radikoタイムフリー再生機能が放送の新しい可能性を感じて凄い

私は東日本大震災を経験してからラジオを聴く機会が圧倒的に増えました。

震災のとき、テレビで連日原発と津波の映像が繰り返し繰り返し放送される上、CMもそのほとんどは公共放送広告機能ものばかり流れてきてちょっとテレビを付けるのが辛くなった時期があります。

このとき、テレビの代わりにインターネットでradikoからラジオを聴くようになってすっかり生活の中に定着しています。そのradikoがタイムフリー再生とシェアラジオというサービスを開始しました。個人的にはかなり攻めたサービスだなぁと感じています。

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過去1週間の番組を自由に再生

10月11日からradikoが試験的にはじめたタイムフリー再生機能は、放送後1週間の番組を好きなときに再生できるサービスです。radikoの番組表のWebページから過去の番組を選択して簡単に再生することができます。再生中はCMも本編と同じように再生されます。

ただ、今のところ全ての番組が再生できるわけではなく、権利上許諾を得られていないタレントが出演している番組は再生されません。

radikoは、有料のプレミアム会員向けにエリアフフリー機能も提供していて、こちらの機能では自分の好きなエリアのラジオ番組を再生することができます。私のような地方出身者には、地元の状況などを知ることができるありがたい機能だと言えます。

まさにこれまでありそうでなかった時間と空間の制限を取り払う面白いサービスだと感じています。

シェアラジオでSNSに簡単投稿

タイムフリーと合わせて今回サービスが開始されたのが、シェアラジオ。ラジオの気に入った開始位置から再生できるリンクをSNSやメールに添付できる機能です。

以前からラジオは、テレビよりもずっとソーシャルメディアと相性がいいなと感じていたのですが、今回まさにど真ん中のサービスが来たという感じです。

東日本大震災があった時、被害状況の拡散にTwitterが大きな役割を果たしました。今回のシェアラジオの機能は、バラエティのようなネタ系の情報を拡散するだけでなく、災害時の一時情報の確保にも有効なのではと予想しています。

深夜ラジオが好きです

私はオールナイトニッポンのような深夜のラジオ放送が大好きです。昨年までやっていた福山雅治のオールナイトニッポンが特に大好きで、毎週欠かさず聴いていました。

ラジオはテレビなどに比べると、視覚でごまかすということができないため、番組のパーソナリティの力量がもものすごく出てきます。その分、テレビに比べラジオの向こう側と距離が近い感覚になれるのが魅力だと感じています。

ここのところは、Youtubeなどのネットメディアに押されて既存のテレビの勢いは落ちてきています。そんな状況の中、ラジコはうまく時流を捉えているなと感心するばかりです。

今日のアクション

私も個人ブロガーとして、Youtuberなどの個人発のインディーズ的な情報発信は伸びて来て欲しいですが、やはりお金を時間をつぎ込んだプロの番組作りがしっかりしていないと、最終的にメディアビジネスは廃れていくのではと考えていました。その意味で今後のradikoのサービス展開はとても楽しみです。

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