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あきらめずにやりぬく人に変わる方法

photo credit: felixbernet via photopin cc

 

2013年も10日が過ぎました。今年の元旦にダイエットやランニングなど継続的な目標を立てている方は継続できているでしょうか。もうすでに挫折しそうなら、今のうちなら軌道修正できます。

 

あきらめずにやりぬく人に変わる方法 (中経の文庫 さ 17-2)

 

心理学的観点から物事を継続する仕組みに作りついてに書かれた一冊です。

 

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賞賛・変化・蓄積を味方につける

 

コツコツやることが続かない最大の理由は飽きるだとことだと感じています。マンネリと退屈は人生の最大の敵です。この状況をうみださないためには、人に褒めてもらうこと、変わっていく自分を確認すること、蓄積を感じることです。

片づけ士の小松易士が主催している片づけ研究会という会があります。片づけをテーマに月に一度集まって、真逆の行動という「靴をそろえる」「寝る前にテーブルを拭く」といった小さなルールを一つだけ決めて、それをひと月の間実践できたかを報告する、シンプルに表現するとそれだけの会です。

 

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片づけ研究会は地味そうで合理的です

 

一見すると地味に感じられますが、小さな行動を継続できたかどうかを報告する会というのは、賞賛・変化・蓄積の観点から考えればものすごく合理的な会だと言えます。

 

行き過ぎには注意する

 

実は「三日坊主」以外にも、ものごとの継続を阻む要因があります。

それは、「行きすぎ」です。

(中略)

心理学的見地からすると、長期的に達成すべき目標を、短期間で一気に成し遂げようとする人は、感情的になんらかの問題を抱えているケースが多いとされています。

 

私は個人的にあまり気分に波を作りたくないほうです。気持ちの波を作らない取組はいろいろありますが、ルーチンタスクを確実にこなすというのは有効な方法だと感じています。日々やることの分量を調子が良くても増やしすぎないことが重要だという実感があります。

片づけも一気にやらずにすこしずつが重要です。

 

時間と場所を書きだす

 

私も自分の体験として、部屋の片づけができていないのは、片づけという作業を具体的な行動にまで分解できていないということです。何を、いつ、どこに置くというのをきっちりと明文化しておくだけでかなりの部分が改善されます。

小松氏は片づけのコンサルティングをされるときは間取り図と一日の標準タイムテーブルから一日にさける片づけの時間と場所を算出して指導をされるそうです。

 

ネガティブなイメージが原動力になる

 

一般的には「成功者は成功するイメージを思い描く」とよく言われます。しかし実は、華々しい成功イメージを思い浮かべるより、「絶対にこうはなりたくない」というネガティブなイメージのほうが、ものごとを続けるときのモチベーションになります。

 

私はプラス思考がなかなかできないタイプの人間です。そもそもダイエットにしろや貯金などにしても、太りすぎで病気になったとか、お金で苦労したという人のほうがモチベーションが高くなるのは当たり前なのだと感じます。

私の場合、学生のころに友人がちらかりまくった部屋に押しかけてきて、しかもその中に片思いの子がいてドン引きをされるという苦い思い出があります。もうあのような経験はしたくないので、ある程度きれいな状態を保っておきたいです。

 

モチベーションの高いうちに一気に仕組みを作る

 

結局精神論は長続きしません。最初に仕組みを作ってしまうのが一番有効です。一年の計は元旦にありといわれるように継続的に何かに取組むなら今月が一番モチベーションが高いはずです。あとになればなるほど落ちていくことが多いので、今のうちに仕組みを作ることを考えておくとのちのち効いてきます。

 

今日のアクション

 

継続力に関する本はたくさん出ていますが、本書はところどころに一般的に言われていることをひっくり返すことが書かれています。精神論だけで継続は無理だと考えている方にお勧めです。

 

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