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肩書きをつけるという考え方はもう古いのかもしれない[週記]

photo credit: Words of Luxury via photopin (license)

何かにつけて自分をわかって貰うため、肩書きを名乗ることがあります。

私の場合であれば、エンジニアですと名乗ることもあればブロガーですと名乗ったりすることが多いです。ですが、エンジニアという肩書きをとってもそのスキルや役割は多岐にわたり、本当はとても表現しきれません。

そもそも、なぜ人は肩書きを持ちたがるのかと言えば、わかりやすいからにつきると考えています。肩書きをもっていれば、自己紹介などのときにもの凄くわかりやすい。コミュニケーションコストを下げることが主たる目的だと考えています。

だだ、そのわかりやすさは諸刃の剣の可能性もあります。人は、どうしても思考を普段使っている言語の縛られてしまう部分があるので、安易な肩書きをつけることでそれに縛られてしまうという可能性があります。本当は一歩踏み込んで自分の領域外の勉強をするとで、幅がグッと拡がるはずのときに、自分は○○だからと拒絶してしまうかもしれません。

例えばですが、Web系デザイナーやエンジニアの場合、エンジニアであってもデザイン的なことを理解して踏み込めたほうが仕事の幅は拡がりますし、ときによっては作ったものを拡散するためにマーケティングのノウハウが必要になることもあり得ます。必要なスキルは状況によりけりです。

このような状況のなってくると、そもそもその人はエンジニアという肩書き自体が正しいのかも怪しくなると考えています。

また、簡単に肩書きを名乗れてしまう仕事は競合する人も多いということの裏返しでもあります。安易に肩書きを持つことはレッドオーシャンに片足を突っ込んでいるとも言えます。

ここのところ、2050年にロボットにとって変わられる仕事のようなニュースが話題になっていましたが、そもそも時代の変化に応じて、消滅する仕事と新しく発生する仕事があるので特段特別なことではないようにも感じます。

エンジニアとかデザイナーとか、安易な肩書きではなく、自分のコアにある能力や経験はなんなのかを見極めて、状況に柔軟に対処していくほうがこれからの時代は特にうまくいくのかもしれません。

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