本をたくさん読んでいると、ある程度今よく読まれている本というものにはトレンドがあることが分かってきます。ベストセラーの本というのも、面白いのですがある種ブームの部分があります。
その点でいうと、時代を超えて読み継がれている本というのは、流行に流されない重厚さがあって学ぶ点が大きいなと感じます。最近はそういう古典名著が Kindle化されていることも多いです。
Kindle化されている古典名著で読んだもの、気になっているものを取り上げてみることにします。
スポンサーリンク夜と霧 新版
オーストリアの心理学者フランクル氏のアウシュビッツの強制収容所での体験を綴っている名著中の名著。作品のポイントは、著者のフランクル氏自身がアドラーやフロイトにも師事したことのある精神科医であり、強制収容所という極限状況での人間の心理状態の変化が体験と分析に基づいて書かれている点です。
全体的には目を覆いたくなるようなシュチュエーションの話が多いのですが、そのような過酷な状況の中で人として尊厳を失わなかった人間の強さも書かれており、人の持つ心の強さ不思議さに感銘を受ける本と言えます。
種の起源
ダーウインの種の起源も実は Kindle化されています。この手の本の翻訳版は難しいことが多いのですが、本書は比較的読みやすく書かれいます。
種の起源は、その生物学な功績以上に現代社会においては、自然淘汰や生存競争といったビジネス的な観点で思想的に利用されている気がします。もちろんそれは悪いことではないのですが、そもそも原書ではなにが言いたかったのかを知ることで新たな知見が得られるのはないかと考えています。
雇用,利子および貨幣の一般理論
経済音痴な私がマンガ版を読んで衝撃を受けたのがこちら「雇用,利子および貨幣の一般理論」。岩波からの翻訳書が Kindle化されています。まだ読んでいないのですが、多分難しくて一筋縄ではいかなのだろうなと感じています。
ただ、私はマンガ版を読んだだけでも経済問題に対する見方が180度変わってしまったので、是非難解でもチャレンジしたいなと考えている本です。
今日のアクション
ということで今の段階で目についた本を3冊ほど上げてみました。岩波文庫にはもっと読みたい本もあるのですが、多分難解すぎて私の読解力では厳しいかなというのが本音です。機会があればまたとりあげてみたいと考えています。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
詳しいプロフィールはこちら。
Comments
comments