ここのところ経済関係や貧困に関する本をたまたまですが、まとめて読んでいます。
経済関係の本を読んでいると結構日本経済は、本当は強いという主張をしている本が結構あることに気付きます。一方で学生や女性の貧困をテーマにした本も結構あって、すでに日本の教育システムは破綻していているとか、若者の貧困はひどいという内容が具体的に書かれています。
一体、どちらが今の日本の社会なのだろう。
本をたくさん読めば読むほどに実態はわからないのですが、一つ感じたのは、日本の社会を豊かに感じている層と貧しいと感じている層がいたら確実にそこには社会の分断があるのだろうなということです(トランプ大統領ではないですが)。
私も学生時代は、家が貧しかったので仕送りなどはなく、バイトと奨学金で生活をしていました。ただ、恐らくは社会全体が今よりもお金があったため、奨学金も借りやすかったし、大学の授業料も免除して貰えてたりして、なんとかやっていけていました。
もし、今の時代に同じ状況だったら、大学は卒業できたいなかったのかもしれません。加えて今は、ITの格差もそこに加わってくるので、恵まれた環境で育ちリテラシーのある人はより有利に、反対に貧しい状況下で十分なリテラシーがない人はより不利になっていた気がします。
家が貧しく、十分な生活インフラのない家庭で育った私にとってはぞっとする話です。
私は社会状況と時代背景に救われた部分が大きいと考えています。だとすれば私もなにかしらの形で社会に還元しなければとも。
私も周りには、自由に生きるとか好きなことで食っていくということを目指しているあるいは実践している人が多いです。ですが、一方でそれらの言説に今一歩説得力を感じなかったり、場合によっては苛立ちを感じるときもあります。
それはなぜか。
多分、社会に何を提供するか、貢献するかという視点が抜けて(あるいは敢えて抜いて)自由に生きるとか、好きを仕事にするというキャッチフレーズが踊るから違和感を感じるのかもしれまません。
ありまのままに生きる、自由に生きる、好きを仕事にする…etc
それは大事なことなのだけど、多分それだけでは足らなくて、同時に社会に対するミッションとのする合わせが無ければ、本当の意味で自由に生きるということは実現しないと確信しています。
スポンサーリンク今週の気になっている本
先日までセールだったので、気になった本をまとめ買いした中にこの2冊が含まれていました。パラパラと平行して2冊の本を読んだのですが、結果としてはかえって世の中の状況が見えづらくなってしまいました。本日のエントリは、そのモヤモヤを原動力に書いています。
今日のアクション
先日、トランプ政権が発足したので就任演説を夜中まで起きて見ていました。あの演説をみただけでは、まだ世の中がどうなるかはわかりません。良い方向に世界が動いてくれればと願っています。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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