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プロブロガーという生き方に学ぶ~【読書レビュー】ノマドワーカーという生き方 #dokusyo

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R0018405 / diedy-chen

 

生き方そのものに学べる方というのは、そんなにたくさんはいないはずです。立花岳志さんは会社員生活に行き詰まりと感じ、どう生きるかと真剣につきつめた結果、「人生を劇的に変えるツール」としてブログを位置づけ、会社員からプロブロガーへ転身されました。

ノマドワーカーという生き方

 

本書は月間160万PVを誇る人気ブログNo Second Lifeを主宰されている立花岳志さんのブログ開始から、独立までを、ブログの運営戦略とともに綴られた本です。

 

No Second Life
立花さんの人生を綴ったブログです

 

 

 

 

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総合ブログを目指す

総合ブログとは、特定の3~4つ程度のテーマを主軸としてそれらを横軸で串刺しにするようなブログ運営の仕方です。

ブログ聡明期には、特定のジャンルの記事のみでブログを書いておられる方がたくさんいたのですが、立花さんはそうではなく、自分のライフスタイルに関連していた「Apple製品」「書評」「ランニング(ダイエット)」の3つを主軸とされたブログ運営を開始されました。

実は、このブログ運営手法というのは今、人気を博しているブログで多くとられている戦略です。自分の軸となる記事を絞りこんで、それらのテーマに相乗効果を持たせるのです。

現在は相当な数の方がブログをされているので、例えばiphone一つだけに特化したブログというのは、ブランディングとして弱くなってしまいます。それよりも自分の興味を持つ複数のジャンルをミックスさせていく戦略のほうがその人にイメージがわきやすくなるのです。

 

ネットとリアルと繋げよう

 

立花さんのブロガー人生に大きく変化を与えたのが、トリンプの元社長吉越浩一郎氏との出会いでした。

立花さんは、会社員時代に管理職だった立花さんは吉越さんの仕事術を自分の職場にも取り入れ大きな成果を出されていました。 この後ブログの書評をきっかけに、実際に吉越さん交流を深めていかれたそうです。立花さんは、独立された現在でもセミナーやイベントを主宰され、実際に読者の方とお会いすることを大事にされています。

私自身も実のところ、人生が劇的に変化したとは言えないのですが、始めたことによって新しい出会いがたくさんありました。たとえば、我流プロジェクトで書評を書かせて頂いているのみその一つなのですが。ブログを定期更新しているということ自体でブログを軸にした仲間が集まってきます。これはおそらく、ブログを始めれば誰もが実感できることだと思います。

この内容は実は、同じく@OZPA氏のブロガーにも類する内容が書かれており、著名なブロガーさんが重視されていることなのです。

 

ライフログをとろう

 

ライフログという言葉はまだまだ、一般的ではないと思います。簡単にいってしまうと人生の記録をとる日記の延長線上にある言葉です。スマートフォンをはじめとするデジタルツールとクラウドサービスの台頭によって、急速に広まった考え方です。

立花さんは、ご自身の体重や睡眠時間などをiphoneアプリで記録し、ブログでそれを公開されています。

ライフログを取る意味合いは日々起こるいろんな出来事を手軽に記録できるため、風化させてないでおくことができるということです。

私自身、立花さんほどライフログをとったり、ブログで公開しているわけではありませんが、それでも印象的な出来事やTwitterでのつぶやきはすべてEvernoteに記録するようにしています。

実は、このあたりから本書を読んでいて、この本が立花さんの自叙伝なのか、ブロガーとしてのブログ運営術の本なのか、頭の中で識別が困難になり、そのどちらでもない不思議な読了感を感じることになっていきます。

これはまさに、立花さんの「人生劇的に変化させるツール」としてのブログがあり、タイトルにもあるノマドワーカーという生き方を読んでいるからだと感じることができます。

 

今日のアクション

 

ブログで人生が変わるというキャッチコピーを見かけます。

私はそれは本当だと考えています。もちろん、ブログにかける熱意や労力によって変わってくるとは思いますが、変化するという点においては間違いありません。本書はまさにそれを感じさせてくれる一冊です。

私も現在、ブログを毎日更新するというルールを自分に課して活動しています。

 

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