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システム開発の現場では、情報の伝達ミスに起因するトラブルがあとを立ちません。このため、IT業界では円滑なコミュニケーション推進を図るために様々な標準化、方法論がいわれています。
CMMIって何だろう – CMMIって何だろう:ITpro
横文字とアルファベットだらけです
ですが正直横文字が多くて本質がわかりづらいです。
私はIT業界で標準とされているリーダーシップ論、マネジメント論の大半は難しいことを難しく書いているだけであまり参考にならないと感じています。
仕事をまかせるシンプルな方法―9割がパート・アルバイトでも繁盛店になれる!
チームマネジメントは店舗経営から学ぶのが一番です。
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委譲と委任がごちゃまぜ
「あとはよろしく~」
「そこはまかせる」
どこの現場でもよく聴く言葉なのですが、実際のところ自分が考えるのが面倒くさいのでただの丸投げになっているケースが多々あります。チームメンバーに仕事を任せるなら、任せるのは裁量だけであって、責任まで押しつけてしまえばリーダーの人望は一気になくなります。
情報には解釈が入る
仕事を人に適切に任せる第一歩は情報を正しく伝えることです。ですが、かなりの割合で正しく伝わりません。人づてに伝える情報には解釈が入ります。
私の仕事はシステム開発なのですが、情報を正しく伝えるというのはもの凄く労力のかかることです。システムは目に見えないものを作る要素が強く、伝える努力をどうやっても、担当者間の解釈差が大きくでてきてしまのです。
さらに加えて言えば、情報には感情も入ってきます。人間は嫌いな人からの情報や都合の悪い情報はシャットアウトしがちです。
私にも経験があるのですが、正しいことを主張しているのに意見が伝わないというジレンマでぐるぐる回っている場合、そもそも伝えている自分が嫌われている、あるいは信用されていないのです。
ミーティングは双方向で行われていない
「今回のプロジェクトがうまくいかなかったのはコミュニケーション不足が原因だ。私の考えを適切に伝えきれなかった」
ということをいうリーダーがいたら私は信用しません。そのリーダーには意志決定のプロセスに現場の意見を正しく吸い上げるという部分が欠如しているからです。
リーダーにとって自分の考えを伝える前に、メンバーが意見を出しやすい場をいかに作るかはもの凄く重要です。事件は会議室で起こっていません。現場で起こっています。現場の意見を如何に的確に吸い上げられるかで対応の早さは大きく変わってくるのです。
自分の考えを伝えることばかり考えている人はコミュニケーション能力をまず磨く必要があります。
今日のアクション
IT業界には、リーダーシップをノウハウ的に解説した本というのはたくさんあるのですが私にはこちらの本のほうがしっくりきました。チームマネジメントの基本に立ち返えることのできる一冊です。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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