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ラクガキは天才を創る言語である〜【読書レビュー】ラクガキノート術

マインドマップはイラストが命。

私はそう考えています。ときどきイラストが描けないから、イラストは一切描かずにキーワードとブランチのみでマインドマップを描く方もいますが、おすすめしません。

そもそもマインドマップは子供ラクガキが原点の思考ツールで、極論を言えばセントラルイメージのイラストを描くのがメインであり、その他のブランチ等々は補足的な位置づけのものと言っても過言ではありません。

マインドマップを描く上で重要なことは、マインドマップというフォーマットではなく、あくまでも自分の頭の中にあることをイラストで表現するということなのです。

ラクガキノート術

イラストは敷居が高いと警戒せずに、気軽なラクガキのつもりではじめてみては如何でしょうか?

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絵心はだれにでもある

イラストが描けないという方の多くは「人に見せるほどの絵が描けない」という意味で使っている気がします。確かに人に見せるとなると一段敷居はあがります。

ですが、イラストは必ずしも人に見せるために描くモノではありません。

私は自分の言いたいことを文字以外で表現できることは、一つの言語を扱えると同じくらい価値があることだと考えています。

思考を言語化する作業というのは頭の中の情報から必要な部分を削る作業です。従って言語化した段階で、どうしても情報量は減ります。それに対し、絵で考えていることを表現できれば、かなり頭の中のイメージ近いものを表すことができます。

自分の思考の整理として、考えていることを書き出すだけでも文章で書き出すこととは違った新しい発見を得られるのは間違いありません。

ラクガキは最強のライフログである

私はマインドマップを描いたら、ときどき見返すようにしています。最近は描いていないのですが、日記を毎日マインドマップでつけていた時期もありました。

昔描いたイラストを見返す最大の利点は、言語になっていない情報も思い出せる点です。イラストや音楽など、右脳を使う情報を見返すことで脳の記憶領域にフックをかけて、当時の情景を蘇らせることができます。

イラストで描くことで、そのときの色使い、線の濃淡、色の塗りつぶし方などからそのときの心理状態や体調までを一緒に振り返ることができるのです。

描き方の定石を知る

イラストが描けないという方のお話を聞いていると多くの場合、イラストはセンスで描くモノという固定概念がある気がします。

もちろん、プロとして食べていくような場合ならセンスは必要でしょうが、マインドマップを描いたり、ビジネスのコミュニケーションツールとして活用したい場合はいくつかの定石を知るだけでそれなりに見栄えのするものはかけたりします。

どうしても描けなければ、今の時代はスマートフォンがあるのでイラストを検索して、見よう見まねで描くのでも十分なのです。

本書では、イラストの描き方についてもケース別に描き方がまとまられています。

今日のアクション

デジタル全盛の時代ですが、ときどき手書きでラクガキを描きながら思考の整理をすると新しい発見が生まれます。

私はマインドマップ派ですが、それ以外にも著者推薦のラクガキを活用した思考整理術についても描かれていて参考になります。

著者のタムカイさんのブログ「タムカイズム」は、ラクガキ満載の楽しいブログです。イベント情報なども掲載されていますので、興味のあるかたはチェックしてみて下さい。

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