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ライフワークをキャリアに変える方法

photo credit: Lifeworks China 2008 via photopin cc

 

キャリアとはなんなのか。社会に出てもうすぐ10年になりますが、この間キャリアという言葉にかなり悩みました。安定したい、挑戦もしたいそんな悶々とした気持ちに苛まれたまま、30代半ばを迎えてしまいました。

 

「キャリア未来地図」の描き方

 

 

これからの10年のキャリアを考える上で参考になる一冊です。

 

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キャリア未来地図を描こう

 

本書ではライスワークとライフワークの一方、あるいは双方を昇華させて、キャリアの未来地図を描くことを主張しています。

私の世代のキャリア感を方向付けているキーワードに、成果主義とワークライフバランスという言葉があります。

実力主義、成果主義は私が就職を意識した前後くらいから強く言われ始めた言葉で、日本で初めて大手の電機メーカーが導入したことで話題になりました。一方でワークライフバランスは、仕事と私生活のバランスをいかにとるかという言葉です。いつのころからか当たり前のように言われるようになってきました。

この両方の共通しているのが、人生全体をどうデザインするかという視点の欠如です。

私は20代のころは、同僚や先輩に恵まれたこともあり「キャリア=仕事=会社」というシンプルな方程式ができあがっていました。そのため、ちょうど30歳を迎えるころに組織の改変や周囲とのコミュニケーションの問題で行き詰まったときに発想の切り替えができずにかなり苦労しました。

なにせ休日は飲みに行くか寝ているのがほとんどの生活だったので、仕事がうまくいかなくなると人生の8割から9割くらいが辛い状態になってしまいました。

そう単純な仕事か余暇かという一本道キャリア論は、実はハイリスクな側面を持っているのです。

 

キャリアとはノウハウとエネルギーの蓄積

 

本書ではキャリアデザインのリソースを「労働」「仕事」「趣味」「特技」すべてのゾーンを自在に動き、複合的に形成されるノウハウとエネルギーであると定義しています。つまり、キャリアを形成するものは直接的にお金を手に入れる仕事(ライスワーク)だけではないと主張しています。

今は時間とお金の許す限りオフの日はスポーツ、イベント、オフ会と様々なところに顔を出すようにしています。直接的にお金得ている活動ではないですが、このことによって得られる視野の広がりは代えがたいものがあります。

特に私の場合、仲のよい友人も類似した職種の人間が多く、悩みを相談しても自分の予想を超える範囲の発想はなかなか出てきませんが、異業種や異なる世代の方に話しを聞くことは新しい視点やヒントを貰うことができます。

今はこういう経験も含めてキャリアへつながっていると考えるようになってきました。

 

創造と消費の一線を越える

 

とは言いつつもただイベントに参加するのでは、何も生み出しません。イベントやオフ会などを経て、もう一度私が提供できる価値とは何かの問いかけが現在でも進行中です。

私の場合は一つの形として、自分の得たものをインターネット上にアウトプットすることを重視しています。今のところサーバー料金まで考えるとブログの活動も消費活動に入るのですが、私のブログをたまたまでも読んだ方に何か役に立つ情報が載っていると感じて貰えれば(すなわち創造的活動)と考えています。

まだまだ道半ばですが。。。

 

今日のアクション

 

章と章の間のコラムに、著者のお二人の実体験が書かれています。具体的な事例で参考になります。キャリアとは何かを考える上でおすすめです。

 

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