コミュニケーションに対する苦手意識がなかなか直らない。こういう悩みを持っている人は多いはずです。特に私のようなIT関連の仕事をされている人にはこの意識が強い傾向があります。
「それはオタクな人が多いから」と雑に片付けられてしまいそうなところなのですが、私は根本的な原因は別のところにあると感じています。IT関連のお仕事をしているとどうしても頭の中でものを考えすぎて、身体の声すなわち体感覚を無視してしまうからだと感じています。
スポンサーリンクコミュニケーションのクセは体感覚から生まれる
何かとイライラして何かに当たり散らしたい。そういう気分のとき、実はその原因が慢性的な肩こりだったということが結構あります。
イライラする原因は対人関係にあると考えていたのに実際は、体調不良が原因だったのです。逆に嫌なことがあって激しい怒りに駆られたりすれば、吐き気するほど頭痛が続くということもあり得ます。
人間の精神状態と身体の状態はかなり強く繋がっていて、ある種人間は体感覚の奴隷のようなところがあるのです。そして、人とのコミュニケーションのクセは実のところこの体感覚のクセに基づいて生まれるのです。
体感覚を無視するから共感ができない
私の個人的な予測ですが、IT関連の人に多いコミュニケーションに関する苦手意識はコミュニケーションが基本的に頭の中で完結すると考えていることが原因だと感じています。
コミュニケーションが相手との言語情報のやりとりのみによって完結すると考えているため、自分あるいは相手の体感覚に関心がいかないのです。これが、相手の意図読み取れないとか、空気が読めないと言ったことと繋がるのです。
余談ですが、今なにかと話題になっている人工知能の世界では、実際に人間のような知性をもったロボットを作り出せない理由は、コンピュータには体感覚の蓄積ができないからだと言われています。
人間の思考を形成する上で体感覚はそれほどまでに大きなウエイトを占めているのです。
体感覚を取り戻すには呼吸から
それほどまでに大事な体感覚なのですが、日常的に意識する習慣がないといきなり身体の声を聴くというのは結構大変だと感じています。
体感覚を取り戻すために最初に意識するべきなのは呼吸です。呼吸は、コントロールできる唯一の自律神経とも言われています。ストレスやプレッシャーで推しつぶされそうなとき、人の呼吸は間違いなく速くなっています。また、相手に共感しているときは相手と呼吸の速度がほぼ同じになっています。
体感覚というと、なんのこっちゃという人もいると感じていますが、まずは自分の呼吸が荒いか、緩やかかそれだけでもいいので、人のコミュケーションの合間に意識するだけで随分とかわってくるはずです。
今日のアクション
今日書いたようなことって、多分スポーツをいつもしているような人には割と当たり前の話なのだと感じています。私は子供のころから運動神経が鈍くて、結果スポーツと縁遠い生活を送っていたため、こういうことを自覚するのに時間がかかりました。
もっと早く気付いていれば人生損せずにすんだかもと感じています。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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