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  • 電子書籍は新しいコンテンツ市場なのかもしれない

    電子書籍は新しいコンテンツ市場なのかもしれない

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    2012年末にKindle PaperWhiteを購入してからすっかり虜になっています。これまで電子の書籍にそれほど興味はなかったのですが、そのデバイスの完成度の高さから電子書籍で本を読む量が一気に増えました。

    私は少し前まで電子書籍が普及すればいずれ音楽産業のCDと楽曲配信のような関係になり、紙の書籍は残りつつも電子書籍の割合が高くなるという関係性になると考えていました。

    しかし、最近少しその考えが変わり、

     

    電子書籍はひょっとすると紙の書籍とはまた異なる新しいコンテンツマーケットなのではないか

     

    と考えるに至りました。

     

    知りたいけれど出回っていない情報はたくさんある

     

    世の中には必要とする人はいるけれど、紙の書籍として世に出したときに採算のラインに載せられない情報が沢山あります。

    これまではそれを埋める情報元として、ブログやメルマガなどが候補だったわけですが、これらの媒体はやはり体系的を扱うには少し向いていません。情報商材としてPDFなんかのダウンロード販売もあったりしますが、やはり紙の書籍に比べると読みにくかったわけです。

    その点を考えると、電子書籍はニッチだけれど確実の需要のある体系的なコンテンツを扱うのには最適なのかと。そんな風に考えています。

     

    最近読んだ電子書籍

     

    時間管理術についてはいろいろな本が出版されていますが、それを出版されているのは多くの場合何か実績を上げた起業家の方やフリーランスの方だったりします。

    ですが、実際には普通の人よりちょっとうまく時間を使いこなしている人のノウハウをしりたい人もいるはずです。

     

    自分や家族が深刻な病気にかかったらどういうことが起こるのか。実体験のある人しかほんとのところは分かりませんし、仮に同じ病気にかかったとしてもその後のケースは百者百様のはずです。

    デリケートなテーマではありますが、こういう手記は世の中に出回ったほうが救われる人が多いと思います。読めばその生々しい体験が伝わってきます。

     

     

    これらの執筆者はいわゆる有名人ではありません。ですが、内容を読めばわかりますが、普通の人の体験であることが価値があるのです。

     

    今日のアクション

     

    というわけで私はKindle PaperWhiteの虜です。手軽に低価格でこれだけの情報が手に入るとは、良い時代になったものです。

  • 悩める新入社員に送る。会社でチャンスを掴む技術

    悩める新入社員に送る。会社でチャンスを掴む技術

     

    この春から新社会人でまだ環境の変化についていけていないという方は沢山いるでしょう。

    私が新社会人のころ、入社する少し前に会社が合併し、配属された現場は混乱を極めていました。

    そのような現場に突然配属され何をしていいかもわからず、当時の私は途方にくれていました。振り返えれば行動の指針となるというものがあればもう少し上手く職場に溶け込むことができたのではと考えています。

     

    伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い

     

     

    この春の新社会人におすすめしたい本です。

     

    新人時代の強みと弱みを認識する

     

    新人というのはもの凄く特殊なポジションで、独自の強みがあります。具体的には、

    ・失敗が許容されやすい

    ・教えて貰いやすい

    ・実績で判断されない

    などです。

    実は私はこれらのことを全く逆に弱みだと捕らえていました。一緒にに配属された同期と比べて大学院を出ていた分、年齢が上だったためとにかく実績を出さなければならないという焦りから自分を過剰にアピールしようとしていました。結果空回りし、私のことを心よくないと考える先輩も現れました。

     

    新人で現場に配属されたら、新人の強みを最大限利用するべきです。

     

    最初のうちは知っていることでも知らないふりをして、かわいがられる方ぐらいが丁度いいと感じています。余程の突き抜けた才能がないかぎり、中途半端なオーバースペックは新人のポジションではパッシングの材料になりかねません。

    もし自分のできそうだと思ったら、周囲との関係性を読みながら小出しにしていくことをおすすめします。

     

    1回の200%より101%の継続

     

    新社会人のころ、とにかくコツコツやるということが苦手でした。このため、頑張るときはフルスロットルの時はがむしゃらに頑張り、気分がのらないときは一気にパフォーマンスが低下するということを繰り返していました。

     

    ですが、品質が不安定なモノから人の信頼は生まれません。

     

    一回まぐれ当たりでうまくいったとしても、それで自分の能力以上に期待値を上げてしまい身動きがとれなくなる恐れがあります。理想は相手の期待の少し上を継続的にいき続けることなのです。

    小さな好感を詰みかねて、なんとなく彼(彼女)はいいよねという雰囲気を醸し出していくのが実は一番楽で効果的です。

     

    言葉の中の「意味の含有率」を高めよ

     

    組織の合併などがマスメディアで取り上げられる時というのは、時価総額とか事業戦略の話ばかりフォーカスされがちですが、実際はそれぞれの組織の文化を背負った人たちの思いが交錯するとても泥臭いものです

    組織が異なれば、価値観も違います。恐ろしいことに同じことを伝えたつもりでも、バックボーンとなる組織の文化が違うだけでポジティブに受け取られる場合とネガティブに受け取られる場合が180度異なる場合があります。

    私は大変これで苦労しました。合併前の所属していた組織によって、同じことを訴えているのに反応が真っ二つに分かれてしまったのです。今でこそ、組織が合併するとはどういうことか多少は理解できているのでなぜこうも反応がちがったのか察することができるですが、当時は混乱するばかりでした。

    これに対処するには、空気を読む力、そして言葉の真意を伝える力をつけるしかありません。当時を思い返せば、相手の立場を考えず軽はずみな発言も多かったと記憶しています。会話の内容と質を見直し、適切なタイミングで的確に発言するということを意識する必要があるのです。

     

    今日のアクション

     

    本書では新社会に向けて読書をすることを強くすすめています。今思えばですが、私もそのとおりだと思います。

    会社で学べることはどんなに広くみても、所属する業界の常識でしかありません。幅広い視点を身に着け、行動の指針を自分の中に持ちたいなら読書が一番ローコストです。というか、自分が新人の時代にこの本に出会っていたかったです。

     

  • スイッチがオフになる瞬間を回避すると習慣化しやすい

    スイッチがオフになる瞬間を回避すると習慣化しやすい

    photo credit: torpore via photopin cc

     

    新しいものごとを始めるときに、やると決めて3日坊主になることは誰しもあるはずです。そういう場合、どうやってやる気を出すか。継続する仕組みを作るかという話題に終始しがちです。

    ですがそれ以外に自分のやる気のスイッチがオンからオフに変わるポイントを把握して回避するという方法があります。

     

    水泳する量を増やしたい

     

    最近の私の場合、定期的な運動の量を増やしたいということがありました。早く仕事が終わったときは水泳がしたいと考えるのですが、いかないことが多かったのです。

    なぜ行かないのか?

     

    家に入った瞬間にやる気がなくなる

     

    からです。

     

    家に帰らずそのままプールへ

     

    そこで作戦を変更。家に帰らないでそのままプールに直行すればいいと考えました。といってもプールの水泳道具は目立たないようにビジネスバックに入れたいし、泳ぎのあとの帰りは他のものを濡らさないようにしないといけないので、折りたたみのプールバックを購入してみました。

     

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    これで家に帰らずにそのままプールへ直行してみたところ、家に一旦帰って出かけるというハードルそのものがなくなり、無理なくプールに迎えるようになりました。

     

    オンになる瞬間を探すよりオフになる時間を回避する

     

    1日の中でやる気を出せる瞬間を見つけるのは私の場合、難しいです。多分性格が怠け者なのでしょう。ですが、オフになる瞬間は自分の気持ちを観察していれば簡単に見つかります。

    私の場合、

    1.家に入った瞬間

    2.食事を終えた後

    3.ベットに横になったとき

    です。

    裏を返せばこのタイミングを回避することで、結局何もしないまま1日が終わるという最悪の事態だけは避けることができます。1日一つだけでも自分にとって有益なことをしたいならオフになる瞬間を把握して回避する仕組みを作るだけでぐっと精度があがるのです。

     

    今日のアクション

     

    というわけで、温かくなってきたので水泳を始めました。実は今日はこれを言いたかっただけです。

     

  • 自己肯定感を高める!OhLifeで3goodthingsをはじめよう

    自己肯定感を高める!OhLifeで3goodthingsをはじめよう

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    なんとなく自分に自信がない

     

    私のようなタイプの人は心理学的に言って自己肯定感が低いそうです。自己肯定感を高めるトレーニングはいろいろとあるそうですが、3goodthingsと言って、1日の終わりによかったことを3つ書き出して翌日に振り替えるという方法があります。

    私は日記はEvernoteに小まめにつけているのですが、振り替える機会があまり少ないと前から感じていました。正直振り替えるという作業は結構面倒くさいです。なんとかならないかと考えていたところ、日記を書くと翌日に自動的にメールに書いた内容を送ってくれるWebサービス「OhLife」を見つけました。

     

    OhLife helps you remember what’s happened in your life
    メールアドレスを登録すれば使えます。

     

    使い方

     

    1.まずはアカウント登録。利用するメールアドレスを登録します。

     

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    2.次にパスワードを登録。

     

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    3.これにて登録完了。

     

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    4.登録したメールアドレスにメールが届くのでそれに返信する形で3goodthingsを送信すれば入力完了です。

     

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    5.翌日の指定した時間に、前日書いた内容がメールで届きます。

     

    image

     

    昨日の自分は別人

     

    実際始めてみると分かりますが、メールが来るまで自分が日記を書いていたことすら忘れてしまいます。恐ろしいのは人間の意識の9割以上は自分で意識できない潜在意識で脳の長期記憶の領域に蓄積されています。ネガティブなことばかり考えているとそういう思考が潜在意識に蓄積されてしまうことです。

    こうやって日々のよかったことを自動的に振り返ることで少しずつ気持ちが前向きになれるのです。

     

    今日のアクション

     

    自己肯定感はある日いきなり高くなりません。こういう地味な工夫をコツコツして、改善していくしかないです。頑張って行きます。

  • 組織で情報が伝達されない3つの理由

    組織で情報が伝達されない3つの理由

    photo credit: erink_photography via photopin cc

     

    システム開発の現場では、情報の伝達ミスに起因するトラブルがあとを立ちません。このため、IT業界では円滑なコミュニケーション推進を図るために様々な標準化、方法論がいわれています。

     

    CMMIって何だろう – CMMIって何だろう:ITpro
    横文字とアルファベットだらけです

     

    ですが正直横文字が多くて本質がわかりづらいです。

     

    私はIT業界で標準とされているリーダーシップ論、マネジメント論の大半は難しいことを難しく書いているだけであまり参考にならないと感じています。

     

    仕事をまかせるシンプルな方法―9割がパート・アルバイトでも繁盛店になれる!

     

     

    チームマネジメントは店舗経営から学ぶのが一番です。

     

    委譲と委任がごちゃまぜ

     

    「あとはよろしく~」

    「そこはまかせる」

     

    どこの現場でもよく聴く言葉なのですが、実際のところ自分が考えるのが面倒くさいのでただの丸投げになっているケースが多々あります。チームメンバーに仕事を任せるなら、任せるのは裁量だけであって、責任まで押しつけてしまえばリーダーの人望は一気になくなります。

     

    情報には解釈が入る

     

    仕事を人に適切に任せる第一歩は情報を正しく伝えることです。ですが、かなりの割合で正しく伝わりません。人づてに伝える情報には解釈が入ります。

    私の仕事はシステム開発なのですが、情報を正しく伝えるというのはもの凄く労力のかかることです。システムは目に見えないものを作る要素が強く、伝える努力をどうやっても、担当者間の解釈差が大きくでてきてしまのです。

    さらに加えて言えば、情報には感情も入ってきます。人間は嫌いな人からの情報や都合の悪い情報はシャットアウトしがちです。

    私にも経験があるのですが、正しいことを主張しているのに意見が伝わないというジレンマでぐるぐる回っている場合、そもそも伝えている自分が嫌われている、あるいは信用されていないのです。

     

    ミーティングは双方向で行われていない

     

    「今回のプロジェクトがうまくいかなかったのはコミュニケーション不足が原因だ。私の考えを適切に伝えきれなかった」

    ということをいうリーダーがいたら私は信用しません。そのリーダーには意志決定のプロセスに現場の意見を正しく吸い上げるという部分が欠如しているからです。

    リーダーにとって自分の考えを伝える前に、メンバーが意見を出しやすい場をいかに作るかはもの凄く重要です。事件は会議室で起こっていません。現場で起こっています。現場の意見を如何に的確に吸い上げられるかで対応の早さは大きく変わってくるのです。

    自分の考えを伝えることばかり考えている人はコミュニケーション能力をまず磨く必要があります。

     

    今日のアクション

     

    IT業界には、リーダーシップをノウハウ的に解説した本というのはたくさんあるのですが私にはこちらの本のほうがしっくりきました。チームマネジメントの基本に立ち返えることのできる一冊です。

     

  • 大したことないと自分で思ったことも知らない人には貴重な情報 週記2013/3/24~2013/3/31

    大したことないと自分で思ったことも知らない人には貴重な情報 週記2013/3/24~2013/3/31

    photo credit: kitch via photopin cc

     

    今日は知人の頼まれましてWordPressの設定をお手伝いして来ました。自分としては大したことをしたつもりも無かったのですが、もの凄く感謝されました。

    よくビジネス書などでは書かれていることですが、自分にとっては大した情報ではないと思ってもそれを必要としている人には貴重な情報だと改めて実感しました。安易に自分の価値を低く見積もるのはよくないですね。

     

    今週のエントリ振り返り

     

    自分にあったセミナーを探す方法 | モンハコ
    自分のあったセミナーを見つけると人生が少し変わりますね

     

    全てのビジネスパーソンに捧ぐ。働くママさんの仕事術 | モンハコ
    働くママさんスゴイです

    今週は読書レビューが2本。コンスタントに本の紹介は週に2本ずつコンスタントにあげたいですがなかなかうまくいかないです。

     

    今週の体調管理

     

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    引き続き夜型生活です。こうなってくるとむしろ夜型のほうが自分にあったいるのではないという感じがしてきます。朝型、夜型って体質とかってあるんでしょうか。

     

    気になっている本

     

    人が一人でできることは限られています。だからといって任せると放任もかなり違います。この違いを考えたいです。

     

    こちらはリーダーシップのマインドセットに関する本です。ノウハウとマインドセットはワンセットでないと意味がないですね。

     

    今日のアクション

     

    ささいなことだと思ってもも人に喜んで貰えるのは気持ちがいいですね。

  • マインドマップを書籍で学ぶために押さえておくべき3つのコツ

    マインドマップを書籍で学ぶために押さえておくべき3つのコツ

    photo credit: For Inspiration Only via photopin cc

     

    マインドマップに興味はあるけど描けない

    本を読んで勉強したけどよく分からない

     

    という方が結構います。私もマインドマップに興味を持ったころ、本を読んで独学しようとして挫折しました。書籍のみを読んで身につけようとする場合、少しハードルが高いので事前に押さえておく良いことまとめてみます。

     

    そもそもマインドマップは何かを理解しておく

     

    私がマインドマップに興味をもったとき、それを新しいメモの取り方だと考えていました。なので、実際のその意識でマインドマップを描くとうまくかけません。

    マインドマップは脳の思考プロセスを紙の上にアプトプットするものです。とある公認員スタ楽ターの方が言われていたことですが、

     

    マインドマップは自分の思考を整理する上での中間生成物です。

     

    描いていったものを見返して、始めて価値が出てくるものであって、マインドマップそのものを綺麗に描くことがゴールではないのです。ここを勘違いしてしまうと、イラストが描けないのでマインドマップが描けないというような状況に陥りかねません。あくまでも思考の痕跡を紙に残すことが需要なのです。

     

    7つのルールは押さえておく

     

    マインドマップには武道の型とも呼べる7つのルールがあります。武道の世界に「守破離」という言葉があるように、最初は型に習って書き徐々に自己流を見つけるのが上達の早道なのです。7つのルールはとてもシンプルなので簡単に押さえることができます。

     

    1.用紙は無地のA4サイズを横書きで使う

    2.セントラルイメージはイラストを描き色は3色以上使う

    3.マインドマップの枝を描く時は、黄色は避ける(あとで見返すときに見にくいので)

    4.枝を描く時は、ウネウネとした有機的な曲を描いて、丁寧に塗りつぶす

    5.マインドマップに描くキーワードは枝の上に描く。またキーワードは文章ではなく単語にする

    6.マインドマップのセントラルイメージ出る枝の上のワードはできるだけ抽象化する(そのあとの枝を描くなかですこしづつ具体化していく)

    7.マインドマップを描くことを楽しむ

     

    個別のルールについてはなぜそうするか理由があるのですが、まずここまでを押さえて置くだけで描く時に迷いがなくなります。

     

    見落としがちな情報

     

    先に上げた7つのルール以外にマインドマップを描く上で知っておくと、理解がしやすくなるポイントがいくつかあります。

     

    1.ミニマインドマップ

     

    実はマインドマップにはミニマインドマップとフルマインドマップという2つの書き方があります。色鉛筆やカラーペンを使って描くマインドマップはフルマインドマップです。

    それ以外にミニマインドマップというペン一本で描く、いわゆるマインドマップの下書きのような書き方もあります。通常フルマインドマップを描く下準備としてミニマインドマップでテーマやメインブランチの内容を決めたりします。この用途と違いを押さえておくと良いです。

     

    2.マインドマップには整理と発散の2種類がある

     

    マインドマップの用途には大きくわけて2種離が存在します。講義メモや議事録をとるのはいわゆる整理のマインドマップです。それに対して自分の思考を整理したり、アイデアを考えたりするのは発散のマインドマップです。知らないと両者を同時に描こうとして混乱してしまいます。

    もちろん発散のマインドマップを描こうとして整理のマインドマップになったりすることはありますが、それは問題ありません。

     

    今日のアクション

     

    以上は私がマインドマップ初心者のころに書籍を読んだだけでは分からなかったことです。ここまで押さえておけば、逆に書籍を理解し易くなると考えています。マインドマップは便利なツールなので是非おすすめしたいです。

     

  • 全てのビジネスパーソンに捧ぐ。働くママさんの仕事術

    全てのビジネスパーソンに捧ぐ。働くママさんの仕事術

    photo credit: Chris JL via photopin cc

     

    仕事をしながらも自分のしたいこともきっちりやりたい。これは簡単そうでいて、体力、精神力ともにかなり使うことです。まして子供がいて、家庭がある人ならなおさらでしょう(私はいませんが)。人の時間の使い方の工夫、特に会社員のポジションの人の時間術というのは案外シェアされていない気がします。

     

     

    「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)

     

     

    2児の母であり、外資系企業に勤める現役ワーキングマザーの時間術の本です。

     

    タスク管理は心の疲れを軽くする

     

    著者の保科浩子さん(@hoshinna)さんは、仕事と育児の間でかなり疲弊されていたと著書の冒頭で書かれています。本書では、そんな保科さんがタスク管理を実践することで自分の時間をコントロールし、精神的、体力的余裕を取り戻したそうです。

    私は子供もいないので、おそらく時間については圧倒的に保科さんのほうが余裕がありません。そのような状況の中でも、ブログをコンスタントに更新するのはきついなぁと感じることもありますし、イベントの参加した翌日はぐったりして、何をしても手につかない状況になったりします。

    特に物理的な時間制約に加え、日々のストレスにより精神力の消耗というのは大きいです。実際保科さんも同じようなことを感じておられたようで、本書ではそれらを軽減するためのタスク管理の技術が多く紹介されています。

     

    インプットに巻き込まれない

     

    私が仕事でいっぱいいっぱいになっていると感じていた時は、人に振り回されている感覚が強かったと思います。仕事が来るのはメールや電話で、それによって振り回されていた感じがあります。自分の時間を使っているのではなく、他の人にひっかき回されている感じでした。以前は、一日中メールを見ていたのです。メールを見ては対応して、メールを見ては対応しての連続でした。受動的なのです。

     

    仕事での時間管理をする上で最も時間が読みづらくなるものは、インプットの時間だと感じています。本書では、メールに限定されていますが、私の場合人に対して話している時間はアウトプット、人の話を聴いている時間はインプットの時間と意識付けをするようにいます。

    打ち合わせで説明や段取りが苦手なタイプの人と仕事をすれば必然的に、1日の作業の中で受動的な時間が増えていきます。この時間は自分でコントールできない要素が多いですし、結果ストレスも溜まります。

    1日の作業の中でインプットとアウトプットの割合を見直し、意識するだけでも時間管理に対する感覚が変わってきます。

     

    全ては記録から始まる

     

    仕事で、プロジェクトが終わった時に、プロジェクトメンバーでLessons & Learnedをまとめていました。そのプロジェクトでよかったこと、悪かったこと、今後に生かすことができる教訓をまとめます。プロジェクトの成果を所属組織全体で共有していました。うまくいったことは、ベストプラクティスとして、次のプロジェクトでも流用できるように、うまくいかなかったことは、次には別の方法をとるようにします。他の人の経験、知恵を共有することができるナレッジマネジメントの方法です。個人や個々のプロジェクトの成果を組織全体に活用することができます。  

    仕事以外の自分のプロジェクトでも、Lessons & Learnedをまとめておくと次回に生かすことができます。私は、自分のプロジェクトでも、プロジェクト終了時には、まとめておくようにしています。例えば、子どもの誕生日会というプロジェクトが終わった時の、うまくできたこと、もっとこうすればよかったということをまとめてあります。これは、次回、誕生日会をやる時、招かれる時に参照すれば、参考になります。よかった点は、そのまま踏襲して、よくなかった点は、他の方法をとるようにします。

     

    私は長らく自分のチームはPDCA(PLAN,DO,CHECK.ACTION)ができていないと嘆いていました。そもそもプランを作ったあとに振り返りをきちんとしていないじゃないかと。これは大きな勘違いです。

    チームにしろ、個人にしろPDCAが回っていない原因は大抵記録が残っていないからです。チームマネジメントがまわっていない場合大体、そもそもプランを立てた段階で破綻しています。その意味ではそもそもPDCAという言葉そのものに誤解を招く要素があります。

    厳密にはLPDCA(LOG,PLAN,DO,CHECK,ACTION)なのです。

     

     

    今日のアクション

     

    著者は現役ワーキングマザーで、セミナー講師、さらに執筆までこなされています。正直、以前からどんな時間管理を行っているのかもの凄く気になっていました。今回この本は時間管理に悩む全てのビジネスパーソンに参考になる内容です。

     

    子どもの成長は、記録するからこそ、よく分かります。私が生活の詳細な記録を初めてとったのは、息子を産んだ時の育児日記です。24時間単位で、授乳、睡眠、排せつの記録を書きました。体重も頻繁に量っていました。赤ちゃんにとっては、ちゃんと授乳できて体重が増えているかというのは大変重要なことだからです。

     

    子供の記録が自分の成長にもつながる。素晴らしいですね。

     

  • 自分にあったセミナーを探す方法

    自分にあったセミナーを探す方法

    photo credit: burax via photopin cc

     

    仕事上でのコミュニケーションがうまくいかず、かなり精神的に詰んだ時期がありました。偶然ネットでみつけたコミュニケーションのセミナーに参加したことで、それまで自分が課題だと感じていた点への解決法を学び、またそれまで出会う機会になかった人に出会うことで一気に視野が広げることができました。

     

    たった2時間の学びで仕事は好転する

     

     

    自分に合ったセミナーに参加することができれば、いろいろなモノを一気に手にいれることができます。本書はセミナー選びの指南書です。

     

    セミナー参加のメリット

     

    コミュニケーション系のセミナーに参加していた同時期に力を入れて参加したセミナーがあります。ピンと来ない人もいるかもしれませんが「片付け」です。片付け士の小松易氏の片付けの基本に参加したことを覚えています。

    もともと子供のころから片付けが苦手だったことに加え、仕事では個人情報の扱いが厳しくなり、もう苦手だからと言っている場合ではないなと感じ始めていました。

     

    セミナー参加したことの無かった私は本当に効果があるのかと半信半疑ながらも参加したのですが、セミナーの内容を実践することにより身の周りの片付けに対する苦手意識が一気に解消されました。

    片付けというのはなかなか人に相談しづらいテーマでもあったため、この時始めてセミナーの効果を実感したのです。

     

    まずは自分にあったセミナーを探すところから

     

    私がセミナーに参加する上で良かったことは、最初に自分にあったセミナーを見つけられたことです。年収を倍にするといったテーマのセミナーであれば、当時の自分には遠い世界であり、早々に参加するのをやめていたでしょう。

    片付けという成果が明確で身の丈にあったセミナーだったからよかったのです。セミナーは今の自分を反映したもので無ければ意味がありません。本書では自分にあったセミナーの見つけ方、活用法が事例ごとにこと細かに書かれています。

    セミナーはうまく活用すれば、確実にメリットがありますが、活用法や自分にとって本当に必要かをきっちり把握必要があります。本書を参考にして自分にあったセミナーを探してみると良いかもしれません。

     

    人との新しい関わり方を構築する上でもセミナーは有効

     

    私は地方から上京してきた人間なので、東京にいる友人は多くはありませんでした。また、学校も工学部の単価大であったため、友人も同業の人間が多く、視点は偏りがち。仕事上でのコミュニケーションに行き詰まってしまうと、別の視点からものごとを捕らえるということができなくなり八方ふさがりになってしまいました。

    この点からもビジネスセミナーは大変有効でした。コミュニケーションにしろ、片付けにしろ共通の話題に感心がある人が集まっているため、人間関係を構築しやすく、新しいつながりを大変構築しやすかったです。また自分が悩んでいる問題に対し今までにない異業種の人からいままでにない視点でアドバイスをもらうこともできます。

    現在はTwitterやFacebookといったソーシャルメディアの時代であるため、そこで親しくなれた人とは継続的な関係をより築きやすくなっています。興味のあるセミナーに参加することによって自分の世界を何倍にも広げることができるのです。

     

    今日のアクション

     

    ここ一年はブログに力を入れているため、ブログ関係のセミナー、イベントに参加することが多いです。興味のある分野についてノウハウを学べ、人とのつながりを作れるセミナーのメリットは大きいです。

    一方で悪質なセミナーがあることについても本書では振れられています。本当に自分に必要なものを選んでいくことが重要ですね。

     

    ※本書は松尾昭仁様に御献本頂きました。ありがとうございます。

     

  • 綺麗になった東京駅の駅舎を見る 週記2013/3/17~2013/3/23

    綺麗になった東京駅の駅舎を見る 週記2013/3/17~2013/3/23

     

    東京駅の駅舎の復元工事が終了したということで見にいってきました。駅前はずっと工事中で通りにくかったのですが、随分とすっきりとしてきれいになっていました。東京駅はビジネスマンが多いというイメージがあったのですが、土曜日でもかなりの人がいました。今後は観光スポット色を強く打ち出していくのでしょうか。

     

    今週のエントリ振り返り

     

    寝起きのチェックリストで気持ちよく起きる方法 | モンハコ
    寝起きが弱いのでなんとか工夫しています

    本当は完全に朝型生活をしたのですが、なかなかうまくいきません。効果的な方法を見つけてポストしていきたいです。

     

    今週の体調管理

     

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    今週はやや寝過ぎです。寝ても寝ても寝たりず、あんまり疲れがとれた感じがしません。春眠暁を覚えずなのでしょうか。気候の変化が激しいので、体調管理をしっかりしないとです。

     

    気になっている本

     

    イベントやセミナーをより有意義な時間にするためのノウハウが掲載されています。

     

    いざと言うときのために自力で稼ぐ力は欲しいですね。

     

    折れない心を持つためのリーダー論、大変興味があります。

     

    今日のアクション

     

    今年は桜が満開になるのが少し早いです。お花見のスポットはどこも混み合っていそうですね。