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軽い気持ちで訪ねただけなのに人の激怒された経験が私には何度もあります。内容もそんなにおこるほどのことでもないのに、相手が気分を害した場合は質問の仕方が悪かったのかもしれません。
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なぜ(Why)を人に質問するときは注意
人にものごとを訪ねるときに思わず「なんで?」と聞いてしまうことがあります。状況にもよりますがこの質問の仕方は注意が必要です。
なぜ~したの(しないの)という質問には否定のニュアンスが含まれることがあります。
なぜ~したのということは裏返すとなんで~しなかったんだということの裏返しだからです。安易に使えば相手は自分が責められていると感じたり、最悪否定されていると感じてしまうのです。
質問はきっちり使い分ける
そもそも質問には2種類あります。
オープンクエスチョン:
どんな?どういうふうに?など、YES、NOで答えられない質問です。覚えにくければとりあえず「ど」で始まる質問はオープンクエスチョンだと考えておけばいいでしょう。
クローズドクエスッション:
なぜという問いかけを代表とするYES、NOで回答できる質問。
これから会話を広げたいのか収束させたいのかにもよって、質問の仕方は大きく変わってきます。話を広げたいときはオープンクエスチョンで会話の主導権を相手に渡す、収束させたいときはクローズトクエスチョンで結論に近づけていくほうがよいでしょう。
ただ、クローズドクエスチョンを多様しすぎると、相手は誘導尋問をされているような気分になってくるので質問は会話の中でバランスを保つことが必要だと感じています。
質問の内容には時間軸も意識する
相手の気分を害すかもしれない質問の仕方を考える上でもう一つ気をつけることは、質問対象の時間軸はいつなのかだということです。実はこれも厳密には使い分けがあります。
未来質問:
未来に向かっての行動を促す質問。
過去質問:
過去の事実と問いただす質問。
特に過去のことを訪ねるときは注意が必要です。人間思い出したくないことなどだれでも持っているはずです。過去の変えられないことを細かく尋ねることは相手を追い詰めることにもなりかねません。相手との話を盛り上げたいのなら、過去の事実よりも未来にむけた前向きな話を中心にしたほうが良いでしょう。
仕事などでトラブルが発生した場合も、できるリーダーはこれからの対策を中心に議論を展開します。原因の分析は重要ですが、対策をワンセットで考えていけるかで現場の士気は大きく変わってくるはずです。これは過去質問と未来質問をバランス良く組み合わせていると言えます。
今日のアクション
会話はキャッチボールといいますが、それで例えるなら質問は、球種を選ぶ作業になります。自分の投げた質問はストレートなのか変化球なのかはきちんと意識しておかないと危険です。気づかないうちに暴投してしまっているかもしれないので。
電子書籍「本好きのためのAmazonKindle読書術」著者。Kindle本総合1位を2度獲得。その他WordPressプラグイン「Sandwiche Adsense」を開発。トライ&エラー可能な人生を目指して活動中。世の中の問題はだいたいコミュニケーションに関わるものなので、もっと気楽にやろうをモットーにブログ「モンハコ」を運営。
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