lifehackerなどのステッカー / yousukezan
先月のNo Second Lifeセミナーと並んで気になっていた勉強会、東京ライフハック研究会に参加してきました。今回のテーマは「ライフハックとは何か」で、シゴタノの堀さんが講演されました。
■ライフハックは仕事術ではない
効率性を高め、生産性を高めた向こう側に、幸せはない。それを追いつめた先に待っているのは、取り替え可能な歯車になっているだけだ
一説には今後30年で日本の市場規模は、今のインドネシアと同じになると言われています。つまりそもそも論として、これまで日本が得意としてきた、大量生産型ののビジネスそのものがパイを失うことによって、衰退していくのは自明です。そのような状況の中、ひたすらに生産性をあげる試みは、いわゆるラットレースと同じでキリがなくなってしまいます。それに変わるビジネスを見いだす必要があるのです。
■交換できない人間になる
ライフハックの本質は毎日していることを少しずつ変えることによって、自分を交換できない人間に変えていくことである。たとえば、笑顔。たとえば、普通の警備員の人でも素敵な笑顔の警備員は、自分の職を失うことはないだろろう
これから先の時代を生き抜くために、何を志向すべきか。私は日本人であるなら、ホスピタリティを大事にすべきだと考えています。東日本大震災のときに、過酷な状況におかれた中で東北の方々が助け合っている姿が世界中を驚かせました。日本では、あの状況下で略奪が発生しないと。このような行為は、効率性、生産性とは真逆の行動です。しかし、この日本人が元来もっているマナーの良さや、親切心の中にこそ、これからの時代を交換不可能な人間になって生きるヒントが含まれていると思うのです。
■ひたすらに与えよ
世界の構造は、弱肉強食のピラミッド構造にはなっていない。世界にはいくつもクラスタ構造であり、発信し続けることでどこかにクラスタに引っかかる。大事なのはとにかく無償で与え続けることだ
情報の価値を決定するのは自分ではありません。読み手です。自分の発信する情報は価値がないと決めつけるのではなく、まずひたすらに発信することが重要だと考えています。さらに加えて言えば、継続的な情報発信の先で得られるものは信頼です。市場の規模が縮小すればするほど、何を買うかよりも誰から買うかが重視される時代に変わってきます。信頼を得るためには、時間と覚悟が必要なのです。そのために無償で与え続けるのです。
■今日のまとめ
現在はシゴタノメディア道場の課題を優先するため、ブログを不定期更新にしています。私もきちんと準備ができたら、毎日更新して、与え続ける人になりたいと思います。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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