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ほぼ日手帳を使いこなせていないと感じたら


毎年使ってるほぼ日手帳 来年分は中身だけにした 今年も残り三日なので中身を入れ替えた / kosabe

私は、ここ2年ほどほぼ日手帳カズンを愛用しています。理由は、、、なんとなく使いやすいからです。なので、正直、ほぼ日を100%使いこなせていないなぁとは前々から感じていました。
本書は、ほぼ日カズンの活用法というかなり絞ったターゲットで著者、北氏、倉下氏の活用法が紹介されています。

■週次のリフィルを使いこなせない
ほぼ日カズンの特徴は、月次、週次、日次のそれぞれのリフィルがあることです。特に日次のリフィルは、一日1ページを自由に使えるようになっています。このページの使い方はものすごく個性の分かれるところです。北氏は、どちらかというとその日の計画やToDoと書く領域として、倉下氏は、その日の行動記録を残す日記的な使い方をされています。
私自身は、この日次のページにマインドマップで日記を書いています。どちらかというと記録ベースの扱い方です。 こんな感じです。

月次のスケジュールは、仕事の出張予定や、参加予定の勉強会、バドミントンサークルの参加の予定など、一月くらい先まではいつもぎっしり埋めています。 ですが、どうにも週次のリフィルが埋まりません。日時と月次でこと足りてしまうのです。使っていけば自分のスタイルが見つかるさと考えながら、すでに一年半たってしまいました。。。
■週次のリフィルでタスク見積もりをしよう
本書では、ウィークリーのリフィルを週次の計画策定、タスク見積もりに利用する方法を提案しています。実のところ、私自身は、これまでこういう使い方を考えたことはあっても必要性を感じたことがありませんでした。基本的に日次と月次のページのみで事足りると感じていたからです。もともとの性格が面倒くさがりなので、おおざっぱな予定を把握できていればそれでいいと思っていました。ですが、ブログを生活の一部に組み入れたときからそれでは回らなくなってきています。一日一時間から長いときで二時間程度、どこかに組み込まなければなりません。こうなってくると、時間単位でのタスク見積もりを行ったほうがはるかに楽になります。そもそも、この方法をつかうことで一週間を7日とみるのではなく、168時間という連続した時間でみる癖ができてきます。月次カレンダーではなかなか管理できない、移動時間や食事、入浴などの時間も含めて事前に一週間である168時間の計画を立てておくことで、無理なく生活の中にブログを書く時間を組み込むことができるようになってきました。ちなみにこの見方で考えるとブログに掛ける一日の時間を90分とした場合、90×7=630分=10時間半です。これはうまく時間をコントロールしないと、ブログ書けないですね。

記録挑戦会 / HIRAOKA,Yasunobu

■予定と記録
私は、手帳を利用する理由は大きく分けて2つです。一つは先の予定が埋まっていることで安心感が得られること。もう一つは過去の自分を振り返ることで、当時あったことや考えていたことを思い出せることです。何か物事がうまくいかない、調子が悪いといったときに過去の自分は何をしていたかを見返せるのは大きな意味があります。実は忘れているだけで、目の前の問題と認識していることはただの杞憂だったということもよくある話です。他の手帳もそうですが、ほぼ日手帳の場合、特に手帳とうたいながら日記の役割も果たす側面が強く、予定と記録を管理するという側面が強い気がします。私はこれまで、月次は予定、日次は日記として利用していましたが、これに週次に予定の一環としてタスクの見積もりを入れるということやっていこうと思っています。
記録という側面では、本書で北氏がほぼ日に旅行先の写真や半券などを日次ページに貼り付ける使い方を紹介しています。人間の思考は、右脳のアクセスする材料があれば、瞬時にそのときの臨場感を思い出せるものです。私が日記をマインドマップで書いている理由もそこにあるのですが、この写真や半券などを貼るという方法も有効そうです。今後マインドマップのセントラルイメージを写真にしてみるなどの応用ができそうです。

タスク山盛りでスケジュールが逼迫してても,二子玉ライズのスタバでドリップを手にして一日を始める.始まりのアクセントっていうか,日々のリズム取りに必要な一杯.ま,ビハインドから始まって今日も同じスコアで終わるんだろうけど. / shinji_w

■運用のワークフローを決める
私はスケジュールをデジタルで管理するという行為はいまいち性分にあっていないようです。実際何度か試みましたが見事に失敗してしまいました。最大の原因は、運用方法を決めていないことです。デジタルツールでのスケジュール管理は、記入したあとの管理は便利ですが、思いついたときにPCなどのデバイスを立ち上げなければならないという高いハードルがあります。本書では、著者の例をもとに、月次、週次、日次とiphoneを活用したクラウドサービスも利用した運用フローの提案も行ってくれています。確かに事前に運用フローを決めておけばクラウドサービスとほぼ日手帳の相互運用も可能かもしれません。もう少し加えると、日常で使う手帳に運用フローを導入するという発想が本書を読むまでありませんでした。組織の中ですと、週報などの運用というのは決まっている場合が多いので、ハッとしました。
■手帳は究極のセルフマネジメントツール
本書ではほぼ日手帳を人生のパートナーとしていかに活用して行くかが著者二人の視点で書かれています。自分の将来像や夢を実現する上で、手帳は協力なツールです。しかも見返すことで日記としても使える、便利なツールです。自分の人生をコントロールすると意識があれば、ほぼ日手帳は何通りにもその利用法があると思います。本書が、二人の異なる職種の利用法それぞれに書いているのも貴方なりの使い方を見つけて下さいというメッセージが込められているように感じます。
■今日のアクション
週次単位でタスク量を見積もることは、仕事をしながらブログ運営をする上でとてもメリットが大きいのでさっそく開始しました。今後はToDoの管理も積極的にほぼ日手帳で行っていきたいと思います。

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