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悪い人では無いという表現は人間観察力を奪う

photo credit: @Doug88888 via photopin cc

 

人と適切な距離をもって接するというのは重要なことです。その人が本来どういう人なのか。私はほっておくと人の悪い面ばかり見てしまうので、できるだけプラスの面を見るように努力しています。

一方で合わせて私が人を見るときに気をつけているのが、「~だけど、悪い人じゃない」という人の見方もしないということです。

 

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誰だって悪い面はある

 

冒頭でプラスの面を見るように努力しているとい書きましたがどんな人でも万能はあり得ません。ある人にとってのプラスの面が誰かにとってのマイナスになることも十分あり得ます。

ただ、この時に

 

この人のこういう部分は苦手だな

 

と認識しておく必要があります。その上でうまくつきあっていくことです。

 

悪い人ではないは我慢の裏返し

 

悪い人ではないという表現を使っている場合、自分の気持ちをごまかしている場面が多いです。本当は相手に対して苦手意識があるにも関わらず、悪い人ではないと表現することで自分をごまかしているのです。これは相手の良い面を見ている訳ではありません。

人間関係の中で苦手な人ともつきあわざる得ない局面というのは確実にあるとは思いますが、ムリをして自分の気持ちまでごまかす必要はないと考えています。適度な距離を保ちながらつきあうという選択肢も十分アリだと考えています。

 

悪い人ではないの多用は危険

 

私が一番怖いと考えるのは、「悪い人ではない」という表現を多用することで適切な人間観察力というものが低下してしまうことです。

単なる誹謗中傷ではなく、相手の良い面、悪い面をきっちり把握することは生きて行く上で重要なことです。また、悪い人ではないという表現を自分の中で多用することで、相手の良い面も見過ごしてしまう恐れがあります。

相手の良い面をみることと、悪い人ではないという見方をするのは根本的に違うということを肝に銘じておく必要があります。

 

今日のアクション

 

否定系の言葉を脳は理解できないそうです。悪い人ではないという認識は頭の中では悪い人と認識されているかもしれません。もし相手を好きになりたいなら、悪い人ではないという見方を辞めて、こういう良い面をもっていると意識することが必要ですね。

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