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自分のミッションを考える方法

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photo credit: AlicePopkorn via photopin cc

 

あれもありだと、これもありだよを俯瞰的に物事を考えすぎて判断ができないことがよくあります。性格の問題もあるのですが、自分のものの考え方にミッションがないのもその理由の一つだと考えています。

 

ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由

 

元スターバックスコーヒージャパンの社長による組織における、そして人生におけるミッションの深め方について書かれた本です。

 

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ミッションは感動から生まれる

 

ミッションという少し敷居が高いのですが、価値判断基準やものごとの選択基準、原則ととらえています。そんなものがなくても生きて生きていけると考えそうですが、その場合、恐ろしく利己的に行動する恐れや、反対の極度の他人指向によって振り回されるだけで終わってしまいかねません。いざという判断をする際に日頃から自分のミッションをつくっておく必要があると考えています(私のことですが)。

私は自分のミッション探しをする上で重要なことは自分の感情の動きを把握しておくことだと考えて日記を書いています。自分が何をされれば嬉しいか、何をされれば嫌なのかを明確に把握しておくことが必要があります。自分がされてうれしいことに先には感動があるはずだと考えているのです。

お客様を感動させるとか、ニーズを満たすとかそんな、そんな目標では人々を感動させることはできません。大きな愛を持って、大きく期待を超えていかなければなりません。

 

自分の感情の読み違えは、考えていることと行動のギャップを生み出します。言動の不一致は信頼関係の崩壊を招きます。組織ならコミュニケーションが阻害され、生産性の低下を招きます。個人のことであれば、自分を知らないことは自分の生き方の方向性そのものを間違ってしまい、自信の喪失にもつながってしまいます。自分は何に感じているのかを細かく把握することがミッションにつながりそうです。

 

3つの輪を継続的に探し続ける

 

3つの輪とは、好きなこと、得意なこと、人のためになることのことを本書では指しています。これはもちろんそうなのですが、なかなかすぐには浮かばないとも考えてしまいます。著者は書きにのように補足を加えています。

 

ミッションは一度構築したら終わりではない。働き続ける限り、いや生きている限り、ずっと続けるものであり、また考え続ける必要が大切なのです。

結論は変わってもいいのです。それはあなた自身の変化と成長の証なのですから。

 

未来の自分は他人だといいます。私自身、20代のころの自分と話しをしても全く話しは合わないと考えています。たまにテレビなどで過去の自分に会ったら伝えたいことはありますか?という内容を見かけますが、「言いたいことはたくさんあるだろうが、言っても伝わらないだろうな」とは考えたしまいます。時代背景も経験値もまるで違うので、考え方が違ってあたり前なのです。

とちらかというと変化して当たり前なので変化を正確に把握するほうが最近は大事な気がしています。人間は自分に都合にいいように記憶を書き換えてしまいかねないからです。時間を掛けてじっくり煮込むことが重要なのです。

 

時には逃げ道を作る

 

ミッションを作るというと自己啓発的で、前向き、攻めのイメージばかりが浮かびます。ですが、私は実際はそうでないと考えています。どういう働き方、生き方をしていても息づまるときというのは長い人生では必ず訪れるはずです。そのような局面において、日頃から自分のミッションを考えていないほうが危険だと考えています。自分の行動基準が明確でなければ、そもそもどこに逃げていいのかもわかりません。私自身も行動指針を決める上での守りの要素が今のところ強いです。

 

今日のアクション

 

本書は経営理念や組織のあり方だけでなく、個人としての生き方、そして経営者としても仕事術にもついても書かれています。自分の指針も今一度見つめ直すのにおすすめの一冊です。

 

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