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震災は私とメディアとの付き合い方を変えた

photo credit: Katrinitsa yellow embracing green via photopin (license)

今日は3月11日。東日本大震災から丸6年になります。テレビをはじめとして、いろいろなメディアでは特集が組まれていて、地震の記憶を風化させない取り組みが行われています。

私の身近な人に限定すれば、幸い東日本大震災で身内がなくなったとか、あるは居場所が分からなくなった人がいるという話はありませんでした。九州出身ということもあり、東北地方とそれほど縁がなかったのです。

そんな私にとって、震災が一番与えた影響は、メディアとのとの付き合い方でした。当時、テレビで流される津波と原発事故の映像を繰り返し見ているうちにだんだん気分が悪くなっていったのを覚えています。

そして、原発事故での東京への影響が気になる中、一番知りたい情報がそこからは手に入らないことに私は苛立ちを覚えていました。

一方でTwitterをはじめとするネットには、地震や原発事故に関する速報がどんどん流れてきていました。行方不明者がTwitter経由で見つかったという話もあるくらいで、この時ほどインターネットの力を感じたときはありませんでした。

もちろん、その中にはデマもたくさん含まれてはいるのだけれど、それでも何か既存のメディアには何か都合の悪いことを隠しているという雰囲気が漂っていたので、ネットの情報のほうが余程有り難かった。

この時を境に、あまりテレビ番組は選んでみるようになったし、震災関連のネットニュースを探すうちに「わかったブログ」と出会い、その後ブログを書くことに繋がっていきました。

震災を経験しても、我々は何も変わっていないと自虐的に言う人もいるけれども、振り返ると私個人はいろんな影響を間違いなく受けている出来事だったと感じています。

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テレビでも、報道番組は特にみなくなってしまったのですが、それでも池上彰さんのようにマスに向けて発信することを生業としている人の表現方法に学ぶべき点があるとあると感じています。

なんというかネットニュースはネットニュースで独特の偏りがあるので、やはり独自の見る目を如何に養うか。これにつきると感じるのです。

今日のアクション

震災からもう6年。震災で亡くなられた方のご冥福を改めて祈るとともに、被害に遭われた方々が本当の意味で笑顔を取り戻せる日が一日でも早く訪れることを願っております。

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