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  • Facebookは危険ではない

    Facebookは危険ではない

    photo credit: Ed Yourdon via photopin cc

     

    ソーシャルメディアの時代と言われていますが、少し疑問を感じる時があります。Facebookを利用しているユーザーは、特定の分野に興味がある人が多く、一歩その集まりを離れれば、

    ネットに実名を晒すなんて気持ち悪い

    という人のほうがまだ多数派の感覚があるからです。あるいは、積極的に活用している方でもお仕事の関係で集客のためにというパターンもあり、本当の意味でソーシャルの時代なのかと感じていました。SNSで生活を豊かに(職業的、金銭的なものだけでなく)なったという話はあまり聴かないが、私の実感でした。

     

    本当はコワくないFacebook 単身で海外移住したフラダンサーが教える!「リアル&ソーシャル」での身の守り方 (impress QuickBooks)

     

    石田愛さんは、Facebook上の人のつながりがきっかけでハワイに単身留学をきめた方です。さらにそれをネタに電子書籍まで出してしまいました。集客でもなく、慣れ合いでもない、身近で生活を豊かにするためのSNS活用方が詰まった一冊です。

     

    Facebookとはどういう場所か

     

    一言にソーシャルメディアといっても、Twiter,Facebook,Google+,mixi,Lineとそれぞれに特色があり、発信する情報の種類をある程度選別する必要があります。

     

    あまりにもリアルな現実はFacebookの中では存在しません。疲れ果ててクマができている写真は誰も投稿しないし、ゴージャスな食べ物は投稿しても、ジャンクフードを食べている様子は投稿されません。ワイワイ楽しそうな様子は投稿できても、一人孤独に耐えている様子は投稿できません。いい意味で一投稿をそのまま100%鵜呑みにしないことです。人それぞれの人生の舞台裏の事情は誰も知りませんからね。

     

    Facebookはパーティ会場のようなものだと私は考えています。公的な顔が強く、アップされる情報もポジティブなものばかりです。それに萎えてFacebookから距離をおく人もいるようです。ですが、最初からパーティ会場だと思えば楽しんで参加できます。疲れてしまったら少し時間をおいてまた参加すればいいのです。パーティに参加すればいろんな出会いもありますし。

     

    私がハワイに行くとなると、頼まなくてもハワイつながりの人を紹介してくれるようになりました。「自分の友達リストに石田愛さんという人がいるから、ハワイつながりがほしいならメッセージ送ってみれば?」と言って人を紹介するのはとても簡単ですし、自分が仲介する必要もないので楽です。

     

    Facebookのポイントはタグ付け

     

    タグ付けをしないFacebookは使う意味がありません。  そうハッキリ言い切れる程に、タグ付けはつながりを広げるマジカルな機能ですし、タグ付け機能を考えついた人には感謝状を送らせていただきたいくらいなのです。

    (中略)

    タグ付けをせずに写真を載せている場合、内輪のclosedな世界で楽しんでいるだけになり、まず新しいつながりは広がらないでしょう。そして、そのうち、「Facebookの楽しさがわからない。」「飽きて来た。」とFacebookの醍醐味をわからずに終わってしまうのです。  タグ付けがあるからこそ、「じわじわ」広がるのです。  そして、その「じわじわ」は、何度も言うように、地味ですが振り返ってみれば、かなりダイナミックなつながりとなっています。

     

    ソーシャルメディアの最大の強みは、情報を拡散できるところです。良いと思われたもの、共感されたものはバイラルループによって一気に広まっていきます。Facebookにも「いいね」ボタンやシェア機能があります。これらはもちろん情報を拡散させる機能がありますが、それと合わせてタグ付けは拡散の機能が強いです。

    一部の方はセキュリティなどを恐れて積極的にタグ付けするのを嫌う方もいますが、強力な方法なので設定をキチンとした上でためしてみることをお勧めします。

     

    ソーシャルメディアは個人をアピールする時代

     

    この先行きが保証されていない、のほほんと大らかには生きて行けない時代を自分の力で生き抜いて行くには、会社に居る間から、着々と「個」で生きていく準備をしておく必要があります。  それを手助けしてくれるのがFacebookなのです。 「個」で生きていくための準備とは何でしょう?  それは、大それたことではく、劇的な派手なアクションでもなく、とてもシンプルなことです。自分の取るに足らないように思えるような得意なことや夢中になれることを発見しておくことです。  そして、それだけでなく、とても大事なポイントは、それを半径50センチ以内の身近な人に認識してもらうことです。

     

    石田さんは2012年の末に会社の解散という人生の荒波に襲われました。そのとき、精神的な支えの一つとしてSNSで繋がった友人達の励ましがあったそうです。

    日本を代表する大企業が軒並み経営不振にあえいでいます。明日は他人ごとではありません。会社のみに生活と基盤を依存するのはタイタニック号にのっているようなものです。船が沈みだしたら回避する方法がありません。

    21世紀型の働き方として、一つのコミュニティのみに全てを預けて生活することは極めてハイリスクです。インターネット環境の整った現代では、組織に属しつつも個人として活動の幅を広げるチャンスも増えてきています。

    その第一歩としてFacebookを初めてとするSNSは極めて強力な武器になります。インターネット上に信頼の蓄積を行っておくことが将来へ向けての大きな資産となるでしょう。

     

    今日のアクション

     

    類書がたくさんある分野ではありますが、ビジネス色があまりないのが本書の特徴だと感じました。一方で活用しようとして読めばビジネスにソーシャルメディアを如何に活用するかとヒントも沢山ちりばめられています。

    著者の石田さんは海外留学の経験もあり、どちらかというと海外の人のfacebookの活用方を参考にされているようです。その部分に独自性を感じることができます。

     

  • 聴く力と引き出す力と人との距離感

    聴く力と引き出す力と人との距離感

    photo credit: twenty_questions via photopin cc

     

    人の話を本気で聴くというのは難易度の高いことです。コミュニケーションの基本は話すこと伝える能力だと30歳手前まで考えていました。論理的に、的確に自分の主張を伝えることができる人がコミュニケーション能力の高い人であると。それはそれで大事なことなのですが、人の話を聴くこともコミュニケーション能力であるという視点がバッサリ抜け落ちていたのです。

     

    聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

     

     

    コミュニケーション能力の基本は聴くこと。しかも欲を言えば、相手も自覚していなかった部分を引き出すことです。

     

    コミュニケーションは信頼関係の上でしか成り立たない

     

    相手が「この人に語りたい」と思うような聞き手になればいいのではないか。こんなに自分の話を面白そうに聞いてくれるなら、もっと話しちゃおうかな。あの話もしちゃおうかな。そういう聞き手になろう。

     

    心理学用語でラポールという言葉があります。ざっくりいうと信頼関係のことです。私自身、仕事上のコミュニケーションがうまくとれず大変苦労した時期があります。自分が正しい論旨を説明しているはずなのに全く相手に受け入れて貰えなかったのです。当時全く理由が分からず途方に暮れました。

    私は根本的に相手から信頼を得ていなかったのです。

    特に仕事上のコミュニケーションは、上司と部下、顧客など表面上の役割は分かりやすいことが多いです。ですが、いくら立場の関係があっても人の心を縛ることは不可能です。表面上の関係生に目を奪われ、そこに本当の意味での信頼関係が成立していない場合があります。正論を主張しているのに、意見を聞いて貰えない。その場合、相手との関係生はどうかを考えてみる必要があります。

     

    自分の常識を疑う

     

    自分と同じであることを「正しい」とか「当然だ」と過度に思い込まないようにさえすれば、目の前の人が、「私」とどう違うのか、どのくらい近いのか遠いのか。そのスケールをもとに質問を広げていくことは、有効な手立ての一つとなり得ます。

     

    自分が知っているという常識が相手に通用しないということはよくある話です。

    例えば、IT業界は新しい業界で最先端の技術を扱っているというイメージがありますが、そもそもIT業界自体は決して新しい業界ではありません。業務用のコンピュータは1970年代には登場しているので、それなりの歴史はあります。

    問題はインターネットの登場です。1990年代の中盤からインターネットが一般化したことで、その後、ITを構成する技術が大きく変わりました。どの年代で現場の第一線にいたかによってその常識が大きく違うことがあり、ミスコミュニケーションを生み出す要因ともなり得ます。

    同じ業種の人だからといってこれくらいわかっていて当然だろうという思い込みで私はかなり苦労しました。まずはコミュニケーションを取りたい相手のバックグラウンドはどこなのかを探っていくことが重要なのです。

     

    ペルソナを越える

     

    「意外性」というものが、インタビューをするときは大変に重要なポイントになります。「あら、意外!」と思う部分がちらりとでも出てきたとき、私は「やった!」と叫びたくなります。今まであまり知られていなかったゲストの別の部分、思いもよらなかった新たな側面を垣間見ることができれば、そのインタビューは成功したと言えるのではないでしょうか。

     

    どんな人であれ沢山のペルソナを抱えています。仕事場、家庭、友人関係、それぞれに別の顔が出るのです。ですが、本当の意味で信頼関係を築くには、

    存在そのものを聴く

    という意識付けが必要になります。その人がもっている一面だけを切り出してやりとりをしても、何かのタイミングに崩れてしまう可能性があります。偉い人だから話を聴こうという姿勢は最終的には信頼関係の崩壊に繋がる恐れがあるのです。

     

    今日のアクション

     

    コミュニケーションについてはいろいろと勉強をしていますが、未だに人との適切な距離感ってどのくらいだろうと悩んでしまうことがあります。人とは親しくなりたいですが、そう思った相手に限って距離感を感じたりと苦労しています。

     

  • ブロガーとは生き様を語る輩である

    ブロガーとは生き様を語る輩である

     

    私が好きなブログはノウハウを語っているよりも強いメッセージ性のあるもののほうが多いです。iphoneやMacなど単に最新のノウハウを追い続けるだけでなく、ブログのエントリを継続して追いかけることで一貫した主張が浮かんできます。

     

    キーメッセージのつくり方

     

    文章は人なりです。強いメッセージ性を放っているブログにはそれなりに理由があります。

     

    未来への希望を訴える

     

    人気のあるブログを主宰している人の共通しているのはメッセージ性が強いことです。

     

    複雑で混沌とした時代だからこそ、ステージを上げ、将来をイメージし、仮説を立て、未来を見せてあげるのです。多少あいまいでもいいじゃないですか。自らの想いを問うほうが、何も言わないよりもずっと価値があります。

     

    人はストーリーに共感します。私が好きな人気ブロガーはみなストーリー性が明確です。ブロガー自身の生き方に共感を感じ、自分も何かできるかもと感じさせることが人気を生み出しているヒケツです。

     

    わかったブログ

     

    私がブログを始めようと考えたきっかけになったわかったブログでは、定期的にブログ運営論を展開しています。このブログのエントリを読んでいけば、「自分もブログ書いていたらいいことあるんじゃないか」という気持ちになります。つまりブログのある未来を提供しているのです。

     

    No Second Life

     

    今やブロガーの枠を越えた有名人の立花岳氏さんですが、借金、メタボ、離婚など人生の苦難を見事に克服することで、自分の人生をしっかり生きるという未来をブログを通じて提供しています。

     

    メッセージ性がないことは提案性がないこと。発信しても情報価値がなく、人々の関心を引かないのです。

     

    メッセージ発見で80%終る

     

    メッセージを考えるとは、「本質を、革新を、未来を」を考えることです。文字どおり、それがビジネス活動のキーとなり、戦略、戦術へとつないでいきます。

     

    ブログを書く上で最も苦労するのはブログのテーマ、すなわち一言で言い換えられるメッセージを作ることです。私自身これに大変苦労しています。

    あくまでも今のところですが、当ブログでは「ロスジェネ世代のワークスタイル」ということをキーメッセージに挙げています。

     

    私は30代ですが、今の世代間の働くことに関する感覚のギャップはものすごく大きくなってきていると感じています。将来不安や働くことの不満に対し、仕事術や書評でヒントを模索しています。

     

    時代が求める新しい意味・価値観を表現する

     

    今ビジネスに求められている社会志向・生活志向を、どこまで企業活動に反映させられるか。社会を、生活者を、観察・洞察し、人々の関心事を探り、価値観を合わせ続けないといけない・・・・・・。まさにコンセプトメイキングの時代なのです。

     

    「いつやるの?今でしよ」という言葉は最近流行っていますが、別に最近できた言葉ではありません。

    ただ漠然とやりたいと思っていたことを行動に移せず悶々としているひとの心に響いたのであれほど話題になったのです。

    カウンセラーやコンサルタントの世界では、クライアントは自分に似た人が集まる傾向があるそうです。結局のところ人は、人の意見を求めているのではなく、自分の言葉にできない部分を代弁してくれる人を探しているのです。

    ブログも同じです。検索エンジン経由でくる人の多くは、自分の悩みごとを解決するために検索をします。悩みが同じということはどこからしら思考も似通っているのです。自分が悩んでいる最中でもいいですし、解決したことならそれが提供できる新しい価値観ということになるのです。

     

    今日のアクション

     

    結局ブログは自分の困っていることや悩みごとの解決策からネタにしていくほうがやりやすい気がします。同じようなことを考えている人には響きますし。

     

  • 8割の上司は無能

    8割の上司は無能

     

    というアメリカの教育学者の調査があるそうです。会社で働いていると、うまくいかないことを上司の所為にして、一番大事な自分自身のコントロールを見失ってしまいがちです。あなたの上司ができる人であってもなくても、コントロールできる範囲は自分の行動だけです。

     

    部下こそ上司にリーダーシップをとれ

     

    これからの組織では管理職になれる人は本当に一握りです。現場に居ながらにしてリーダーシップを身につけていく必要があります。

     

    縮小する組織とマーケットをどう捉えるか

     

    ほとんどの会社において、人事評価を決めるときの仕組みでは、一人一人ではなく、ある一定人数の母集団をつくって、その中で評価を決定します。

     

    ここのところ景気が改善してきているという話題が多いですが、長期的には日本の市場は縮小せざる得ないと感じています。そもそもパイが少なくなっているのにも関わらず、その中で勝負をしてもラットレースに巻き込まれるだけです。早い段階でエッジの効いたスキル、ノウハウを身につけブルーオーシャンを目指す必要があります。

     

    社外の人と交流し人脈を作る

     

    今の会社でOJTしてもらえることは、世の中だとどの程度使えるものなのかを肌で感じておかないと、40代を迎えたときに取り返しのつかないことになります。

    (中略)

    社内の仕事のやり方だけだと、浦島太郎になってしまうリスクが高いのです。

     

    どのような優良企業であっても、必ずその組織の風土、価値観というものは存在します。そして組織の価値観は状況によって大きく変化する場合があります。私自身、組織の合併を経験しているのでわかるのですが、自分の価値観が組織の価値観で埋め尽くされてしまうのは危険だと考えています。行動指針がわからず、自分の考えに確信が持てなくなります。状況の変化に即応できるよう自分のミッションは明確に整理しておくべきです。

     

     

    その意味において社外の人と交流することは有益です。自分のスキル、視野のバイアスのかかっていない状態で事象をみることができます。私自身、ブログを通じてフリーランスの友人がたくさんできましたが、根本的にフリーランスと会社員は別の生き物だと考えて間違いないです。別にどちらが優れているということはないですが、柔軟なマインドを持つ上で社外の人と交流することは重要なウエイトをしめるでしょう。

     

    Win-Winに注意する

     

    Win-Winという聞こえのいい言葉は曲者なのです。

    なぜなら、人にはそれぞれの立場や思惑の違いがあるので、同じ価値を提供しても皆が同じように受け取ってくれるとは限らないからです。

     

    組織における利害関係はものすごく複雑です。人間は感情で動きます。ときには組織や相手によかれと考え行動したことが恨みや誤解を招くこともあります。私も20代のころに正論を掲げすぎたことで、周囲との溝ができてしまった経験があります。

    結局のところ、空気を読む力、敢えて読まない力、そして誤解を受けても曲げないメンタルタフネスの3つを持たなければWin-Winの構築は難しいです。

    本当の意味でのWin-Winはなにか考えないといけません。

     

    今日のアクション

     

    本書は30代のビジネスパーソンに向けた内容となっています。私の世代は本当に今後の選択が難しく、先が読みにくいと実感しています。現場の立場からどう行動するかの参考にしたいです。

     

  • これから研究職を目指す人は自己管理能力を磨いて下さい

    これから研究職を目指す人は自己管理能力を磨いて下さい

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    研究。学者。学問。

    大学に入るまでその漠然とした響きにあこがれを抱いていました。実際にそれがどういうものであるかよく理解していない状態で。

    結局私は大学院まで進学したのですが、漠然としたあこがれだけで研究室生活をスタートしたため、現実の厳しさにかなりうちひしがれました。それまで、きまったカリキュラムをこなすことが中心であった学部生生活とうって代わり、自分で課題を決めてそれを淡々とこなしていく研究室生活は根本的に求められるスキルが違ったのです。

     

    フリーランスと研究者は宣言するとうまくいく (impress QuickBooks)

     

    あまり語られたことを聴いたことがないのですが、研究者の資質として自己管理能力は必須だと考えています。

     

    自由に使える時間があるから自由とはかぎらない

     

    やることはあるのに、作業をせずだらだら過ごしてしまい、とくに何も成果物を出さないまま1日が終わってしまう、という日々が多くなってしまったのです。酷い時には、布団をかぶってダラダラと1日が消えてしまったこともあります。日曜日を何もせず過ごして月曜日が憂鬱になった経験がある人は多いと思いますが、曜日を問わずこのような現象が起きてしまい、締め切りが近くなってきて大慌てで作業をするというパターンが多くなってしまいました。

     

    私自身が大学院時代にこれとまった同じような経験をしています。それまで講義の受講、ゴールの決まった実験が中心だった学生生活は、研究室に配属されるとともに一変しました。私が過ごした研究室は週に一度のゼミ以外はこれといった時間の制約がなく、私はなんとなくダラダラ過ごして時間だけが過ぎていくという状態を経験しました。

    よく研究室に入るときなどに先輩から「学部生と院生の最大の違いは自分で課題を見つけて解決する能力の差だ。」と言われていました。もっともらしい内容ですが、今思えば正確ではないと感じています。研究室生活で必要な能力には確実に自己管理能力が含まれます。

    自分で研究課題を決めて、自分でスケジューリングするのですから当然です。ただ、これを言葉に出して言ってくれる人は案外少ないです。少なくとも当時の私は気付きませんでした。

     

    管理手法は自分で構築するしかない

     

    本書では、研究者生活で自己管理の方法を見直した著者がGTD(Getting things Done)を試行錯誤で導入するプロセスが記述されています。ただ、著者はGTDさえやればうまくいくという思い込みに捕らわれてかなり苦労しています。

     

    自分で勝手に、「GTDが上手く回れば全て上手くいくのだ」と勘違いしていたことに気がつくことができたからです。

    (中略)

    確かに、GTDをよりよいものにするためには、GTDの仕組みをしっかりと作った方がいいでしょうが、別に一部が欠けていたからといって、全てがダメになる仕組みでもありません。

     

    結局自己管理を100%何か既存のメソッドに当てはめようとするのはムリなのです。私の周りには様々職業でタスク管理を実践している方がいますが、やり方が全員違いすぎて、誰を参考にしていいか困っているくらいです。

     

    華やかさの裏にある実態を知る

     

    今は少し状況は変わっているかもしれないですが、私が学生のころは研究職という仕事にあこがれを抱いていました。ですが、私の場合、本業の研究以外のところでつまづいてしまったという苦い経験があります。

    研究職に限らず、その職業に対する必要なスキルセットというものが案外実態とかけ離れているというケースはよくある話です。その意味において、研究者のタスク管理に関する苦労を書いた本というのは斬新だと感じています。

     

    今日のアクション

     

    多少ツールの紹介なども含まれているので、知らないと読み解けない部分もありますが、私はこの本をこれから研究職を目指している学生の人が読んで欲しいと考えています。

    その職業の裏にある知られざる苦労が知れる本となっています。

     

  • インターネット上の人格の使い分けに困っています

    インターネット上の人格の使い分けに困っています

    photo credit: Coletivo Mambembe via photopin cc

     

    Twitter, Facebook, google plus, …  ざっと主要なソーシャルメディアを上げただけでこれくらいは名前が出てきます。

    問題はそれぞれのメディアを利用する際に微妙に別人格が登場することです。インターネットのメディアにはそれぞれカラーがあり、ある程度こなれてくると、メディアに合わせたコミュニケーションの仕方になってきます。私の場合、使い慣れすぎてどのメディアをどう使うのかわからなくなってきました。

     

     

    ちょっとの工夫で仕事がぐんぐんはかどるビジネスメール術―仕事ができる人がやっている43のルール

     

     

    インターネット上でのコミュニケーション作法は一旦メールから考え直す必要がある気がします。

     

    昔はE-mailが主流だった

     

    私が大学に入学したのは90年代後半。このころは、まだ一家にパソコンがあるかないかくらいの時代です。当時のインターネット上での公的なコミュニケーションツールはほぼE-mailだけでした。

    チャットや掲示板などのコミュニケーションツールはあったのですが、これらのツールはハンドルネームを使うことが普通でいわゆる公的な発言と私的な発言の境目は明確。

    在籍していた大学は、ワークステーションに一人一つのユーザーアカウント、希望すれば複数のメールアカウントが貰えるという環境でした(きっと20代以前の人はこれのどこが贅沢なのかわからないと思いますが、当時の標準的なインターネット環境からすればかなり恵まれています)。

    講義の履修案内やレポートの提出、さらにサークル活動用のメーリングリストが日常的に使われていました(きっと20代以前の方には当たり前のことです)。

    ですが、メールという入り口を使っているため、的外れな発言や暴言をする人はいても、メールで発生するトラブルはリアルなコミュニケーションでも想定できる事態の延長のものでした。ここが匿名の掲示板やチャットとは大きく異なる点です(もちろん例外はありますが)。

     

    コミュニケーションの入り口が多すぎる

     

    今、特定の人にコンタクトをとりたいと考えたとき、その入り口はE-mailの他にソーシャルメディアのダイレクトメッセージや携帯のキャリアメール、最近ではLINEが大人気です。

    このうち公的なやりとりでは、FacebookメッセージとE-mailが人によって利用する頻度が逆転している場合があり、微妙になってきます。個人でお仕事をされている方や小規模な会社の場合、メールよりもFacebookメッセージをつかっているという場合もあります。

    最近は、主流ではなくなりつつあるとはいえ、実名でTwitterをされている方もおり、ITリテラシーの高い方はTwitterのダイレクトメッセージもコンタクトの窓口となり得ます。Twitterの場合、ダイレクトメッセージ以外にメンションを送るという手段もあります。

    こうなって来るとどこの窓口からどういうスタイルでコンタクトを取るのが適切なのか分からなくなってきます。

    さらにここに拍車をかけるのが、スマートフォンの普及によりメールの閲覧の敷居が下がったことです。同じサーバーの同じアドレスに送信されて来たメールでも、パソコンから閲覧するのかスマートフォンから閲覧するのかによって、その内容に対する受け取り方、感じ方が変わってくる場合があります。

    時間をおいて返信できる状況ならまだしも、なんらかの事由で返信に即時性が求められる場合、スマートフォンから返信するということもあるでしょう。その場合、どのデバイスを使うかによっても文章の人格にブレが生じてしまうかもしれません。

     

    一旦メールの作法から見直す

     

    これだけ入り口があると、そもそも何が失礼で、何が失礼でないかも分からなくなってきます。そろそろ、インターネット上のコミュケーションの作法を整理する必要がある考えています。

    ソーシャルメディアは、便利ですが時流があり、今後も変化を続けると予測できるのでパブリックな作法の基準として考えるには心許ないです。そういう意味でインターネット上のコミュニーションの起点はメールだと考えて間違いないように感じます。

     

    今日のアクション

     

    インターネット上のコミュニケーションは、どんどん現実との境目無くなってきています。私のようにメールがあることが当たり前の人間こそ、一度インターネット上のコミュニケーションを振り返り、どこからが公人の顔でどこからが私人の顔なのか、基準を整理しておいたほうが良さそうです。

     

  • 悩める新入社員に送る。会社でチャンスを掴む技術

    悩める新入社員に送る。会社でチャンスを掴む技術

     

    この春から新社会人でまだ環境の変化についていけていないという方は沢山いるでしょう。

    私が新社会人のころ、入社する少し前に会社が合併し、配属された現場は混乱を極めていました。

    そのような現場に突然配属され何をしていいかもわからず、当時の私は途方にくれていました。振り返えれば行動の指針となるというものがあればもう少し上手く職場に溶け込むことができたのではと考えています。

     

    伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い

     

     

    この春の新社会人におすすめしたい本です。

     

    新人時代の強みと弱みを認識する

     

    新人というのはもの凄く特殊なポジションで、独自の強みがあります。具体的には、

    ・失敗が許容されやすい

    ・教えて貰いやすい

    ・実績で判断されない

    などです。

    実は私はこれらのことを全く逆に弱みだと捕らえていました。一緒にに配属された同期と比べて大学院を出ていた分、年齢が上だったためとにかく実績を出さなければならないという焦りから自分を過剰にアピールしようとしていました。結果空回りし、私のことを心よくないと考える先輩も現れました。

     

    新人で現場に配属されたら、新人の強みを最大限利用するべきです。

     

    最初のうちは知っていることでも知らないふりをして、かわいがられる方ぐらいが丁度いいと感じています。余程の突き抜けた才能がないかぎり、中途半端なオーバースペックは新人のポジションではパッシングの材料になりかねません。

    もし自分のできそうだと思ったら、周囲との関係性を読みながら小出しにしていくことをおすすめします。

     

    1回の200%より101%の継続

     

    新社会人のころ、とにかくコツコツやるということが苦手でした。このため、頑張るときはフルスロットルの時はがむしゃらに頑張り、気分がのらないときは一気にパフォーマンスが低下するということを繰り返していました。

     

    ですが、品質が不安定なモノから人の信頼は生まれません。

     

    一回まぐれ当たりでうまくいったとしても、それで自分の能力以上に期待値を上げてしまい身動きがとれなくなる恐れがあります。理想は相手の期待の少し上を継続的にいき続けることなのです。

    小さな好感を詰みかねて、なんとなく彼(彼女)はいいよねという雰囲気を醸し出していくのが実は一番楽で効果的です。

     

    言葉の中の「意味の含有率」を高めよ

     

    組織の合併などがマスメディアで取り上げられる時というのは、時価総額とか事業戦略の話ばかりフォーカスされがちですが、実際はそれぞれの組織の文化を背負った人たちの思いが交錯するとても泥臭いものです

    組織が異なれば、価値観も違います。恐ろしいことに同じことを伝えたつもりでも、バックボーンとなる組織の文化が違うだけでポジティブに受け取られる場合とネガティブに受け取られる場合が180度異なる場合があります。

    私は大変これで苦労しました。合併前の所属していた組織によって、同じことを訴えているのに反応が真っ二つに分かれてしまったのです。今でこそ、組織が合併するとはどういうことか多少は理解できているのでなぜこうも反応がちがったのか察することができるですが、当時は混乱するばかりでした。

    これに対処するには、空気を読む力、そして言葉の真意を伝える力をつけるしかありません。当時を思い返せば、相手の立場を考えず軽はずみな発言も多かったと記憶しています。会話の内容と質を見直し、適切なタイミングで的確に発言するということを意識する必要があるのです。

     

    今日のアクション

     

    本書では新社会に向けて読書をすることを強くすすめています。今思えばですが、私もそのとおりだと思います。

    会社で学べることはどんなに広くみても、所属する業界の常識でしかありません。幅広い視点を身に着け、行動の指針を自分の中に持ちたいなら読書が一番ローコストです。というか、自分が新人の時代にこの本に出会っていたかったです。

     

  • 組織で情報が伝達されない3つの理由

    組織で情報が伝達されない3つの理由

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    システム開発の現場では、情報の伝達ミスに起因するトラブルがあとを立ちません。このため、IT業界では円滑なコミュニケーション推進を図るために様々な標準化、方法論がいわれています。

     

    CMMIって何だろう – CMMIって何だろう:ITpro
    横文字とアルファベットだらけです

     

    ですが正直横文字が多くて本質がわかりづらいです。

     

    私はIT業界で標準とされているリーダーシップ論、マネジメント論の大半は難しいことを難しく書いているだけであまり参考にならないと感じています。

     

    仕事をまかせるシンプルな方法―9割がパート・アルバイトでも繁盛店になれる!

     

     

    チームマネジメントは店舗経営から学ぶのが一番です。

     

    委譲と委任がごちゃまぜ

     

    「あとはよろしく~」

    「そこはまかせる」

     

    どこの現場でもよく聴く言葉なのですが、実際のところ自分が考えるのが面倒くさいのでただの丸投げになっているケースが多々あります。チームメンバーに仕事を任せるなら、任せるのは裁量だけであって、責任まで押しつけてしまえばリーダーの人望は一気になくなります。

     

    情報には解釈が入る

     

    仕事を人に適切に任せる第一歩は情報を正しく伝えることです。ですが、かなりの割合で正しく伝わりません。人づてに伝える情報には解釈が入ります。

    私の仕事はシステム開発なのですが、情報を正しく伝えるというのはもの凄く労力のかかることです。システムは目に見えないものを作る要素が強く、伝える努力をどうやっても、担当者間の解釈差が大きくでてきてしまのです。

    さらに加えて言えば、情報には感情も入ってきます。人間は嫌いな人からの情報や都合の悪い情報はシャットアウトしがちです。

    私にも経験があるのですが、正しいことを主張しているのに意見が伝わないというジレンマでぐるぐる回っている場合、そもそも伝えている自分が嫌われている、あるいは信用されていないのです。

     

    ミーティングは双方向で行われていない

     

    「今回のプロジェクトがうまくいかなかったのはコミュニケーション不足が原因だ。私の考えを適切に伝えきれなかった」

    ということをいうリーダーがいたら私は信用しません。そのリーダーには意志決定のプロセスに現場の意見を正しく吸い上げるという部分が欠如しているからです。

    リーダーにとって自分の考えを伝える前に、メンバーが意見を出しやすい場をいかに作るかはもの凄く重要です。事件は会議室で起こっていません。現場で起こっています。現場の意見を如何に的確に吸い上げられるかで対応の早さは大きく変わってくるのです。

    自分の考えを伝えることばかり考えている人はコミュニケーション能力をまず磨く必要があります。

     

    今日のアクション

     

    IT業界には、リーダーシップをノウハウ的に解説した本というのはたくさんあるのですが私にはこちらの本のほうがしっくりきました。チームマネジメントの基本に立ち返えることのできる一冊です。

     

  • 全てのビジネスパーソンに捧ぐ。働くママさんの仕事術

    全てのビジネスパーソンに捧ぐ。働くママさんの仕事術

    photo credit: Chris JL via photopin cc

     

    仕事をしながらも自分のしたいこともきっちりやりたい。これは簡単そうでいて、体力、精神力ともにかなり使うことです。まして子供がいて、家庭がある人ならなおさらでしょう(私はいませんが)。人の時間の使い方の工夫、特に会社員のポジションの人の時間術というのは案外シェアされていない気がします。

     

     

    「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)

     

     

    2児の母であり、外資系企業に勤める現役ワーキングマザーの時間術の本です。

     

    タスク管理は心の疲れを軽くする

     

    著者の保科浩子さん(@hoshinna)さんは、仕事と育児の間でかなり疲弊されていたと著書の冒頭で書かれています。本書では、そんな保科さんがタスク管理を実践することで自分の時間をコントロールし、精神的、体力的余裕を取り戻したそうです。

    私は子供もいないので、おそらく時間については圧倒的に保科さんのほうが余裕がありません。そのような状況の中でも、ブログをコンスタントに更新するのはきついなぁと感じることもありますし、イベントの参加した翌日はぐったりして、何をしても手につかない状況になったりします。

    特に物理的な時間制約に加え、日々のストレスにより精神力の消耗というのは大きいです。実際保科さんも同じようなことを感じておられたようで、本書ではそれらを軽減するためのタスク管理の技術が多く紹介されています。

     

    インプットに巻き込まれない

     

    私が仕事でいっぱいいっぱいになっていると感じていた時は、人に振り回されている感覚が強かったと思います。仕事が来るのはメールや電話で、それによって振り回されていた感じがあります。自分の時間を使っているのではなく、他の人にひっかき回されている感じでした。以前は、一日中メールを見ていたのです。メールを見ては対応して、メールを見ては対応しての連続でした。受動的なのです。

     

    仕事での時間管理をする上で最も時間が読みづらくなるものは、インプットの時間だと感じています。本書では、メールに限定されていますが、私の場合人に対して話している時間はアウトプット、人の話を聴いている時間はインプットの時間と意識付けをするようにいます。

    打ち合わせで説明や段取りが苦手なタイプの人と仕事をすれば必然的に、1日の作業の中で受動的な時間が増えていきます。この時間は自分でコントールできない要素が多いですし、結果ストレスも溜まります。

    1日の作業の中でインプットとアウトプットの割合を見直し、意識するだけでも時間管理に対する感覚が変わってきます。

     

    全ては記録から始まる

     

    仕事で、プロジェクトが終わった時に、プロジェクトメンバーでLessons & Learnedをまとめていました。そのプロジェクトでよかったこと、悪かったこと、今後に生かすことができる教訓をまとめます。プロジェクトの成果を所属組織全体で共有していました。うまくいったことは、ベストプラクティスとして、次のプロジェクトでも流用できるように、うまくいかなかったことは、次には別の方法をとるようにします。他の人の経験、知恵を共有することができるナレッジマネジメントの方法です。個人や個々のプロジェクトの成果を組織全体に活用することができます。  

    仕事以外の自分のプロジェクトでも、Lessons & Learnedをまとめておくと次回に生かすことができます。私は、自分のプロジェクトでも、プロジェクト終了時には、まとめておくようにしています。例えば、子どもの誕生日会というプロジェクトが終わった時の、うまくできたこと、もっとこうすればよかったということをまとめてあります。これは、次回、誕生日会をやる時、招かれる時に参照すれば、参考になります。よかった点は、そのまま踏襲して、よくなかった点は、他の方法をとるようにします。

     

    私は長らく自分のチームはPDCA(PLAN,DO,CHECK.ACTION)ができていないと嘆いていました。そもそもプランを作ったあとに振り返りをきちんとしていないじゃないかと。これは大きな勘違いです。

    チームにしろ、個人にしろPDCAが回っていない原因は大抵記録が残っていないからです。チームマネジメントがまわっていない場合大体、そもそもプランを立てた段階で破綻しています。その意味ではそもそもPDCAという言葉そのものに誤解を招く要素があります。

    厳密にはLPDCA(LOG,PLAN,DO,CHECK,ACTION)なのです。

     

     

    今日のアクション

     

    著者は現役ワーキングマザーで、セミナー講師、さらに執筆までこなされています。正直、以前からどんな時間管理を行っているのかもの凄く気になっていました。今回この本は時間管理に悩む全てのビジネスパーソンに参考になる内容です。

     

    子どもの成長は、記録するからこそ、よく分かります。私が生活の詳細な記録を初めてとったのは、息子を産んだ時の育児日記です。24時間単位で、授乳、睡眠、排せつの記録を書きました。体重も頻繁に量っていました。赤ちゃんにとっては、ちゃんと授乳できて体重が増えているかというのは大変重要なことだからです。

     

    子供の記録が自分の成長にもつながる。素晴らしいですね。

     

  • 自分にあったセミナーを探す方法

    自分にあったセミナーを探す方法

    photo credit: burax via photopin cc

     

    仕事上でのコミュニケーションがうまくいかず、かなり精神的に詰んだ時期がありました。偶然ネットでみつけたコミュニケーションのセミナーに参加したことで、それまで自分が課題だと感じていた点への解決法を学び、またそれまで出会う機会になかった人に出会うことで一気に視野が広げることができました。

     

    たった2時間の学びで仕事は好転する

     

     

    自分に合ったセミナーに参加することができれば、いろいろなモノを一気に手にいれることができます。本書はセミナー選びの指南書です。

     

    セミナー参加のメリット

     

    コミュニケーション系のセミナーに参加していた同時期に力を入れて参加したセミナーがあります。ピンと来ない人もいるかもしれませんが「片付け」です。片付け士の小松易氏の片付けの基本に参加したことを覚えています。

    もともと子供のころから片付けが苦手だったことに加え、仕事では個人情報の扱いが厳しくなり、もう苦手だからと言っている場合ではないなと感じ始めていました。

     

    セミナー参加したことの無かった私は本当に効果があるのかと半信半疑ながらも参加したのですが、セミナーの内容を実践することにより身の周りの片付けに対する苦手意識が一気に解消されました。

    片付けというのはなかなか人に相談しづらいテーマでもあったため、この時始めてセミナーの効果を実感したのです。

     

    まずは自分にあったセミナーを探すところから

     

    私がセミナーに参加する上で良かったことは、最初に自分にあったセミナーを見つけられたことです。年収を倍にするといったテーマのセミナーであれば、当時の自分には遠い世界であり、早々に参加するのをやめていたでしょう。

    片付けという成果が明確で身の丈にあったセミナーだったからよかったのです。セミナーは今の自分を反映したもので無ければ意味がありません。本書では自分にあったセミナーの見つけ方、活用法が事例ごとにこと細かに書かれています。

    セミナーはうまく活用すれば、確実にメリットがありますが、活用法や自分にとって本当に必要かをきっちり把握必要があります。本書を参考にして自分にあったセミナーを探してみると良いかもしれません。

     

    人との新しい関わり方を構築する上でもセミナーは有効

     

    私は地方から上京してきた人間なので、東京にいる友人は多くはありませんでした。また、学校も工学部の単価大であったため、友人も同業の人間が多く、視点は偏りがち。仕事上でのコミュニケーションに行き詰まってしまうと、別の視点からものごとを捕らえるということができなくなり八方ふさがりになってしまいました。

    この点からもビジネスセミナーは大変有効でした。コミュニケーションにしろ、片付けにしろ共通の話題に感心がある人が集まっているため、人間関係を構築しやすく、新しいつながりを大変構築しやすかったです。また自分が悩んでいる問題に対し今までにない異業種の人からいままでにない視点でアドバイスをもらうこともできます。

    現在はTwitterやFacebookといったソーシャルメディアの時代であるため、そこで親しくなれた人とは継続的な関係をより築きやすくなっています。興味のあるセミナーに参加することによって自分の世界を何倍にも広げることができるのです。

     

    今日のアクション

     

    ここ一年はブログに力を入れているため、ブログ関係のセミナー、イベントに参加することが多いです。興味のある分野についてノウハウを学べ、人とのつながりを作れるセミナーのメリットは大きいです。

    一方で悪質なセミナーがあることについても本書では振れられています。本当に自分に必要なものを選んでいくことが重要ですね。

     

    ※本書は松尾昭仁様に御献本頂きました。ありがとうございます。