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悩める新入社員に送る。会社でチャンスを掴む技術

 

この春から新社会人でまだ環境の変化についていけていないという方は沢山いるでしょう。

私が新社会人のころ、入社する少し前に会社が合併し、配属された現場は混乱を極めていました。

そのような現場に突然配属され何をしていいかもわからず、当時の私は途方にくれていました。振り返えれば行動の指針となるというものがあればもう少し上手く職場に溶け込むことができたのではと考えています。

 

伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い

 

 

この春の新社会人におすすめしたい本です。

 

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新人時代の強みと弱みを認識する

 

新人というのはもの凄く特殊なポジションで、独自の強みがあります。具体的には、

・失敗が許容されやすい

・教えて貰いやすい

・実績で判断されない

などです。

実は私はこれらのことを全く逆に弱みだと捕らえていました。一緒にに配属された同期と比べて大学院を出ていた分、年齢が上だったためとにかく実績を出さなければならないという焦りから自分を過剰にアピールしようとしていました。結果空回りし、私のことを心よくないと考える先輩も現れました。

 

新人で現場に配属されたら、新人の強みを最大限利用するべきです。

 

最初のうちは知っていることでも知らないふりをして、かわいがられる方ぐらいが丁度いいと感じています。余程の突き抜けた才能がないかぎり、中途半端なオーバースペックは新人のポジションではパッシングの材料になりかねません。

もし自分のできそうだと思ったら、周囲との関係性を読みながら小出しにしていくことをおすすめします。

 

1回の200%より101%の継続

 

新社会人のころ、とにかくコツコツやるということが苦手でした。このため、頑張るときはフルスロットルの時はがむしゃらに頑張り、気分がのらないときは一気にパフォーマンスが低下するということを繰り返していました。

 

ですが、品質が不安定なモノから人の信頼は生まれません。

 

一回まぐれ当たりでうまくいったとしても、それで自分の能力以上に期待値を上げてしまい身動きがとれなくなる恐れがあります。理想は相手の期待の少し上を継続的にいき続けることなのです。

小さな好感を詰みかねて、なんとなく彼(彼女)はいいよねという雰囲気を醸し出していくのが実は一番楽で効果的です。

 

言葉の中の「意味の含有率」を高めよ

 

組織の合併などがマスメディアで取り上げられる時というのは、時価総額とか事業戦略の話ばかりフォーカスされがちですが、実際はそれぞれの組織の文化を背負った人たちの思いが交錯するとても泥臭いものです

組織が異なれば、価値観も違います。恐ろしいことに同じことを伝えたつもりでも、バックボーンとなる組織の文化が違うだけでポジティブに受け取られる場合とネガティブに受け取られる場合が180度異なる場合があります。

私は大変これで苦労しました。合併前の所属していた組織によって、同じことを訴えているのに反応が真っ二つに分かれてしまったのです。今でこそ、組織が合併するとはどういうことか多少は理解できているのでなぜこうも反応がちがったのか察することができるですが、当時は混乱するばかりでした。

これに対処するには、空気を読む力、そして言葉の真意を伝える力をつけるしかありません。当時を思い返せば、相手の立場を考えず軽はずみな発言も多かったと記憶しています。会話の内容と質を見直し、適切なタイミングで的確に発言するということを意識する必要があるのです。

 

今日のアクション

 

本書では新社会に向けて読書をすることを強くすすめています。今思えばですが、私もそのとおりだと思います。

会社で学べることはどんなに広くみても、所属する業界の常識でしかありません。幅広い視点を身に着け、行動の指針を自分の中に持ちたいなら読書が一番ローコストです。というか、自分が新人の時代にこの本に出会っていたかったです。

 

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