    … なるほど。それなりに当たっている気がする。

    順位が入れ替わった項目をみても、私は全体的に人やコミュニケーションに関わる特質が多い気がします。交友関係が広いと言われることが多いのですが、こういう特質故なのかもしれません。

    大事なことは自分の資質を活かすこと

    こうしてストリングスファインダーで、自分の特性がわかるとなんか自分が賢くなった気がして、嬉しかったりするわけですが、そこで終わっては星占いで一喜一憂している高校性と変わりません。

    これらの特性を踏まえ、自分がこれからどう振る舞うかが大切になってきます。

    私は、やはりこのアレンジという性質を活かしたいと考えています。ジェームス・W・ヤングの「アイデアのつくり方」にあるように、これまでになかった新しい発想というのは、そのほとんどが既存のアイデアの新しい組合わせだと言われています。

    ブロガーとして、これまでにない組合わせで新しいコンテンツを生み出したり、今までにない新しい組合わせのコラボイベントなどを開催して、周囲の人をあっと言わせたいなどと考えてしまいました。

    私の今年のテーマは「組」です。まだまだいろんなことに挑戦したいです。

    今日のアクション

    ストレングス・ファインダーに限らずこういう診断系のテストは間に受けすぎてもよくないですが、やはり参考にはなるのではと感じます。上位5つの強みを知るだけなら本を一冊買うだけなので、負担にもなりません。改訂版が出たこの機会に試してみてはいかがでしょうか。

  • 仮想敵を作りたくなる病

    仮想敵を作りたくなる病

    ここのところ、自分がやりたいことがうまくやれていないなぁと感じることが多いです。人間なので、うまくいくときいかない時があって当然なのですが、どうしてもイライラが募ってしまいます。

    こんなとき、私の悪いクセは自分の外にはけ口を求めてしまうこと。ついつい身の周りのうまく言っている人、輝きを放って活躍している人に対して攻撃的な気持ちの矛先を向けてしまいます。自分の中に仮想敵を作らなければ、気持ちのバランス取れなくなるのです。

    人比べてもしょうがない、自分は自分らしくやればいい。

    いくらそう自分に言い聞かせても、メラメラと嫉妬ともねたみとも言えない気持ちがわいてくるときがあります。私は、根本的に劣等感が強い人間なので、こういう感情を持つのかもと考えてしまいます。

    一方で、人と比べない、自分らしくあればいいという言葉に対しても実のところ私は疑問を持っている部分があります。

    そもそも人の個性というものは、人との違いの中で相対的に生まれるもの。本当に人と違う自分だけの道を選んでも、そこには何もないのではないかと感じるときもあります。ライバルと呼べる存在が自分を高めてくれることがあるのも事実です。

    人と自分の違いを意識しつつ、かつ嫉妬にまみれずに自分らしらを模索する。言葉にするのは簡単ですが、心の平穏とは必ずしも両立しないと言えるのかもしれません。

    今週の気になっている本

    発展途上国でバックを生産しているマザーハウスの山口絵里子さんの本です。著書の「裸でも生きる」を読んでとても感銘を受ける一方、この人はきっといつも葛藤してもがいているんだろうなと感じました。

    大きなことにしろ、小さなことにしろ自分の壁を破るためには葛藤がつきまとうものなのかなと考えてしまいます。

    今日のアクション

    まぁ いろいろ悩んだときはとりあえず寝るに限ります。目が覚めると意外と新しいアイデアが出てきたりするので。