というアメリカの教育学者の調査があるそうです。会社で働いていると、うまくいかないことを上司の所為にして、一番大事な自分自身のコントロールを見失ってしまいがちです。あなたの上司ができる人であってもなくても、コントロールできる範囲は自分の行動だけです。
これからの組織では管理職になれる人は本当に一握りです。現場に居ながらにしてリーダーシップを身につけていく必要があります。
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縮小する組織とマーケットをどう捉えるか
ほとんどの会社において、人事評価を決めるときの仕組みでは、一人一人ではなく、ある一定人数の母集団をつくって、その中で評価を決定します。
ここのところ景気が改善してきているという話題が多いですが、長期的には日本の市場は縮小せざる得ないと感じています。そもそもパイが少なくなっているのにも関わらず、その中で勝負をしてもラットレースに巻き込まれるだけです。早い段階でエッジの効いたスキル、ノウハウを身につけブルーオーシャンを目指す必要があります。
社外の人と交流し人脈を作る
今の会社でOJTしてもらえることは、世の中だとどの程度使えるものなのかを肌で感じておかないと、40代を迎えたときに取り返しのつかないことになります。
(中略)
社内の仕事のやり方だけだと、浦島太郎になってしまうリスクが高いのです。
どのような優良企業であっても、必ずその組織の風土、価値観というものは存在します。そして組織の価値観は状況によって大きく変化する場合があります。私自身、組織の合併を経験しているのでわかるのですが、自分の価値観が組織の価値観で埋め尽くされてしまうのは危険だと考えています。行動指針がわからず、自分の考えに確信が持てなくなります。状況の変化に即応できるよう自分のミッションは明確に整理しておくべきです。
その意味において社外の人と交流することは有益です。自分のスキル、視野のバイアスのかかっていない状態で事象をみることができます。私自身、ブログを通じてフリーランスの友人がたくさんできましたが、根本的にフリーランスと会社員は別の生き物だと考えて間違いないです。別にどちらが優れているということはないですが、柔軟なマインドを持つ上で社外の人と交流することは重要なウエイトをしめるでしょう。
Win-Winに注意する
Win-Winという聞こえのいい言葉は曲者なのです。
なぜなら、人にはそれぞれの立場や思惑の違いがあるので、同じ価値を提供しても皆が同じように受け取ってくれるとは限らないからです。
組織における利害関係はものすごく複雑です。人間は感情で動きます。ときには組織や相手によかれと考え行動したことが恨みや誤解を招くこともあります。私も20代のころに正論を掲げすぎたことで、周囲との溝ができてしまった経験があります。
結局のところ、空気を読む力、敢えて読まない力、そして誤解を受けても曲げないメンタルタフネスの3つを持たなければWin-Winの構築は難しいです。
本当の意味でのWin-Winはなにか考えないといけません。
今日のアクション
本書は30代のビジネスパーソンに向けた内容となっています。私の世代は本当に今後の選択が難しく、先が読みにくいと実感しています。現場の立場からどう行動するかの参考にしたいです。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
詳しいプロフィールはこちら。
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