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コミュニケーションを学ぶ上で大切なたった一つの注意点

photo credit: frisby cat : san francisco (2014) via photopin (license)

ときどき、ブログに書いているのですが、昔仕事の上のコミュニケーションでかなり苦労したことがあります。言いたいことが相手に伝わらなかったり、誤解されたりと散々でした。それを機会にコミュニケーションに関していろいろと勉強したりして、改善を図って来ました。

それ自体は結果としてプラスに働いているのですが、一つだけ当時の自分に言っておきたいことがあります。それは、

「相手を尊重することと、自分を殺すことは全く違う」

ということです。

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コミュニケーションの基本は「聴くこと」

当ブログでは何度も書いているのですが、コミュニケーションの基本は相手の話をじっくり聴くことです。

それまでの私は、人にうまくものを伝えることについては意識したことはあっても、人の話をしっかり聴くということには全く意識がありませんでした。

様々なコーチングやカウンセリングなど、様々な傾聴術の本やコミュニケーション術の本などを読んで、意識を変えるようにしてきました。

人の話をきちんと聴く努力をすることで、相手は自分が尊重されていると感じるので、コミュニケーションはどんどん円滑になっていきました。

これにて、めでたしめでたしと行きたいところですが、そうはいきませんでした。

自分を主張するのが怖いという病

人の話をしっかり聴くというのは大事なのですが、どんなに話をじっくり話を聴いても「やはりそれは受け入れられない」という人は当然いるわけで。

そういう場合、きっちりと NOを言うのが大事なところなのですが、気づくとすっかり自分の主張をするのが苦手になっていました。いや、もう少しいうと、自分の主張したいことが何だったのかがわからないというほうが近いのかもしれません。

多用な考え方を受け入れて「あれもあり」「これもあり」と考えるうちに、自分はどれがいいのかがわからないことが多くなってきました。

私はいつの間にか人の話を聴くことと、自分を気持ちを殺すことをワンセットで考えていました。

ですがこれは明らかに誤りです。あくまでもコミュニケーションは相手と自分の双方を尊重しあうために行うべきなのです。そして、そのために自分に譲れない部分をきっちりと認識しておくことが必須のはずなのです。

Win or No Dealを身につけよう

自分を変えなければと考えて、コミュニケーションの勉強を重ねた結果、自分を変えるという意味を徹底的に相手に会わせるということに設定してしまう人がたまにいます。

ですが、そんなことをしても本質的なものの解決にはなりません。それは7つの習慣でいうとことろのWin-Lose(この場合のLoseは自分)の関係になるだけです。

私はどうしても無理という人とは、距離をおくという選択肢も併せてもつことが重要だと考えています。7つの習慣でいえばWin or No Dealに一番近い考え方だと言えるでしょう。

コミュニケーションに苦手意識のある人はどうしても直球勝負ばかりを考えてしまう傾向があります。ですが、無理なものは無理。きちんと適切な距離をとることでストレスなく、コミュニケーションをとることができます。

今日のアクション

いくらきっちり人の話を聴いても、自分の主張がなければ振り回されて終わるだけです。自分を尊重する気持ちがあるからこそ、相手を尊重する気持ちを生まれるということを肝に銘じておく必要がありますね。

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