photo credit: Calsidyrose via photopin cc
2013年が始まって3日立ちました。元旦に目標を立てた方も多いと思います。私の周りには5カ年計画で人生の計画を立てるという方もたくさんいます。実のところ長期的な計画の重要性を感じながらも、長期計画を立てるのは苦手です。
「5年後にどうなっていたい?」
みたいな質問が苦手なのです。なので私の場合、トップダウンのアプローチだけでなく、実際に今できることに集中するボトムアップのアプローチもやってみる価値はあると考えています。
メルマガコンサルタントとして活躍する著者の起業4年目の振り返りと仕事術をまとめた一冊です。
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10年後よりも3日後をイメージする
正直なところ5年後、10年後をイメージできないというよりも、イメージしたくないが本音かもしれません。あまりにも明確なゴール設定をすることで自分を追い詰めてしまう性格なのを自覚しているので。
こういう性格なので、将来のイメージを持つときは手の届く範囲からボトムアップで、しかも自分の想像力の及ぶ範囲ですることがよくあります。本書では3日後のイメージをまず持つことを挙げています。
そもそも人間の脳は時間認知が苦手です。その人のキャパシティにもよりけりですが、ある一定を越えてしまえば、一月後も3年後も10年後も区別できなくなります。なので、手の届く範囲からやれることをやるということが気持ちにゆとりを生み出すのだと感じています。
「捨てる」ことから未来が切り開ける
「やること」「やりたいこと」が決められないので、最近は「やらないこと」「やりたくないこと」を先にリスト化してしまうことがよくあります。
もともとの性格がどう頑張ってもポジティブになれないので開き直っています。
しかも、しないと決めてきっちり達成することができると、新しい出会いやイベントのお誘いなど、これまでになかった情報が目の前に転がりこんでくることがあります。
人間の注意力は一定であり許容量以上は増えません。こう考えるとやらないことを決めることで、これまで身近にあったのに気づかなかったことに気づけるようになるのです。
何かを達成する5カ年計画が立てづらいなら、何をやめる5カ年計画を立ててみるもの面白いかもしれません。
情報の商社になる
著者は意識して人と人とをつなぐ場づくりをしているそうです。自身のことを情報の商社といって言われています。私はこれをNAVERまとめをはじめとするインターネット上でのキュレーション活動に似ていると受け止めました。
キュレーションサービスの代表格です
世の中に情報が氾濫しているので情報の中身自体より情報の発信者に信頼度が重要になっています。密度の高い情報を発信している人の元には、さらに密度の高い情報が集まってきます。
いくら立派な計画を立てても良い出会いがなければ、物事はうまくいきません。セレンディピティが生まれる確率をあげるには信頼に足る密度の濃い情報を日々発信していくしかないのです。ネットの世界もリアルも同じですね。
長期計画をたれるのが難しいなら今発信できる濃い情報を出しまくるというのもありなのだと考えています。
今日のアクション
著者は2003年にメルマガで継続的な情報発信を続けた結果、メルマガコンサルタントとして起業されていますが、起業時に大きな長期計画があったというよりもメルマガを通じた様々な出会いによって今に至ったとのことです。情報発信の可能性を感じさせる一冊としてもおすすめです。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
詳しいプロフィールはこちら。
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