もう新入社員だった時代は随分昔なのですが、今振り返っても少しこういうことに気を付ければ良かったなぁということが沢山あります。その中に一つがもっと本を読んでおけば良かったということです。
新入社員で未熟だったことはもちろんなのですが、とにかく視野が狭かったという反省があります。もう少し広い視野を持てていたら、いろんなことで悩まなく済んだかもなぁと感じるのです。
入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました
著者の大杉さんは、年間300冊の本を読む多読家。そしてご自身も日本興業銀行を経て、新銀行東京に転職。その後フリーに転身したハイキャリアの方です。
その豊富な経験の中から新入社員向けのお勧め本、そしご自身の体験の中からメッセージを纏めたものが本書です。紹介されている本のうち、気になったものを選んでみることにします。
スポンサーリンクノートの取り方に関する悩みの解決に
私が入社したときに、しつこく言われたのがメモを取ることです。デジタル全盛の時代ではありますが、今でも顧客とのやりとりなどで言われたことをいかに素早くメモできるかは、仕事のロスを防ぐことに繋がります。
メモの取り方は、自分が分かればいいので絶対これでないと行けないという方法はないのですが、早い段階で自分なりのやり方を作り出すためにもメモ術の本などを読んでみるのがおすすめです。
人の話を聴けないという悩みの解決に
私が仕事上のコミュニケーションで苦労した点が、人の話を聴くのが苦手だったことです。当時の私は、コミュニケーションについて、自分の意見を伝えることばかりにフォーカスしていました。
ですが、そもそもコミュニケーションの入り口はとにかく相手の話を聴くことです。そして、世の中には人の話を聴くプロがいます。そういう人達のテクニックを学ぶことで日常のコミュニケーションを改善できます。
職場の人間関係の悩みの解決に
新入社員で配属された現場は、メンバー同士の中が悪く、それに振り回される形でかなり苦労した記憶があります。そうでなくても新入社員のころが余計な気苦労が耐えないもの。
少しでも相手の気持ちが分かればなぁと感じていました。こういうことはちょっとした視点の切り替えで、不用意な失敗を防げるので、人間関係に関する書籍を当たってみるのがいいかもしれません。
人事評価に関する悩みの解決に
ある程度、仕事に慣れてきたら自分が正当に評価されていないという悩みを持つ人も多いのではないのでしょうか。日本の組織は、評価基準が明文化されておらず、暗黙の了解で決定されることも多いです。
私の経験では、人事制度も評価するのも人であり、どう頑張ったところで完璧はありません。評価が良かろうがわるかろうが「相性の良いあしで適当に決めている」くらいの意識で十分なのです。それであなた自信の価値が変わることはありません。
仕事が好きになれないという悩みの解決に
頑張ってみているけれど、やっぱり職場になじめない。仕事が好きになれないときどうすればいいか。合わないのなら辞めればいいのだと私は考えています。
ただ、辞めるにもして次に自分がどういう仕事をしたら楽しめるのか、没頭できるのかは模索し続ける必要があります。
そのために大事なことは「好奇心をもつこと」です。大杉さんは書籍の中のこの一文を紹介されています。
人生を生き生きと過ごすために、強い好奇心をもつことは絶対不可欠の必要条件だ。なぜなら、好奇心は自分がやりたいことを実現させるための大きな力となるからである。
私自身、もう少し若い頃から世の中のいろんなことに目を向けていればなぁと振り返ることは多いです。
今日のアクション
本書では、上記以外にも若手のビジネスパーソンの悩みに答える本が惜しみなく紹介されいます。そして、何よりもその本のチョイス、本の紹介の間に大杉さんの人生観、仕事観を感じられる構成になっていると言えます。
もうすぐ新入社員が入ってくる季節。仕事に関する悩みがある方には是非読んで欲しいです。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
詳しいプロフィールはこちら。
Comments
comments