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自分のオリジナルコンテンツやプロダクトを作るなら「困った」を大事にする

photo credit: Aaron via photopin (license)

ブログ運営も5年目に突入し、現在650記事程度の記事を書き貯めています。ブログの記事の他に最近では電子書籍の執筆やWordPressのプラグイン開発にも手を出しています。

普段関わられている職種にもよるのですが、クライアントワーク主体の仕事をしている場合、些細なものであっても自分主導で何かを作るというのは案外ハードルが高く感じることがあります(私がそうでした)。

マーケティングのようなお仕事をしているわけはないので、世の中のニーズを分析して世に受け入れられるプロダクトを作るということも私にはできません。そんな私が自分主導のコンテンツやプロダクトを作る上で私が意識していること、それは自分が困ったことを徹底的に深掘りすることです。

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Kindleの良さをわかってくれる人が欲しいという欲求から生まれた電子書籍

拙著「本好きのためのAmazonKindle読書術」を書いたきっかけは、出版させて頂いている2013年末に金風舎さんからWebメディアでの連載をまとめて本にしませんかとオファーを頂いたからです。

日本にKindleが上陸した2012年秋ころから、 Kindleで出版の夢を実現のようなセミナーが乱立していました。その頃、当の私は出版にはまったく興味がなく、ただ本を読むのが好きなだけ。

Kindle Paperwhiteを購入したところ、予想よりも使い勝手よく感動したので、友人との飲み会などに持って行っていました。しかし、ガジェットなどに興味がない友人などからは「何それ」とか少し知っている友人からも「初めてもっている人見た」と言われる始末でした。

そう、 Kindle Paperwhiteの素晴らしさをわかってくれる友人はほとんどいなかったのです。もっとKindleについて語れる友達が欲しいし、いろんな人に良さをわかって欲しいという欲求から生まれたのが「本好きのためのAmazonKindle読書術」でした。

特に Kindleについては、いろいろと便利な使い方ができるのは知っていたのですが、それはネットの上のあちこちに分散していていちいち探すのが面倒くさいというのを感じていました。

ネット上に散らばる Kindleの機能や活用法の中から、自分が使いやすいと感じたものをチョイスして自分なりの活用方法として電子書籍にまとめていったのです。

ブログの広告位置を調整したいという欲求から生まれたFirstH3TagAdsense

私はブログの本文中の最初のh3タグの前に広告を出すように設定できるプラグイン「FirstH3TagAdsense」の作成もしています。

WordPressのプラグイン制作の勉強会になどに参加するとわかるのですが、プログラミング経験がある人でプラグインが作れないと言っている人の大半は、作り方がわからないではなく、作りたい物がわからないから作れないというケースが多いです。

私の場合、このWordPressのプラグインを作ろうと考えたきっかけも自分が欲しい機能を実現できるプラグインをネットでいろいろと調べてみても見つからなかったことがきっかけです。

日頃から定期購読をしているブロガーさんのブログを読んでいると結構な割合で最初の小見出しの前に広告を出している方がいて、自分もやりたいと考えていました。

ネットを検索すれば、そういうプラグインは見つかるだろうと考えていたのですが見つかりません。結局見つけられなかったので、自分で作ることにしました。

これも自分の困ったことを深掘りしたから生まれたと言えます。現在はこの同じようなことで困った経験のあるブロガー仲間の方に意見を貰いつつバージョンアップ作業中です。

ブログの1記事だって同じこと

電子書籍やWordPressのプラグインに限らず、ブログの1記事も基本は同じだと考えています。

いわゆるコンテンツマーケティングは結局のところ、検索すれば困ったことを解決できる良質な情報を出しているとことに人があつまるだけの話です。もちろんSEO的にキーワードをどうするかといった問題はありますが、基本は同じことです。

そして、人を観察して困っていることを記事にするでもいいのですが、それはハードルが高い。結局のところ、自分が困ったことを掘り下げて、同じようなことで困っている人の共感を誘うほうが近道なんだと感じています。

だからこそ、普段から自分のこまったことを軽視しないことが大事だと考えています。そして、それに対するレスポンスをみることができるミニマムの単位がブログなのかなと。ブログで反応よければ、書籍やその他のプロダクトに昇華させることも可能なので。

今日のアクション

偉そうなことを書いたのですが、この自分の困ったを軽視しないというのは慣れるまで結構難しいのかもしれません。特にクライアントワーク主体の仕事をしている場合、どうしても相手優先で動いてしまうため、自分のことを後回しにする思考パターンが身についてしまうのかなと。

このあたりの感じ方を変える上でも、日々ブログを書くというのは意義があると言えるでしょう。

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