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当ブログを書き始めたころ、私は仕事のことを中心にかなり自分のコミュニケーション能力に自信を持てない時期がありました。言いたいことが伝わらないと悩んだり、仕事上で人と衝突をしたりと精神的にかなりまいっていました。
このままではいかんと、一念発起してコミュニケーションの勉強会に出てみたり、ビジネス書を読みあさりました。
その効果もあって昔に比べると、かなり自分のコミュニケーション能力は向上したと考えています。コミュニケーションに完璧はないのですが、本を通じてコミュニケーションに対する自分なりの考え方ができ、苦手意識がなくなったおかげでかなり気持ちに余裕が持てるようになりました。
今回はそんな私の経験からコミュニケーションが苦手な人へおすすめするこれだけは読んでおきたい本を紹介すします。
スポンサーリンク手にとるようにNLPがわかる本
当時の私は、コミュニケーション能力とは自分の意見をうまく伝える技術だと考えていました。
このため自分の考え方を人に強要しすぎてしまうところがあり、周囲から敬遠されていました。 自分の話を聴いて欲しければ、まずきちんと相手の話を聞くということが重要だと気づいたのは後からのことです。
聴く技術を体系的にまとめたものには、コーチング系、カウンセリング系などの本が多いですが、初心者が一番とっかかり易いのは個人的にはNLPのような気がしています。
NLPは聴く技術に加え、相手のタイプに応じた聴き方のポイントがまとめられているので、全くしらない人ならサラッと読むだけでも見える世界が変わってくると考えています。
聞く力―心をひらく35のヒント
テレビなどで活躍されている阿川佐和子のインタビューのノウハウをまとめた本です。こちらは心理学的な知見に基づいた本ではありませんが、1000人近くのインタビューをされて来た生の体験談が詰まっているため、話の聴き方の参考書としておすすめです。
特に相手から何かを引き出したいというな場合において、阿川のインタビュー哲学はとても参考になると考えています。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
いくら人の話を聴くスキルを身につけていても、自分が自分の考えに捕らわれすぎて、殻にこもっているようでは本当の意味での深いコミュニケーションを取ることはできません。
本書では、そのような状態のことを箱に入っている状態と表現し、その状態から抜け出す方法をストーリー仕立てで紹介しています。コミュニケーションがうまくいかないと感じるとき、自分が殻に閉じこもっていないかを見つめ直す上で参考になる一冊です。
呼吸入門
次のおすすめは、テレビなどでもおなじみ斉藤孝さんの呼吸入門です。
なぜ、コミュニケーションの本の紹介で、呼吸入門と考える方もいるかもしれません。ですが、呼吸とコミュニケーションには密接な関係があります。
人の話を聞く際には、相手の呼吸の速度に合わせることで、相手に安心感を与えることができますし、話す際に早口になりがちな人はゆっくり呼吸をすることを意識するだけで、より説得力を持った話し方ができます。コミュニケーションは言語そのものより非言語の割合がとても大きなウエイトを占めるのです。
話を聴くことが重要とわかっていても、実践が難しいと感じるときにおすすめの一冊です。
人間関係は自分を大事にするところから始めよう
人の話を聞くことを意識していた私ですが、その後もう一つのコミュニケーションの壁にぶつかりました。
それは、人の意見を受け入れ過ぎて自分の本当の考えがわからなくなるという状態です。 これでは、単に人に迎合しているだけで、コミュニケーションをとっているとは言えません。
こういう状況におちいる原因は自分の本当の気持ちや考えを押さえたり、ないがしろにしたりすることが常態化しているからです。これではうまくいくコミュニケーションもうまくいきません。
相手との対等なコミュニケーションをするなら、まずは自分の本当の気持ちを大事にすることから始める必要があります。本書では、心理セラピストの視点からその対処法がまとめられています。
まんがでわかる7つの習慣
そもそもコミュニケーションをとる目的は何かを考える上で参考になる本です。そもそも私たちはなぜコミュニケーションをとろうとするのかといえば、一人では達成できないようなことを成し遂げるためです。
「Win-Winを考える」や「理解してから理解される」といったコミュニケーションの原理原則が多く書かれており、何度見返しても参考になります。ただ、翻訳書の7つの習慣はページ数も多いため、いつも読むにはすこし負担でした。
その点でマンガ版の7つの習慣は比較的気楽に読めるので、手元において読みかすときなどにおすすめです。特に本書はマンガで描かれているエピソードがうまくエッセンスを表現しているなと感じるものが多くありました。
マンガと馬鹿にしないで精読するとあたらたな発見があるはずです。
嫌われる勇気
最後は2014年にあらゆる場所で話題になったベストセラー「嫌われる勇気」です。
コミュニケーションでイライラする原因は、相手をコントロールできるという思い込みから起こることが多いです。ですが、大前提として他人は所詮他人でしか無く、どうしてもコミュニケーションだけでは解決できない壁も存在します。 コミュニケーションの決定権は100%相手にあるのです。
そもそもこの問題は誰の課題なのかを自覚する「課題の分離」がコミュニケーションでストレスをなくすポイントなのです。
今日のアクション
コミュニケーション能力を向上させる上で、考え方のベースを作れるような本を中心にピックアップしてみました。定番のモノから少し意外性のあるものまで幅広く取り上げました。
コミュニケーションはこれという万能のメソッドがあるわけではありません。それでも本読んだりなどして地道は改善をしていくことで効果をえることは必ず出来ます。
私の場合、コミュニケーションって勉強して改善するものだと意識が、自分がつまづくまで全くありませんでした。プログラミング言語ではあるまいし、そんなモノを学べるモノだと考えたこともなかったのです。もっと早く気づけばと後悔しています。
今回は、意図的に、表現力をあげるとか、伝え方を工夫するというような内容は外してみました。重要だとは考えたのですが、それよりもコミュニケーションに対するしっかりした考え方を持つことは重要だと感じたためです。
多くの本を読んだことで随分と救われたなと感じることがあるので、もし悩んでいる人のお役にこれらの本が少しでも立てばと考えています。
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電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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